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【IF系統合】もし種・種死の○○が××だったら 9

1 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/10(火) 03:21:43 ID:???
このスレは種系SSスレのうち、まとめサイトのカテゴリでIF物とされるスレの統合を目的としています。
種作品内でのIF作品を種別問わず投下してください。
種以外とのクロスオーバーは兄弟スレにお願いします。

過去スレ
【IF系統合】もし種・種死の○○が××だったら 8
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1234086864/l80
【IF系統合】もし種・種死の○○が××だったら 7
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1228025594/l80
【IF系統合】もし種・種死の○○が××だったら 6
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1220011475/l80
【IF系統合】もし種・種死の○○が××だったら 5
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1212578381/l80
【IF系統合】もし種・種死の○○が××だったら 4
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1209267080/l80
【IF系統合】もし種・種死の○○が××だったら 3
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1205047619/l80
【IF系統合】もし種・種死の○○が××だったら 2
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1202222711/l80
【IF系】もし種・種死の○○が××だったら【統合】
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1196438301/l80

まとめサイト
http://arte.wikiwiki.jp/

兄弟スレ
【もしも】種・種死の世界に○○が来たら 7【統合】
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1233666943/l80

2 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/10(火) 03:21:59 ID:???
        Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄

3 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/10(火) 03:42:11 ID:???
1乙ポニテ

4 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/10(火) 05:11:11 ID:???
乙ポニテってなんすか>>1

5 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/10(火) 05:14:38 ID:???
そのまま
1乙ポニテ
でググるといいと思うの

6 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/10(火) 05:34:47 ID:???
        ∧_∧
  ハァハァ (´Д` ;)  こ、これは>>1乙じゃなくてSUZUKIの”Z”なんだから
          (=====)     変な勘違いしないでよね!
          (⌒(⌒ )@
ト、-----、/\  ̄し' ̄ヽ
ヽ ̄ ̄ ̄   }      }
 ーーーァ   /     /
    / /    /
  /  /    /
/  /     /ノ| ̄ ̄ ̄|
{   丶ーーーー'  }    }
SUゝ、_______丿___丿 UKI

7 :SEED DESTINY “M” PHASE-16 01/11 ◆NXh03Plp3g :2009/03/10(火) 06:50:33 ID:???
 バチバチバチバチッ
 ウィンダムのビームサーベルがガイアのシールドに叩きつけられ、アンチビームコート
と接触して激しく火花を散らす。
「どうした、アーモリー1でのお前の強さはこんなものじゃなかった筈だ!」
 ウィンダムのコクピットで、ネオは防戦一方のガイアに、不満をぶつけるかのように言
う。
「……この人が“ネオ”かもしれない……」
 マユはガイアをじりじりと下げつつ、憔悴して呟く。
「この人を殺してしまったら……ステラさんが……」
 はっきり言ってマユには、ステラを強化人間として使役する仇でもあるのだが、ステラ
にとっては“家族”のような存在でもある。
「くっ」
 スラスターの推力を一瞬落とし、僅かに高度を落とし、少しだけ間合いを取る。
「もらった!」
「このぉっ!」
 ネオはそれを隙と見て突っ込んだ、だが、マユは瞬時にガイアのビーム突撃砲を起すと、
ウィンダムの頭部めがけて射撃した。
「く!」
 すんでのところで、ウィンダムをスナップ、というより仰け反らせて、ビーム突撃砲の
射撃を回避する。
 マユはその隙に、ガイアの右手にヴァジュラ・ビームサーベルを抜かせた。
「フリーダム程の性能があるわけじゃない! やるだけやってみるしかないっ!」

機動戦士ガンダムSEED DESTINY “M”
 PHASE-16

「マユ、チィッ」
 カオスと斬り合いになっていたセイバーだが、アスランは補助カメラに、ウィンダム相
手に“苦戦”しているガイアを見つけると、歯を食いしばるようにしながら舌打ちする。
 セイバーが、カオスを蹴飛ばす。僅かに間合いが開いたところで、スーパーフォルティ
ス・ビーム砲で速射をかける。
「っ!」
 カオスが回避機動を取った隙に、セイバーは一気にカオスから離れた。
「マユ、今行くぞ!」
 アスランはセイバーをMS形態にしたまま、ガイアとネオのウィンダムが斬り合っている
空間へと飛ばす。
 だが。
 直後、セイバーのコクピットにロックオンアラート。
 カオスのビームポッドが、セイバーのやや後ろ斜めの側面から狙ってくる。
「新型ぁ! お前の相手は、俺だぁぁっ!」
 カオスがセイバーに迫ってくる。

8 :SEED DESTINY “M” PHASE-16 02/11 ◆NXh03Plp3g :2009/03/10(火) 06:51:04 ID:???
「くっ」
 アスランは、短く呻くような声を漏らす。
 だが、今度はそのカオスが、ロックオンアラートを受ける番だった。
「何」
 ビーム・マシンライフルの五月雨のような射撃が、カオスに向かって浴びせられる。ス
ティングはそれを悠々と回避する。だが、撃っている灰白色のゲイツD、レイも命中を期
待しての射撃ではなかった。
 そのビームにまぎれて、別のものがカオスに撃ち込まれる。
「何!?」
「もらったっ!」
 エクステンショナル・アレスターのアンカーが、カオスの装甲に撃ち込まれる、のでは
なく、その腕をワイヤーで絡めとった。
「こんなもの!」
 スティングはカオスの腕を引いてワイヤーを手繰り寄せ、ビームクロウでワイヤーを切
断しようとしたが、
「ゲイツDの推力を舐めないでよね!」
 ルナマリアがゲイツDの左手にワイヤーをつかませて、カオスを力任せに振り回した。
「ぐぅっ!」
 振り回されながらも、スティングはヴァジュラ・ビームサーベルの切っ先でワイヤーを
切断する。
 海面に叩きつけられる寸前のところで、逆噴射をかけた。
 だが、体勢を立て直すより早く、レイのゲイツDから、ビーム・マシンライフルの射撃
が降ってくる。
「隊長! こいつは私が!」
 レイの射撃アシストを受けながら、ルナマリアはカオスにシールドタックルをかけた。
「ぐぁっ!」
 カオスは一瞬、海面に叩きつけられ、僅かに沈んだ。
「すまない、ルナマリア」
 アスランはルナマリアに対して礼を言ってから、そのままガイアとネオ機の交戦空域へ
と向かう。
 ────そのさなか。
「はぁっ!」
 マユはカガリが囚われたフリーダムにしたのと同じように、ウィンダムの腰部を狙って
斬撃を試みる。
「むっ!」
 ネオはウィンダムをスナップさせて、ガイアの斬撃から逃れる。
「このぉっ!」
 マユはその体勢から、シーリングリフターの推力を乗せて、ウィンダムにタックルをか
けた。
「ぐぅっ!」
 衝撃に、ネオはくぐもったうめき声を上げた。

9 :SEED DESTINY “M” PHASE-16 03/11 ◆NXh03Plp3g :2009/03/10(火) 06:51:38 ID:???
 ガイアはタックルを敢行しながら、スラスターをさらに吹かしてウィンダムに追いすが
る。
「はっ」
「何!?」
 ガイアのビームサーベルが、ウィンダムの左腕を斬り落とした。
「次は、右腕……そうすれば、武装は!」
 ウィンダムにシールドを押し付け、ビームサーベルを構えさせつつ、一瞬逡巡する。
「その隙が、命取りだ!」
「きゃぁっ!」
 ウィンダムがガイアを蹴飛ばした。ガイアは一気に高度を落とす。
 そこへ向かって、ネオはシールドに装備された2発のヴェルガー・ミサイルを放つ。
「くっ」
 スラスターを吹かして姿勢を回復させつつ、シールドでミサイルを受け止める。衝撃が
ガイアを揺するが、VPS装甲は破壊されない。
「なら、行くよっ!」
 スラスターを全開にし、ガイアは急上昇でウィンダムに迫る。
「はっ」
「させるか!」
 マユはガイアで左腕に斬りかかるが、今度はウィンダムのシールドに阻まれる。
「この!」
 もう一撃。やはりシールドで受け止められた。
「はぁっ!」
 さらにもう一撃。難なく、といった感じで、ウィンダムはそれを回避した。
「こっちは片腕だというのに、その戦い方は……!」
 むしろマユの戦い方に不満げな声を漏らしかけたネオだが、次の瞬間、戦慄しながら、
ウィンダムを急ロールさせて回避する。
 ガイアのビーム突撃砲が、ウィンダムの頭部めがけて撃たれた。ネオは紙一重でかわす。
「くっ、味な真似をする!」
「なら今度は、これで!」
 マユはガイアをMS形態のまま、ビームウィングを展開した。ビームサーベルを構えさせ、
さらに追撃を入れようとした。
 だが、それより早く、ビームライフルの閃光が、片腕のウィンダムを掠めた。ガイアの
ものではない。
『マユ! 逃げるんだ!』
「アスランさん!? 一体どうして」
 通信ディスプレィに映し出されたアスランに、マユは一瞬、目を円くする。
「なんだか知らないが、これは好都合だな。残念だがここは、引き上げる」
 ネオは声に出して呟き、ウィンダムを一気に降下させると、離脱にかかった。
「あ、ま、待て!」
 マユもガイアを急降下させ、ネオのウィンダムを追う。

10 :SEED DESTINY “M” PHASE-16 04/11 ◆NXh03Plp3g :2009/03/10(火) 06:52:11 ID:???

「この野郎、たかがゲイツの分際でやるじゃねぇか!」
 ルナマリアのゲイツDと対峙しながら、スティングは毒つく。
 その周囲では、レイが基地ウィンダム隊と戦っていた。
 ウィンダム隊はビームライフルで、遠巻きにレイを狙ってくる。
 だが、レイの操るゲイツDは、そのたびに跳ねる様な機動で、照準の死角へと移動して
いく。
「はっ!」
 気合一閃。レイのゲイツDが急接近したかと思うと、ウィンダムは腰部をパルチザンで
貫かれた。破壊された腰部は分解して、上半身と下半身が泣き別れになりながら、海面に
落ちていった。
「くそっ、ケリを……」
 スティングが焦れたように呟いたとき。
『各機、撤収せよ。作戦中止!』
「ネオ!? ちぃ、しかたねぇ」
 ルナマリアのゲイツDが、カオスめがけて突っ込んでくる。
 スティングはそのリーチギリギリでスラスターを切り、一気に降下すると、MA形態に変
形して、その場を高速離脱した。
「この!」
 ルナマリアは自らも急降下でカオスを追おうとしたが、
『全機、深追いするな!』
 と、アスランの声で、我に返った。
 だが、その直後、アスランは全機に向かってチャンネルを開けたまま、声を上げた。
『マユ!』

11 :SEED DESTINY “M” PHASE-16 05/11 ◆NXh03Plp3g :2009/03/10(火) 06:52:45 ID:???

 ギシィィ……
 防戦一方になりながらも、アビスに対してインパルスは一歩も退かない。
 背後にはニーラゴンゴの姿があった。
「あのパイロットは、確か……」
 ニーラゴンゴの艦長は、カーペンタリア基地で得た記憶を辿る。
「連合の強化人間と聞いていたが……」
 その間も、インパルスはアビスのランスによる激しい刺突を、シールドと自分のランス
で裁いていく。
「アウル、ステラ、解らないの!?」
 身体の方ではインパルスを激しく動かしながら、ステラはアウルに再度呼びかけた。
『お前なんか知るか! 大体お前、声聞くだけでも気持ち悪いんだよ! さっさと死んじま
え!』
「えっ……!?」
 ステラが愕然としたように、一瞬動きを止める。その額に、脂汗が浮かんだ。
『そら、これでバイバイだ!』
 アビスはインパルスの隙を見逃さず右肩のシールドをくるりと回すと、インパルスに向
かって高速短魚雷を放った。
「うわぁあぁぁぁぁぁぁあぁぁっ!!」
 次の瞬間、ステラは獣のような咆哮を上げた。
 短魚雷をシールド避けると、一気にアビスに向かって間合いをつめる。
「ステラ死なない! マユがいるから! だからステラは、マユを!」
 怒りのような形相で、インパルスをアビスに急接近させると、短魚雷を放った側のシー
ルドにランスを突き刺した。
「ぐへっ!?」
 アウルが妙な悲鳴を上げるが早いか、アビスの右肩シールドは接合部を破壊され、本体
から外れる。
「くそぉっ!」
 アウルが毒つき、インパルスに襲い掛かろうとしたとき。
『各機、撤収せよ。作戦中止!』
 アビスのコクピットに、ネオのウィンダムから撤退命令が飛び込んできた。
「ネオ!」
『命令だ、撤収しろ!』
 アウルは不満げに声を上げるが、ネオは厳しい口調でそう言い切った。
「ちっ、じゃあ、ついでだ!」
「!」
 今度は左肩のシールドから、短魚雷を発射する。だが、その狙いはアビスではない。
「マユ!」

12 :SEED DESTINY “M” PHASE-16 06/11 ◆NXh03Plp3g :2009/03/10(火) 06:53:18 ID:???
 本人がそこにいるはずはないが、ステラは離脱するアビスを放り、ニーラゴンゴに向け
て発射された魚雷を追う。
 MA形態に変形して一気に追いすがると、躊躇う様子もなく、インパルスで魚雷の先端部、
撃発信管を叩いた。
 大爆発。
「お、おお!?」
 衝撃波で揺さぶられるニーラゴンゴの中で、艦長は信じられないような物を見たかのよ
うな声を出した。
 魚雷の爆発による気泡が収まると、しかし、その中からインパルスは出てきた。シール
ドは若干損傷していたが、本体には傷ひとつない。VPS装甲の恩恵だった。
「はー……はー……ステラ……マユを……マユの仲間……守れた……」
 息を整えるように、若干苦しげな深呼吸をしながら、目じりにうっすらと涙を浮かべつ
つ、ステラはコクピットでそう呟いた。

13 :SEED DESTINY “M” PHASE-16 07/11 ◆NXh03Plp3g :2009/03/10(火) 06:53:52 ID:???

 ネオの撤収命令に、数えるほどになったウィンダムが、蜘蛛の子を散らすように一目散
に逃げ出していく。
『全機、深追いするな!』
 アスランの声。
 ビームライフルで、逃げるウィンダムをさらに狙撃しようとしていたミレッタは、そこ
で我に返る。
「あっちゃぁ……ずいぶん奥まで引っ張ってこられちゃったなぁ……」
 周囲を確認すると、そこはマダガスカル島の海岸線が見える場所にまでミレッタは引き
寄せられていた。
「ん……?」
 引き返そうとしたミレッタだったが、海岸線の南側にふとそれを発見した。
「あれは!」
 壊走するウィンダムがそちらへ向かっている。おそらくその推測は正しいだろう。
 バビをMA形態に変形させると、それを視認する為に高速で接近した。
 すると、やがて眼下に、ミレッタが想定した通りのものが現れた。
「MS部隊の基地、連合の!? こんな、カーペンタリアの鼻先に!」
 まだ建設中のようだったが、それは明らかにMSの運用を前提とした軍事施設だった。
 作業員と思しき人の群れが、飛来したバビの姿に、逃げ惑っている。
「えっ!?」
 次の瞬間、ミレッタは目を疑った。
 作業員の群れに向かって、軍服を着た軍人が、機関銃を乱射したのだ。
 作業員は軍装ではなく、拳銃すら携行していない。
「な、なにやってんだよ!」
 その姿が、嘗て──平気で自国の市街地を戦場とした祖国と被った。
「それが軍人のすることかぁ!!」
 ミレッタはバビをMS形態にすると、基地に滑り込むように着陸させた。
 右腕のセスタスを展開し、機関銃を乱射していた銃塔をなぎ払った。
『ミレッタ! ミレッタ・ラバッツ、何をやっているんだ!』
 アスランの咎める声が聞こえる。だが、ミレッタは基地を破壊するのをやめない。
『いい加減にしろ! ミレッタ! 彼らにもう戦闘能力はない!』
「えっ……あ……」
 アスランの声に、ミレッタは我に返る。
 見回すと、作業員が逃げていく方向に、有刺鉄線の巻かれた高い柵が設置されていた。
 その向こうに、女性や子供の姿が見える。それは、逃げ出してくる作業員を呼んでいる
ように見えた。
「無理やり働かせてたってワケ?」

14 :SEED DESTINY “M” PHASE-16 08/11 ◆NXh03Plp3g :2009/03/10(火) 06:54:27 ID:???
 ミレッタの推測は当たっていた。大西洋連邦を中心とする連合軍は、圧力に屈した赤道
連合各国の事実上の黙認の元、基地を設営する為の人員を強制徴用していた。
「なら、この!」
 バビの右腕が、金網の柵を破壊した。有刺鉄線には電流が流されていたが、火花が散っ
たかと思うと、大地短絡で回路が焼け停止した。
 バビの破壊した柵の破口から、作業員達が脱出すると、その外側で待っていた女性達と
抱き合った。
『危ない!』
 アスランの声。
 次の瞬間、バビの背後で爆発音がした。対機動兵器用の大口径の機関砲塔が、4脚形態
のガイアのビームウィングで破壊されていた。
「わ……ごめん、マユちゃん、ありがとう」
『大丈夫だよっ』
 通信ディスプレィに現れたマユは、苦笑交じりにはにかんだ。

15 :SEED DESTINY “M” PHASE-16 09/11 ◆NXh03Plp3g :2009/03/10(火) 06:55:00 ID:???

 パァンッ!
 乾いた音が、ミネルバの格納庫で響いた。
 その勢いで、ミレッタは後ずさりする。だが体勢を整えると、自らにその平手打ちを加
えた相手を、軽く睨んだ。
「何をしているんですか!」
 マユはガイアのコクピットから降りるなり、それを目撃すると、全力で走って2人の間
に割り込み、ミレッタを庇うように手を広げる。
 そして、平手打ちを入れた相手──アスランを睨みつけた。
「マユ……あ、当たり前じゃないか、彼女は独断であんなことをしたんだぞ!」
 割り込んできたマユに、若干戸惑いながら、アスランは言い返す。
「戦争はヒーローごっこじゃない! 勝手な行動をされては困るんだ! マユ、君も!」
「ヒーローごっこ? 冗談じゃない! 例え敵国だろうと、非武装の民間人を救って何が悪
いんですか!」
 アスランは高圧的な口調で言うが、マユも負けじと声を荒げる。
「救う? 俺達はずっとここにとどまるわけには行かないんだぞ! もし、連合がまた戻っ
てきたら、彼らはどうなるんだ!」
「だからと言って、誰も何もしなかったら、解決のきっかけすら与えられないじゃないで
すか!」
「ま、マユちゃん……」
 アスランを睨みつけ、言い争うマユの姿に、庇われたミレッタの方が気後れしたように
声をかける。
「それに、私達はZAFTです。いえ、例えどこの軍人だったとしても、力有る者なら、自ら
の良識に従って行動する権利があります!」
「ぐっ……」
 アスランは言葉に詰まる。やがて、彼の瞳が哀しげな色に染まり、マユを見つめる。
「何で理解してくれないんだ、マユ!」
 アスランは嘆くように声を上げた。
「どうやって理解しろって言うんですか!?」
 マユは敵意をむき出しにしてアスランを睨み、言い返した。
「そこまで言うなら! ようし、今後ミレッタは君が指揮を取れ!」
「え、ええ!?」
 あまりにも唐突なアスランの提案、というか押し付けにマユは一瞬、目を円くして、戸
惑いの声を上げた。
「君もFAITHなんだからな! そうすれば、俺の言っていることの意味が解るはずだ!」
 アスランは半ば自棄的に、無理に高圧な口調を作って言う。
「それは……」
 マユは戸惑い、ちらりとミレッタを振り返る。ミレッタもおろおろとした様子でマユと
アスランを交互に見ている。

16 :SEED DESTINY “M” PHASE-16 10/11 ◆NXh03Plp3g :2009/03/10(火) 06:55:34 ID:???
「出来ないって言うんなら……」
「わ、解りました」
 アスランが表情を少し和らげて、言いかけたとき、マユは僅かにどもりつつも、真剣な
表情で声を上げた。
「FAITHマユ・アスカは、ミネルバ所属MS搭乗員、ミレッタ・ラバッツを配下に、アスカ
隊を組織します!」
「ま、マユちゃん……」
 マユが宣言すると、背後でミレッタがおずおずと声をかけてきた。
「…………」
 アスランは、哀しげな表情になり、愕然とした様子でマユを見たが、やがて、
「そうか、解った」
 と、低い声で言い、その場から立ち去った。

17 :SEED DESTINY “M” PHASE-16 11/11 ◆NXh03Plp3g :2009/03/10(火) 06:56:21 ID:???

『だからと言って、誰も何もしなかったら、解決のきっかけすら与えられないじゃないで
すか!』
 マユの発言は、危ういものではあったが、しかしそれは現実のものとなる。
 赤道連合各国の主要都市では、この事件をきっかけに、反大西洋連邦の動きが活発化し、
連日のようにデモが繰り広げられるようになった。
 中には、警官隊と衝突になり、死者が出たものもあったが、それでも、その勢いは、止
まらなかった────。

18 :SEED DESTINY “M” PHASE-16 12/11 ◆NXh03Plp3g :2009/03/10(火) 06:57:35 ID:???
>>7-17
今回は以上です。

ステラのブロックワードが変な方向に発動するようになってしまいました。

19 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/10(火) 08:15:02 ID:???
独断で基地に突っ込んでいくのは…いくら民間人がいるからって駄目だろ。
ちゃんとミネルバやMS隊隊長にきちんと報告し、指示をうけてから動こうぜ?
下手に手を出して犠牲がでたらどうすんの?

とはいえアスラン、きちんと対応しろとw
指揮官としての訓練受けてないのかよw


20 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/10(火) 10:41:06 ID:???
ダメだこの凸早く何とかしないと…
これでキラが介入してきたら、マユとどっちを優先するかで指揮そっちのけで
迷いまくって被害が拡大しそう……いや案外各自あてにせず動いて
ある程度危機を回避できるかな?

21 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/10(火) 11:28:55 ID:???
上から押さえつけるだけじゃなくて、理路整然とした説明くらしろよ…
戦闘中も余計な事しかしてないし…
この凸はガロードやカミーユみたいに最低路線まっしぐらかな?

22 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/10(火) 11:58:16 ID:???
最初は駄目だが徐々に改善していくのかもしれない
復帰した動機がおかしいからどうなるかわかんないけど

23 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/10(火) 14:51:17 ID:???
>ガイアのビームサーベルが、ウィンダムの左腕を斬り落とした。
>「次は、右腕……そうすれば、武装は!」
(略)
>そこへ向かって、ネオはシールドに装備された2発のヴェルガー・ミサイルを放つ。
ここが気になるんだがつまりシールドを右手に装備してたってことか?

24 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/10(火) 15:02:18 ID:???
凸叩きもほどほどにして、もう少し凸を見守ってやろうや

25 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/10(火) 15:43:23 ID:???
だって現状でのマユへの感情は正直ストーカーすれすれ…
それともマユのオリジンを知ったら迷いを捨てて本気でキラを殺しにかかるかな?

26 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/10(火) 17:07:05 ID:???
>>24
凸「ああ、マユたんになら叩かれたいな、この台詞に怒ったシンに踏み躙られるのも捨て難いが…」

27 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/10(火) 18:40:04 ID:???
ルナマリアに助けられている時点で手後れかと。

28 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/10(火) 21:00:06 ID:???
>>26
こんな凸はカーペンタリアに沈めてしまえw

29 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/10(火) 21:06:09 ID:???
こんな別方向に気持ち悪い凸は初めてだ・・・!








いいぞ、もっとやれ

30 :SEED DESTINY “M” ◆NXh03Plp3g :2009/03/10(火) 21:35:11 ID:???
>>23
すみません、素で間違えた……というかボケた……
最初に切り落とされたのが右腕で、左腕が残っていると思ってください。

申し訳ありません。

31 :不沈戦艦強奪作戦発動編 ◆Lna0TEvcJM :2009/03/11(水) 00:16:21 ID:???
「いよいよだな」
「ええ、いよいよジブラルタルです」
ロゴスの会合が、また開かれていた。
出席してないのは、パリで暴徒に殺されたサノレコヅ、そして内戦が続くイベリア半島のミリオ・ボティン、マルチ一
族(付け耳無し)と言った財閥である。
「ようやく……」
メンバーの一人が感に耐えないように言った。
「ようやく終わるのだな」
「カーペンタリアがありますからね」
冷静な声が言う。
「プラントと大洋州が繋がっている限り、戦争は続く」
「カーペンタリアは、落とせるのかね?」
「いや」
ここで、ジブリールは口を挟んだ。
「ジブラルタルからボズゴロフ級が何隻も出航し、輸送機やシャトルも頻繁に飛んだそうです」
「カーペンタリアは相当強化されていると見たほうがいいな」
「ええ。試算では、直接プラントを攻めた方がまだましと。それに、核兵器の存在も考えに入れねば……」
「話は変わるが、マドリード政権、落とせるのかのう」
「う……む……」
ジブリールは唸った。マドリード政権は意外な耐久力を見せているのだ。
「まぁ、主要な沿岸都市はこちらの物です。セビリアの指揮官とは戦後の約束も出来ている。ジブラルタルさえ落と
せばいいのでは?」
「そう言う事か」
「スカンジナビアも存外不甲斐ない」
「そういうな、久方ぶりに戦った軍だぞ」
「では、話をまとめましょう。ジブラルタル攻略の後は、最低限の防衛隊を残し、海上部隊はカーペンタリアの包囲
に加わる。その他は宇宙へ送り込むと言う事でよろしいですな?」
「「異議なし」」




32 :不沈戦艦強奪作戦発動編 ◆Lna0TEvcJM :2009/03/11(水) 00:16:50 ID:???
「ふうむ。宇宙では……ドラグーンがプロヴィデンスより若干少ないが!」
レジェンドのドラグーンが宇宙に踊った。
無論、シミュレーションである。
次々に破壊されていくザフトのモビルスーツ。
ハイネは本気で悔しがっていた。

無事だったのは、ドラグーンの届く距離では無い所からすばやい動きで位置を変え、M2000GX 高エネルギー長射
程ビーム砲を打ち込むアスランのデスティニー、ついに主な大型ドラグーンを叩き落し、格闘戦にまで持ち込んだ
が、長大なアロンダイトビームソードで格闘戦をやる不利を悟ったのか、その後は距離を取ってシミュレーションが
終わる。

「なかなか考えたな。昔の君なら、まっすぐ突っかかってきたろうに」
クルーゼはアスランの肩を叩いた。
「からかわないでください。引き分けに持ち込むのがやっとでした」
「だが、君の主武器はそのままだ。君の勝ちだ。上達したな」
「いやぁ」
アスランは照れた。

次に善戦したのは、同じく距離を取り、時折本体をM106 アムフォルタスプラズマ収束ビーム砲でけん制しながら、
まずは回避専念して決してドラグーンには囲まれずに攻撃を一個のドラグーンに集中し、隙が表れたらMA-7B ス
ーパーフォルティスビーム砲を連射しドラグーンを一つずつ潰していくセイバーのルナマリアだろうか?
クルーゼはとうとう、MA-M80S デファイアント改ビームジャベリンで格闘戦を挑んだが、ルナマリアはそれには乗ら
ず、機動力を生かして避け続けた。

「君の機動もたいしたものだ。レジェンドの弱点を突いているというか、勘がいい」
「ありがとうございます」
ルナマリアは嬉しそうな顔で答えた。
「君ならレジェンドでどう戦う?」
「ドラグーンの距離まで近づいて、一気にドラグーンで逃げ場を作らせず四方八方から止めを刺す、でしょうか。レ
ジェンドは、前に出るべきではありません。中距離からの支援攻撃こそ真価を発揮するでしょう」
「ふむ。君の機体とは相性が悪かった訳だ。参考にしよう」



33 :不沈戦艦強奪作戦発動編 ◆Lna0TEvcJM :2009/03/11(水) 00:17:08 ID:???
――プラント某所――
「ラウ・ル・クルーゼか。よい時に復活してくれたものだ」
「だが、クライン派のデュランダルと親しいと言うぞ」
「逆に考えればよかろう。利点になる」
「これは、ザラ派の復活の狼煙だ!」
「アスラン・ザラ。ジェフリーからもラッドからも悪い噂は聞いていない。早く政界に送ってやりたいと言っておったな」
「ふん、エザリアの息子はさっさと前線に戻ったか。せっかく政界に送ったのに。猪武者だったか」
「エザリアの息子はあのラクス・クラインに近すぎないか? 個人的に崇拝していると聞いている」
「アスランはどうなのだ」
「ラクス・クラインに強い憎しみを抱いているようだと、情報が入っている。ミネルバの同士からの報告だ」
「だが、アスラン・ザラも戦場の勇者で終わるんじゃなかろうな?」
「前戦役の情報では思慮深いそうだ。時には戦闘に不利を招いてしまうほどに。資質的には軍人より政治家向き
かの。上に行くほど真価を発揮するだろうと。本人のためにもさっさと政界に行ってもらった方がいいな」
「まずはミネルバで武勲を立てて指揮官に、と言うのはどうです?」
「よいですな」
「賛成」
「では、会合を終わるとする。クライン派には気をつけろよ」




34 :不沈戦艦強奪作戦発動編 ◆Lna0TEvcJM :2009/03/11(水) 00:17:32 ID:???
「ラクス様、ダコスタからの報告です。あのラウ・ル・クルーゼが生きていたようです。彼はザフトに復帰、フェイス
です。上級指揮官になるでしょう。それに伴ってアイリーン・カナーバは拘束されたようです」
ノイマンがラクスに告げた。
「……まさか生きていたとは」
ラクスは指を齧る。
アイリーン・カナーバはラクスがプラントに持つ有力な協力者だった。ラクスにとっては打撃と言える。
「……いいでしょう。それはそれで。プラントの支配権を握ってしまえばなんとでもなります。あなたの方は? ノイ
マン?」
「は? なにか?」
「もしかしたら、わたくしがクルーゼを部下にするかもしれませんよ? あなたはそれに我慢できますか? ドミニ
ンからの救命艇を破壊した相手に」
「いえ……彼がバジルール中尉を殺した訳でもない。それに、私はドミニオンの生き残りを手にかけた男ですよ?」
無表情にノイマンは言った。
先の戦役時、終局。ドミニオンからの救命艇……唯一宇宙服を着けていて助かったパイロットがナタル・バジルー
ルの最後の模様を伝えた。
ノイマンはその男を、『艦長とはいえ女一人を残して命令どおりおめおめ脱出したのか』と言って即座に射殺した。
「ふふ……恨むのはマリュー・ラミアスで十分ですか」
無邪気そうにラクスは微笑んだ。遠目から見れば仲の良い友人同士が話しているように見えたかもしれない。
「それほどまでに愛されて、ナタルさんは幸せでしたわね」
ラクスはため息をついた。
「ラクス様こそ、キラ・ヤマトと相思相愛ではありませんか」
ふっとラクスの表情に陰りが走った。
「キラは……本当にわたくしを好きでいてくれるのでしょうか? 病気が治ればどこかへ飛んでいってしまいそう
な……」


35 :不沈戦艦強奪作戦発動編 ◆Lna0TEvcJM :2009/03/11(水) 00:17:50 ID:???
「あなたらしくもない。『自分には世界平和という志がある。そのために手を汚す覚悟もあるから着いて来てくれ』と
言ったあなたはどこへ行った。恋如きで迷うな。目的のためにどんな手も使うと決心したのなら、何も躊躇うな怯む
な、幾千幾万の血を流そうと平然としていろ。そのために罵られ憎まれ、全身を血で染めようと立ち止まるな」
冷然と言える口調でノイマンは言った。
「ふふ……恋愛に一番捕らわれているのはあなたではないですか」
少し嬉しそうな表情でラクスは笑う。
「……我々はこんな話しをする間柄ではない」
再びぶっきらぼうにノイマンは言った。
「それよりラクス様、人員はターミナルを通じて集まってきているのですが、物資が足りません。モビルスーツあた
りはジャンク屋からなんとかなるのですが……艦船が」
「あらあら、それはこまりましたねぇ」
ラクスは右頬に人差し指を突いた。
「ええ、困っているのですよ」
「では、こうしましょう!」
ラクスは両手を合わせて笑った。
そして――手を打ち合わせる。
「服部正吾!」
いきなり、ラクスの前に中年の男性が姿を現した。
「ど、どこから? セキュリティはどうなっていっるんだ!?」
その疑問に答えるようにラクスは言った。
「ふふふ。さすがにノイマンも驚きましたか? この服部正吾は伊賀忍者として有名な服部半蔵から数えて25代目
に当たる伊賀流忍法の末裔なのです」
「はぁ……」
「服部正吾、あなたに100名のSPを与えます。月で竣工したと言う地球連合の不沈戦艦『プリンス・オブ・ウェール
ズ』を見事に強奪してくるのです!」
「はっ」
「作戦には私も参加しますわ」
そう言うとラクスは上着をばさっと脱ぎ去る。そこには、クノイチ風の服をまとったラクスの姿があった。




36 :不沈戦艦強奪作戦発動編 ◆Lna0TEvcJM :2009/03/11(水) 00:18:09 ID:???
「では、な。死ぬなよ、レイ」
「はい」
どうしてもその言葉を口にしたかったのだろう。クルーゼはレイに話しかける。
「一族に加えてもらえるまでは、死にませんよ」
「ふ」
クルーゼはレイの髪をくしゃっと撫でるとランチの方へ進んでいく。ここでミネルバとクルーゼは別れるのだ。ナスカ
級3隻を率いてクルーゼ隊を率いる。すでに決まっている事だ。

ランチは離れていった。
「せっかく会えたのに、ねぇ。話、一杯出来た?」
マユがレイに尋ねる。
「絶対、また会うさ。明日を、希望を貰ったからね」
レイは明るい声で言った。




37 :不沈戦艦強奪作戦発動編 ◆Lna0TEvcJM :2009/03/11(水) 00:18:28 ID:???
いよいよジブラルタルに対し攻撃が始まった。
基地の左右より、フォビドゥン・ボーテクス隊が上陸を試みる。
陸上からは、陸軍がタリファからアルヘラシスへ陣を進める。そちらへもジブラルタルは注意を払わねばならな
かった。
両軍の水中用モビルスーツ同士で戦闘が始まる。
完全なる水中の戦いで、意外と役に立ったのは上陸戦も考えていた、陸上用兵装の多い新型機アッシュよりも、
魚雷などの武装が多いグーン、ゾノだった。

だが、その抵抗も数時間すると弱り始める。
「次への準備、よろしいですか?」
ユークリッドに乗ってネオが問いかける。
「計画に変更は……ありません」
「では、ユークリッド隊発進! 敵戦闘機部隊を軒並み潰してやろうぜ!」
「「ラジャー!!!」」

まずはユークリッド隊で全てを編成すると言うこのネオの策は当たった。ジブラルタル基地も、出撃させてきた全て
を戦闘機で揃えてきたのである。
だが……爆撃機相手ならともかく……ユークリッドの相手はつらすぎる。
「ふ。ユーロファイタータイフーンか」
親ザフト軍から供給されたのだろうその機体。
後ろに着かれる。ネオは急降下に入る。ユークリッドは丈夫な機体だ。急降下速度も速い。ユーロファイタータイフ
ーンが耐え切れずに機首を返す。そこを、坂井だろうか? 西沢だろうか? 列機が止めを刺す。
ディン、バビを初めとするモビルスーツも出撃するが、ユークリッドのビームシールドに攻撃が弾かれる。そしてユ
ークリッドの機動性の前では単なる的である。
グフも現れるがユークリッドはグフのテンペストの攻撃範囲に入らない。遠距離からビーム砲で仕留めてしまう。
「こちとらカラミティのスキュラにも耐えるんだよ! グフのビームガンなど!」
グフが苦し紛れに放ったドラウプニルはユークリッドのビームシールドに簡単に弾かれてしまう。
ザフトのモビルスーツは無力感に苛まされていた。
その時。
――地上から、大威力のビーム砲がユークリッドのビームシールドがない下腹を狙う。
ガナーザクのオルトロス高エネルギー長射程ビーム砲だ。
「あぶねぇ、あぶねぇ。おい、皆、時間だ。撤退するぞ」
ユークリッドとて無敵ではないのだ。前面以外を攻撃されれば、被弾する。
ネオ率いるユークリッド隊は引き上げていった。
そして、迎撃戦闘機が補給のために帰還した時、ネオの第二の罠は口をあけた。
アルヘシラス、そしてセウタから、ハソス=ウノレソッヒ・ノレーデノレ大佐率いるAー30対地攻撃機、通称サンダー
ボルトV。総勢20機がユークリッドの護衛付きで出撃してきたのである!
ザフトの迎撃機は、先の戦闘でやられるか、補給中である。
Aー30対地攻撃機はろくに阻止攻撃も受けず、空港施設を狙い、その機能を消失させた。
ちなみにノレーデノレ大佐はボズゴロフ級を一隻撃沈した。おまけで敵機も撃墜した。これは彼にとってはほんの
余技である。



38 :不沈戦艦強奪作戦発動編 ◆Lna0TEvcJM :2009/03/11(水) 00:18:50 ID:???
「さあ! まだまだいくよお! もう獲物はないかもしれないけどね!」
ミューディーは機体のスローターダガーを発進させた。
とうとう地球軍のモビルスーツがジブラルタルに上陸したのだ。
スウェンのストライクノワール以外はスローターダガーだ。
海岸で、空爆にやられたのだろう、右腕が故障したザクが動いている。向こうでは、新たなアッシュの一団が地球
軍の迎撃に向かっている。どうやら、アッシュの武装を考えて水中用途はおまけだと割り切ったようだ。
「悪いけど! 手加減できないわ!」
ミューディーはその右腕が故障したザクに正対すると、死角へ死角へと動き、ついにコクピットにビームサーベル
を突き刺した。
ミューディー達が上陸した事で、これ以上の空爆はないと判断したのだろう。空爆を耐え切ったバンカーからザク
が、グフが、ガズウート、そしてザウートまでもが出撃してきた。
「ミラー、防御専念!」
「はいはい、モード、パサラにゅう!」
敵の目前まで来て攻撃するでもないミラー。それに苛立ったのだろう。複数のザクが寄っていく。
「姐さん! こんなに無理っす!」
「わかってる! 原田、前線に突撃!」
「ふふふ、斬り捲ってやるわい!」
「スウェン、フォローお願い!」
「ああ」
「今日は俺だって!」
シャムスがスローターダガーで前に出る。
ヴェルデバスターが乗機と言う事で射手としてのイメージが強いが、近接戦闘も巧みにこなすオールラウンダーだ。
「やはり黒い剣は血を吸いたいようですね、ふふふ」
デイカーも前進する。
「シャムス、デイカー」
冷静な声がそれを止める。
「お前ら、ミューディーとあっちのアッシュ部隊の方へ叩き潰して来い。ここは足りてる」
「はいよ」

「ジョン、相手はビーム兵器を持っている! 両手のクローにも気を付けろ!」
シャムスがアッシュの特徴を仲間に伝える。
「おーけー」
「射手なめんな!」
シャムスは少し離れた場所から肩肘を突いて320mm超高インパルス砲「アグニ」を構え狙撃の姿勢を取る。
「やりい! 一機撃破!」
アグニに撃破されたアッシュを見てミューディーが歓声を上げる。
「ミューディー、デイカー。支援する。思い切りやれ!」
「おおう!」
デイカーはお気に入りの黒い剣でアッシュをぶった切る。
「おおう! 相手を突き刺すと力が湧いてくるようだ!」
シャムスはミューディーとデイカーを狙うアッシュを狙撃し続けた。

戦いは海岸から地上へと移っていく。歩兵がモビルスーツの援護で突入していく。




39 :不沈戦艦強奪作戦発動編 ◆Lna0TEvcJM :2009/03/11(水) 00:19:09 ID:???
「すべてはナチュラルどもがもたらした災厄だ」
またあいつか……
シュタウフェンブルクは不機嫌だった。
チビの緑服が演説している。
シュタウフェンブルクはこの自分よりも20以上も年上のちょび髭を付けたチビの緑服が嫌いだった。
チビと言うのは言い過ぎであろう。中肉中背と言った所か。前戦役時はザフトの上級指揮官でザラ派の上層部に
いたらしい。だがナチュラル嫌いのチビ、で皆には通っていた。
実は、シュタウフェンブルクは第一世代だったのだが、チビの緑服はそれを知らずにいた。
「今、我々、優秀なコーディネイターがこうして苦難の道を歩まされているのはなぜか? 皆ナチュラルの陰謀だ!
 前の大戦でプラントが敗者の立場に追いやられたのは、我々コーディネイターが優秀ではなかったからなのか? 
それとも努力が足りなかったのか? 違う! 断じて違う! 国内の裏切り者ども、薄汚いナチュラルに買収され
た輩が結託し、背後から我々を刺したのだ!」
大したもんだ、とシュタウフェンブルクは思った。
演説に関しては、中隊長の自分よりもこのチビの方がよほどうまい。ザラ派で伊達に指導的な立場に居たわけで
はないらしい。現に虚脱状態に陥りつつあった部下達に、ある種の活力が戻りはじめていた。



40 :不沈戦艦強奪作戦発動編 ◆Lna0TEvcJM :2009/03/11(水) 00:19:15 ID:???
「中隊長殿!」
歩哨に立たせていた二人の部下の内一人が息せき切って駆けてきた。
「敵のモビルスーツがこちらに!」
「何?」
だらしなく座り込んでいた兵士達は感電したように飛び起きた。
「道路を挟んで、中隊を散開させろ!」
そう命じたシュタウフェンブルクに兵士達の恨めしそうな視線が集中する。
その目は、モビルスーツも無いただの歩兵に、モビルスーツに対抗できるわけ無いじゃないか、無駄死にはごめん
だと、無言のうちに語っていた。
「貴様ら! 中隊長殿のご命令が聞こえなかったのか? さっさと持場につけ!」
チビの緑服が大声で叫んだ。
すると、しぶしぶながらであるが、兵士達が動き出した。
俺の命令よりも、チビの緑服の方が効き目があるとは。これでは誰が指揮官かわからんな。
シュタウフェンブルクはなおも不機嫌になりながら、指示を出した。
重機関銃で敵歩兵を撃ちすくめながら、対モビルスーツ肉薄攻撃をする。勝機はそれしかない。問題は、対モビル
スーツ攻撃用の爆薬が3個しかない事であった。
その時、敵陣から銃声が響いた。それはおそらく威嚇だったろう。だが、シュタウフェンブルクの部下達はそう取らな
かった。止めるまもなく射撃が始まってしまった。
敵モビルスーツが上方から、銃弾の雨を降らしてくる。
シュタウフェンブルクは、援護射撃を命じながら、2名の部下に対モビルスーツ肉薄攻撃を命じた。敵の歩兵の制
圧ができていない状態では無謀なのは覚悟の上だ。
彼らは、匍匐前進しながら、左右からじりじりと進んでいく。
胃液がこみ上げるような不快感に耐えながら、シュタウフェンブルクはその光景を見ていた。
モビルスーツは視界が高い。同じモビルスーツに気を取られがちだ。遮蔽物も手伝って、二名の部下はモビルス
ーツまで10mまで接近した。
「いいぞ!」
そう思った時だった。敵の歩兵に気づかれてしまったのだ。彼らは集中射撃を浴び、二人とも動かなくなってしまった。
俺が行くか!
シュタウフェンブルクが爆薬を手に取った時だった。彼の肩をがっちりつかむ者がいた。
「中隊長殿、あなたはまだ若い。それは私のような年寄りの役目です」
そう言うと、チビの緑服は力尽くで奪うようにして爆薬を取り上げた。
「明日のプラントのために生きてください。では!」
その一言を残し、にこりと微笑むと、チビの緑服は飛び出していった。
前大戦でなんども死線をくぐり抜けたと豪語するだけに、彼の動きはすばやかった。もう初老と言っていいくらいの
年齢を感じさせずに、地形を巧みに利用しながら、敵モビルスーツに接近していった。
が、投擲動作に入ろうとした瞬間、敵機銃が火を噴き、彼はのけぞって倒れた。
「駄目か……」
シュタウフェンブルクだけでなく、全員が絶望のうめき声を上げた。
が、彼は被弾したものの、まだ死んではいなかった。最後の力を振り絞ると、爆薬に点火し敵モビルスーツの足下
に我が身を投げ出したのだ。
数秒後、轟音が響いた。
敵モビルスーツは片足を失い、地面に倒れ込んでいた。
それに動揺したのか、敵の歩兵も射撃を中止して退却する。
シュタウフェンブルクの頬を涙が濡らしていた。
彼はチビの緑服の墓標となった敵モビルスーツに向かって敬礼した。
「我々は、君の事をけして忘れない。勇敢なるアドルフ・ヒトラーの事を……」

41 :不沈戦艦強奪作戦発動編 ◆Lna0TEvcJM :2009/03/11(水) 00:19:36 ID:???
続く。
きれいなヒトラー

42 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/11(水) 00:39:27 ID:???
なんだこの綺麗なヒトラーwwwwwwww

43 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/11(水) 01:15:03 ID:???
征西の艦隊テラナツカシス

44 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/11(水) 01:15:46 ID:???
悪魔がついに神器を・・・ザフトはおしまいだ・・・

45 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/11(水) 01:41:39 ID:???
ちょwwwプリンスオブウェールズ強奪wwwwクソ懐かしいwwwww

46 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/11(水) 02:17:37 ID:???
ルーデルwwwww
それに「にゅう」って白粉付け耳エルフのハトコかwwww
そして綺麗なチョビヒゲ伍長ワロタww

47 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/11(水) 04:19:31 ID:???
なんというカオスwwwwww

48 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/11(水) 06:14:56 ID:???
>>20
ベルリン戦辺りまでにみーんなアスカ隊になっちゃったりしてな。

49 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/11(水) 06:18:52 ID:???
>>48
それなんて凸離脱フラグだwwwwwww

そして最終話で「このわからずや!」とか言いながら攻撃してくるんですね、わかります

50 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/11(水) 06:59:52 ID:???
>>49
離脱フラグ、っていうか脱走フラグ?

51 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/11(水) 20:38:32 ID:???
ジュドーって好き?

52 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/11(水) 21:30:08 ID:???
>>41
なんかこの場合のCEでは、『ヒトラーの尻尾』という喩えが
「なけなしの勇気を振り絞る」とか「自己犠牲」とか肯定的なニュアンスで
後世に伝わりそうな。
しかしネタ素の一つがアレなだけに、実は死んでなく後でナチュコディどころか
人類かどうかさえ怪しいオカルト狐狸妖怪極悪ラスボスとして再登場しそうな気も。

いずれにしてもドイツには輸出できそうにないけどw

53 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/11(水) 23:22:58 ID:???
最新のネタだと、月にナチス第四帝国を築いた後に、地球に宣戦布告
月面から地球のあらゆる都市を狙い撃て、その破壊力は広島原爆1000発分に相当する、
10000mm口径電磁レールカノン「グスタフ列車砲」で地球を脅しつつ、地球と月の代表それぞれ五人による麻雀勝負を持ち掛けてくるよ

54 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/12(木) 00:39:53 ID:???
某所某所のネタが大好きだw

55 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/12(木) 00:41:20 ID:???
CEに換算して3074年頃に、当時の宇宙海賊ギルドをまとめあげて
各惑星に女神像型灯台を装ったレーザー衛星を配置しようとも企むらしいぞ

56 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/12(木) 01:10:58 ID:???
そういえばOOでは咎だの報いだのよく言われるが、
今の沙慈にとってルイスを失うこと以上に辛い罰はないんだよな…

元一般人にそこまで背負わせるのもどうかと思うし、
ならなおのことルイスは生き残らなきゃならないはずなんだが…

57 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/12(木) 01:14:10 ID:???
弱者・敗者しか咎や報いを受けないのが種・種死

58 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/12(木) 05:22:43 ID:MUNlnVEn
>>56
逆にルイスが沙慈殺して「死より重い罰」を背負いそうな勢いだよな

59 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/12(木) 05:35:37 ID:???
流石00だよな
種とは大違いの良作

60 :56:2009/03/12(木) 18:15:43 ID:???
すいません誤爆ですorz
今頃になって気付くなんて…

61 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/12(木) 18:48:53 ID:???
こんな種はいやかもしれない。
1 ヘリオポリス崩壊で沸騰した世論に引きずられ、準備不足のままプラントに宣戦したオーブが
速攻でカーペンタリアのザフトに占領される。
2 何をとちくるったのかデュランダル議長が「戦争は一族のせいだ!」とロゴス弾劾演説の場面で言い出す。
たぶんみんな陰謀史観乙といって生暖かい目でスルー。

62 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/12(木) 19:08:13 ID:???
ヘリオポリスが超武装コロニーだったら

63 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/12(木) 20:19:56 ID:???
自由によるアスカ家砲撃の直後無傷で仁王立ちし嬉々として強襲、自由を強奪するマユ


……怖いもの見たさで見てみたいかもしんない

64 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/12(木) 20:36:36 ID:???
もしも血のバレンタインでアスラン母が死んでなかったら

65 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/12(木) 21:36:01 ID:???
要するにアスカ家が流派東方不敗だったら、ということですねわかります

66 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/12(木) 22:41:47 ID:???
>>63
ついでにシンも正義を強奪してもらえると(ネタ的に)ありがたい。



勿論最後はラウのプロヴィデンスをジェネシス内部に放り込んで自爆させて(滅

67 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/13(金) 01:02:12 ID:???
マユが生きててヤンデレとか想像しちまった……

キラとアスランをハメ殺しとか
シンが戦死してたらシンの精子で人工授精して"お兄ちゃんはココに居るよ"……とか

68 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/13(金) 01:08:16 ID:???
昔、ヘルシングネタで色々あったな。
ラクス少佐がはまり役で笑ったw
本編でもこれくらいはっちゃけてくれたら面白かったのに。

69 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/13(金) 01:11:48 ID:???
>>67
それ何ておるすばんスレ?

70 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/13(金) 02:21:31 ID:???
ミネルバに凸の変わりにソーマが来たら……
なんか危機は有っても皆で乗り越えて行きそうだ
ソーマだとシンを飼い慣らしそうではある

>>69
流石近親アッ―スレだ


ラクスが三解のフェイスレスだったら―――
ってある意味変化無いか

71 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/13(金) 02:40:28 ID:???
もしラクスがお姉さまだったら


            〃´⌒ヽ
.     , -――  メ/_´⌒ヽ
   /   / ̄  ´ヽ ヽ
.  /  ,  /// ト. !  、 丶ヽ
  l  / /(((リ从  リノ)) '
  |  i  l   . ヽノ .V l    ついにねんがんのスパコーを
  l ,=!  l  ///    ///l l     てにいれましたわ!   
  l ヾ! ', l    ヽ_フ   l l
  |  ヽヽヽ        //
  l    ヾ≧ , __ , イ〃
  li   (´`)l {ニ0ニ}、 |_"____
  li   /l, l└ タl」/l´        `l
  リヽ/ l l__ ./  |_________|
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      i   /_,/i!/   カガリ  / l::::::::::::::::
      l    人  /  ユラ   /  /::::::::::::::::
     l   / /⌒ヽ アスハ  /  /::::::::::::::::
     l  /il  |   )      /  /::::::::::::::::
     ll l i! `ー、\___ / n/::::::::::::::::
     lヽ l    |\. \   /⌒〉::::::::::::::::



72 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/13(金) 06:44:43 ID:???
>>71
……なんだろう。
ピンクなのに何故か同情してしまう……

73 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/13(金) 10:22:24 ID:???
もし、クルーゼ、ネオ、アッシュ、スーがモノホンの変態仮面だったら


74 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/13(金) 12:17:26 ID:???
種死のロードジブリールが西澤梅雄だったら

75 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/13(金) 20:13:33 ID:???
ロードジブリールが魔界天使だったら

76 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/13(金) 20:16:03 ID:???
もしラクシズが竜堂四兄弟に手を出そうとして間違って南雲慶一郎に手を出してしまったら

77 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/13(金) 21:43:51 ID:???
ヘリオポリス証拠隠滅部隊+サーペントテイルが普通に援軍としてヘリオポリスに配備されていたら。

78 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/13(金) 22:08:18 ID:???
オーブが侵略国家だったら

79 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/13(金) 23:41:39 ID:???
>>78
それIFじゃないしw

80 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/14(土) 00:20:47 ID:???
一応侵略国家ではなかったと思うが・・・
テロ支援国家からテロ国家になったけど

81 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/14(土) 00:53:53 ID:???
領土の拡大を謀り足りない人員は占領した地域の現地住民の素質あるものを
手術して脳みそだけの兵士に
素質無いものはオーブの言語学や生活を無理矢理叩き込む

でオーブ国民と結婚させてハーフでも数を殖やす

82 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/14(土) 01:06:33 ID:???
どこのドラカやねん。

83 :SEED 戦後30年目の愛:2009/03/14(土) 01:24:00 ID:???
―CE104年 2月9日―

深夜。
廃工場のようなガランドウの建物に男たちが数百人集まっていた。
集まった者たちにワインの小瓶が配られていく。
リーダーらしき人物が
「全員に回ったか」
と声をかけた。
そうすると強い返事が返ってきた。
男たちはワインを片手に乾杯の音頭を取った。
「ザフトよ、永遠なれ」
「プラントに栄光あれ!」
掛け声が続いたと、ワインの瓶を投げ捨てると声がかかった。
「列組め、行進」
隊列を組み、十数台並んだコンテナトレーラーに歩いて行く
鉄の箱を積み込みながら、男たちは真新しい軍服に身を包んだ。
ザフト正規軍の制服を着た兵士たちが次々にトラックに乗り込んでいく。
トラックのドアが閉まり、トラックが発信していく。

84 :SEED 戦後30年目の愛:2009/03/14(土) 01:24:59 ID:???
―翌朝―
―日本 千代田区―

朝、6時過ぎ
日比谷公園の辺りを年代物のスポーツカーが走っている。
車種はC5コルベット。エンジンこそ違えども、他はすべてオリジナル。
車は官庁街へ入り、外務省の方に道を変えた。
唐突に車が止まると、ドアが開き、男が降りてくる。
剃り上げた頭に黒い袈裟。履物は草履ではなくローファー。
その造りから見るとセメントではなくマッケイ式であろうか。
赤いサングラスをした男は庁舎の方へ歩いて行くと警官たちが遠巻きによって来った。
外務省の施設の前までくると、中に入ろうとしたところを警官に制止された。
警官が誰何してきた
「ご用件と御身分は」
男は、
「オーブ連合首長国、国家代表カガリ・ユラ・アスハ特別警備隊所属、アスハ家使用人、アレックス・ディノ」
そういうと男は制止を振り切って施設内へ入って行った。
何名かの警官は遠巻きにしながら後を追いかけ、警官の一人は無線で連絡し、指示を仰いだ。


85 :SEED 戦後30年目の愛:2009/03/14(土) 01:26:04 ID:???
そして施設内に入ると、受付の方に行き、こう叫んだ。
「オーブ連合首長国摂政殿下、キラ・ヤマト御夫妻は今、どちらにいらっしゃられるか、ご存じか。
お答え願いたい!」
受付にスーツを着た男が来て
「職務上、そのような事はお答えできません」
「私はオーブ連合首長国、元国家代表カガリ・ユラ・アスハ特別警備隊所属、アスハ家使用人、アレックス・ディノだ。
いわば殿下のご家族同様の人物です。
それに知らないとはどう言うことですか!!
責任者を出して頂きたい!!」
そこに防弾ベストを着こんだ略帽の制服警官数名が入ってきて
「アレックス・ディノさん、あちらでお話を伺いたいのですが……」
と、外に停まったパトカーを指した。
僧衣の男は
「私は2階のオーブ特別対策支援室に用があるだけだ。
何でもない!」
と言うと足早に外へ行った。

86 :SEED 戦後30年目の愛:2009/03/14(土) 01:27:24 ID:???
その騒ぎから10分もたたない間であろうか。
外務省前で人だかりができていると、数名の者が庁舎へ向かって入ってきた。
警官ともみ合ってる僧衣の男に向かって
「アスラン!こんなところで、貴様何をしているんだ」
サングラスをかけた男は
「イザーク!!」
警官は
「プラントのイザーク・ジュール議員のご知り合いですか」
偶然イザークとディアッカが数人のザフト高官らと共に非公式に外務省へ来ていたのだった。
「知り合いも何も、使節団の正式職員だ」
イザークは外交部のバッチをつけた男から書類を受け取ると警官に渡した。
警官はその書類を確認し、車載電話から連絡を取った。

87 :SEED 戦後30年目の愛:2009/03/14(土) 01:28:49 ID:???
10分ほどしてアスランは解放され、人だかりは消えて行った。
ディアッカは外務省入省許可のバッチをいじりながら
「何しに来たんだ?」
「キラの、キラに会いたかった。
あって本当の所を聞きたい」
イザークは
「馬鹿!
お前と違ってキラ・ヤマトは事実上の国家元首だ。
そんな人物に暇があるか、場所を考えろ。
日本に来てるのも遊び出来てるわけじゃないんだぞ。
お前というやつは……」
「あいつに確かめたかったんだ。
ただ……」
「駄目だディアッカ。
こんなバカは放って置こう」
イザークは捨て台詞を言うとそっぽを向いた
濃紺の外衣を纏った男が言った
「ジュール代議員、間もなく外務次官との折衝の時間です。参りましょう」
イザーク達は奥の部屋へと消えて行った。
一人その場に残されたアスランは、外へ歩いて行った。

88 :SEED 戦後30年目の愛:2009/03/14(土) 01:32:13 ID:???
―駐日オーブ大使館―
東京、六本木。
同じの日の正午前ごろオーブ大使館はいつになく騒がしかった。
玄関に車が横付けされる。
車に乗り込もうとする一人の男
「キラ様!」
そう呼ばれてキラは後ろを振り向いた。
杖を突いた若い男と腰の曲がった老人が付いて来る。
タツキ・マシマとその息子、エイジ・マシマであった。
「マシマ、どうかしたのかい」
エイジ・マシマは
「お伝えして良いか判りませんが、ターミナルの情報に寄りますと明後日か、明々後日に何か騒ぎが起きるという不確定情報が入ってます」
「本当なの?」
タツキ・マシマは口を開き
「心配事もございましょうが、まず首脳会談で極東のザフト問題を解決するのが先かと……」
「わかったよ、ありがとう。タツキ・マシマ
もしもの為にパイロットと30機ほどMSを確保しておいて」
「わかりました」


89 :SEED 戦後30年目の愛:2009/03/14(土) 01:34:37 ID:???
―タツキ・マシマ―
ザフトのオーブ侵攻作戦の際に防空壕ごと死んだかと思われた男は偶然にも生き永らえた。
そして傷痍軍人として復員してきた息子エイジ・マシマと共に事実上の新国家代表となったキラ・ヤマトを老体ながら支えている数少ないオーブ良識派の生き残りであった。
セイラン家なきオーブは国際社会から孤立するかと思われたが、カガリの《御心労》によって政治は再び元老達の手に戻った。
そして元老達は、政治の民主化と国家経済の立て直しのため、その準備期間として制限君主制を選び、政治の安定化を図った。
カガリを引き続き名目上の君主として置きながら、キラ・ヤマトを摂政の地位につけさせた。

90 :SEED 戦後30年目の愛:2009/03/14(土) 01:37:20 ID:???
キラを外交の場に出したのは、ほかでもないタツキ・マシマであった。

エイジ・マシマは
「で、如何致しますか、その、ヘリオポリスの傭兵風情の件は……」
「叢雲劾って人だよね、でも彼は最終的に連合にいて、東アジア共和国軍に引き渡された際に自分は日本人だと言ったんでしょ。
僕だってそう云う事を云う人を面倒見切れないな」
「恩赦要求は?」
「ウズミ様がしたことはよくは知らないけど、彼が日本人と自己主張して、日本政府が死刑判決を出してる以上、オーブの問題ではないし
それにカガリが何かしたそうだけど、今はそれどころじゃないし。
僕は、雇った人の手を噛むような人は信用できないなぁ」
「キラ様はなぜそのような態度を?」
「今回の極東の兵乱だって、ザフトも悪いけど、この粗悪な傭兵集団とジャンク屋が遠因じゃない……
ザフトと連合の間に入って掻き回してきた人達を何で助けてあげる必要があるのかな……
彼等にだってちゃんと咎は受けてもらうよ。僕達みたいに」
タツキ・マシマは纏めるつもりで
「たしかにあのイナゴ共のせいで、極東は痩せこけました。
害虫駆除をしなくてはなりません。
我等が日本に対して恩返しできるとすれば、汚れ仕事をせねばなりますまい」
タツキ・マシマは一言付け加えたかったが、彼はあえて言わなかった

―自分で蒔いた種は自分で刈るべきです―と

91 :SEED 戦後30年目の愛:2009/03/14(土) 01:39:59 ID:???
続く

92 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/14(土) 01:50:39 ID:???
乙です。
やっぱりキラはキラなんだな。

93 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/14(土) 03:09:55 ID:???
アスランフリーダムすぎるw

94 :通常の名無しさんの3倍:2009/03/14(土) 20:33:05 ID:???
>ザフトと連合の間に入って掻き回してきた人達を何で助けてあげる必要があるのかな……

まさに「お前が言うな」w

95 :紅き鷹よ、空を駆けろ! 株価【30】 ◆Lna0TEvcJM :2009/03/15(日) 02:11:21 ID:???
「ここがヘリオポリスか……」
私はつぶやいた。
初めての宇宙、初めての宇宙コロニー。
頭上に見える、人口の地上。
思わず口を開けてぽかんとなる。
首を振って観光気分になりそうな気持ちを引き締める。
だって……地球では、仲間達が、待ってるんだから。今もザフトに殺されてるんだから……!
サダム。フセイン。バラク。オバマ……
もう、なん人死んだだろう。死んだ仲間を思い出し、胸が痛くなる。
それに、メイリン。
憎しみの思いが湧き上がる。

カトーからの手紙を広げる。
もう、何度も読んだ手紙。
その手紙は、
「ともあれ、プラントは滅ぼされるべきである」
と結ばれていた。
思わずくすりと笑ってしまう。
カトー教授――フルネームをマルクス・ポルキウス・カトー・ケンソリウス――のポリシーなのだ。なにかにつけて
「プラントは滅ぼされるべきである」と言うのは。
……無理もないかな。
カトーの祖父母は、あの『エイプリル・フール・クライシス』――ザフトによりニュートロン・ジャマーが地球上に打ち
込まれ、世界中の原子力発電所が停止した春、ようやく救助隊が彼らの住んでいた高層ビルに派遣された時、す
でに餓死していたと言う。
ニューヨークと言う大都市だっただけに、電気が止まるのは大打撃だったのだ。
ともあれ、今用事があるのはその続きの方だ。地図が書いてある。
私は地図を見ながら、カトーのラボへと向かった。




96 :紅き鷹よ、空を駆けろ!! ◆Lna0TEvcJM :2009/03/15(日) 02:12:27 ID:???
連合軍輸送艦艦橋――
「軸線修正、右6コンマ51ポイント、進入ベクトル良好」
「制動噴射、停止。電磁パケットに制御を移管する」
「減速率、2.56。停船する、待機せよ」
「これでこの船の最後の任務も無事終了だ。貴様も護衛の任、ごくろうだったな、フラガ少佐」
輸送艦の艦長は言った。
フラガと呼ばれた男は、眼光鋭い目を油断無くスクリーンに注ぎながら答える。
「いえ、航路なにもなく、幸いでありました。周辺にザフト艦の動きは?」
「2隻トレースしておるが、なぁに、港に入ってしまえばザフトも手は出せんよ」
「……ふっ。中立国、でありますか。聞いてあきれますな」
「はははは、だがそのおかげで計画もそこまで来れたのだ。オーブとて地球の一国と言う事さ」
「では、艦長」
上陸する予定のパイロットが艦長に挨拶に来た。
「うむ」
「上陸は本当に、彼らだけでよろしいので?」
フラガは少し眉をひそめた。
「ひよっこでもGのパイロットに選ばれたトップガン達だ。問題ない。貴様などがちょろちょろしてるほうがかえって目
立つぞ」
フラガは苦笑した。


ザフト艦ヴェサリウス内――
「そう難しい顔をするな、アデス」
高速戦艦ナスカ級、ヴェサリウスともう一艦、ローラシア級のガモフからなるクルーゼ隊を率いるラウ・ル・クルー
ゼは艦長のアデスに言った。
「はぁ……いやしかし、評議会からの返答を待ってからでも遅くはないのでは……」
「遅いな。私の勘がそう告げている。ここで見過ごさばその代価、いずれ我らの命で支払わねればならなくなるぞ。
地球軍の新型機動兵器、あそこから運び出される前に奪取する!」




97 :紅き鷹よ、空を駆けろ!! ◆Lna0TEvcJM :2009/03/15(日) 02:13:02 ID:??? ?2BP(777)
「ここかしら?」
地図に従い、たどり着いた扉の前。
私はちょっとためらうと、ドアをノックした。
「どうぞ」
部屋の中から声がする。教授じゃない、若い男性の声だ。
私はドアを開けた。
「こんにちは、こちらはカトー教授のラボでしょうか」
「ええ、そうです」
眼鏡をかけた学生らしい男性が答えた。先ほどの声だ。
「教授と、約束をしてるのですが……」
「そうですか! いやぁ、教授も忙しくって、どこにいるやら……。まぁ、座ってください。おっつけそのうち来るでしょう」
「ありがとう」
「何か飲む?」
「あ……えと……」
「ああ、僕は、サイ・アーガイル。あっちにいるのがカズィ・バスカーク。君は?」
「あ……」
ちょっとためらったが、私は言った。
「ルナ……ルナマリア・ホークです」

「いい名前だ!」
サイは私に笑いかけた。
「ルナって呼ぶけどいいかい」
「あ、はい」
「とりあえずコーヒー入れるよ。豆だけはいい奴揃えてるんだ」

コポコポ……コーヒーメーカーが音を立てる。
そして、私の所にコーヒーを入れたカップが運ばれてくる。
その時、ドアが開いた。



98 :紅き鷹よ、空を駆けろ!! ◆Lna0TEvcJM :2009/03/15(日) 02:13:34 ID:??? ?2BP(777)
ドアから、3人の男女が入ってきた。彼らも学生らしい。
「ちーっす」
「待ってたぞ。ほれ、キラ。教授からの宿題だ」
「うへー。またぁ? この間のだってまだなのに」
「あら、この人は?」
女性が言った。
「ああ、教授のお客さんだ」
「そう! 初めまして。私はミリアリア・ハウよ。ミリィって呼んで」
女性は気さくに言った。
「私は、ルナマリア・ホークです。よろしく」
「じゃあ、ルナって呼ぶね。いい?」
「ええ……」
「そんな他人行儀な。うん、でいいのよ。同じような年でしょう? 何歳?」
「16だけど」
「ほら同い年だ」
ミリィは嬉しそうに笑った。
それから、他の二人の名前もわかった。
茶色の髪でショートシャギーのがキラ・ヤマト。
もう一人がトール・ケーニヒ。ミリィの彼氏だそうだ。
一当たりおしゃべりすると、彼らは普段の作業に戻っていった。

コーヒーを飲んでしまった私は、パワードスーツを身に着けてるカズィを見物する事にした。
だって、キラとかはパソコンに向かってて見てても面白くないし。
「ん? 興味ある?」
カズィが話しかけてきた。
「ん、うん」
「じゃあ、着てみる?」
「いいの?」
「いいさ」
カズィは笑った。



99 :紅き鷹よ、空を駆けろ!! ◆Lna0TEvcJM :2009/03/15(日) 02:14:03 ID:??? ?2BP(777)
「……へぇ、なかなかうまく動かすじゃない」
カズィが感心したように言う。
「ちょっとばかし、コツがあんだけどねぇ」
「ん、似たようなの、身に着けた事あるから」
「へぇ! どこで?」
「……」
まさか、戦場で、とは言えないか。

――突然、衝撃が来た。
「キャー!」
ミリィが悲鳴を上げる!
「何? 隕石でもぶつかった?」
「まさか! 衝突しそうな隕石やらデブリやらは、とうの昔にわかっているはずだ!」
部屋の明かりが消え、そして非常灯に切り替わった。
「とにかく、避難しよう」
「ええ!」
私も急いでパワードスーツを取り外すと、部屋から出る!
部屋を出ると、職員の人たちもぞくぞくと階段を上がって避難していた
「いったい、どうしたんです!?」
「知らんよ」
「ザフトに攻撃されてるんだ! コロニーにモビルスーツが入ってきてるんだよ!」
「「「「え!?」」」
「君達も早く!」
……なんで? ザフトが?
いや、カトーには会えなかったけど、こうなったら、私だけで確認だけでもしなきゃ!
私はカトーからの手紙をちらりと見て地図を確認すると、走り出した!

「おおい! そっちは逆だ!」
キラだ。
「私に構うな! お前は逃げろ!」
「そんな事言ったって……」
「おーい、キラ! ルナ!」
向こうでサイが叫ぶ。
だけど、私にはやらなくちゃならない事がある!
「後から行くよ、僕はルナに着いてく!」
「おい! 別に着いて来なくてもいいって!」
「だって、心配だろ」
「……しょうがないな」
私はキラを連れて、地図にあった、工廠の方へと走る!

――!
「うわぁ!」
爆発が起こった!
ふと後ろを振り向くと、通ってきた通路が瓦礫で塞がっていた。
「これじゃ、戻れないね」
「……急ぐ。行くぞ」
私は再び走り出す。


100 :紅き鷹よ、空を駆けろ! 株価【30】 :! ◆Lna0TEvcJM :2009/03/15(日) 02:14:55 ID:??? ?2BP(777) 株主優待
走って走って。
「どうやらここのようね」
大きな空間に出た時、下に大きなロボットが横たわっていた。
「こ、これは一体……!?」
キラが驚いている。
だけど、私はキラの方に気をかけてやれる余裕がなかった。
自然と笑みが浮かぶ。
モビルスーツ。これがあれば……。

チーン!
ラッタルが甲高い金属音を立てた。
下から兵士が撃ってきた!
「おい、ルナ! ここあぶないよ!」
「……そうね、行きましょう」
目的地はまだ先だ。私は頭の中の地図を素早くチェックすると、走り出す。

しばらく走って、ようやくたどり着いた所。それは――
「……埋まってる?」
私は瞬間呆然としてしまった。
「おい、なんだってのさ」
キラの声で我に返る。
「……戻るわよ」
「ええ!? あぶないよ! 早くシェルター探して避難しようよ」
「行きたいなら、あなた一人で避難しなさい」
言い捨てると、私はまた元来た道を走り出した。

「あ!? 危ない!」
私は咄嗟に声を上げた。
ザフトらしい兵士が、オレンジ色の作業着を着た女性に銃の狙いを付けている!
彼女は私の声で危機に気づいたのか、振り向かずに後手に銃を放ち、ザフトらしい兵を撃つという妙技を見せた。
ザフト兵の頭はざくろの様に割れた。
……その女性が持ってるの、デザートイーグルじゃん!
その女性が私達に声をかけてきた。
「来い! お前達!」
「え……あ……」
追いついてきたキラが、戸惑っている。
「早く! ここら辺のシェルターを探しても無駄よ! ザフトの奴らに潰されたわ!」
「今、行きます!」
すばやく私は考えると、その女性に言葉を返す。そして、下に降りる階段を探す。
「ええと、階段……」
「この方が早いよ」
キラが言った。
「え?」
そしてキラは私を抱え上げると下に飛び降りた!



101 :紅き鷹よ、空を駆けろ! 株価【30】 :  ◆Lna0TEvcJM :2009/03/15(日) 02:15:35 ID:??? ?2BP(777) 株主優待
あ、あの女性が撃たれた!
あわてて駆け寄ると、赤いスーツで身を固めたザフトの兵士がナイフを持ってこっちに来るのが見えた!
く、私だって伊達に戦ってきた訳じゃ……
こんな事もあろうかと、武器を身に着けてきたのは言うまでもない。
私は落ち着いて、愛用の柘植久慶デザインナイフの最高峰、柘植スペシャルホーク(4・6・1)(問い合わせはスペ
シャル・フォース――)を取り出す!
「ウィ、ムッシュ、カピタン!」
だが、その私の誘いの台詞を無視して、そのザフト兵士が驚いたように叫んだ!
「お、お前! キラ!?」
「あ、アスラン!?」
キラも、驚いたように叫んだ。
「え? ええ!?」
「くっ……」
ダーン!
銃声が、二人の会話を引き裂いた。
作業着の女性がそのザフト兵士に銃を向けたのだ。
ザフト兵士は素早い動きで、身を躱すと、隣のモビルスーツに乗り込んだ。
そして。作業服のその女性はいきなり私達をモビルスーツのコクピットに落とすと、モビルスーツを起動させた。
「シートの後ろに! この機体だけでも! 私にだって動かすくらい!」
「……GUN、DAM?」
キラがつぶやく。
表示される画面に表示される文字が縦読みでそう見えた。
そして、スクリーンにパッと周囲の光景が映し出され、このモビルスーツは立ち上がったのだ!

102 :紅き鷹よ、空を駆けろ! 【shar:0】   ◆Lna0TEvcJM :2009/03/15(日) 02:17:44 ID:???
やあ (´・ω・`)

ようこそ、バーボンハウスへ。
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

うん、また「ルナマリア主人公」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、この題名を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
この物語を書いたんだ。


じゃあ、感想を聞こうか。

103 :紅き鷹よ、空を駆けろ!  【shar:1397】   ◆Lna0TEvcJM :2009/03/15(日) 02:26:57 ID:??? ?2BP(777) 株主優待
tesu


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