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【IF系】もし種・種死の○○が××だったら【統合】

1 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 00:58:21 ID:5OHKODam
種系SSスレが軒並み落ちてきたため、統合を試みています。
まとめサイトのIF系統スレの統合を目的としています

まとめサイト
ttp://arte.wikiwiki.jp/

兄弟スレ
【もしも】種・種死の世界に○○が来たら【統合】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1196339764/


2 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 01:13:07 ID:???


3 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 01:16:09 ID:???
if系統作品の例としてはまとめサイトのIFカテゴリーにある奴なんかを参考にすればおk?

4 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 01:30:23 ID:???
1乙、そしてご苦労様です。あとは他のIFスレに宣伝ですね。
>>3
基本的にその認識でOKです

5 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 01:59:02 ID:???
とりあえず勧誘テンプレ

種系SSスレが軒並み落ちてきたため、IF系統SSスレの統合を試みています
身勝手なお誘いかもしれませんが、御検討の程よろしくお願いします。

【IF系】もし種・種死の○○が××だったら【統合】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1196438301/

6 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 02:04:29 ID:???
>>4
>あとは他のIFスレに宣伝ですね。
もうすぐ1000行きそうなスレとかに移行を検討して貰ったり、
最近に新しいスレ作ったところだったら、
また圧縮の巻き添えなんてあった時に移行を考慮して貰うって所かな。
まぁ、作者さん次第なんだろうけど。


ところで、最近作品投下があったにも関わらず落ちたスレで、
「ロウがキラを助けてなかったら」が新スレ立ってないみたい。
そこの作者さんが気付いてくれると良いんだけど。

7 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 02:12:33 ID:???
まとめサイトのBBSに紹介依頼をしてきました

8 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 11:37:23 ID:???
宣伝先よりも先に落ちたら笑えないと思うよ

9 :592 ◆M2a2eh6/s6 :2007/12/01(土) 12:12:20 ID:???
おお、こんなスレが立っていたとは。

正直のところ、まさか朝に投稿して夕方辺りには落ちているとか吃驚しました。
最近忙しく、書くスピードも落ちておりますが、何とか続けたいと思っているので、こちらのスレで書かせていただければ、
と思います。

そういや、クローンスレ落ちる前に小ネタ書きましたけど、あれ読みたい人いるのかな…?
いや…いいか。

10 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 13:39:48 ID:???
小ネタ投下されたの確認したんで後で感想書こうかな、と思ってたら書く前に落ちてたんだぜ_| ̄|〇



11 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 14:09:15 ID:???
まさか半日程度、書き込みがないぐらいでスレ落ちるとは思わないよな。

12 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 16:54:39 ID:???
「シンをラスボスにしてみる」もここでいいのか?

13 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 17:08:41 ID:???
新作に気付く暇もなく落ちてたんだぜorz

14 :592 ◆M2a2eh6/s6 :2007/12/01(土) 20:07:16 ID:???
まあ保守代わりに、落ちる前に置いた小ネタをやっぱり投下しておきます。
なお、登場人物、物語についてはお手数ですが保管庫のクローンスレ、「愛の惑星の詩」をご参照してくださいませ

その1 千差万別

ラクス「ケイさ〜ん」
ケイ「何だバカピンク」
シン「お〜い、ケイ」
ケイ「ん?ああ、シンか。どうした?」
レイ「ケイ」
ケイ「レイ」
アスラン「ケイ、セイバーのことだが」
ケイ「ああ、はいはい」
ヴィーノ「新刊げtwwwww」
ケイ「うはwwwwwktkrwwwww」
マッド「ジャーンジャーン!」
ケイ「ゲェ!班長!」
ヨウラン「おおいケイ」
ケイ「何、ヨウラン」
ラクス「ケイさ〜ん!」
ケイ「だから何だバカピンク」
ルナマリア「ケイさん」
ケイ「何だい、ルナさん?」
メイリン「ケ〜イさん!」
ケイ「な〜んだい?」
タリア「クーロン」
ケイ「あ、艦長。なんすか?」

ラクス「何か…いまいち私の扱いがひどいような…」
ケイ「気のせいだよ(なんていうか、いじめたくなるよな。これも愛情表現ってやつ?)」


15 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 20:11:32 ID:???
>>12
気になるネタだ

16 :592 ◆M2a2eh6/s6 :2007/12/01(土) 20:11:49 ID:???
その2 お嬢様として

ケイ「よっ!」
ヨウラン「おおー」
ヴィーノ「すっげー。本当にバク宙できるんだ」
メイリン「かっこいい〜」
ケイ「まあこのくらいは…」
ラクス「何してるんですか?」
ヨウラン「ああ、ナタリーさん。ケイさんがバク宙できるっていうんで見てたんすよ」
ラクス「へぇ〜…。あ、私もできますよ」
ヴィーノ「うえ、まじっすか?」
ケイ「おいおい、無茶しないでよ」
ラクス「行きますわよー・・・えい!(スタッ!)」
ヨウラン「おおー!ブラボー!」
ヴィーノ「すげぇ!ケイさんよりも綺麗なフォームだ」
メイリン「ナタリーさん 男 らしい!」
ラクス「おとっこ!?…はは、どうも…」

ラクス「何て言うんでしょう…こう、歌姫だった時が懐かしいです」
ケイ「無駄にトレーニングばっかりやったり、調子乗って目立とうとするからそうなるんだ」

17 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 20:16:50 ID:???
待ってるよバカピンク・・・・ブラックK7もな

18 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 21:46:03 ID:???
新人スレに書いてた物の続きを、ここで投下しても良いでしょうか?

種で、ガンダムの代わりにザクレロで戦う話なんですけど。

19 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 22:01:09 ID:???
おー!ザクレロの人か。楽しみだよ。

20 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 23:12:05 ID:???
待て、新人スレは落ちてないぞ

21 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/01(土) 23:27:15 ID:???
お願いですから新人スレに戻ってきてください

22 :ザクレロSEED:2007/12/01(土) 23:59:50 ID:???
もともと、貼る場所が無かった為に新人スレを使っていたので、
貼る場所が出来たら移るのが筋かななどと。

23 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/02(日) 00:03:51 ID:???
どっちでも続き読めればおk
楽しみにしてますw

24 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/02(日) 00:12:23 ID:???
スティング主役スレ落ちた模様です

25 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/02(日) 00:14:07 ID:???
>>24
もう次立ってる

26 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/02(日) 10:15:00 ID:???
保守ついでに落ちスレからリサイクルネタ
「もしもシンがラスボスだったら」
(キラ主役・フレイ生存(キラは知らない)・ラクス敵(シンと共闘or主従関係)
アスラン、カガリ、虎、AA組、議長はシンが倒した設定で)

キラ「てやー!」
ラクス「ぎゃー! やられたー」
キラ「てやー!」
シン「ぐわー!…だが、これでマユとステラに会える……」
キラ「終わった……。でも、みんな死んでしまった……。僕1人だけ……」
フレイ「いいえ、あなたは1人じゃないわ。キラ」(涙目)
キラ「い、生きてたんだね! フレイ!」(歓喜)
(それぞれに向かって進んでいく2人でエンドロール)

27 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/02(日) 11:00:24 ID:???
それをどうしろと言うんだw

28 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/02(日) 11:22:12 ID:???
>>22
投下していたスレに投下するのが筋じゃないのか?

29 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/02(日) 11:45:13 ID:???
新人でも投下先に困ってもいないなら別に向こうじゃなくていいじゃん。
ってかSSくらい職人が書きたいスレに書かせてやれよw

30 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/02(日) 18:11:12 ID:???
職人期待保守

31 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/02(日) 20:27:29 ID:???
>>22
新人スレの皆さんに断っておいた方がよいのでは?

32 :>>26を書いた者:2007/12/02(日) 22:19:26 ID:???
>>27
半分以上勢いで書いた。ちょっとだけ反省している

逆襲スレは「シン主役のアフター」なんで、本家逆シャアみたくシンが敵ポジの
場合は、こっちでいいんだよね?

33 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/02(日) 22:24:32 ID:???
ちょっとだけかよ!

34 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/02(日) 22:24:39 ID:???
バカピンクwww
ケイの冷たさが身内に対するものっぽくていいwwwww

35 :ザクレロSEED:2007/12/03(月) 00:10:44 ID:???
 ジンの放ったM69バルルス改特火重粒子砲。ビームの直撃を受け、アークエンジェルから射出されたばかりのミストラルが爆炎に変わる。



 ザクレロは速度を増しながら、ローラシア級モビルスーツ搭載艦ガモフに突き進む。
「‥‥落ちなさい」
 急加速に伴う高Gにより脳内の血液が偏る事で起こる現象‥‥グレイアウト。
 その症状で判断力を落とし、視覚への障害で灰色に染まった世界を見るマリュー・ラミアス。
 彼女はただ、眼前の敵を攻撃するという単純で希薄な意志しかもっていなかった。
 故に何の考えもなく、照準の中にガモフの艦影が入った瞬間に引き金を引く。
 ザクレロの口。その両脇に開く左右四連ずつ計八連のミサイル発射口。そこからミサイルが撃ち出される。
 八発のミサイルはザクレロから飛び出し、それぞれが加速を行ってガモフを目指す。
 だが、そこで本来有り得ない事が起きた。
 加速を続けるザクレロが、先行するミサイルに追いつき始めたのだ。

「敵MAおよびミサイル高速接近!」
 それを察知したガモフの中、索敵担当の悲鳴のような報告が上がる。
「対空迎撃!」
 今までアークエンジェルからのミサイル迎撃にあたっていた450ミリ多目的VLSと58ミリCIWSが、ザクレロへと向けられ、躊躇無く撃たれる。
 直後、ガモフからの迎撃ミサイルと対空機銃の弾幕が、ザクレロと共に飛来してきたミサイルの群を絡め取って爆発させた。
 ガモフの艦橋の中、迫り来るザクレロとミサイルを捉えていたモニター上が爆発の閃光で埋まった。
 迎撃成功‥‥艦橋の兵達の喜びの声が挙がる。
 しかし、その喜びは、索敵担当の報告で脆くも打ち砕かれた。
「敵MA健在!」
 直後、迎撃ミサイルと自身の放ったミサイル八発の爆発に巻き込まれた筈のザクレロが、消えゆく爆発の残滓の中からその魔獣じみた姿を表す。
 艦橋に居た者達の喜びは、瞬時に恐怖へと変わった。
 逃げ出す者が居なかったのは奇跡と言っていい。
 だが、全ての者が恐怖故にモニターを見つめる以外の行動をとれなかった。
 艦長のゼルマンですら、下すべき命令の事を考えることも出来ず、迫り来る恐怖の魔獣にただ目を見開いて見入るばかりでいたのだ。
 そして、ザクレロはついにガモフに肉薄。直後、ガモフを下から突き上げるような振動が襲った。

 ガモフ艦底部の通路。
 無重力の中を壁のガイドに掴まって、泳ぐように移動していたZAFT兵士。
 彼の真横、壁を破って巨大な刃が姿を現す。
 一瞬の後、彼の身体は前後に断たれ、上下に分かれた身体は中身を零しながら、刃が開けていった壁の穴から宇宙へと吸い出されていく。
 刃は、そんな惨状を後に残し、ガモフの中を切り裂きながら突き進んでいく‥‥

36 :ザクレロSEED:2007/12/03(月) 00:12:05 ID:???
「あっちゃあ‥‥」
 ザクレロの中、マリューはへらりと笑った。
 背後に離れ行くガモフが、モニターの一部を占めて映されている。
 ガモフは、艦底部分を切り裂かれてそこから火花や破片を吐き出していたが、未だ沈む様子もなくそこにあった。
「失敗しちゃったぁ」
 マリューのグレイアウトに思考力を低下させた脳でもそれくらいの判断は付く。
 ガモフが幸運だったのは、ミサイルの爆発にザクレロが無事でも、中のマリューはそうでは無かったという一点だ。
 機体全周で起こった爆発にマリューは気を取られ、ガモフに接触するまで何もしなかったのである。
 そうなったのはマリューの思考力が低下しているからでもあるが、戦闘慣れしていないからという理由も厳然としてありはした。
 ともあれ、ガモフにザクレロを接近させすぎたマリューは、追加のミサイルを放つことも、拡散ビーム砲を放つことも出来ず。
 艦底部を擦れ違いざま、とっさにヒートナタを引っかける位しか出来なかった。
 打撃は与えたが、撃沈の機会は活かせなかったのだ。
 ザクレロは、そのまま高速でガモフから離れていく。ターンして戻ってくるまでは、それなりの時間が必要だった。


37 :ザクレロSEED:2007/12/03(月) 00:13:06 ID:???
「艦底の被害甚大!」
「航行、戦闘に支障有りません!」
 魔獣が去って動きを取り戻した艦橋には、今の攻撃の報告がもたらされていた。
 それを聞きなが、ゼルマンは苦々しく呟く。
「黄昏の魔弾が、敵を抑えきれないとはな」
 出しうる最強の札、エースのミゲル・アイマンで、アークエンジェルを仕留めるまでの間、ザクレロを抑えるのが作戦の肝だったのだ。
 それが出来なくなった今、MSの直掩の無いガモフで大型MAザクレロに対抗するのは不可能。
 そう分析したゼルマンは声を上げた。
「退避! ヘリオポリスの陰に入れ!」
 アークエンジェルに対し、ヘリオポリスの陰に隠れる。その為、ガモフはゆっくりと動き始めた。
 もちろん、艦の速度では、再度のザクレロの肉薄の前に完全に隠れ去る事は不可能だろう。
 だから、今回は示威行動をとる。
「主砲、ヘリオポリスに向けろ!」
 ガモフは主砲をヘリオポリスの無防備な側壁へと向けた。
 その動きの意味に気付いたのは、メビウス・ゼロでガモフへの攻撃を続けていたムゥ・ラ・フラガ。
 ムゥは、この動きが攻撃終了を意味すると同時に、自分やザクレロからの攻撃も止めさせる為の牽制だと察する。
「ヘリオポリスが人質か! それはちょっと、卑怯なんじゃないの!?」
 一応は、アークエンジェルの居る方向に砲は向いているが、実際にはあからさまにヘリオポリスを狙っている。
 ここで無理に攻めれば、誤射とでも言ってヘリオポリスに穴を開けるだろう。
 いや、実際にするかどうかは微妙ではある。政治的なデメリットが大きいコロニーの破壊などという大事件を起こしたがる者はそうはいない。
 だが、コロニーの破壊を匂わせている以上、こちらもガモフの攻撃を誘発するような無理な攻撃は出来ない。
「良いでしょ、そっちがその気なら」
 ムゥは舌打ちをしながら、ガモフから離れるコースを取った。その後を追って、ガモフからの対空放火が宙を射抜くが、それに当たるムゥではない。
 ガモフへの攻撃を止めさせてはいるが、戦闘は継続中というわけだ。
 恐らく、撤退信号の発信は、アークエンジェルに肉薄しているジンの戦果を確認してからになるのだろう。
 ならば、メビウス・ゼロとザクレロは、アークエンジェルの直掩に戻るべきだ。
 そう判断したその時、ムゥはザクレロが戻ってきているのに気付いた。
 ザクレロはガモフを狙うコースを辿っている。
「‥‥あのバカ、何考えてるんだ? こっちよりも、アークエンジェルが先だろうが!」
 ムゥは、通信を開いてザクレロのマリュー・ラミアスを怒鳴りつけようとする。
 だが、ムゥは通信モニターに映ったマリューを見て、苦虫をかみつぶしたような表情を浮かべた。
「ラリってんのかよ‥‥」
 コックピットの中マリューは、操縦桿を握りしめたまま人形のように微動だにせずそこにある。
 アークエンジェルから、直掩に戻るよう通信士が悲鳴の様な声で呼びかけているのも確認できたが、それにも反応を見せていない。
 加速による高Gでグレイアウトになっているのだと、ムゥは判断した。新米にはままあることだし、戦闘開始前から危惧していたとおりの展開だ。
「全力で加速するなって言ったろうに‥‥困ったな。このままガモフに突っ込ませるわけにはいかないんだがね」
 どうする? ザクレロは放置して、自分だけでもアークエンジェルに戻るべきか?
 ムゥは迷った。
 天秤に掛けるわけではないが、ヘリオポリスが無傷でも、アークエンジェルが落とされれば自分達の負けなのだ。
 だが、逆にヘリオポリスが破壊されても、アークエンジェルが残れば連合軍的には負けではない。
 しかし‥‥
 迷うムゥ。
 その時、ムゥの目の前のモニターに警告表示。
 ムゥはアークエンジェルの後方で新たな爆発が起こったのを確認した。

38 :ザクレロSEED:2007/12/03(月) 00:14:15 ID:???
 ミストラルを仕留めたジンは、改めてアークエンジェルの艦橋を狙った。
 アークエンジェルからの反撃は無い。ジンのパイロットは勝ちを確信する。だが‥‥
 ジンのコックピットを襲う激震。一斉に鳴り響くレッドアラート。その時、ジンの下半身を爆炎が貫いていた。
 ジンの下方、アークエンジェルの船体下から姿を見せたミストラル。
 その機体には、空になったミサイル発射筒が取り付けられていた。
「や‥‥やったぞ」
 ミストラルの中、サイは震える声で呟く。
 サイのミストラルは格納庫ハッチから直接宇宙に放り出され、ジンから死角となるアークエンジェルの艦底沿いに移動していた。
 カタパルトから射出されたのは囮。ジンの注意を、一瞬でも引きつけるための。
 ジンが囮に気を取られている間に、サイのミストラルはジンの下方へと位置し、有線誘導式対艦ミサイルを発射できた。
 ミサイルは、線を曳きながらその進路を僅かに補正しつつ突き進み、ミストラルのモニター中央に映っていた物‥‥ジンへと突き刺さったのだ。
 今やジンは腰から下を失い、破断面から細かな破片と油をまき散らしながら、宙を無力に漂っていた。
 それを、ミストラルの中からサイは見ている。
 自分の戦果だとは今でも信じられない、あっけない勝利。サイに実感はない。
 と‥‥ジンは最後の抵抗を試みた。
 上半身だけで、重粒子砲を構えようとする。
 その動きは緩慢で、おそらくは放置してもそれを完遂する事は出来なかったろう。
 しかし、経験のないサイはそれを読む事は出来ず、まだ戦おうとする敵に戦慄すると同時に、単純な怒りから激高した。
「やらせないぞ! その艦には、フレイが乗っているんだ!」
 機関砲を撃ちながら、サイのミストラルはジンに突っ込む。
 照準もつけずに撃った機関砲の砲弾は、そのほとんどが何もない宙に消えた。
 焦れたサイは、そのままミストラルでジンに肉薄。
 ジンの正面に回り込んで、その身でアークエンジェルの盾となってから、マニピュレーターで掴みかかる。
 緩慢な動きしか取れなくなっていたジンは抵抗する事もなく、ミストラルに真正面からその両腕を掴まれてしまった。直後‥‥
『‥‥チュラルに! どうしてナチュラルなんかに負ける!? 動け! 動けよぉ!』
 接触したことで通信回線が開いたのか、ミストラルのコックピット内に、ジンのパイロットの物と思しき声が響いた。
『畜生、ナチュラルめ! ナチュラルのくせに、俺を殺すのか!? 殺すのかよ畜生!』
 サイは、その泣きじゃくるような怨嗟の声に驚いたが、やがてその驚きは怒りへと変わっていった。
「な‥‥何を! こいつ、勝手だ! お前達が攻めてきたんじゃないか!」
 ZAFTが攻めてこなければ、戦いにはならなかったはずだし、フレイも戦いに巻き込まれなくて、サイも戦わずにすんで‥‥そしてこいつも死ななくてすんだ。
「お前達が悪いんじゃないか! 殺させておいてさ!」
 殺す気はなかった。
 ただ、黙らせたかった。
 勝手を言う敵への怒りのあまりに。
 トリガーは軽かった。
 ジンの腕を掴んだ状態で、ミストラルの機関砲が火を噴いた。
 至近距離で放たれた砲弾は、ジンの装甲を穿って機体に無数の小孔を刻み込む。
『い、いやだ死にたくな‥‥』
 その内の幾つかは、ジンのコックピットハッチの上に刻まれ、あっけなく通信は止んだ。
 機関砲弾を全て吐き出して、弾切れの警告音を聞いてサイは気付いた。自分が、機関砲のトリガーを押していた事に。
 そうしてから、敵の声が聞こえない事に気付く。
 サイは少し惚けてから、敵の声が思ったよりも若かったなと思い返した。
 直後、サイはヘルメットの中に胃の中の物を吐き出していた。

39 :ザクレロSEED:2007/12/03(月) 00:15:22 ID:???
 どうやら、アークエンジェルにとりついたジンは撃破されたらしい。
 そう知ったムゥは、安心してザクレロ対策に乗り出すことにした。
「ちょっとでもずらせば!」
 ザクレロは物凄い速度で宙を進んでおり、猶予の時間は短い。
 ムゥは、ザクレロの機体右側に照準をあわせた。
 対装甲リニアガンに対軟目標用の榴弾を装填。そしてすかさずトリガーを引く。
 直後、ザクレロの右正面で起こった爆発が、ザクレロの進路を左にずらすと同時に、爆圧でその速度を減衰させた。
「っ!?」
 マリューは、突然に襲いかかった激震に、一瞬だけ気を取られる。直後。
『減速!!』
 コックピット内に響くムゥの怒声。
 その短い命令にマリューは反応し、何も考えずフットペダルから足を放し、逆噴射で緊急制動までかけていた。
 ザクレロが、つんのめるように止まる。
 今まで身体の後ろ側に押しつけられていた血が、一気に身体の前面に移動する。
 マリューの視界は赤く染まり‥‥レッドアウト状態となった所でザクレロは巡航速度にまで速度を落とした。


40 :ザクレロSEED:2007/12/03(月) 00:16:54 ID:???
「敵艦を攻撃中のジンが撃破されました」
 ガモフの艦橋に、ジンの反応が無くなったことが知らされた。
「攻めきれなかったか‥‥」
 ゼルマンは悔しげにそう言うと、撤退信号を上げるように命令を出す。そして、
「ジンから脱出は確認されたか?」
 ゼルマンは通信士に確認した。
 通信士は、即座に首を横に振る。
「‥‥いえ。残念ながら」
 脱出に成功したなら出されるであろう、救助要請の信号は出ていない。
 つまり、戦死と言う事だ。
「そうか」
 また、若いパイロットが死んだ。若くはあったが、歴戦の勇士でもあった。優秀な者ほど、早く死んでいく。
 そんな事を苦く思いながら、ゼルマンは残り二人のパイロットの安否を確認する。
「ミゲル・アイマンの隊はどうした?」
「確認します」
 ザクレロに突破された以上、撃墜されている可能性も高いのだが‥‥何事も確認しない事には終わらない。
 行方不明なら、探さなければならない。だが、幸いにもその手間は省かれた。
「オロール機より返信。敵MAに撃破されたミゲル機の回収に成功とのこと。艦ではなく、近いヘリオポリスに退避する許可を求めています」
「許可を出せ。ヘリオポリスにも連絡をしろ‥‥そういえば、降伏の連絡はまだだったな?」
 ゼルマンは許可を出した後、ヘリオポリスがまだ無防備都市宣言を出していない‥‥つまりまだ降伏をしていない事に気付いた。
 約束では、とっくの昔に降伏していなければならないはずだ。
「まさか、この期に及んで抵抗はしないだろうが‥‥何故、降伏が遅れている?」
 ゼルマンは訝しげに首を傾げたが、今はそれを追求している場合ではないと思い直す。
 今はまず、戦場を離れて安全な場所まで移動しなければならない。
「敵艦の動きに注意しながら後退。ヴェサリウスと合流する」


 ガモフが発した発光信号を、アークエンジェルの艦橋でも捉えていた。
「ZAFT艦からの撤退信号を確認」
 通信士の報告に、艦長のナタル・バジルールは密かに安堵の息を吐いた。
 戦闘はこれで終了だ。アークエンジェルは今、転進して攻撃できる状況ではない。
「敵艦を警戒しつつ全速離脱。各MAには帰還するように伝えろ」
 ナタルが命じたその少し後、通信士はナタルに報告を返した。
「ミストラル、応答有りません。ザクレロからは『目が見えない』と。メビウス・ゼロより、ザクレロを曳航して帰還すると連絡がありました」
「何かあったのか?」
 確認するナタル。返った報告は、前途の思いやられるものばかりだった。
「マリュー大尉は、高Gによるレッドアウトです。ミストラルの方は‥‥新兵特有の奴です。その‥‥吐いてます」
「ミストラルは、作業班にミストラルを出させ、牽引して回収させろ」
 頼みの綱のMAパイロットは、内二人が新人と言う事になる。
 これからを考えると不安ではあるが、とりあえずはそんな戦力でも生き残れた事に感謝をすべきだろう。
 ナタルは不安に押し潰されそうになるのをこらえる為、無理にでもポジティブに考えてみた。
 ‥‥あまり効果はなく、深い溜め息が出る。
 それでもナタルは、何とか気を取り直して、まだ終わらない作業に意識を向けた。
「艦内の被害状況確認急げ。航行しながら、補修作業を行うよう艦内作業員に伝えろ。艦橋要員は気を抜くな、敵の追撃や待ち伏せがあり得る。最大の注意をしろ」
 まだ、一度の襲撃を凌いだだけである。
 何も終わったとは言えない状況にあるのだ。

41 :ザクレロSEED:2007/12/03(月) 00:18:07 ID:???
「目の前が赤いわぁ‥‥」
 マリューは、ザクレロのコックピットの中、自分の目の前に手をかざして呆れたように言った。
 視界は赤く染まっており、全てが赤く見える。
『Gの影響で、目に血が溜まったんだ。戦闘中になったら死ぬぞ』
 通信機から、ムゥの声が入る。怒らせたのだろう、声が非常に険悪だ。
『艦に帰ったら、Gを発生させない戦闘法を叩き込んでやるからな』
 マリューは、モニターに映るメビウス・ゼロを見て溜め息をついた。
 今、ザクレロは、メビウス・ゼロに牽引ワイヤで曳かれて、アークエンジェルの格納庫へと入ろうとしている。
「迷惑かけちゃったわね」
 ムゥに助けてもらったのだと実感し、感謝の言葉でも言っておこうかと思ったマリューだったが、その前にムゥから言葉が返された。
『全くだ。こんな邪魔くさい物を引きずるハメになるとはよ。でかくて黄色くて丸くて、カボチャの馬車かよってんだ』
「‥‥じゃあ、あんたネズミの馬? 貧相なメビウスにはお似合いかも」
 その後は二人ともに沈黙。ただ二人の間に、どうしようもない険悪な空気が漂っていた。
 そうこうしている間に、二機のMAはアークエンジェルの格納庫に入る。
 入ってすぐに見えたのは、上半身だけのジンとそれにしがみついたミストラル。
 ミストラルに整備兵達がとりついて、コックピットの仲からパイロットスーツを引きずり出していた。
「何かあったの?」
 マリューは、返事を期待してではなく、なんとなくムゥに聞いてみる。
『あー‥‥何だろうな』
 ムゥもそれに気付いていたのだろう。確認しているのか、少しの間、声が途切れた。
『わかった、お前と同じだ。お前は下から漏らしたけど、奴は上から出した』
「あんた死になさいよ!」
 すかさず怒鳴るマリュー。だが、それを読まれていたらしく、一瞬早く通信回線は閉じられていた。
 怒りを奥歯で噛み殺し、マリューは座席に身を沈める。ちょうどそのタイミングで感じる振動。
 今、ザクレロはアークエンジェルの格納庫に着底した。


 ここにヘリオポリス脱出戦終了。
 アークエンジェルはヘリオポリス近域を脱して、地球方面に向かって逃走を開始した。

42 :ザクレロSEED:2007/12/03(月) 00:19:09 ID:???
「‥‥逃げていくなー」
 去っていくアークエンジェルの推進器の火を見送り、ZAFTのMSパイロット、オロール・クーデンブルグは暢気にそんな事を言った。
 彼の乗るジンは、ザクレロに弾き飛ばされたミゲル・アイマンのジンを抱え込んでいる。
 そのジンのコックピットから引きずり出したミゲルは、意識は無いが命に関わる怪我はなかった。
 確認の後、ミゲルはオロールのコックピットの隅に押し込めている。
「さ、帰ろうぜ」
 オロールは同室のミゲルに言って、お荷物のミゲルのジンを引っ張って移動を始める。
 とりあえず、近場と言えるヘリオポリスへ。とは言え、それなりの距離があるので時間はかかった。
 しばらくかかって、港口にオロールは辿り着く。
 この時、オロールは全く油断していた。連合軍が居なくなった今、危険はない物と思っていたのだ。
 港口に踏み込んだジンを、港奥から撃ち放たれたミサイルの群が襲った。
「なぁ!?」
 とっさにオロールは、ミゲルのジンをミサイルの方に放り出した。同時に、自機は港口の外へと飛び出すべく動く。
 ミサイルはミゲルのジンに突き刺さり、港口で巨大な爆発を生み出す。その爆発を逃れて港口の外に出たオロールは、思わず口に出して愚痴る。
「話が違うぞ‥‥ヘリオポリスは降伏するんじゃなかったのか?」

43 :ザクレロSEED:2007/12/03(月) 00:20:13 ID:???
 機動戦士ザクレロSEED‥‥以上。

 この話は、新人スレに投稿していた物です。
 ここに至るまでは、新人スレのまとめで読むことが出来ます。

44 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 00:53:17 ID:???
>ザクレロSEED
投下乙
続きが読めて嬉しい

ところでまとめはこれまで通り新人スレまとめに入れる?
それとも過去のもふくめてこっちのまとめに入れる?


45 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 00:59:58 ID:???
GJ!
今ちょうどGジェネ魂でザクレロ育ててるトコだからZAFT軍人の恐怖がよく分かるwww

46 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 01:33:07 ID:???
>>43
GJと言いたいが大丈夫か?向こうに筋通す前に此処に投下してるし。

47 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 15:11:17 ID:???
はじめまして。
逆襲のシン・アスカスレにてSSを投下していた者ですが、
スレが落ちてしまいましたので、こちらで投下を続行させてもらっても
よろしいでしょうか?

48 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 15:17:26 ID:???
>>47
逆シンスレなら復活しているので、そちらの方がよろしいかと
現在は荒れているようなので、しばらく様子見た方が良

ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1196624987/l50#tag127

49 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 15:41:37 ID:???
>>48
早くも埋められたな・・・このままだと、新しいスレが立ってもまた同じことになりそう
にしても、名スレが悉く落ちたり、埋め荒らしが好き放題やっていたりと運営は何をやってるんだ!?

50 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 15:44:40 ID:???
本当に埋められてますね^^;
本当にどうしようかなぁorz……

51 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 15:49:31 ID:???
尻からマシンガン

orz……

52 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 18:19:39 ID:???
鉄腕アトム?

53 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 19:36:10 ID:???
何だかもうあちらが駄目みたいなので、こちらで投下してもよろしいでしょうかorz

54 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 20:12:02 ID:???
ここに投下するかどうかは、SSを投下する人間の判断で良いと思うな。


色々なIF系SSが投下される上での問題点(例えば、どのSSが何のシチュかわかりにくくなるとか)
は後々に洗い出して対処って事で。

55 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 21:04:55 ID:???
とりあえず名前とタイトルさえ入ってれば問題ないんじゃないかな。
逆シンスレは様子見が必要だと思うし。

56 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 21:05:47 ID:???
しかし種で○○が××と聞くとニコ動のあのMADしか思い浮かばんなw

57 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 21:41:33 ID:???
あれはよいものだ

58 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 21:56:41 ID:???
とりあえず、しばらくはこちらで投下させてもらいますね。
第一話投下した直後に板落ちてしまったのですが、第二話からの投下でよろしいでしょうか。

59 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 22:11:04 ID:???
どうせなら、一話から載せた方が、まとめにするにも話についていくにも良いと思うよ

60 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/03(月) 22:32:54 ID:???
>>59の言うとおり一話も併記した方がよいと思う。
五話も十話も転載するのだったら読み手も書き手も大変だが、一話だけなら一緒に投下してくれた方が楽。落っこちたスレに一度も足を運んだことのない住人(まさに俺とか)もいるのだろうし。

61 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/04(火) 01:38:18 ID:???
>>14,16
バカピンクもとい「愛の惑星の詩」小ネタ
※まとめ登録済

>>35-44
ザクレロSEED
※新人スレからの転入

>>47
第2話以降は1週1回土曜日投下だっけ?

62 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/04(火) 02:10:23 ID:???
え、編集長?

63 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/04(火) 02:33:42 ID:???
新人スレを見て真似したくなった偽物です。

64 :ザクレロSEED:2007/12/04(火) 07:43:17 ID:???
>>44
新人スレのまとめの方は、項目削除となるようです。
新たにまとめに保管するかしないかの判断は、お任せいたします。

65 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/04(火) 12:05:25 ID:???
機動戦士ザクレロSEED第1話〜第6話
ttp://pksp.jp/10sig-2co/novel.cgi?o=9

こちらのまとめに入れ終わるまでですが、前回までの内容が分からないと困ると思いますので。
編集が終わりましたら新人スレか雑談所に連絡お願いします。

66 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/04(火) 15:16:02 ID:???
もしもシンが主人公だったらってのは…

ごめん何でもない

67 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/04(火) 15:48:12 ID:???
>>66
全俺が泣くからやめて

68 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/04(火) 16:19:17 ID:???
>>67
いやさ、実はしがないSS書きなんだが所属スレのあまりの過疎ぶりについ…
埋められるよりはマシだよね、以下スルーしてくれ

69 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/04(火) 16:41:55 ID:???
もしフレイがルージュのパイロットなら


ってのを考えたことあるんだよなぁ

70 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/04(火) 18:26:17 ID:Rb7VYl0B ?2BP(0)
>>69
古典的だが、それがよい

71 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/04(火) 21:10:44 ID:???
書こうと思ってたら、別のスレでSS書いてるから断念した

構成としては種46話からの分岐で、キラ主役のままデス種に繋がるみたいな

72 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/05(水) 01:30:48 ID:???
どこの事かわからんが読みたいぞ?
タイトルやコテをハッキリさせて投下希望。

73 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/05(水) 08:43:37 ID:???
>>72
嬉しいけど、現在書いてるSSで精一杯。ちなみにこのスレとはあんま関係ないSSだ

まあ、それでも色んなIF展開を妄想したりするけどさ。カプなんかも本編で叶わなかったキャラに偏るけど
ラクスが議長に同調してラスボス化してアークエンジェルとミネルバが共闘したりとか(シンとレイはラクスの手駒)


もし良ければ>>71にある種46話でフレイを救出した……から書いてみれば?

74 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/05(水) 09:16:22 ID:???
>>73
おー、シンとレイがラクスの手駒なのは新しいな。大抵のデス種SSと立場が
逆なのか。面白いかもしれん。筋書きを考えてみようかな

75 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/05(水) 09:39:16 ID:???
>>74
シンって何かと信じやすいから、ラクスの下なら想定された迷いなき戦闘力を発揮できると思って
フレイがルージュでオーブ側にいればラクスはいないと思ったから、ザフト側にって考えたんだよ

期待してます。頑張ってください

76 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/05(水) 18:51:40 ID:???
期待上げ

燃えてきますな

77 :74:2007/12/05(水) 20:46:12 ID:???
期待外れにならない内に書くと、無印時の生き死にはアニメに準拠する予定

78 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/05(水) 22:46:22 ID:???
違うスレで書いてる種死再構成IFものなんですが、こちらに投下してみてもよろしいでしょうか?

コメント乞食みたい(つかそのもの)ですが、こちらのほうが勢いがありそうなので…(´・ω・`)

79 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/05(水) 23:23:21 ID:???
>>77
出来れば生きてて欲しいが、どんな展開でも楽しみ

>>78
どうぞどうぞ。活気づいてきたね〜

80 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/05(水) 23:23:25 ID:???
>>78
ここは基本的に「集まって、dat落ちにくくしよう」ってスレだから、
スレが落ちちゃったとか、それで新スレ立ててみたけど保守しかないって状態なら問題ないんじゃない?

ただ、収録保管庫が違うとザクレロの人みたいに収録SSを移転してって言われるかも。

81 :74:2007/12/05(水) 23:54:47 ID:???
>>80>>81
ありがとうございまする。
所属スレに2話分投下したんですが99%が「保守」(´・ω・`)
で、そのスレまだ生きてるんですが、こういう場合どうすればいいでしょうか?

82 :78:2007/12/05(水) 23:55:34 ID:???
番号間違えた…
何やってんだ俺、モウダメポ(AA略

83 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/06(木) 00:07:48 ID:???
「保守」のカキコがあるというのなら、読者はいるから死んではいないだろうけど、感想とかがないのなら生きているかは微妙かも。
とりあえずそっちのスレで移動する旨を告知してから投下してくれ。
あとまとめサイトがあるのならばそっちでもな。

84 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/06(木) 14:52:07 ID:???
スレ落ちて避難所で続き書いてるけど自分の書き込みしかなくって
それでも直リンでいけるまとめサイトのヒット数は平均的な伸びを見せているので
たぶん読んでくれている人はいるだろうと信じるオレが通るよ〜

>78
そちらの所属スレがどういうところかは存じませんが、第二話というと読む側としてはまだ様子見かもしれません
ストーリー構成が本編に添う形、特にアーモリーワンから話が始まっている場合、作品の特色が出るまで様子見になるでしょう
あと三話ぐらいやってみて、手応えを確かめてみてはどうでしょうか

正直、ここには何時でも移動できますし、自分もそれを支えにもう少し頑張ってみようかと思っているクチです

85 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/07(金) 23:00:55 ID:???
保守

86 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/07(金) 23:18:59 ID:???
もしクルーゼが種死の時代で生きていたら

87 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/07(金) 23:38:34 ID:???
議長になってたりして

88 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/07(金) 23:40:02 ID:???
評議会議員になっている作品ならあったな

89 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/07(金) 23:45:36 ID:???
ミネルバの艦長になってるってのはどうだ?

90 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/07(金) 23:45:48 ID:???
他の議員達とポケモンとかやってたな

91 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/07(金) 23:47:41 ID:???
確か仮面記念館だか仮面公園だかを作ろうとしてたな

92 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/07(金) 23:48:44 ID:???
クルーゼ生存スレがスルーされてる件について

93 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 00:28:56 ID:???
確か阿部さんSEEDだったような…

94 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 00:48:28 ID:???
俺さ……この戦いが終わって…

無事帰れたら、ディアッカが主役の種SSをさ…

書こうって思ってるんだ…

95 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 05:59:39 ID:???
ギャグ以外だろうな?

96 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 08:59:45 ID:???
空気読まずネタ
もし、シンがルナもろともアスランを殺していたら…
(運命も損傷激しく戦線離脱。あとは改変なし)




続きの展開頼む

97 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 10:59:50 ID:???
>>96
そんな土壇場から変えられても
もはや大勢は決してたしどうにもならんだろ

98 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 11:24:40 ID:???
>>73
ラクスがラスボスでシンとレイが手駒って、昔フレイスレにそんな話あったよ
ラクスが「ヒャッハァ!!」とか言いながら、鎖鎌をブン回す残忍なキャラになってて、
元キャラの面影が殆ど無くなっていたが・・・

99 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 11:50:27 ID:???
>>96-97
超短編か

100 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 12:07:28 ID:???
>>97
>>99
そう、大勢は変わらない。
ただ、シンが(明確な殺意を持って)2人を殺したら、さすがにキラ、メイリン
(場合によってカガリも)との和解は不可能と思うんだが
そんなFINAL PLUSをば誰か

101 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 12:13:48 ID:???
悪夢の回でマジでキラが死んでたら

102 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 12:39:07 ID:???
>>101
アスランが発狂してラスボス化
世界の総てを憎み、第二のクルーゼとなる
その為にザフトとラクシズを徹底的に利用
議長は殺害され、ラクスはゴミクズのように捨てられる
なんとか止めようとするカガリだが、返り討ちに遭う

103 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 18:18:51 ID:???
『シン、もう止めて! アスランも!』
「ルナ……?」
 その言葉に、再度の突進をかけようとしたデスティニーが動きを止める。ルナマリアの
乗ったインパルスが、デスティニーとインフィニットジャスティスの間に割り込んだのだ。
 Iジャスティスのリフターは破壊され、左腕のシールドはビーム発生機構が故障し、
右のカメラアイが光を失っている。デスティニーも無傷ではない。右脚は膝から先が無く、
アロンダイトも長射程砲もライフルも破壊されていた。光る翼だけが、力強く輝いている。
『シン!もう過去に囚われたまま戦うのはやめろ!』
 アスランの言葉は殆ど耳に入っていない。シンの瞳は、インパルスから離れない。
ルナマリアは2人の戦いを止める為に危険を冒した。しかしシンには、彼女がアスランを
庇ったようにしか見えなかった。守ると約束した仲間である彼女が、敵であり許し難い
裏切り者でもあるアスランを。
『この戦いを続けても、何も戻りはしないんだぞ!』
「そう……」
 憤怒の表情を消したシンが、サイドボードのキーを叩く。MSのモデルが表示され、
点線がそれを囲む。デスティニーが戦闘態勢を解き、四肢を緩く広げた。
「ルナも、そう思ってるのか?」
『……そうよ。もう全て終わらせましょう、シン』
 通信機越に安堵の吐息が聞こえる。頷き微笑むシン。何かから解き放たれたように。
「わかった」
『え?』
 余りに穏やか過ぎ、余りに自然過ぎる声。聞き返そうとしたルナマリア。インパルスの
胸部コクピットに、フラッシュエッジ2のビーム刃が深々と突き刺さった。構えを解いた
デスティニーの姿が風に吹かれる靄のように消え去って、ビームブーメランを投げ終えた
本当の姿が浮かび上がる。ミラージュコロイドによる擬態だった。
『し、シン!! お前は、何て事をッ!!』
「戦い続けても、何も戻りはしない……」
 Iジャスティスの隻眼が輝く様を見て、シンが呟く。優しげで暖かく、まるで描かれた
絵のような微笑を浮かべたまま。
「知ってたよ、戦い始めた時から」
 逆手で2本のビームサーベルを構えたIジャスティスが、爆発を起こさずそのまま機能
停止するインパルスを押し退け、デスティニーに迫る。両手を合わせボクサーのように
ガードを固め、両手の甲から発生したビームシールドで2連続の斬撃を受け流した。
 相手の動きを予知したかの如き、流れるような防御機動。両機の距離は、ほぼゼロにまで
縮まった。
『く……!』
 生じた大きな隙をカバーすべく、右脚部のビームエッジで蹴りを放つIジャスティス。
だが、デスティニーの左掌が膝に押し当てられる。
 パルマフィオキーナの発動が一瞬遅れ、Iジャスティスの右脚とデスティニーの左腕が
共に大破して小爆発を起こした。激震とアラームの中でも、シンは笑みを消さない。
『シン……何故、お前は!!』
 アスランの声は、モニター一杯に迫る右掌と青白い光輝で掻き消された。永遠に。

104 :103:2007/12/08(土) 18:20:16 ID:???
結末に迷ってるから、ラストはちょっと待ってくれ

105 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 19:08:39 ID:???
>>103-104
GJ!!
続きワクテカしながら待って待ってます

106 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 19:31:34 ID:???
GJ

107 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 20:22:16 ID:???
GJ!
冒頭の一文読んで、アスランの毛根のライフはとっくにゼロよ!
と繋げたくなったのはオレだけかw

108 :103:2007/12/08(土) 20:23:41 ID:???
 落ちる夕日が海面に弾け、波音が静かに寄せて消える。2人が、石碑を前に立つ。
「僕は、君に会わなくちゃいけなかった。2つ、伝えたい事があったから」
「2つ?」
 全てを奪われ、また自ら捨て、独りになったシンは戦後、オーブの慰霊碑を訪れていた。
大破し、動力部を損傷し停止したデスティニーはザフトに回収され、シンも救助された。
ラクス=クラインの特別な計らいだったらしく、敗北した側のザフト兵は、その殆どが
デュランダル議長に騙され、無理矢理戦わされてきた被害者として扱われ、待遇に不満を
訴える者は殆どなかった。
 シンもその1人だった。反論し、戦いを続ける気力が残っていなかったからだ。肩を
並べる仲間はいない。守るべき大切な人もいない。抗う理由が何処にも無い。
「2年前、オーブで君の家族を殺したのは僕だ」
「知ってる」
「怖かった。戦っていない人をこの手で死なせた事実を、認めたくなかった」
「だろうな。それが1つ目に言いたい事か」
 風が吹いた。1台の乗用車が2人の背後を走り去っていった。捧げられた花が、その
勢いで転がりかける。キラとシンの手が同時に伸び、それを掴んだ。目は合わせない。
「2つ目は?」
「僕とラクスを手伝って欲しい」
「俺が誰を殺したか、知らないのか?」
 シンがキラに視線をやる。キラは笑った。絵に描いたような微笑を浮かべた。
「敵味方に分かれていたんだ、仕方がないよ。僕も……あのレイ君を死なせた。
直接殺したわけじゃないけど、救えなかったんだから同じだ」
「仕方がない?……そうだな」
 問おうとしたシンだが、かぶりを振った。確かに、仕方がない以上のリアクションは
無意味だ。戻っては来ない。誰も幸せにはなれない。笑顔を生まない。
「慰霊碑に花を供えるのと同じだよ。訪れる人が本当に欲しいものは、もう……」
「じゃあ、アンタ達の手下になってやる。仕方がないからな」
「シン、手下って意味じゃ」
「1つだけ条件がある」
 言いかけたキラを、シンは立てた人差し指で制止する。
「俺を、前線以外に配置するな」
「……うん、わかった」
 キラが頷くと、シンは慰霊碑に背中を向けた。両手をポケットに突っ込み、歩き出す。
その後姿を見送り、キラもまたシンとは別の方向に向かって歩く。

 夕空を花弁が舞って、星が淡く瞬き始めた。

109 : ◆ld4xh1oLN2 :2007/12/08(土) 20:23:45 ID:???
ディアッカ炒飯日記はただいまプロバイダ規制(OCN)を受けているため
解除後の投下となります。
出先よりまずはご連絡まで。

110 :103:2007/12/08(土) 20:25:55 ID:???
思いついたんで書いた。これで終わり。

111 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/08(土) 22:02:46 ID:???
>>103

うはwGJ

112 :もしも常夏が種死&種死終了世界で暴れたら:2007/12/08(土) 22:08:51 ID:4Fvg50Z/
「そらぁ!」
クレタ沖で、もはや中古品としかみなされていないような連合のMSと、ザフトの新型が何故か互角に戦っていた。
旧式のMSは三機、カラミティ、フォビドゥン、レイダー。ザフトの新型がソードインパルス。
当たり前のように連合のMSにはそれぞれの生体CPUが、インパルスにはシン・アスカが搭乗している。
状況は丁度、レイダーの生体CPUクロト・ブエルがインパルスにミョルニルで直撃を与えたところだった。
「うわぁあっ!!」
情けない声で吹き飛ばされたインパルスに留めを刺そうと、フォビドゥンの生体CPUシャニ・アンドラスが体勢を崩したインパルスに突っ込む。
「シン!何をやっている!!」
「シンっ!!」
レイの声とルナマリアの声が重なって聞こえた。次の瞬間巨大なビーム砲と相当数のミサイルがインパルスの前を横切った。
巨大なビームは有らぬ方向に向かって逸れたが、ミサイルがシャニを襲おうとしていた。
「オラオラオラァ!」
その時、カラミティの生体CPUオルガ・サブナックが吼え、同時に彼の機体のシュラーク二門が弾けた。
フォビドゥンの目前で花火が炸裂して、ミサイルを貫通したシュラークが奥にいたグフを三機粗大ゴミにする。
「なんなんだよ、こいつらは!」
シンの叫びは誰にも届かない。

「この前来た三人は良く働いているようですね。」
J.P.ジョーンズのブリッジで前大戦で撃墜後、回収された三人の生体CPUの視察に来た連合のお偉いさんが呟いた。
「薬物強化による身体機能の向上、やはりエクステンデッドとブーステッドマンでは戦闘能力の格が違います。」
ブリッジ内のモニターにはルナマリアとレイのザクの援護射撃で辛うじて生き残っているインパルスと、
近くにいるザクやグフを巻き添えにしながら戦っているシャニ、オルガ、クロトが写っていた。
「このままなら直ぐにミネルバは落ちますね」
「いや、まだわかりませんよ。目標ミネルバ!魚雷発射管砲門開け!!てーっ!!!」
艦長のネオは命令の合間に上司の呟きに答えた。しかし彼の心はここに無かった。
――ステラ…俺がもっとちゃんと見てれば…
「高速で飛行する物体確認!インパルスとの交戦地点に向かっています!」
いきなり通信士が金切り声を上げたのではっとして切り替えられたモニターを見ると、白い機体が猛烈な勢いで飛行していた。
「三機に注意を喚起しろ!アウルとカオスも交戦地点へ!」
画面の中では正にフリーダムが彼らに切りかかろうとしていた。

113 :もしも常夏が種死&種死終了世界で暴れたら:2007/12/08(土) 22:09:41 ID:???
がんばって書きます。
ちょっと不安…

114 :94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/08(土) 22:13:23 ID:???
まさか帰って来れるとは……

始めに言っておくと、結構長めになる可能性があります。
あと、ギャグじゃなくマジメにやるよ。


とりあえず原作との違い。

ディアッカは、プラントの穏健派からの留学生と言う事で、
開始時点で既にヘリオポリスにてキラ達と同じ研究室に所属しています。

現時点で既にディアッカとミリアリアは多少意識し合っている微妙な関係です。

筆者のワガママでトールはこの世界にはいません。

115 :94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/08(土) 22:15:44 ID:???

GANDAM SEED -褐色の破壊者- Brownish Buster

久しぶりに研究室から寮に帰る事が出来た。
教授が新しいアーキテクチャを思いついたという話で、オレやキラ辺りは研究室に缶詰にされてた。
んで久しぶりに帰ってみたら郵便受けとメールボックスがすごい事になっていたってわけ。
「…………ん?」
その中の一通。
差出人は親父、つまりプラント評議委員タッド・エルスマン。
正直な話、ここに来た当初も親父の肩書きのせいでずいぶんと苦労したもんだ。
最近ようやく、キラとかサイ辺りとは普通に話せるようになってきたけど。
親父からのメールの内容は簡潔ではあった。
すぐにこのヘリオポリスを出てプラントに戻る事。
理由も何もなくただこれだけ。
「なに考えてんだ?」
不審にも程がある。さらにご丁寧にもメールにはシャトルの予約席が添付してある。
確かに、地球とプラントの関係は最近さらに険悪になって来ているが、
ここは中立コロニーのヘリオポリスだ。
プラントの偏狭のコロニーよりはよっぽど安全なんじゃなかろうか。
シャトルの期日は明日の午前。

しかし、明日の昼は重大なイベントが待っている。
キラやサイ、フレイやミリアリアと言った面々と久々に一緒に食事が出来るのだ。
「………ま、考えるまでもないよな」
論文の提出期限が迫っていると適当に言い訳をして返信しておいた。

ついでにチケットはネットオークションに出したら速攻売れた。
明日の軍資金も出来たし、久々のソファでないベッドでの安眠時間をこれ以上削るのは、
勿体無いのでさっさと寝る事にする。

さて、夢の中では少しでもアイツとの距離が近いといいね。

116 :94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/08(土) 22:18:19 ID:???
いきなりタイトル間違えた!

GANDAMじゃなくGUNDAMだったよ……


117 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 00:29:52 ID:???
>>116
ディアッカ主役種再構成でしょうか?
wktkしときます(´・ω・)

118 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 00:41:39 ID:drb+35TE
もしニコル死亡直後のキラとアスランの一騎討ちでアスランが死亡したら
もし、シンが家族もろとも死亡したら
もし種、種死のキャラでサイバーフォーミュラをやってみたら


119 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 00:49:06 ID:???
>>118
・ジェネシスを破壊できずに地球人類あぼん。
・デュランダルがレイをインパルスの正式パイロットに任命する。マーレが嫌がらせをするが、レイはそれを見抜き糾弾の上、処刑。
・主人公が躁と鬱を繰り返すだけ。何も変わらない。

120 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 01:01:25 ID:???
もし種・種死のキャラでエクシードラフトをやってみたら
もし常夏かファントムペインが種、種死の主役だったら
もしアスランが地球軍所属でキラがザフト軍だったら



121 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 12:31:31 ID:???
もしアザディスタンが種世界の国家だったら

122 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 13:10:49 ID:???
>>121
最初っからエネルギーがないので、NJの影響を受けません><

123 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 14:01:11 ID:???
日曜日で暇だし、せっかく職人が作品を書いてくれたので、
まとめ送りにしようと思ったら編集方法がよくわからないw


124 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 14:18:37 ID:???
種キャラでファイブスター物語をやったら


ラクスとミーアがマドラ痺Xパークか?

125 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 14:34:35 ID:???
もしスタゲのファントムペインがザフト所属だったら
もし種キャラでドラグナーやったら
種世界に海原雄山がいたら

126 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 14:42:32 ID:???
>>108
結末サンクス
私もちょっと書いてみた

 血の赤が、雪の白を侵していく。
 今は薄く積もっていても、明日には雪は溶け、ドロドロにぬかるんだ地面が
露わになっているだろう。
 私が殺した……私の大切な人たちを殺した『あいつ』は、最後の瞬間笑っていた。
 侮蔑でも自嘲でもない、本当の笑顔だった。
 『あいつ』にとってはこの世界こそ地獄で、私は愚かにもそこから解放してしまったの
だろうか。
 見上げた空から、もう雪は降ってこなかった。

127 :94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/09(日) 17:20:11 ID:???
GUNDAM SEED -褐色の破壊者- 第1話-砕かれた平和-

久々の仲間達とのゆっくりした昼食は実に有意義だった。
カレッジ内でも、微妙な立ち居位置なオレを受け入れてくれる貴重な友人。
そいつ等と研究室に向かうと、目深に帽子を被った来客がいた。
背はそんなに大きくないが、教授に用事があってきたらしい。
しかし、今日は教授はここにはいないことを伝えると、
がっかりした感じで去っていった。
教授に用事があるにしては不釣合いな背格好だったせいで、何となく印象に残っていた。
その時には、まさかまた会うことになるとは思っても見なかったんだが……

それは確か夕方にはもう少し早い時間だったと思う。
研究棟…いや、カレッジ。違う、コロニーの警報が鳴ったのは。
「な、何が起こった!?」
こんないやな感じがするのは生まれて初めてだった。
「わからないよ。でも、ここから離れた方がいいと思う」
突然のことでも冷静に対処出来る辺りはさすがキラだ、と思いながらも、
仲間と一緒にシェルターへ向かった。

「くそっ!!ここもいっぱいだ。どうするキラ?」
俺とキラは、まだ空きのあるシェルターを探して奔走していた。
サイやフレイ、ミリアリアは少しでも空きがあるシェルターに押し込んできた。
その時、シェルターとは違う工業区画の方へ走り出すキラ。
「おい?キラッ!どこに……クソっ!」
突然走り出したキラを追いかける。
一応、ここも一人ぐらいならは入れそうではあるが、
だからといってキラを置いていくわけにも行かないしな。

「離せっ!」
「いいからここに……」
ようやくオレが追いついたときには、キラは昼過ぎに研究室で見かけた子をシェルターに押し込んだ所だった。
「デ、ディアッカ!?どうして?」
「細かい事はいいからよ。目的も果たしたみたいだし、俺らも早く見つけねぇとな」
「……うん。そうだね」
振動と、炎そして遠方に見えるのはプラント……いやザフトのMSジン。
こんな状況になればいやでも分かる。
「クソッ……親父め。もっと分かりやすく書けっての」

128 :94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/09(日) 17:21:12 ID:???
キラと二人で走り回っているうちにたどり着いた工業区画。
そこには見たこともないMSが横たわっていた。それも3体も。
「も、MS……ザフトのか?それとも連合の…」
思わず呟いた。
「ディアッカ!これ!」
キラが投げてきたのはハンドガン。ここに来る途中でこんなもの調達していたのか。
この臨機応変さはオレにゃ真似できねぇな。
その時、MSの付近から銃声が聞こえてきた。それも複数の。
キラと顔を見合わせると、二人で銃を構え、近づく。
そこにはザフトの制服を着た工兵が、3人。いや、たった今撃たれたので2人。
そして今その一人を撃った連合の制服を着た女性が一人いた。
「民間人!?……早く逃げなさいっ!」
叫ぶ女性。そしてそのスキを見逃さずに撃とうとするザフト兵。
それに気付いた俺はその兵に向かってトリガーを二度引く。
同時に女性の方へ走るキラ。
幸か不幸か、これでも射撃の腕は自信がある。
見事、銃と肩を撃ち抜く弾丸。グレイト。これで犯罪者の仲間入りか?

体制を崩した兵に女性が銃を撃つ。
そのまま、キラと一緒に一体のMSへ走る女性。
残るは一人。俺がそちらへ銃を向けると同時に残ったひとりの兵もこちらに銃を向けてきた。
対峙してみると、死とスレスレだというのに思ったよりも恐怖感は無かった。
相手も思ったよりも若い。俺と同じくらいかもしれない。
俺と同じくらい?いや………まさか。
こちらに銃を向けたまま、ヘルメットを取るザフト兵。
その顔を見た瞬間。同時に叫んでいた。

「い、イザーク!?お前何してるんだ!?」
「ディアッカ!貴様何故こんな所にいる!」

129 :94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/09(日) 17:23:59 ID:???
展開上、今回が第1話に。

この前の前夜の話は第0話ということで。
サブタイトルは後付だけど 「第0話-太陽の都-」ということで。

ディアッカが主役になったので、ライバルもアスランからイザークに変わりました(笑)

130 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 19:48:22 ID:???
>>125
D兵器じゃなくてG兵器なわけね。

ポジ的に
ケーン:シン
タップ:ディアッカ
ライト:トール
青い鷹:エンディミオンの鷹
ってとこか。

131 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 20:29:57 ID:???
それじゃあトールが1人身に…

132 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 21:50:55 ID:???
迂闊で残念な人がwww

133 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 22:15:40 ID:???
もし種世界に野原一家がやって来たら
もし両津勘吉がザフトのフェイスだったら
もしアスランが一度もザフトを裏切らなかったら

134 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/09(日) 23:06:42 ID:???
>>133
・クレ種スレ化する
・両さんのことだからお金が絡めばなんでもしそう
・確実にキラ死亡確定、ジェネシス発射で地球人類あぼん

135 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/10(月) 00:06:12 ID:???
GJ。なんか先が楽しみになってきた
でもイザークだとアスランと違って、あんま気にかけてもらえなさそうだw
てかアスランのキラへの執着が異常だったんだが

136 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/10(月) 15:58:59 ID:???
機動勇者ガンダムSEED


企画倒れだ・・・

137 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/10(月) 21:41:05 ID:???
種死の最後の最後までとあることに期待していた身としては
もし種死でキラとアスランの役割が入れ替わっていたら的な話が読みたい

138 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/10(月) 22:01:20 ID:???
もし種世界にワタル一行がやってきたら
もしミネルバにこち亀の特殊刑事課のメンバーが赴任してきたら
もし本編とスタゲのファントムペインを入れ替えて種死書き直したら

139 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/10(月) 22:08:30 ID:???
>>138
最初二つはクロスだろ……

140 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/10(月) 22:39:28 ID:???
そういや逆シンの人土曜にこなかったな。今週は来るだろうか?

141 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/10(月) 23:25:56 ID:???
>>140
そーいや、そーだね。

142 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/10(月) 23:40:07 ID:???
(種死後数年先)未来のシン・アスカが(種死開始時に)タイムスリップしてきたら

とかくだらない事を考えた時期が俺にもありました。
パラドックスは起こらない方向で、過去のを諭す未来のとか
アスハの理念のせいでオーブがどうなったかを口滑らせるとか…

143 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 00:02:58 ID:???
いきなりガンダムが5体総て奪われる
クルーゼ隊は目的を果たしたので撤収
後には乗組員の大半を失って動けないアークエンジェルが残されるのみ
しかしヘリオポリスの復旧作業中に工場エリア最深部で3体のアストレイが発見されて……

144 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 00:37:09 ID:???
行き掛けの駄賃に護衛のいないアークエンジェルも壊されるんじゃね。

145 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 00:42:58 ID:???
アークエンジェルの艦長がナタルだったら
マリューはメカニックとして



146 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 01:25:41 ID:???
今はアストレイってあそこに5機あった事になってるらしい

147 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 01:30:06 ID:???
赤・青・金・緑・?

148 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 01:38:18 ID:???
やっぱ最後は紅一点のピンクだ(ry

149 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 02:02:20 ID:???
>>144
アークエンジェル無視でMSだけうばうなんてあったら、
機動戦士ガンダムSeedじゃなく「大艦巨砲アークエンジェルSeed」と化しそうだな

150 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 09:22:16 ID:???
もしシンが1クール時点でカガリを殺していたら…
(会ってすぐだと軍法会議→銃殺刑ルートしかなさそうだから、タイミングは連合とオーブの
同盟締結直後で。それなら「軍事行動です」って言い訳できる?)

151 :103:2007/12/11(火) 10:01:58 ID:???
>>150
種死のHP見てきたけど、1クール時点では難しすぎるだろwしかもカガリが
死ぬってだけじゃなく、シンが殺すわけで……うーん、アーモリーワン襲撃の
時にカガリを見つけ、事故を装って殺すとかかなあ?

152 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 10:35:40 ID:???
>>151
ミネルバにノコノコと(シン視点)同盟締結の謝罪にやってきたカガリを縛り上げ、
「攻撃したら代表の命はないぞ!」と連合&オーブ軍を脅す。
悠々とオーブ領海を越えた後、用済みとなった(シン視点)カガリに
「あの世でウズミに言うんだな。オーブはお前の犠牲になった国民によって滅ぶと!」
とか言って、銃殺……てなことを思っていたこともありました。

153 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 11:56:37 ID:???
>>152
ちょ、プラントが世界の敵

154 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 12:35:47 ID:???
同盟締結の件を謝罪ってwプラント側に説明するなら通信越しで良いだろうに。
もしほんとにやってきたとしたら、「そっちが攻撃してくるんなら代表の命も
危ないよ」とは言うだろう当然。連合軍は構わず仕掛けるかも知れないが。

まあただでさえプラントの防衛は危ういんだから、カガリを殺すなんて
軽挙妄動は許さないし、素振りを見せた時点で処刑するだろ、普通。議長の
お気に入りだろうが何だろうが、理由は後から幾らでも作れる。

155 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 18:23:34 ID:???
逆シンもの書いてるものです。遅れてすいませんorz

10〜11時の間にプロローグ投下したいのですが、よろしいでしょうか。

156 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 18:25:18 ID:???
逆シンもの書いてるものです。遅れてすいませんorz

10〜11時の間にプロローグ投下したいのですが、よろしいでしょうか。

157 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 18:32:55 ID:???
>>155-156
もちつけ。
22時〜23時ね。


ちなみに名前欄を作品タイトルにするとか、トリップにしたりすると
まとめに収録するとき作業しやすくなるので、できればよろしく。

158 :C.E.78:2007/12/11(火) 18:35:45 ID:???
10って……明日投下するつもりか自分(汗
それでは、22〜23時の間に投下させていただきます。
トリはこれでよろしいでしょうか?

159 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 18:45:55 ID:???
>>158
それはトリじゃなくてただのコテ。
トリ付けるなら#のあとに全角なら4文字、半角なら8文字まで適当な文字入れれ。

あと投下するならどっちか片方にしてくれ。

160 ::2007/12/11(火) 18:46:53 ID:YERZsf+7
それはコテハンだ。抽出には別に問題ないけど。
トリップは名前の後に半角「#」を入力、それにつづけて好きな文字を入れる。

たとえばC.E.78#C.E.78と入れれば……C.E.78◆O9Yusook1Aって感じになる(はず)。

◆の後の文字はキーワードを元に自動生成。
名前欄に◆を入れても◇になるので、◆O9Yusook1Aと入力しても◇O9Yusook1Aとなる。
なりすまし防止機能ってわけだ。
(詳しいことは検索して)

では、お待ちしてますね。

161 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/11(火) 18:51:15 ID:???
こんな感じでよろしいでしょうか。

162 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 18:52:20 ID:???
おk

163 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 19:55:49 ID:???
このスレを見て思ったんだが全裸スレや冷静スレとかのネタみたいな物は
ここで良いのだろうか?

164 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 20:52:51 ID:???
避難所にいけば

165 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 21:23:20 ID:???
もしデス種で、フレイとラクスが生存かつ戦う力を持っていたら

フレイ:精神体の描写から補正として特異な空間認識能力有り(NTみたいな)、種は無し
機体:ルージュorムラサメ→アカツキ(大鷲→不知火)
所属:アークエンジェル

ラクス:フレイ生存によりプラント帰還。議長に協力。種割れ
機体:ザク→ドム→∞ジャスティス
所属:クライン隊・エターナル(ミネルバ含む)

その他変更点
・アッシュ隊の狙いはキラ(ラクスの差し金)
・イザークはインパルス二号機(ソードorフォース)、ディアッカは三号機受領(ブラスト)→脱走
・アスランはレジェンド受領後、クライン隊所属。セイバーはルナマリア、インパルスはレイ
・量産型ストライクフリーダム
・フリーダムはデルタアストレイのデータを用いて、デルタフリーダムへ(形状は同じ)
・ムウ(ネオ)は連合、虎はアークエンジェルのまま
・最終展開としてはオーブ勝利

さて、どう料理するか……

166 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 21:26:12 ID:???
>>165
オーブとザフトで連合の領土を奪う競争ですか

167 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 21:59:01 ID:???
どうせ>>165の連合はアニメ通り馬鹿揃いなんだろうな。まあ連合に優秀な人材が
揃ってると、物語開始時に勝者が決まってしまうからなんだろうが

168 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 21:59:32 ID:???
>>166
フレイがラクス倒して、キラとラブラブEDなんじゃないか
シンラスボススレでもそんな展開希望してた人多かったし

169 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 22:05:42 ID:???
あれなんでフレイなんだろうな。とんでもない女っていう印象しか残ってないんだが。
勿論、じゃラクスがヒロインなのか?と問われればNOだが。ヒロインとか別に
いなくても良いじゃないか、と思う。

出されるIFネタを見てて思ったが、キラもシンも格好良い話って不可能なもんかね。

170 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 22:08:06 ID:???
フレイ厨は二次で天敵キャラに復讐したいのか
シン厨と同じ負け犬臭がする奴が多いな

171 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 22:11:17 ID:???
連合各3馬鹿を手下にしたフレイはかっこよかった

172 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 22:13:04 ID:???
>>170
フレイの良化ってのはオリキャラ出したくないときの手段ですから

他に女性キャラというとマリューとかミリミリアとかもいるけど、こいつらデフォのくっつく相手居るし

173 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/11(火) 22:15:23 ID:???
 では、投下を開始してもよろしいでしょうか。


174 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 22:16:41 ID:???
レスがなければそれはokと同じ。

ま、宣言とはそう言う物だ

175 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/11(火) 22:17:43 ID:???
ではいきます。


プロローグ 『C.E.78』



 翼折られ、剣砕かれて月に沈むは“運命”を背負いし魔人。今はもう動けない。ただ静かに刻の流れに乗って、月の風に身を削る。その瞳に宿っていたであろう輝きは、今は無く。空虚な眼差しだけを宇宙に向ける。

―その翼は何のために?
 標された運命を次の時代へ繋げるために。
―その剣は何のために?
 立ちはだかる敵を裂き、次への扉を切り拓くために。

 今はもう全て亡くなった。
抱かされた理想も。
それを護る為の力も。

 抜け殻の鎧の手甲に、力が満ちることはもう無い。

それでも……

―敗北の先。水の星へと帰っていった主の無事を、麗しいこの月より信じて眠ろう。


 翼閉じ、深遠に消えたのは運命の子。世界の流れに取り残され、今も眠る。
 それでも何れ目覚める日は来るだろう。かつての主。炎の瞳を持つ少年とともに。



176 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 22:18:04 ID:???
議長がファビョらない種死
ザフトが本当に正義の味方として描写
シンは若きエースパイロットで仲間と共に人間的にも成長していく
・・・てのは「普通」の物語としては王道
連合側の描写もきっちりやるが、ラクシズ側の描写を一切入れない
これでラクシズが何を考えているか解らない不気味な敵に見えてくるハズだ
こういう流れだと、ストーリーの大まかな流れは同じでも別物になるハズ
ラストはどうしてくれよう・・・


177 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/11(火) 22:19:51 ID:???
C.E76。C.E74に発足されたプラント現政権は事実上、消滅した。突如としてラクス・クライン政権に反旗を翻したのはリ・ザフトを名乗る武装集団。
当時のザフト軍主力機、ザク・ウォーリアーを上回る性能を持ったMS―ゲルググによる奇襲戦法によって、開戦間もない混乱期の間に、ザフト宇宙軍
の主だった拠点を次々と陥落していった。中には投降し、正規軍に牙を剥く部隊も現れる始末。そこまで両者の力の差ははっきりとしていた。これに対し、
プラント―ザフトはキラ・ヤマトの駆る当代最強のMS、ストライクフリーダムを中心とした作戦を展開。圧倒的火力に物を言わせ、一気にリ・ザフトとの
総力戦に望んだのだった。
 この時、ザフト軍旗艦エターナルには、プラント最強評議会議長、ラクス・クラインの姿があった。ザフト軍の士気は、歌姫の加護もあって、最高潮に
達しており、数で勝るザフト軍は徐々にその勢いをもってリ・ザフトを圧していった。ザフト軍は、己の勝利を確信した。これまで負け続けでも、ここで勝てばひっくり返せる。
 だがその時、リ・ザフトの首領――紅い騎士が現れた。

『アスラン・ザラ。ナイトジャスティス、出る』

 そのMSを見た者は、己が目に映ったそれを信じることが出来なかった。
 かつて、歌姫と共に巨悪と戦ったとされる英雄、アスラン・ザラが、その“巨悪”となって世界の前に起っていた。



178 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/11(火) 22:25:46 ID:???
『親愛なるリ・ザフトの諸君。恐れるな、正義は我らと共にある』 

 彼は常に“正義”を掲げて戦う。平和を共に享受するべく戦った同志達の前に敵となって尚、彼は己の正義を振りかざした。

『軟弱なる現プラント政権を打倒し、コーディネイターによる世界の真の統治を目指し決起した我々を、止め得る者は何処にもいない』

 アスランを思想で止められる者はいなかった。一度起こった動揺は止められない。ザフト軍は英雄の裏切りによって進軍速度を落とし、アスランの宣言に力を取り戻した
リ・ザフトはそんな弱小なる自分達の古巣を駆逐していった。

『さぁ供に往かん!真の正義を胸に抱きし同胞達よ!』


179 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/11(火) 22:27:08 ID:???
宇宙を翔ける赤と青の光。螺旋を描くように舞い、時折り交じり合っては傷付け合う。
『アスランっ!』
「キラァ!」
キラ・ヤマト―ストライクフリーダム―とアスラン・ザラ―ナイトジャスティス―は、鍔迫り合ったまま円筒型コロニーの内部へと突入していく。
かつて、連合軍が開発した戦略兵器、レクイエムの根幹を成していた巨大ビーム偏向筒。戦後、解体されたはずのそれは、確かに今、存在した。
『こんなものを持ち出して、今更何をしようっていうんだ!』
「お前に、話す必要もないだろう!」
 戦闘宙域の遥か外に控えるリ・ザフトの旗艦、グレズヘルムが誇る主砲こそ、レクイエムに代わる粛清の砲火。その名はオーディン。
『あんなもの、絶対に撃たせはしない!』
 正規ザフト軍の最優先目標。それはアスラン・ザラではなく、あくまで旗艦の撃沈と、ビーム偏向筒の破壊だった。しかし、オーディン破壊に
向かった主力部隊はリ・ザフト決死の防戦に攻めあぐね、偏向筒破壊に回った部隊はキラを残して全滅させられていた。
 恐るべきはリ・ザフトの首領たるアスラン・ザラの駆るナイトジャスティスの勢力。キラのストライクフリーダムをもってして、満足に渡り合うことが出来ずにいた。
今の拮抗状態は、スーパーコーディネイターであるキラの驚異の適応能力が有効に利いているに過ぎない。
 アスランはキラの叫びを意に介した様子も無く、それどころか鼻で哂ってみせた。
「オーディンどころか、この偏向筒すら落とせなかったお前達に、何が出来る!」
身体を押し込み、強引に鍔迫り合いを解かせるナイトジャスティス。頭突いて怯ませ、切り払い。キラとストライクフリーダムのコンビネーションですら、かわしきれずにつま先を焦がされる。
『うっ!』
「甘い!」
ナイトジャスティスの猛攻の前に臆したキラに、アスランは追撃の手を緩めはしない。背部のリフターを分離させ、ストライクフリーダムに向かって突貫させた。
鳥の意匠を極力薄くしたようなフォルムのリフターが淡い緑光に包まれていく。起源をユーラシア連邦の光波防御体に持つその力は、かつて聖者を貫いたとされる槍――
『うわぁっ!』
 ロンギヌスが、ストライクフリーダムの下半身を粉砕した。







180 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/11(火) 22:28:16 ID:???
目覚めて最初に目に入ったのは自分の血だった。どうやら額を切ったらしく、無重力に浮かぶ赤い粒が、バイザーの中をたゆっていた。
「ぼく、は……」
 負けたのか。動かそうにも、愛機たるストライクフリーダムはぴくりとも動かなかった。供給が止まったVPS装甲も色を失っていて、燃え尽きた灰のよう。
 キラ・ヤマトの敗北。それは遠回しに、ザフト軍そのものの敗北を告げていた。
 
―ザフト軍旗艦、エターナル撃沈。プラント最高評議会議長ラクス・クライン死亡。その報が本国に届いたとともに、評議会はリ・ザフトの息の掛かった議員を中心として制圧された。
 彼らは、パトリック・ザラを信奉する過激派だった。


 CE.76。平和の歌姫が約束した永遠の平和は脆くも破られ、世界は再び混迷の中へと飛び込んでいくことになる。

 それでもまだ、一人の青年の瞼は閉じられたまま。それが開かれる日は……



181 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/11(火) 22:29:50 ID:???
C.E76。プラントに宣戦布告したリ・ザフトはその武力をもって当時の政権を撲滅。評議会を掌握し、新政権を打ち出した。コーディネイターを新人類とし、
ナチュラルを“旧”人類と定めた彼ら新生ザフトの方針はかつてのパトリック・ザラ政権を髣髴とさせた。
 C.E76末。旧ザフト軍の残党はネオザフトを名乗り、現政権に宣戦布告。プラント最高評議会議長、エザリア・ジュールはすぐさま軍を動かし、これに対抗。

 誰もが疑わなかった、数で勝るザフト軍の勝利。しかし、その予想は大きく裏切られることになる。
 ネオザフト最強の剣。クライン派が抱える秘密組織、ターミナルの遺した遺産。キラ・ヤマトの新たなMS。
 その名は、『エクセリオン』。

「……」
 エクセリオンの象徴である、十枚の光の翼が、リ・ザフト軍のゲルググを切り裂いてゆく。全身を刺々しい鎧で覆われたかつてのストライクフリーダムは、
しかし以前の美しさを失っていた。今そこに在るのは、怒りと復讐に燃える男の爛れた心が表となった、悪鬼の拳。
「……」
キラは外部から響く敵兵達の悲鳴を一身に受けて戦う。ほんの少し前までは同胞だった。そんなことは関係ない。なぜなら、彼らは裏切ったのだから。
 自分を。
 ラクス・クラインを。
 平和の為だけに戦った彼女が、何故に“正義”に裁かれなければならなかった?
 自分だけならばよかった。同胞が、彼女を裏切ったことが絶対に許せなかった。
「……」
 違う。間違っている。間違っているのはその“正義”だ。親友だったはずの男が掲げた正義こそ、歪んだ“悪”だ。ならばその“悪”は本当の“正義”
によって討たれねばならない。
 それが出来るのは、自分だけだ。自分と、その剣であるエクセリオンだけだ。
「……誰にも、邪魔はさせない」
両腰に携えたビームサーベルの柄に手を伸ばす。僅かな間だが攻撃の手を緩めたエクセリオンに、三機のゲルググが殺到した。三方向からの同時攻撃。
放たれた三つのビーム。直撃コースのそれを、キラは避けようともしなった。
 否。避ける必要など無い。キラは敵の攻撃の先を読み、その軌道を斬っていた。切り払われる三つの光。ゲルググのパイロット達は、触れてはいけないものの存在を確信した。
「僕の邪魔は、させない」
 気づいた時にはもう遅く。
 刹那、エクセリオンの全身が白く輝いた。



182 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/11(火) 22:31:24 ID:???

 ほんの少し前までは同胞だった。けれどもう違う。謝れば、許してあげたかもしれない。でも、もう許すことも出来ない。彼らは皆、もう死んでしまったのだから。
 こうして今も、宇宙の塵になって漂っている。エクセリオンの眼前を浮かぶ何かを、キラは器用にエクセリオンのマニュピレーターを操作して掴んだ。
「ふふふ……はははっ!」
 ほら、君達が間違ったからこうなった。間違いを犯したら、罰が必要だよね。僕は正しいから、君達を罰するよ?
『僕が、君達を正してあげるよ!』
 エクセリオンの――キラ・ヤマトの叫びが、虚しく響いた。


 C.E76末。かつての英雄は叛徒の長となった。もう交わることの無いだろう道に進んだ友を妬んで。
 こうして宇宙に生きる新人類は、同胞殺しの戦いに身を投じることとなった。しかし、この戦いが彼らの間だけで終わるはずも無い。アスラン・ザラが旧人類と
断じたナチュラル達の生きる母なる星、地球。大地から宇宙を見上げる者達も、迫る脅威に立ち上がろうとしていた。
 一つの種として、外敵を排除しようとする本能。
 一人の人として、譲れないものを護り抜こうとする意志。
 いつか夢見た栄華を、未だ求める者の策謀。
 全てを取り込み、世界は何れ来る終末まで胎動を続ける。



 第一話 『接触』に続く


183 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/11(火) 22:32:47 ID:???
プロローグはここまでです。
逆シンからプロットを立ち上げ、シン主人公アフターのような感じで考えているのですが、
プロローグにおいては主人公であるシンが出てきませんでした。
第一話からしっかりと登場するので、ご安心を。
それではまた。

184 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 22:34:41 ID:???
GJ!
・・・途中で割りこんでスマン・・・

185 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 22:38:10 ID:???
続きからじゃなくて頭から投下し直しなんだな。


186 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 22:54:37 ID:???


シンが出てこないと逆襲のシンという実感が湧かない。
それはさておき、アスランの使い道はかなり違いが出てくるね。

187 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 22:57:20 ID:???
裏切りを繰り返さずにはいられないのがアスランの性か

188 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 23:19:37 ID:???
もし種キャラで特攻の拓をやったら

189 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 23:43:37 ID:???
もしデスティニープランが全世界に実行されてたら

190 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 23:45:22 ID:???
ラブ・シンクロイドみたいな世界になる

191 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 23:47:07 ID:???
むしろ宣言後
反論した奴ぶっ飛ばすじゃなくて
話し合いで片っ端から言いくるめていたら

192 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/11(火) 23:49:08 ID:???
その方がめちゃくちゃ平和的じゃん

193 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 00:00:12 ID:???
>>177
乙。確か最強じゃなくて最高評議会だったような

>>167
連合忘れてたよ。追加
・スタゲ組ファントムペインは本編組とオーブの条約締結後に合流
・カナードは憎悪を抱いたままファントムペイン編入。ネオはプロトセイバー、カナードはテスタメントを受領
・シンはボンボン版に近くし、迷うこと無く憎悪の力で強くなる
・カガリとアスランはあくまで親友。ルナマリアはアスラン一筋
・DPによる圧政と弊害を根拠づける。(適性有りでも一定基準を満たさなければ淘汰・調整される、管理に反すれば即逮捕等)
・最終決戦は取り込まれた連合及びザフトvsオーブ及び反DP軍


こうすりゃだいぶ違うんじゃないかな?
ラフレシアとかクィンマンサみたいな機体ないの残念だけど

フレイに関しては後半が良い印象なので「更正されたフレイ」
キラフレが一番異種間や相互理解とかに合ってるし

194 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 00:03:39 ID:???
まとめに登録しといた

と書こうと思ったら>>193の誤字訂正を見つけた件。
アリガト

195 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 00:45:30 ID:???
>>192
世界をシステムと捉え、人間より社会運用を重視するならDPはいいかもしれない
でも人間の自由や夢、希望や努力を封じるのは認められない
争いは起こる可能性はある。でも、それを選ばないということもできる。起こるのであれば止めることだって出来る。それが人の持つ可能性だから

前者はシン、後者はキラの考えだと思う。個人的には後者を支持する

シン「あんたらの言う理想で戦争が無くなるのか?」
キラ「無くしてみせるさ!そのために僕は戦争そのものと戦ってみせる」

196 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 00:49:22 ID:???
どっちかってぇとシンの台詞じゃね? >戦争そのものと戦ってみせる

197 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 00:52:55 ID:???
実行後しばらく経ってからでないと効果が現れないだろうから5,6年くらいは様子見ないと

198 :94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/12(水) 01:03:14 ID:???

GUNDAM SEED -褐色の破壊者- 第2話-その名はバスター-

「お前……イザークだよな?」
そんなのは確かめるまでも無い。
イザーク・ジュール。
俺がまだヘリオポリスに来る前、プラントでの友人だ。
あの頃から何年も経ってるし、プラントと連合はとっくに会戦してるんだから、
兵士になっててもおかしくはないんだが。

その時、さっきキラが乗り込んだMSが起動を始めた。
「く……貴様に構っている暇は無いっ!」
イザークはすぐ傍の一機に乗り込むと即座に起動させようとした。
この場には3機のMSがあって、一機にはキラ、もう一機にはイザークが乗っている。
そしてこの場に残っているのは俺しかいない。
となれば?
「アレを俺に動かせってか」
俺は残った一機に乗り込んだ。

「こんなので、動かすなんて冗談にも程があるっての!」
インターフェイスが作業用のMSに比べて格段に複雑なくせにOSはてんで稚拙。
毒づきながらOSを修正していく。
各部インターフェイスと、この機体の性質、特性、機能を把握しながらOSの書き換え。
こんな時に自分がコーディネーターだって事を実感させられる。
まぁ、嫌ってワケではないんだが……

最初に起動したのはキラの乗った機体。
立ち上がると、暗灰色だった機体が赤、青、白の鮮やかなカラーリングに変わっていく。
どうやらアレがフェイズシフト装甲ってヤツらしい。
少し遅れて、イザークの機体が起動。
その機体は青と白色系の色に変わった。

199 :94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/12(水) 01:04:16 ID:???
始めに動いたのはキラの機体だったが、機体自体の操作に関しては、
イザークの方が習熟していたと見えて(なにしろ、中立コロニーに潜入してくる工兵だ)
イザークの機体の方が明らかに動きがいい。このままじゃイザークに逃げられてしまう。

ようやく自分もOSの修正が終わり起動する。
順に表示されていく文字。
「GA…T…えーと103…BU……バスター…」
さらに続けて表示されていく。
「ガン……ダ…ム……?」
バスターガンダム。それがこの機体の名。
「………行くぞ」
誰に言うでもなく呟く。
ゆっくりと立ち上がったバスターはホワイトベージュと暗緑色へ遷移した。

イザークの乗った機体は、これで用は済んだとばかりにさっさとこの工業区画から退避していく。
こっちは通信すらよくわからないまま、目の前を行くキラたちが乗り込んだ機体を、
何とか追いかけているといった状態。
そんな時に現れたザフトのMSジン。モノアイが不気味にこちらを見る。
考えるまでも無く、アイツを逃がそうという行動だろう。
このバスターも曲りなりにも戦闘用MSだ。
なにかすぐに使える兵装がないか、画面を切り替えて探す。
右腰部の350mmガンランチャー電磁レールガン。装弾なし、残弾もなし。
左腰部の94mm高エネルギー収束火線ライフル。ジェネレータの出力不足。
パッと見の主兵装はどちらも使用不可ときたもんだ。
残ってるのは……両肩の220mm径6連装ミサイルポッド。
右肩部のみ装弾済み。何でここだけ装弾済みなのかサッパリわからんが使えるものは使わせてもらう。
この辺は、言い方は悪いが高度なシミュレータの延長みたいな感じで。
弾幕に包まれるジン。しかし、流石にそれでトドメとは行かず、さらに迫ってくるジン。
正直、もう使用できる武器がない……というか、近接用の兵装がまったくないのはどうしたものか。
あとはこのフェイズシフト装甲とやらがどこまで堅いか頼み……

その時横合いから、視界いっぱいに広がる鮮やかなトリコロール。
次の瞬間、ジンは爆散していた。
結局、キラに最後を決められちまったな。
そう思った後に、周りを見回してみたが既にイザークの乗って機体は何処にもいなかった……

200 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 01:09:10 ID:???
規制?それとも投下完了?

201 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 01:26:48 ID:???


>>196
いや、シンは戦争が無くなくなるなら心を捨てるまで徹底する戦士になれば強いし
キラは人を信じてるし、戦争というものと戦うのはキラでしょう

202 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 01:29:53 ID:???
投下完了みたいですね

バスターGJ

203 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 02:04:48 ID:???
さすが砲戦機。ディアッカも落ち着いてて……落ち着きすぎじゃね?余りにもw
思わず過去に何かあったのかと疑ってしまうw状況把握も、いきなり現れた敵機への
対応も凄くスムーズ。そして第1話を読むとキラも只者じゃねえwなんなんだw

>>201
キラは人を信じてるんじゃなく、大切な物を絶対安全な場所に置いてるから、先の
事や不確かな事に期待をかけられるんだよ。だから主役じゃなく、一歩引いた所で
主人公をサポートするポジションが合ってる。余り出張りすぎると、その余裕が
鼻について反感を買うから。

204 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 02:53:17 ID:???
そうかなぁ。キラも守るのに必死だと思うぜ

なんか世界に仇なす存在が、自分の大切な人や世界を守ろうとするのは好きなんだよな
シンは敵側としてのが映えるし、昭和テイスト過ぎて主役には向かない。主役にしようとすると仮面ライダー剣でいう睦月みたいなものになってしまう悪寒

205 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 03:33:55 ID:???
キラが自分の功罪と向き合ってオーブの兵士としてルージュ(の色したストライク)に乗り、シンパルスとガチバトル

そんなことを考えている時期が俺にもあります、というか他スレで考えてます

206 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 03:38:40 ID:???
>>203
一応ラクスやAA組も戦場に出てるんですが・・・ただまあキラが人を信じるってのには『?』だけど
暗殺=デュランダルの仕業、と即決するような男だし。他国での暗殺に最新鋭MS投入する馬鹿がどこにいるかと(ry

207 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 08:32:05 ID:???
そもそもMS投入するなら気付かれる前に吹っ飛ばせって話ですよ

208 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 09:45:10 ID:???
もし嫁補正がなかったら
それで心理戦というか言葉で動揺しなかったら

209 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 09:56:56 ID:???
ああそうか。ラクスもAA組も確かに戦場出てるね。何で絶対安全だなんて
思ったんだろ俺w でもキラ達を見てても全くハラハラしないというか、
どうせ何やっても上手くいくんだろうなこいつら、という目で見てしまう。
だから物語の中心、つまり主人公として認識できない。

勿論、主役の行動は大体上手くいかないと駄目なんだが……なんか、見てて
首を傾げたくなるんだよな。見せ方というか演出が悪いよね。

210 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 10:52:38 ID:???
>>206-207
建物制圧するんだから催涙ガス系の装備持ってけばいいのに、と思ったのは俺だけじゃないはずだ。

211 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 11:04:38 ID:???
わざわざ中に侵入したりMS出さんでも屋敷をロケットランチャーとかで一掃すりゃいいじゃん

212 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 11:17:59 ID:???
シンラスボススレもここで良いのか?

213 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 11:19:46 ID:???
ロケットなんて使ったらオーブ軍に気付かれてしまうじゃないか。と思ったら
隠密行動には最悪なMSなんて出すし、しかも水陸両用機の癖に陸上でドタドタ
してるだけだし。水に半分でも潜れば、ビーム兵器主体のフリーダムとはかなり
有利に戦えるのに。誰だ脚本書いた奴は。

214 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 11:22:48 ID:???
暗殺するだけなら、爆薬つんだトラック突っ込ませる方が確実だったよな。
テレビ放送できるかどうかは別として。

>>212
良いんじゃね?

215 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 11:34:24 ID:???
あの暗殺はクライン派のマッチポンプ

216 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 11:47:26 ID:???
>>214
警戒してないならそれで確実に爆殺だよな

(いくらオーブといえど、腐っても政府首脳のカガリを同じ手段で殺すことはさすがに困難だろうが)

217 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 13:24:07 ID:???
>>215
実際はザラ派残党の仕業だっけ?議長濡れ衣www

218 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 14:33:55 ID:???
一応最新鋭MSのアッシュをザラ派が手に入れられるか?奴等ならば使い慣れているグーンかゾノを選ぶかと。

むしろターミナル内部の内ゲバの方があり得ると俺は思う。

219 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 14:35:32 ID:???
ザラ派はクライン派(ラクス派)のバックであるターミナルに思い通りに使われてそうだな

220 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 14:35:35 ID:???
カイトが新型のザク入手できてんだから大丈夫だろ。

221 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 14:59:44 ID:???
もし種・種死のキャラがKOFに参加したら

222 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 15:09:42 ID:???
ヤプーよんだらコーディネーターの認識が変わった
人間よりも強化されているんだから人間には耐えられないような職業に進んでつくんだよ
強烈な悪臭もコーディにはいい香りとして認識されるし胃腸も強いだろうからなんだって食えるだろう
糞尿処理用コーディネーターとかに直接すすってもらったりね

223 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 15:22:37 ID:???
>>222
(i)
さあ、お前は私のここに仕えるんだよ!

224 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 15:34:20 ID:???
(i)<ビー

225 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 16:50:27 ID:???
>>218
福田がインタで、襲撃の犯人はザラ派でデュラは知ってたけど黙ってただけって言ったんじゃなかったっけ?

226 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 16:56:03 ID:???
フクダのインタビューがなんの参考になるというのか。

227 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 17:56:41 ID:???
まて、アレは自由を奪還にきた人たちじゃないか、だからシェルター壊せるMS出したんじゃないのかい?ピンクはついで

228 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 18:17:42 ID:???
>>165のフレイとラクスパイロットデス種における勢力関係の変更及び追加。

・アークエンジェルは連合の支配地域から脱しようとするレジスタンス支援、オーブの戦いの阻止、アスハ別荘襲撃に関してデュランダル及びラクスへの真偽究明
・ブルーコスモスはキラが「最高のコーディネーター」と突き止めて、キラ及びアークエンジェルをS級国際テロリスト認定

これでキラがデルタフリーダムに乗り換えるまでに、もしストライクだったらどう生き残るか

229 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 18:23:52 ID:???
>>227
自由が出てきたらヨッピーびっくりしてたし・・・

230 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/12(水) 18:24:33 ID:???
こんばんわ。
第一話投下、よろしいでしょうか?


231 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 18:33:07 ID:???
OK

232 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/12(水) 18:34:37 ID:???
では。





「一緒に戦おう」
 あぁそうか。俺は甘えたかったんだ。殺し合った人達が、俺を受け入れてくれた。

 それに、縋りたかった。

 戦おうじゃないか、一緒に。俺がするべきことは今も変わらないはずだから。場所なんて関係ない。これからも俺は、戦っていけるのなら……。


でも……世界は何時だって、俺に冷たい風を運んでくる。


 C.E78。彼はまだ、深い眠りの中にいる。



機動戦士 GUNDAM SEED ―C.E78―

『何時か還る紅花』


〜第一話 接触〜


 オーブ連合首長国。大小様々な島からなる、技術立国である。もっとも、その繁栄を支えるのは技術と言っても軍需。
最新のMS開発技術によるものではあるが。
 C.E78において、オーブは“地球でもっとも強い”軍隊を保有することでその名を馳せていた。



233 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/12(水) 18:35:43 ID:???
 鼓膜を病的なまでに苛む騒音が、今日も港に響く。本土防衛用MS、『ヤマト』の誇るオーブ最新技術の塊、エクスドライブの“安定しない”駆動音だった。元々、エクスドライブの『エクス』は『X』。すなわち『未知』を示す意味で使われていた。
何が未知なのかは分からないが、内部でもその『未知』を知るものはごく僅かだったそうだ。なんでも、ある組織からの贈り物、だったらしい。実しやかに囁かれているが、真偽の程は定かではない。
核分裂炉に匹敵する出力をたたき出すモンスター。しかし、その代償なのかなんなのか、この怪物の唸り声は猛獣のそれであった。要するに、
「……うるさいんだよ。相変わらずだな、あの新型さんのぎゃあぎゃあ声は」
 
 その男は埠頭にぽつりと立って、釣りを楽しんでいた。先程まで、入れ食いと言っていい盛況ぶりだったというのに、あの迷惑MSの群れが飛び去っていってからぴくりとも竿は動いてくれなくなった。
 最悪だ。小市民の束の間の休息を奪って、何がそんなに楽しいんだ。
「今日はもう駄目か、な」
男は名残惜しそうに、リールを回し始めた。僅かに残った餌を、海に放ってやる。オキアミだが、まあご馳走だろう。この海の魚は、基本餌に飢えていた。
「明日もよろしくな」
 魚は友達。あ、でも明日は雨だったな。男、シン・アスカは薄ら笑いを浮かべて大海原と向き合う戦場を去った。


 帰りに雑貨屋に寄って、生活必需品を幾らか補給しておく。同居人が切り詰めてくれているお陰で、生活に苦はないが、これくらいのことは手伝ってやりたかった。まったく。人も変われば変わるものだとシンは思った。
「今日は一段と暑いな」
空いている右腕で、額の汗を拭う。柄のない白いシャツと、紺のジャージという、飾り気も何もない格好。もっとも、暑さをやり過ごせるはずもない。暑いものは暑かった。こんがり焼けた肌に熱がこもっていけない。
 ふと、歩道の遥か先を見やった。
「逃げ水、か」
蜃気楼の一種。追えばそれだけ向こう岸へと逃げていく湖。渇きに喘ぐ人々は、そうと知っても追いかけるのか。
「……馬鹿らしい」
柄にも無く感傷的になっていたらしい。似合わないその装飾を、頭を振って捨てた。
「さっさと帰るか」
今は冷房が恋しかった。シンは買い込んでいたはずのビールが切れていないことを祈った。


234 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/12(水) 18:38:17 ID:???
国外追放、と言うのか。C.E73戦後、シンは復隊を許されたものの冷遇され、なし崩し的にプラントを追われた。
元から風当たりは強かった。向けられる眼差しもまた。何せ、自分は『デュランダルの私兵』だったのだから。
当時最新鋭にして、ザフトの象徴となるはずだったMS、デスティニーを与えられ、デュランダルとの接触も多かったシンを、新しいザフトはそう評価した。
彼の力と人柄を汲み取った上で、供に戦う同志として迎え入れたラクス・クラインにも、シンに対する迫害を止めることは出来なかった。
むしろ、ラクスというカリスマを取り巻く熱狂的支持者が、シンを危険分子として排除しようとしていたのだから、彼女が何をしようと無駄だったのだ。
シンは一人、恋人だった少女、ルナマリア・ホークともその縁を切って、地球に落ち延びた。

「それが今じゃ、あれだけ憎んでいたオーブに、か」
 監視が付いていることには最初から気付いていた。今、同居している女性がそれだ。娼婦だった。喰ってやった。それからも関係は続いている。
演じている恋人は甘く心地良く、毒だった。見られていても関係ない。自分はもう、何もすることができないのだから。
二年前に起こった反乱を知った時、眠っていた何かが、ほんの少しだけ動いた。だが、その後のプラント市民達の動きを知るや、それはそれまでよりもさらに深く沈んでしまった。

 彼らは受け入れた。反乱を起こした、アスラン・ザラ達を。戦うことが怖かった。というよりも、一般市民にとってはどうでもいいことだったらしい。
彼らの生活は、変わることもなく続いている。人々がこれまでどおりなのに、何をカッコつけて立ち上がろうとしている?シンはその日、久方ぶりに享楽に酔った。
もう、いくら怪しんだところで、何も出てきはしない。いい加減、気付けというものだ。もっとも、それまでこの与えられた関係が続くのなら、それはそれで構わない。
飢えだけは、あの吸血鬼の吸血欲のように絶え間なく続いているのだから。



235 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/12(水) 18:40:08 ID:???
 ふと、シンは振り向いた。
「ん?」
何となく、何か違和感のようなものを感じたから。特に意味は無かった。誰か、知っている人の気配を感じた気がした。
 自分が歩いてきた道に、一人の少女が立っていた。
「……」
ぽつんと。そんな表現がしっくりくる。彼女は“一人”だった。そこだけ切り離されて、周りの景色とは決して溶け込まない。
いや、溶け込めない。日差しにやられ、誰も彼もが肌を焦がしているというのに、その少女だけが、白かった。
 麦藁帽になびく白い髪。新雪のように白い肌。赤いワンピースだけが際立って、シンの眼に焼きついた。
 きっと、ここからでは陰に隠れて見えない瞳も、赤いのだろう。シンは何故だかそう思った。それは半ば確信だったけれども。
「あっ……」
口が独りでに開いて、何かを紡ごうとする。
 それより先。黄金の輝きが街の中心を貫いた。


街は一瞬で災厄の真っ只中に。ビームに貫かれたビルが次々と倒壊していく。街を襲う突風と粉塵。着陸した一機のMSの噴射が、熱と風を巻き上げ、下界を削る。


 巨大なスクリーンを中心に、オーブ軍服に身を包んだ男達がそれぞれに割り振られた座席に腰を下ろしていた。胸の階級証を見ると、全員が佐官以上だということが分かる。
『敵MS、市街地に侵入』
感情を感じさせない、機械的な音声がスピーカーを通して響く。分かりきっていた報告に、それでも一人の佐官がいきり立った。
「我が方の軍は、一体何をしていたのだ!」
「落ち着け。敵の狙いは明らかにモルゲンレーテだ。予期せぬ事態ではあるが、最悪の事態は回避された」
「さよう。これは幸いだよ。所詮、今のプラントと反乱軍は、海賊の成り上がりに過ぎぬさ。抗議に意味は無。こちらで勝手に処理させて頂こう」
「……多少の犠牲は付き物、か」
それぞれの打算で、現在の状況を噛み砕こうとする上層部。市民の生命を軽視した、国民を護る立場にあるべき本来の姿勢とは大きく違うが、これも彼らの常套手段。
オーブの国防は、民を護る為のものではなく、『国』を護るためのものなのだから。保持するべきは、厚き志なのだという。
「あの、なんと言ったか……ゲルググか。あの一機や二機、我が方のヤマトで十分に対応できるよ。核など、近いうちに過去の産物に成り果てる。もうエクス・ドライブの時代は近い」
自軍の優位を疑わない彼らはしかし、自分達の保有する兵器が如何なる問題を抱えているかも知らなかった。

「だぁっ!どうなってんだよこれは!」
灰色の繋を着た老年の整備士が、握り締めたスパナを思いっきり投げ捨てた。
投擲されたスパナは、隣で作業に勤しんでいた整備士の頭上を掠めて飛んでいき、廊下をバウンドした。
「わぁっ!何すんですかお頭!」
「うるせぇ!動かないんだよ!この新型MSさんがよ!」
 同じことが、同格納庫に置かれた全てのヤマト―エクス・ドライブ搭載型MSで起こっていた。



236 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/12(水) 18:42:47 ID:???
オーブ国防省本部では、刻一刻と変わっていく状況、というのは建前で、実際は何も変わっていない状況の処理に追われていた。MSゲルググ一機が、街を蹂躙している。
そこに作戦行動の意図など無く、ただ無差別な殺戮を繰り返すだけ。
「現在のザフト系列の機体だが、残党のネオザフトも保有している。果たしてネオ・ザフトの手のものか」
「もしザフトならば……幾ら海賊風情と言っても、一応は一国家の抱える軍。さすがにこれは……」
「自軍以外が、エクス・ドライブを保有することをそこまで嫌うか。警戒するのも分かるがこれは……」
宣戦布告も無しに突然の侵略行為とも取れる。しかし、今のネオ・ザフト、ひいてはプラントにはオーブを攻撃する理由が無い。今は友好国では無いにしろ、オーブは中立国。
戦中でない今、攻め込む理由も無いはずだった。それならば、今起こっていることをどう説明する?
「……他国の侵略にしろテロにしろ、今はあの一機のMSをどうにかせねばならん」
「MSゲルググ。核動力搭載、ですか。まったく厄介なものを持ち出してくれますな」
溜息を吐く。二人の後ろでは次々と入ってくる情報の対応に追われる兵達が、目まぐるしく動いていた。
 状況は変わらない。ただMSが無差別破壊を行っているだけ。しかしそれはやけに執拗だった。
「……ヤマトが使えぬというのなら、他で対応させればよい。例の機体を核に、ムラサメ三式二個小隊を付けてやれ」
 白髭を生やした老兵が、しわがれた声でようやく出撃の指示を出した。
「しかし、たった一機のMS相手に二個中隊。しかもあの機体を付けてとは。お言葉ですが、些か無駄が――」
「あの機体を侮るな。侮れば、命取りとなる。あれに対抗できるのは、本来我が軍ではヤマトだけだ」


 逃げ惑う市民の流れに逆らうように、シンは人の波を掻き分けて走った。特に理由があったわけではない。
ただ、突然の混乱に見失ってしまったあの少女のことが気になっていた。
「っ、何処に……」
シンは人の壁の間を抜けて、手を伸ばす。焦燥?自分は焦燥しているのか?
「くっ、うぁ」
 何かの意志に引っ張られるように、シンは駆ける。
 その頭上を、六機のMSが軌跡を残して飛び去っていった。

『命令は撃退だ。しかし、核搭載機を市内で破壊するわけにはいかん。四肢の破壊。なんにしろ、動力は避けろ』
「自爆の危険性は?」
『……海上に誘い出して対応する』
「……了解」

 シンの目の前で、一機のムラサメ三式が戦闘機を模したMA形態からMSへとその姿を変えた。
着地と同時、腰のウエポンラックに収納されたビームサーベルを抜き、すぐさま刃を展開。車道を滑るようにゲルググへ肉薄する。
ムラサメ三式が黄金に輝く刃を振り下ろす僅か前、ゲルググは腰を沈めると前面に配置された推進器を吹かして一気に後退。
その一太刀を危なげなくかわしてみせた。今度はゲルググが攻撃に転ずる。
右手に構えたライフルを腰にマウントすると、左腕に固定したラグビーボールを平面にカットしたような大型シールドからサーベルを取り出して摺り足の姿勢でムラサメ三式との距離を縮めて斬りかかった。
振り下ろしの体勢に入った瞬間に、ビーム刃が形成された。

 シンは展開される狂乱の様を見つめて、
「負ける」
と、一言だけ残して走り去った。 
 あれだけ続いていた人の川も、もう抜けている。


237 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/12(水) 18:43:46 ID:???
 シンの呟きは予言だったのか。数回かわされた攻防を制したのは、ゲルググだった。コクピットを一突きされたムラサメ三式は、力無く倒壊したビルに沈んでいた。
 ゲルググは、ゆっくりとその巨体を動かす。隆起に富んだグラマラスなボディを包む光沢の青に、飛来する後続の敵機を映しながら。
「ちぃっ!化け物が!」
ムラサメ三式のパイロットは、ゲルググを前にして驚愕に震えていた。操縦桿を握る手が震える。パイロットとしての矜持が、自信が、脆くも崩れていく。
 白兵戦を得意とする一機が先行して勢いを殺し、空中からの牽制で、海上へと案内する。そのはずだった。実際はどうだ。
先制攻撃を仕掛けたムラサメ三式は容易く倒され、あっさりと一個小隊が片付けられてしまった。
「こんなことが……」
失意の声を溢した時、彼は真下から飛び込んできたゲルググの一刀に、真っ二つに断ち切られた。
 
その後ろで、戦闘に参加すらせず、ただ浮いているだけだった一機のMSが戦闘から逃れるように降下を始めた。そのMSのパイロットは、オーブ軍の中でも精鋭と呼べる逸材であった。
あのメサイア戦をも戦い抜いた彼は、自分のパイロットとしての実力に、確かな自信があった。
 そんな彼が、たった一機のMSすら制することが出来ていなかった。
「一体、なにが!?」
彼の悲鳴に、答える者はいなかった。街の一角に新たに備えられたかのような空き地。先程までの戦闘で作られたそこに、MSは着陸した。
機体の自由は利かないが、外の光景だけは入ってくる。
そこで彼が見たものは、白の少女と、一人の青年の姿だった。

 燻る炎の中を行くシンは、引き寄せられるようにそこへたどり着いた。
原型を留めていないMSの残骸―ゲルググに一蹴されたムラサメ三式の、許しを請う様に天に突き出された掌。
 白い少女は、そこに腰掛けていた。
「君か」
「……」
シンの問いに、少女は答えない。麦藁帽が作る陰で、表情も読めない。
 感情を感じさせない少女に、シンは薄ら寒いものを感じた。
 一分ほど、シンが少女を一方的に見つめていただろうか。ふと、シンが気を逸らすと、
「あなたは」
少女が口を開いた。
「!?」
驚き、少女を凝視するシン。戸惑いと、期待。期待?自分は、この少女に何を期待するというのだろうか。
「あなたはまだ、生きている?」
その問いに、どのような意味が込められていたというのだろう。少女の背後。彼女を守護するかのように、一機のMSが降り立った。
シンはそのMSを、静かに見上げた。
 灰色の、MS。直線で構成された、連合のダガータイプMSを髣髴とさせるフォルム。シンはしかし、このMSにかつての愛機達に感じた愛着のようなものを感じた。
それは暖かな感触。苦難を供にした彼らに抱いた想いとは、同じようで違うその感覚を、シンは持て余した。
「(いや、まったく違うはずだ。ならこいつは……)」
戸惑うシンに、少女は言う。
「生きているのなら、戦って」


238 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/12(水) 18:44:26 ID:???
『オーブ、オノゴロ島市内にて、所属不明機とオーブ軍MS隊の交戦を確認』
「やってくれるぜ。にしても地球最強さんは、新型MSの一機も持て余すのかい!?」
『おおかた、エクス・ドライブの不備でしょう。“粗悪品”しか保有していないオーブじゃあ、あの奇跡も、ただの物言わぬ動力扱いなのよ。
こちらとしては、予想通り、と言ったところかしらね』
「……まったくもって、救えんね」
『エド。私達は任務を果たすだけよ。これからあの国がどんな運命を辿ろうと、関係ないわ』



 機体が、鳴く。そんな表現が自然か。シンは今まで感じたことの無い感覚を乗り込んだMSから感じた。 
搭乗したパイロットは締め出した。後は動かすだけ。
「この感覚は、何なんだ?」
このMSは生きている。シンはそう思った。この唸りは、生物の鼓動に近い。
 ドクン。機体の中心に火が付いた。
 ドクン。ゴーグルの中に光が奔る。
 ドクン。何かのギアが、一気にかち合っていく。MSの中で。シンの中で。
 そして立ち上がるは灰色の翼。


 その名はジム。

 
「上手く……いってくれよ」
 陽光と爆煙を等しく受けて、そのゴーグルに崩壊する街並みを映した巨人は、躊躇い無くゲルググへと踊りかかっていった。




 不思議と、あの少女への違和感は消えていた。






次回 第二話 『染まる日々』
 


239 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/12(水) 18:45:39 ID:???
第一話はここまでです。
今後は一週間に一度の更新を目指していきたいとおもいます。


240 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 18:48:09 ID:???
GJ
脳内では機体がアレで想像されるから困るぜw

241 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 19:28:36 ID:???
>>239
うおおんGJなんだけど前回から一週間以上空いてただけに、
今回は第二話まで拝読できるかなと期待してたんですが……
まあ気長にお待ちしてます。

242 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 19:32:09 ID:???
>>232-238
鷹姉妹がそれぞれキラとアスランの愛人に納まっていて
子どももいそうで怖いのは私だけ?
ルナの方は違うかもしれないが、逆シンの過去スレでそういう設定のヤツ
ちょくちょくあったから

243 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 19:50:20 ID:???
もし無印種でキラがラクスと出会わなかったら



244 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 19:55:37 ID:???
>>243
ラクス=回収されず宇宙の藻屑。

キラ=アスランに落とされた後、ジャンク屋に拾われてそれっきり。

アークエンジェル乗員=アラスカでアボーン。ナタルやフレイなど一部は生き残る。

245 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 19:58:16 ID:???
>>244
そのままアストレイなんたらフレームに乗って、遺作自由&凸正義に挑むんだったら、次回を楽しみにしても良い。

246 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 20:50:50 ID:???
ザクレロやべぇwww
ハマった!

247 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 20:53:56 ID:???
もし戦争が起きなかったら

248 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 21:38:12 ID:???
>>247
嫁の理想通りの昼ドラ展開を踏まえた学園物になります

249 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 21:39:43 ID:???
サイフレ、アスラク結婚。
トールミリ鉄板。
キラとカズィは良い人として喪人生を歩む。

250 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 21:46:41 ID:???
>>239
GJ!!

……ところで、形式番号はRGM-79じゃないですよね?w

251 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 21:48:54 ID:???
>>249
キラはどっかでオーブの王族の親戚ということが発覚して〜というエンドもあると思うぜ

252 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 22:02:19 ID:???
>>251
姉弟とは知らず、カガリと結ばれてエンド?

253 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/12(水) 22:19:09 ID:???
第2話を投下させていただきたいのですが、よろしいでしょうか。

>>250さん
はい、RGMではありません(汗。


254 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 22:22:43 ID:???
バッチコイ来いやー―!!!

255 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 22:24:04 ID:???
ちょ、はえぇw
wktkして待ってるぜってか、他の人と重ならない限り投下宣言→投下開始でいいんじゃないかなぁ?

256 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/12(水) 22:24:48 ID:???
 ジムの正パイロットは、立ち上がる乗機の姿を見上げた。MSの動作には、ある程度の法則性があり、同型機の場合、チューンでもしない限りは同一化されている。
だが、それならば説明が付かない。
 なら何故、先程まで自分が操っていたはずの機体が、全く違う姿をするのだ。概観が変わったわけではなく、その風格が変わっていた。強者だけが纏える一種の見えざる刃。
彼にはまだ届かぬそれが、目の前にあった。
「あのMSそのものも大概だが……。あの男、何者だ?」
 その疑問に答えることなく、ジムはかつての主の頭上を飛び越えていった。


 第二話 『染まる日々』


 半ば惰性のように機体を動かしたシンは、とりあえず状況を整理してみた。
 まず、フェアと言えるだろう。敵機は1対1。旧時代の戦争ではほとんど起こりえなかったが、MS戦においては意外と起こるカード。
スーパーエース(稚拙な言い回しだが、一番当てはまる)同士の戦闘の場合、僚機がその間に立ち入る間が無い。むしろ戦いの邪魔となるからだ。
勿論、中には卓越した実力者二人が最高のコンビネーションを発揮する場面もあるが、極稀だ。スーパーエースは、そうそういるものではない。
 だが、この敵は十分にエースと言えるだろう。たった一機でMS中隊を壊滅させた実力は、侮ることは出来ない。
「……いまいち、なんで戦うか分からないんだけどな」
一応の安寧をぶち壊しにしてくれたヤツに対する八つ当たりだろうか。大きな理由はこの機体にまで自分を誘った白の少女な気がするが。
シンは搭乗後、モニターでは確認できなかった少女の安否が気になってはいたが、とりあえずは目先の危険に対処することとした。
「まったく。女の子に誘われてたんじゃな。メルヘンじゃあるまいし」
哂ってはいたが、 笑えてはいなかった。


動く。シンはゲルググに向けていた意識を少し割くと、己の乗るMSに傾けた。
この機体がどう動くのかすら定かではないまま、シンは核動力搭載MSに立ち向かう。
スカートから火を噴かせて、粉塵を巻き上げながら、ゲルググは前進した。
ナギナタを大きく振るい、リーチの差を生かした攻撃を仕掛けてくるが、シン――ジムは身体を僅かに沈ませてかわした。
発光するビーム刃が、ジムの頭部から伸びるアンテナを焼いた。
「っ!」
ほんの少しの意識との誤差。シンは舌打ちする。傍目には鮮やかと言える手並みでも、シンには満足できない。
不満を隠しながら、シンはバックパック上部に収められたビームサーベルの柄を取らせ、抜きざまにゲルググの右肩を切り落とした。


257 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/12(水) 22:25:54 ID:???
オーブ宙域を浮かぶ、黒い艦艇があった。宇宙に溶け込むその色は、同時に姿を隠す暗幕。実体はあっても、現在のいかなるレーダーには決して映らない、現状で、最高の隠密装備。
「オーブで動きです」
「……」
艦長席に座る恰幅の良い老年の男は、歳に見合った深い皺を歪めて、歳に似合わぬ不適な笑みを浮かべた。
「地上のエドワード達には、現状を維持させろ」




 その光景は圧倒的の一言だった。
右腕を肩から根こそぎ奪われたゲルググは、ジムを恐れるように身を揺らした。勿論、それは見間違いであり、体勢を崩したゲルググの身動ぎがそう見せただけなのだが。
シンは躊躇わず、ゲルググのコクピット(ザフト時代の経験から、おおよその位置を割り出した)に、淡い赤を揺らすサーベルを突き入れた。
その巨体を痙攣したかのように震わすと、ゲルググはぴくりともしなくなる。駄目押しの蹴りを入れられ、ゲルググは仰向けに倒れた。
本来ならば、聴取の為に、捕虜にするのが適当かとも思われたが、シンは原因の究明よりも、自爆の危険性を排除することを優先した。
確かに手強そうな相手ではあった。が、それまでだった。錆付いたと自覚するシンですら容易い相手。それが現代のエースなのか。
 興味を失ったように、シンはジムのコクピットを開けて、外に出る。とりあえず自宅の安全の確認をしたかった。のだが、
「あ」
シンはやっとこさ、自分のやってしまったことに思い立った。軍用機の無断使用。及び、パイロットに対する暴行。
「駄目だこりゃ」
数分後、シンはオーブ当局に拘束された。


258 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/12(水) 22:27:03 ID:???
自室にて、書類の整備に追われていた女性が、開けた窓から流れ込んだ風に前髪を押さえた。
カガリ・ユラ・アスハ。オーブ連合首長国連邦の、元首長。数年前まで、地球圏最大の軍力を持っていた勢力の一端を担っていた彼女はしかし、ここ数年続く苦悩の渦の中で流されていた。
「全く嫌になる」
目の前に積まれた紙の山に判子をする仕事。ならばどんなに楽だったろう。ある程度の返事も返してやらねばならなかった。国政と言う形で。
「民の不満は募るばかり。軍は旧来然とした体制を崩そうとはしない。現状で、何が国家か。民在っての国だと、何故気付けぬ」
もっとも、自分が本当の意味でそれに気付けたのは最近だったのだけれど。それでも今のカガリは一国の主として完成されていた。
オーブの政には直接介入せず、その力をもって守護する女神、ロンド・ミナ・サハクとは違う目線で、彼女はたしかにものを見ていた。
「変えていかねば。この国を」
未だに力こそ、この体制こそを至上とする現在の主流派は、その姿勢を改めようとはしない。それでも何時かは。
それだけを信じて、カガリは今も世界の表舞台に立っていた。
 そんな彼女の前に、意外な来客が舞い込んでくるのだが、それはこれより五時間ほど後のことだった。



 夕暮れ時。昼間の戦闘で破壊された街の中を歩く二人の男女がいた。
誰もが瓦礫の中から家財を、今も助けを待っている市民を救出する為に動いているというのに、二人はそちらには眼もくれず、ただ歩いていた。
 男がおもむろに口を開いた。
「連中もやってくれるぜ。どうしてこうも戦いたがるのかねぇ、アイツらは」
不満げに口に咥えた火の付いていない煙草を弄びながら、男は女に同意を求めた。女は目線も合わさずに答える。
「それが彼らの抱く意義だからよ。自身の持つ力こそが正義。それ以外の力は認めない。彼らがやろうとしていることはこの一言で片付くわ。支配よ」
「支配ねぇ……」
男は納得のいく答えを得られなかった様子で、項垂れた。不味い酒でも飲んだかのように顔を顰めると、彼は咥えていた煙草を携帯灰皿の中に突っ込んだ。
「不味い酒と、煙草っていうのはよくないねぇ。戦争よりよくねぇ」
「煙草はともかく、お酒については同意しておくわ」


259 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/12(水) 22:28:45 ID:???
二人は切り開かれたかのように大きく広がる街の一角に出た。二人はそこに横たわるムラサメの残骸を見上げる。
「ここで、彼とジムは拘束されたようね」
女はムラサメの突き出された掌に腰掛けた。奇しくも、そこは昼に、白の少女が座っていた場所だった。
「ジムはともかく……その男、シン・アスカとか言ったっけか?そのボウズにそんなに価値があるのかねぇ?」
男は怪訝に思っていた。―シン・アスカ。前大戦時、ザフトきってのエースとして讃えられた男。
当時は少年と呼ぶのが相応しい年齢だったが、生きていれば、今はもうひとりの大人となっているはずだった。
しかしエドは、隣に立つ女性と、自分の上司がシン・アスカを高く評価しているらしいことに首を捻っていた。
「そこまでのもんなのか?」
男の言葉に、女は僅かに頬をゆがめた。それは、苦笑だった。
「生きていることだけは、前から分かっていたわ。でも彼が今、どんな男性になっているかは私もモーガンも知らない。
分かっているのは、彼女が彼を選んだと言うその事実。それだけなのよ」
 女の言葉を、男は笑ってみせた。
「はっはっは!彼女彼女って、そんなにアレがエライかねぇ」
「えぇ。彼女達は利口よ。知性という面では、私達は彼女達の足元にも及ばない。何故なら、彼女達は戦争をしたりしないもの」
女は、悲しげに首を振って、次の言葉を紡ぐ。
「それでも、そんなあの子達の一面を利用して、私達は戦っている。彼女が選んだと言うのならば、私は彼がどのような人物でも引き入れるわ」



「最悪だ」
シンは独房の中で膝を抱えていた。手首に嵌められた手錠が、少し窮屈で痛い。
「誰も逃げやしないよ」
ベッドしかない檻の中で、シンは俯き、呟いた。

「大人しいもんですよ」
シンの様子は、常に監視されていた。勿論、シンもそれには気付いているのだが、鮮明な映像で映されるシンの表情には、何の気負いも感じられない。
人の目も、気にしていないようだった。
「ふむ。しかし彼がシン・アスカだとすると……」
「やっぱり上の方も戸惑いますかね?」
 シン・アスカ。この名前はオーブでも大きな意味を持つ。オーブの人間であったにも関わらず、国を捨て、祖国を焼いた男。
それがオーブ軍内におけるシン・アスカへの共通認識であった。
 彼が、かつては戦争の一犠牲者であったことは、彼らにとって関係無かった。
「彼の一面を知っている、我々としては複雑なところではあるがね。大体、今の彼の表情を見て、あのシン・アスカだと誰が想像できる?」
シン・アスカの素顔を知る者は少なくない。だが、それは大戦時の兵士としての顔。
ともすれば狂気染みたものに浸かっていた当時のシンを知る人間は、今のシンの何処か抜け出してしまった姿を見ても、それが同一人物であるとは、理解できないことだろう。
それほどまでに、シン・アスカは変わっていた。
「それでもやっぱり怖いんじゃないですか?上層部の方では軍用MSの無断使用の罪で、即刻死罪にしてしまえという意見が出てるそうじゃないですか」
「……今の彼は、善良な一市民だよ。そんなに怖いのか?シン・アスカが」
しかしそれも仕方あるまいか。男は思う。シン・アスカ。彼は英雄、キラ・ヤマトを下したただ一人の人間だったのだから。
未だに半ば神仏的に崇拝されているキラ・ヤマトという人間。それとただ一人、対等に戦えたという事実を持つシン。シンは、そういう意味で一つの神と同義の位置にいたのかもしれない。
「英雄は今や逆賊に。英雄殺しの男は、ただ平穏な生活を送っていたと言うのに……。世が世なら、君はこのまま埋もれていたかもしれんな」
 しかしそれを、状況が許さない。



260 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/12(水) 22:31:30 ID:???
 それから間も無く、シンは開放された。黒服の男四人に、がっちり周りを固められて。
「……これって開放っていうのか?」
「シン・アスカ様。ご無礼をお許しください。もうしばらくご足労願います」
取っ付き難い外見通りに、突き放された。シンは肩を竦めて苦笑い。
何処にも、無礼と感じている様子の無いこのオッサン四人が案内人では、苦笑の一つも出ようと言うものだった。
「で?この後、俺は何処に連れて行かれるんだ?」
シンの問いに、黒服の一人が、低い声で答えた。
「行政府までですよ、シン・アスカ様」
 僅かだが、シンの気だるげな苦笑いに、綻びが生じた。そうして、シンは連れられていく。オーブ首長、カガリ・ユラ・アスハの元へ。



現在のザフト正規軍―リ・ザフトの構成員がそのほとんどを掌握している―は、地球でも活動している。
旧ザフト軍の残党狩りの為だ。C.E.78において、地球圏の情勢は混迷を極めていた。
C.E.73の大戦後、世界はオーブを頂点として再編された地球統一連合と、キラ・ヤマト、アスラン・ザラ率いるザフト軍。
この二つの勢力によって統治されていた。
平和をひたすらに愛したラクス・クラインと、カガリ・ユラ・アスハの政策は、争いに疲れた人々の心を癒し、無敵を誇る軍力で、あらゆる反乱を許さない。
 その筈だった。実際は、世界全体の平和を優先するラクス・クラインと、あくまで人々の幸福を善しとするカガリ・ユラ・アスハ両名の意見は対立。
揺るがないはずだった二人の協力関係は、あまりに脆く崩れ去った。それでも、一応の平和を叶えるだけの力は、同じ世界を夢見た二人の手元に残った。
やり切れぬ確執を残したままの彼女達だったが、それぞれ別の形で、世界の安定を護り続けようとしたのだった。
それを砕いたのが、プラントの双璧であったアスラン・ザラだった。
「アスラン……」
仕事を終え、机に突っ伏したカガリは、一度は愛し合った男の名を呟いた。しかしそれはもう遠い日。今の二人を分かつ壁は、到底取り払えそうには無い。
「何故続ける。戦いを」
あまりに強すぎる力の誇示。アスラン自身も嫌悪したそれを、今は彼自身が行っていた。今のプラントは地球統一連合に対して、明確な敵対姿勢をとっていない。リ・ザフトとして活動していた頃に掲げた、ナチュラルの駆逐の思想など、陰も形も無かった。
 だから余計に怖い。アスランが、何を考えているのかが分からない。
「キラとも、もう和解の道を選ぶことは出来ないだろう。お前はそうやって、同胞を殺し続けるのか?」
ザフト軍は今、ただ旧体制の残党を狩ることだけにその力を奮っていた。行き場を失った以前の英雄達の中には、今を生きる為に宙賊(かいぞく)に堕ちるのを余儀なくされたものも多くいる。
それらを粛清するのが、今のザフト軍のあり方だと、プラントは言う。
「今日の事件も、時代に取り残された哀れな逆賊の仕業だと、お前は言うのか……」
しかし、ザフト軍の動きはあまりに不透明だ。残党と見せかけて、主要施設の破壊を行っているとさえ言われている。認めたくは無い、その所業。
しかしカガリはそれを、真実として受け止めた。
「私は、お前を認めない。言葉が通じぬと言うのなら、我が力の全てをもって、止めてくれる」
その為に、彼をここへ呼ぶのだから。長い間、うやむやのままにした痛みとも、向き合うために。
 そうしてドアは叩かれた。
 




第三話 「往く道」に続く。





261 :C.E.78 ◆RcLmeSEfeg :2007/12/12(水) 22:33:10 ID:???
第2話投下完了。今日はここまでです。
第1話までは逆シンスレでの投下分ですので、あちらから読まれている方に悪いと思いまして(汗。
疑問点なども多いかと思いますが、今後、出来る限りは本編で答えていこうと思っています。
それでも足らないときは、個々に説明していこうかと。

262 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 22:37:28 ID:???
>>261
投下乙です。
シンの腕も錆び付いているとはいえ相当なもんなんですねえ。
どんな戦いになるのか、wktkしてます

263 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 22:53:30 ID:???
乙です。
今のところまだ謎だらけだな。ジムもそうだけど、各主要登場人物の行動もよく
解らないし。勿論、本編で答えて貰えるのを待つだけだが。

あと、ちょくちょく発生する「シンがラスボス」案は何なんだろう。結構前から
レスがある割に、SSは投下されないが。

264 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 23:09:46 ID:???
それはラクシズ厨のたわごとだから・・・
それにそういう話は本編でやってしまったじゃないかw
なにを今更www

265 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 23:14:34 ID:???
もし種・種死を真船一雄先生が書き直したら

266 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 23:20:20 ID:???
>>264
ラクシズ厨の戯言と切り捨てるのは早計過ぎだな
正直本編のアレはラスボスと戦う前の強敵A位の扱いじゃないか

どうせやるなら堂々たるラスボスになって欲しかった……って言う話じゃないのか?

267 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 23:24:55 ID:???
正直シンを悪者に仕立て上げてラスボスに担ぎ上げる話なんぞ考えても胸糞悪くなるだけで面白くない
読んでてスカッとする話や、感動する話、意外性のある話、笑い転げる話のネタとしてはちょっと・・・

268 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 23:28:12 ID:???
自分の好みから外れた展開にファビョる奴はラクシズ厨と変わりないだろ
ラクシズフルボッコなSSにケチをつけてきた奴らをそうやってレッテル貼りして排除してきたんだし

269 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 23:34:26 ID:???
シンをラスボスにしてみるスレを見ていたが、シンはラスボスになりにくい、
という事が解った。レスの殆どが、シンの設定をどうやってラスボス向けに
改変していくか、という流れだったからなw

勿論シンでもラスボスに出来ない事は無いだろうが、キラ=ヤマトという
比類なき戦闘能力、枯れない才能、広く深い金脈人脈、最強のMS、傲慢さを
全て持ち合わせているナチュラルボーン・ラスボスと因縁浅からぬ仲だから、
主人公として描かれた方が自然なんだよね。

270 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 23:35:57 ID:???
しかし現にシンラスボスのSSは投下されずじまいだ
やはり素材としてダメなのかも

271 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 23:36:59 ID:???
シンラスボスか……

どういうシチュなんだろう?


キラ・ラクス等オーブを主役に据えるとアニメ同様ラスボスと称した、名有り雑魚Aになっちゃうし。
アスランをザフト側のままにして、ザフト軍分裂でもさせるか?
(レイ、ルナあたりを主人公にしても良さそう)
それとも、ファントムペインあたりを主役に据えるか?

272 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 23:39:06 ID:???
>>269
スレdat落ちしているが、1だけ見れた

……シンへの哀を感じた。

273 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 23:40:52 ID:???
考え方を変えるんだ
主人公(=キラ)が悪行の限りを尽くすというSSとして考えるんだ
エロゲにはそういうの珍しくないし・・・
最後まで立ちはだかる良識を持った一般人がシンなんだ・・・

274 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 23:41:29 ID:???
>>261 アスキラ対立ってのは新鮮ですね。三主人公三つ巴っぽいのは普通に楽しみです。

275 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 23:47:44 ID:???
頭の中で俺構成が大体定まってるのに「こんなんじゃ読むに堪えねえ」と消していく日々

半端なところで切れてるから投下もしづらいし、己の文章力の無さが愚かしいです('A`)

276 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 23:53:29 ID:???
そういえばだいぶ昔ルナ主人公スレでシンがラスボスの短編SSがあったな。
あのシンは割とシンらしさが残ってて良かった。


277 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 23:54:53 ID:???
>>261
 GJ!なんかアストレイ系のぶっ飛んだ話になりそうだな。そういうのも
好きなので期待して続きを待ちますね。

 シンをラスボスにしたい人は何故かオーブの勝利をプッシュするね、凄く。
どうしてもオーブ、つかカガリに良い所を持っていかせたいらしい。あと、
連合をプラントの配下に置きたがる。>>165 >>193辺りか。この構図は
ラスボスにしてみるスレの頃から毛筋程も変わってない。ただし、SSは
投下しない。せいぜい>>26程度の断片的な妄想レスだな。

278 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 23:59:08 ID:???
もしガンダムが強奪されなかったら・・・
種でも種死でもOK

279 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 00:00:12 ID:???
>>275
よし、無理矢理、続きがありそうなのに短編化するんだ。
もしくはまとめにある避難所にネタ捨て場のスレ作ってくるぞ?


……あれ、掲示板が死んでるやorz(したらばが障害中らしい)

280 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 00:01:08 ID:???
なんでオーブ勝利なんだろうな

281 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 00:03:30 ID:???
>>280
そりゃ連合勝たせたい人はブルコススレ辺りに行くからじゃないかい?

282 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 00:08:09 ID:???
>>277
本気でシンをラスボスにしたかったら、ザフトがジブリールを逃がさずにオーブを無血占拠
氏族に代わってオーブを行政を代行
かえって民衆はザフトによる支配を受け容れてしまう
行政代行はオーブ出身という事もあり、フェイスのシンが適任と判断される
命辛々脱出したカガリがラクシズの助けを借りてオーブ奪還を試みるが・・・てな流れもアリかな

283 :275:2007/12/13(木) 00:10:21 ID:???
>>279
文章になった部分での主な改変
・アスランがヤキン後ザフトに出頭、議長に恩赦
・ルナマリアがちゃんと射撃できる
・ビームサーベルが交錯すると瞬間的に反発して互いに吹き飛ぶ→対艦刀の優位性が生まれる

他に至るところで改変してるんだが書いてないので一応伏せておく

284 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 00:16:09 ID:???
もしもネオが完全に別人だったら
ラウと同じようにアルのクローンで空間認識能力持ちで

285 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 00:20:30 ID:???
なんか「、」を使いすぎてて微妙に読みにくい

286 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 00:21:11 ID:???
>>284
OPのように魔乳と対峙して撃ち合うんだろ
そして魔乳に重核子爆弾の起爆装置の場所を教えて事切れる・・・
あれ?
なんか変な事云ったか?

287 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 00:45:59 ID:???
>>275
ナカーマ
ちょくちょくシンのラスボス案投下してるけどさ、文章力の無さに落胆して書いては消してます

案だけは浮かぶんだよな

288 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 00:51:18 ID:???
シンが戦後に新勢力立ち挙げてラクシズぶっ倒すけど結局ラクシズと大して変わらない傲慢振りで破滅するSSが書きたい。

289 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 00:56:35 ID:???
傲慢とか言わずとも、倒した瞬間から共通の敵がいなくなってgdgd、
勢力はいくつにも分裂して、最後にはラクシズ残党に漁夫の利をされるでokかと。

290 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 01:05:16 ID:???
シンは鉄砲玉だろ。ボスとか組織のトップとか無理無理。


291 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 01:22:56 ID:???
もしデスティニーがブルーデスティニーだったら

292 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 02:36:00 ID:???
>>291
マリオンの変わりにレイの人格データがEXAMに登録されています

293 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 08:00:55 ID:???
>>288
書けば良いじゃない。面白ければ受け入れられるだろう。

294 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 08:26:03 ID:???
とりあえずたくさん羽があるエクセリオンとグングニールが記憶・・・・・

295 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 08:32:38 ID:???
脚本家と監督が違う人で福田も演出にまわっていたら

296 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 08:39:53 ID:???
シンラスボススレちょっと見たかったな。今は亡きにくちゃんねるが惜しまれる。
でも彼はどちらかというと敵としてはライバルキャラであってラスボスではないような……。


297 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 09:33:12 ID:???
それこそ種死の結末に絶望して破滅指向のコロニーかなんか落とすクルーゼもどきになるとか。
でも一人で落とせるもんでもないし、せいぜい神出鬼没のテロリストが限界だろうか。

298 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 10:45:56 ID:???
もし種世界がXのAW並に荒廃してたら

299 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 11:49:49 ID:???
もしもキラが乗ったのがF90で、
AAにAからZまで全てのオプションが揃ってたら……

300 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 12:53:26 ID:???
Type-C.Aを積んだ2号機もろともオプションの大半を奪取されると。
とてもじゃないが勝てそうにないなw

301 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 14:53:35 ID:???
あるスレで書いてた長編なんだがシン、ラスボスアイディアいただいてよいだろうか?

302 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 15:37:42 ID:???
>>301
どこのスレの長編?
未完モノだと、マユ主人公スレの『隻腕の少女』のシンがラスボス路線バリバリで
私の好みだった

303 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 16:24:09 ID:???
もしネオがベルリンでAAじゃなくシンもしくはミネルバに拾われてたら

特にレイといい絡みになりそうだ

304 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 17:00:27 ID:???
>>301
大丈夫だと思うけど
続き物なら作品名をよろしく

305 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/13(木) 19:40:14 ID:???
>>303
ステラの件でシンが瞬殺しなきゃ、即裁判→処刑なんじゃね?
その後は、オーブでアカツキ墜としてカガリ死亡→オーブ占領→月基地墜として
ジブ死亡→DP発表後、難癖付けるラクシズ全滅させて大団円、と

306 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 00:10:27 ID:???
DPは反対側にとっては限りなくBADだな。究極的社会主義体制だし
自由を封じられるなんて苦痛だな。平和とは自由な心で勝ち取れると思うよ←法学部の意見

いつも思うんだけどDP支援者って社会主義者と思ってしまう。すべての人がそうとは思わないけどさ
俺は民主主義派だからキラ(ラクシズ)に近い考え方なんだよね。夢とか大切にしたいし

307 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 00:14:35 ID:???
>>306
戦後の復興が完全に終息しきったならDPは確かにいらんとは思うよ
あとラクシズは自由というよりは勝手といった方が近い気がする

308 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 00:16:35 ID:???
>>306 強制はしないと言いつつジェネシスとレクイエムで脅してるしな。

309 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 00:18:34 ID:???
確かに。
ザフト全般から見ればG強奪以来の因縁の相手にしてベルリン大虐殺の指揮官でも
あるわけで、正直A級戦犯以外の何者でもないし、
シンからすれば(背後にジブ公や連合ブルコス等色々居るとは言え)
ステラを操り煽って戦わせた直属の上司としてキラに次ぐ仇のようなもんだからな。
レイに取っても当初は違和感の素でしかなかったものの素性や経歴が明らかになれば
憎悪しか残らないだろうし、またもしそこで凸が「これはムウさんだ」とか
庇い立てしようものなら怒りに火を注ぐだけの事。
仮に単身で脱走試みた場合射殺するのにためらう理由はないし、凸とつるんで
脱走の場合もTVのメイリン道連れよりもはるかに躊躇なく撃墜できるし……
あれ、何だかイイ事づくめじゃね?w

310 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 00:19:43 ID:???
>>309>>303>>305宛ね

311 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 00:23:00 ID:???
思うにDPって極めてロウ寄りの考え方だよな
反対にラクス達の考え方は極めてカオス的


ここでロウ=善とかカオス=悪とか言い出す人が現れませんように

312 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 00:28:20 ID:???
>>306
CE73時点の戦乱とNJC等で荒廃した環境の地球圏で、
ラクスの掲げる自由に基づく平和が訪れるまであと何人餓死凍死するのやら?
というSSもあったけどね

313 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 00:31:34 ID:???
基本的に無責任無政府主義者だからな

314 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 00:38:51 ID:???
 ラクシズを皆殺しにしてDPを完成させ、世界が復興した後も「いいや、
人は信用できない。DPによる管理はまだまだ必要だ」として管理者側が抑圧を
続け、その尖兵として戦い続けるシンと、新主人公が対立するような話はアリだと
思う。「管理計画社会はなぜ永続しないのか」という問題にも絡められるし。

「人の命を守る為なら、自由が犠牲になっても止むを得ない。どれほど無節操な
破壊と殺戮が繰り広げられたか。人類には自由など要らない。これからも」
「貴方がたは戦争を止め、秩序と豊かさを取り戻してくれた。けれど、何時までも
貴方がたのゆりかごで守られ続けるわけにはいかない。前進せねばならない」

みたいな、さ

315 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 00:45:17 ID:???
どうなろうが結局はCE世界はターンタイプに滅ぼされるしなw

316 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 00:58:02 ID:???
>>308
まだこういうアホな事言ってる奴いたのか
00の影響で来た新参か?

317 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 01:04:00 ID:???
>>314
TVの種死もDPをもう少し早く、あるいは明確に提示・導入して
最終決戦のテーマをそんな具合に描くか、あるいはTVでは採用ENDにして
劇場版をそういう話にするとか、やり様はいくらでもあったろうにねえ…

318 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 01:04:37 ID:???
連合の時は停戦交渉も無しにいきなり艦隊差し向けてきたから迎撃しただけだし、オーブの時もあっちが攻め込んできたの確認してから照準向けたしな

319 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 01:06:46 ID:???
結局DPには「難しい事はよく分からんが、これを許すと滅茶苦茶ヤバい事だけはワカる」って感じの危機感ってヤツが全く無い
なもんだから、それを遮二無二滅ぼそうとしているラクシズがただの池沼集団にしか見えない

320 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 01:07:22 ID:???
確かに無条件でシン様正義!悪はラクシズ!的な考えはちょっと引くな・・・
種世界の人間は妥協を知らないよな。ラクシズも議長ももうちょい穏便に事を進めろよ・・・

321 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 01:11:53 ID:???
昔何かのスレで見たレス
「ラクシズはアニメ通りに描写したらヘイト」
あまりに酷すぎる発言だが、反論できなくてワロタ

322 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 01:16:28 ID:???
本編通り描写したら全員糞キャラになっちゃうよw

323 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 01:34:38 ID:???
>>321
なつかしいなw

324 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 01:49:51 ID:???
>>315
大人のためのガンダムって本では、黒歴史は宇宙世紀+平成3部作なのでCEとOO西暦は含まれてないらしい
富野監督や長谷川にインタビューしてるからかなり公式に近い

シンのラスボススレであったデスティニープランの内容
・適性ありだとしても、要求された水準を満たせなければ切り捨てられる
・遺伝子が定めていない恋愛や行動、職場の禁止
・逆らえばすぐさま淘汰の対象

325 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 02:24:19 ID:???
種キャラがサイバーフォーミュラの世界に飛ばされたら(生身のみ)

326 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 06:39:19 ID:???
>>324
 確かにそこまで変えれば、何とか……適正はともかく、能力の水準は生まれてから変化、
成長していくんじゃないのかとか、あんまり厳しくすると淘汰される方が多くなって、結局
DPが失敗するからそれほど減らしはしないんじゃないかとか、思うところはあるわけだが。
 生殖行為でなく恋愛を禁じている辺り、笑っちゃうよなw

327 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 08:58:20 ID:???
>>326
まさに世界のための人間を揃えるってわけだね。DPは大多数は成功するわけだけど、それに比例して社会的に切り捨てられる人も多くなる
失敗しないためにレクイエムとかがあるわけだし

結婚は全て遺伝子適合したもの同士

328 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 09:17:23 ID:???
そんな特撮ヒーロー物か子供向けヒーローロボットアニメに出てくるような
悪の帝国やら宇宙からの侵略者が言いそうな物をガンダムキャラに言わせる訳にもいかないわけで。

329 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 09:20:00 ID:???
>>327
本当に成功するのかよ。
各職種の需給バランスとか給料格差とか大丈夫なのか?

330 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 09:33:23 ID:???
>>329
 お前ら好き勝手やりすぎ。ちょっとは自重しないと何もかも無くしちゃうよ、
というのがDP。だから滅茶苦茶になったCEを建て直す時には有効だけど、
豊かになって人々の生活に余裕が出てくると不満が噴出す筈。独裁国家とか、
そういうのあるじゃない。

 DPは永続しないだろう。だから>>314みたいな話も有り得ると思う。だが、
あの時期に、何の提案もしないラクシズがDP潰したのは正しくない。単なる
強者の傲慢。製作陣もそう思ったから、アニメ本編でプランの詳細を明らかに
しないまま、ラクシズ陣営に「あれは未来を殺す」「死の世界が云々」とか
言わせたんだろう。「そういう事にしておこう」って意味で。

331 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 09:44:44 ID:???
DPみたいな制度が成立している作品を見つけた。
竹本泉のSF漫画なんだけどな。一定年齢で、適性のある職業をコンピュータに教えてもらうらしい。
その中では、未来を殺されるなんて事もなく、普通に生活してたな。DPも意外に快適かもしらん。

でも、DPで出た職業適性が「ドモホルンリンクルの雫を一滴一滴見守る人」とかは嫌だな。



332 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 09:47:50 ID:???
てかなんでDPで復興できるんだぜ。

333 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 09:54:37 ID:???
>>332
CEの連中が例外無く殺し好きで、後先考えずに戦いまくっちゃうような
類人猿だから抑制が必要ではないか、という話。

334 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 09:58:40 ID:???
>>333
単なる職業斡旋したところで抑制なんてできるんかいな。
制限がかかるのは職業選択の自由だけで他は何の制限もなしだろ?

335 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 10:06:53 ID:???
え、なんか懲罰があるんじゃないの?決められた仕事に就かなかったり、
決められた土地から離れたりするとと。つか、そういうのがあるから
ラクシズが反抗したんじゃないの?でないと、連中はただの職業斡旋所に
押し掛けて責任者をぶっ殺した事に……

ああ、かなり記憶曖昧だわ。じゃあラクシズって、本当に何の理由も無く
あんな事をやったわけ?

336 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 10:29:22 ID:???
>>335
本編通りならノート一冊で証拠を固めもせずに攻め込んでるな

337 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 10:45:47 ID:???
なんかインタビューによると、DPの強制性って一切無いらしいぜ。
だから俺は、

コーディネーターに対する不満逸らし、

適職への斡旋によ労働力の効率的な分配と復興の加速、

それから、

コーディネーターの不妊問題を解消する研究の為の莫大な遺伝情報の獲得

の三つを同時に成し遂げられる一石三鳥のハローワークプランだと思ってた。

尤も、差別の温床になる可能性も無きにしも非ずだから、反対する理由も判らなくはないが……。
つうかさ、十何年も前(だよね)の議長の同僚の残したノートを根拠に攻撃を加えるあいつらって一帯どう言う基地外なの?

338 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 10:55:48 ID:Nffn4n4E
>十何年も前の議長の同僚の残したノートを根拠に攻撃を加える
きっかけは何でも良かった、とにかく政敵を潰す口実が欲しかった、今でも正しいと思っている
(後年ラクシズ幹部のインタビューより、検閲により削除)

339 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 10:56:17 ID:???
一番の狙いは3つ目かもな。デュランダルは何よりもプラントの指導者だし、
遺伝子関係の研究者だったよね、奴は。復興が一定以上のレベルに達したら、
確かに不正の温床になるだろう。対立が生じるとすれば、その時だろうな。

まあラクシズの所為でおっぱっぴーだがw

340 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 11:00:10 ID:???
考えてみると、ラクシズってコーディネータを自然交配でナチュラルに還すって方向性なんだよな?

もしかして、これが成功するとコーディネーターが種として確立してしまいそうだったから議長を攻撃したのか?

341 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 11:08:48 ID:???
つまりコーディネイターをナチュラルに回帰させるため、デュランダルには
死んで貰ったと。シーゲルの思想を継いでいるわけk……
しかしそのシーゲルを、フリーダムを奪う事で間接的に殺してるんだよな。
自分が主役になりたかったって事なんだろうか?

342 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 12:03:13 ID:???
言葉の上では強制こそしない。でも、戦争を終結させた当代の英雄が混迷の世界を導いてやるぞって言いくるめていくんだよ
一種の洗脳操作だな。DPが正しいと植え付けていくんだろう

現に刃向かおうとした連合に対し、警告なしのレクイエム。ラクシズも一応、目的ばレクイエムの破壊゙だし

343 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 12:15:05 ID:???

いや、ラクス派の母体はシーゲル派だから、
その支持を受け権力を行使する為には、当然シーゲル派の大儀を守る必要があるわけで……。


かつて自分の愛を阻んだ『コーディネーターの運命』。
それを、英知と言う刃で切り拓く為、議長は多少強行であってもDPを施行する為の道を選択する。
そのためには、コーディネータへの悪意を多少強引でも何かに転嫁せねばならぬと、
『過激派としてのブルーコスモス』の黒幕であったロゴスを生贄の羊とし、
自らの望む未来へと道をつなげてくれるだろう若きエースに、運命と言う名のモビルスーツを託す。
愛と言う唯一つの目的の為に軍機を犯した少年の姿に、
議長は、ただ一人への思いのために議長となり、世界を動かしている自分の姿を重ねていた。


それに対するは、ラクス派を維持する為に何としてでも議長のDPを潰さなければならぬ若き覇王ラクス・クライン。
DPが施工されれば、出生率の低下と言うコーディネーターの運命が解消される可能性が高く、
一時的に噴出するだろう遺伝子差別は、技術の進歩と相俟って全人類のコーディネータ化を促進するだろう。
それではいけない。
ラクスは自らの信者である最強の兵士、キラ・ヤマトとアスラン・ザラに、
侵略する自由と、無限の正義とを与えた。

両雄の激突は、近い!


……こう書くとなんだか面白そうだよな、種死

344 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 12:29:36 ID:???
三国志みたいだな

345 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 12:35:17 ID:???
>>340
そのわりにはラクシズのコディナチュカプは破綻しまくってるがな。
キラフレ→キララク、アスカガ→アスメイ、ディアミリ→解消、マリュ虎?→マリュムウ・・・

346 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 12:49:15 ID:???
カプはキラフレ、虎マリュ、ディアミリが異種間恋愛として正当

アスランは運命に振り回されるとして、アスラクが妥当

347 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 12:55:00 ID:???
別に作中キャラがカップルにならなくたって……お見合いパーティじゃあるまいし

348 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 13:57:03 ID:???
我が世の春の四馬鹿御行幸の場に、レクイエムで滅亡したヴェスターラントもとい
コロニーの遺族が乱入して『ジブリールの共犯者!』と糾弾したらどう反応するんだろ。

349 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 14:14:25 ID:???
もしラクス暗殺に成功してたら

350 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 14:59:35 ID:???
そりゃヴェスターラントの例を出すんなら、終わり方も当然同じように……

351 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 15:11:14 ID:???
議長がレクイエム撃った時は講和もまだだったし、一発プラントにぶちかまされた報復として撃たなきゃならなかったってのもあるかもしれん。世論的とか立場的に。
そしてついでだからとDP推進に暗に脅してみちゃったら、ラクシズが出てきちゃった。というオチ

352 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 15:56:53 ID:???
もし種・デス種キャラでΖ(展開に逆シャアやオリジナル含む)をやったら
SEEDはNTの上位種(いわゆるエスパー組)。本編ではパイロットでなかったものも可
一年戦争はあまり深く考えずに

キラ:大戦の英雄で、危険分子として軟禁されていたがカラバに参加
後にエゥーゴに合流し、宇宙にも行き、さらにはグリプス戦役を終結させる
機体はリックディアス→メガΖ→ν及びHi-ν
シン:ティターンズに家族を殺されてエゥーゴ入隊。妹のマユを守りつつ、戦争終結を目指す
マユを人質に取られ、一時期ラクスの下へと走るが、カガリに救出されてエゥーゴに戻る
機体はガンダムマークU→Ζ→ΖΖ及びフルアーマー
アスラン:アレックス・ディノという偽名を用いているが、実は前大戦の戦犯パトリックの息子であり、ジオンの元エース
エゥーゴを建設して活躍するも、ラクスに感化されてアクシズ(ネオジオン)に走る
機体はリックディアス→百式→サザビー→ナイチンゲール
ラクス:ジオンの残党・アクシズを纏める若きカリスマ。
自らをSEED理論を提唱したシーゲルの娘と称して、地球圏支配を目論む
機体は専用ガザC→キュベレイ→ラフレシア
カガリ:キラの双子の姉。サイと共にカラバを建設し、エゥーゴを後方支援
機体はΖプラス
フレイ:キラの恋人。常人とは違うという認識を持っていたキラを受け入れる
機体は量産型Ζ→リ・ガズィ
ステラ:ティターンズの強化人間。シンと出会ったことで自我を取り戻していくが……
機体はサイコ→サイコマークU

353 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 16:08:37 ID:???
SEEDを他のガンダムと絡めちゃ駄目だ、という事が解った。クロスオーバーが
嫌がられるわけだ

354 :275:2007/12/14(金) 16:31:40 ID:???
メサイアを目前にして、キラはかつてないほどの圧力を受け続けていた。
既にドラグーンは目前の紅い翼の機体に全て打ち落とされ、自らのVLを最大稼動させている。
「もうやめてくれ、シン!君だってわかっているんだろう、デスティニープランによる平和なんて、儚いものだってことを!」
相手の残像で頼りにならないレーダーを捨て、自らの眼を頼りにビームライフルを撃つが、デスティニーはそのことごとくを盾で防いだ。
「――っ、だったら、どうだっていうんだ!!」
目前で振りかぶられたアロンダイトを寸前で避けて、再び距離を取って連結ライフルを放った。が、それもかの大剣によって薙ぎ払われる。
「俺は、戦争のない事こそが平和だと信じてる。今更曲げられないんだよっ!!」
その叫びがキラにはまるで自らに言い聞かせているかのように聞こえた。
「シン、完全な平和なんてないんだ、そんなのはまやかしなんだ!」
もう距離を取れる状況ではないと感じたキラはライフルを捨て、両手にビームサーベルを抜き放ち、デスティニーに突撃をかける。
「それがアンタの信念なら――、俺に勝って証明してみせろ!」
デスティニーも剣を正中線に構えなおし、VLを最大展開した。
……次の交錯で、決まる。そう2人は直感していた。
「……行くよ、シン!」
「でやあああああああああっ!!」
瞬間、2機の、3本の剣が交錯した。

355 :275:2007/12/14(金) 16:32:47 ID:???
「くっ…!」
2本束ねたビームサーベルといえど、相手の刀を凌げないと悟ったキラは、寸前に構えたレールガンで手を打ち抜こうとした。しかし。
「なんだって……!?」
レールガンはデスティニーの横を掠めただけにとどまった。完全に慣性がつききった瞬間にシンはアロンダイトから手を離し、機体を横に流していたのだ。その手には何も握られてはいないが――
「もらった……!」
そうシンが言った瞬間、キラは自分の死を覚悟した。それでも瞬間的に腹部のビーム砲を発射していた。
「うわああああああああっ!」
数瞬後、爆酸した。――デスティニーの腕が。
そしてそれと同時に運命の位相は移り変わった。そのままの勢いで月面に叩きつけられるデスティニー。
「シン……君は……」
キラの顔には苦しみとも悲しみともとれる表情が浮かんでいた。あのタイミングで彼の掌部ビーム砲に間に合うはずが無かったのだ。
「行けよ……アンタの勝ちだ」
それだけシンは素っ気無く吐き捨てると、そのまま通信をシャットダウンした。
その言葉に返せる言葉も無いまま、キラはメサイアへと機体を走らせた。

356 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 16:34:40 ID:???
クロスオーバーは嫌いじゃないがコレは酷い。

357 :275:2007/12/14(金) 16:34:44 ID:???
シンラスボスをなんとなく書いてみた。今は反省している。

自分のメインSSは進まないのに('A`)

358 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 16:37:13 ID:???
すまん、物凄く紛らわしい位置に割り込んでしまったorz

359 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 19:21:28 ID:???
種・種死を少年漫画みたくしたら

360 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 19:24:27 ID:???
種・種死を漫画太郎先生が書き直したら

361 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 19:30:12 ID:???
見得るぞ、ラクスが凄いことになって、やたらロリィなキラがケツに押しつぶされた挙句、屁を吹きかけられる姿がっ!

362 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 19:34:08 ID:???
>>360
マリュー「こんガキャー!」 バチーン!!

キラ「ブベラ!」

363 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 20:07:25 ID:???
種キャラがニトロプラスのキャラだったら
デモベは専用スレがあるのでそれ以外で
一番やりやすいのは鬼哭街だが

364 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 21:54:50 ID:???
>>363
言われてみればクローンスレのは鬼哭街の主人公に似てる立場だな。
バカピンクのおかげで鬼哭街のようにならなかったのとブラックk7と。


365 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/14(金) 22:51:51 ID:???
ぽまいらGSC氏が帰還ですよ

366 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/15(土) 10:46:50 ID:???
もしギナが生きていたら

367 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/15(土) 16:09:14 ID:???
もし、種・種死がときた以前のボンボン漫画のノリだったら
(例:ボンボン版Vガンダム・ガンダムF91、後ボンボン版餓狼とか)

368 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/15(土) 19:48:31 ID:???
アークエンジェルでゾノを押しつぶすマリュー艦長
それを肯定するハルバートン提督
ええい!このスイッチだ!(ジンに殴りかかるストライク
キラ・ヤマト様の大発明!
砂漠の虎が褌一丁
貴様は電子レンジの中の核爆弾だ!
こうですか?わかりま(ry

369 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/15(土) 19:52:27 ID:???
ウッソ君w

370 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/15(土) 20:11:17 ID:???
フェイズシフトパンチ!とか
喧嘩を仰ぐ魔乳とか

371 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/15(土) 22:18:47 ID:???
もし岩本版ロックマンXのノリで種・種死を書き直したら超名作の予感

372 :94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/15(土) 23:49:27 ID:???

GUNDAM SEED -褐色の破壊者- 第3話-それぞれのできること-

自分に宛がわれた部屋の窓から外を見る。
漆黒の中に浮かぶ無数の星。
そして、少しずつ小さくなるヘリオポリスの残骸。

そう残骸だ。
どう言い繕おうと、自分が原因の一端を握ってしまっている事実。

あれから、見たこともない戦艦(あまりカッコいいとは言い切れないフォルムだったが)
に収容された俺とキラ。
キラの機体に乗り込んでた女性はマリューさんといって実際に連合の兵士だったらしい。
この戦艦…アークエンジェルというらしいが…に搭載されるはずだった新兵器。
その情報がザフトに漏れて、結果奇襲を受けて3体が奪取されてしまい、戦艦の乗組員も
多数が死傷したという。

で、俺とキラだ。

成り行きとはいえ、軍の超機密事項に触れた上に、二人して機体のOSを弄ってしまったモンで、
俺とキラ以外には使えなくなってしまったらしい。
二人の間でなら、何とかなる……というか、あの後二人で二つの機体のOSを同じにしたんだけどな。

ちなみに、あの時主兵装が使えなかったのは単にロックがかかってただけだったらしい。

あの後、ザフトの襲来がもう一度あった。
その時にはもうこの艦に収容されて多少説明を受けたとはいえ、いざ戦場に放り出されると
やっぱり自分でも驚くぐらい冷静に、そして冷徹に、戦うことが出来た。
そう、正規の兵士でも何でもない俺がだ。


373 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/15(土) 23:49:33 ID:???
まだだ! まだだぜクルーゼ隊!!
トールの残した作戦は…まだ終わっちゃいねぇーーーっ!!!!

374 :94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/15(土) 23:50:29 ID:???
コーディネーター。
実際、一口にコーディネーターといっても様々なヤツがいる。
正確には様々な分野に特化したヤツがいるって言った方がいいか。
実は俺自身は、今までどんな分野に適性があるのかとかは考えた事もなかったんだが。
もしかしたら……俺はこういう戦いの……

唐突に部屋のブザーが鳴った。
といっても非常召集とか物騒なものじゃない。ただ単に来客が来たというだけだ。
泳ぐようにして、ドアまで行き、ロックをあける。
ドアを開けると目の前にミリアリアの顔があった。
「ちょっと、何で逆さまなの?」
いやに顔が近いと思ったが、通路に正立したミリアリアと天井から倒立した俺とじゃ確かに顔は近いわけだ。
「いや……まぁ……色々と考え事をな……」
歯切れの悪い返事をしながら、改めてミリアリアの様子を見る。
違和感を感じる。そしてすぐに思い当たった。
「それ、軍服だよな?」
「そう。っていうか、何でアンタは着てないのよ」
「俺は……だって正規の兵士じゃ…」
「あー……また考え込んでたんだ」
大げさに肩をすくめて、ため息までつかれた。
「そんな…お前に心配されるような事じゃねーだろよ」

「あのね。誰も表立って言ってないけど、アンタやキラには感謝してるんだよ。
 まぁ、結果的にヘリオポリスはああなっちゃったけど、
 それでも私とか含めて沢山の人が助けて貰ったのは事実だもん。
 これから、この戦艦に乗ってる間、また戦うことになるかもしれない。
 それでも……私に、私たちが出来る事をしたいから。
 二人だけに背負わせたりしない。私達友達でしょ」
そこまで一気に捲し立てたあとで、大きく息を付いたミリアリア。

375 :94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/15(土) 23:51:36 ID:???

私たちが出来る事……か。

自分ができること。
今時分に出来る事は、あのバスターに乗る事。
そしてこの艦とこの艦に乗ってるコイツ等を守る事。
今までの悩みがアホみたいにすっきりした。なんだ、とても単純な事じゃねぇか。
俺には戦争なんて大層なことは出来ねぇ。ただ、目の前の、自分に出来る事小さな事をしていけばいい。

「ああ。そうだった。なんか色々忘れてた。アリガトな。ミリアリア」
そのとたん、急に不機嫌そうな顔になるミリアリア。
「ミリィ。またそんな他人行儀な呼び方して」
「あ、ゴメンな。ミリィ」
「よろしい。じゃ、また後でね」
そう言ってミリィはドアを閉めていってしまった。

俺の、キラの、ミリィの、そして仲間たちの……出来る事。
ゆっくりとベッドの上まで移動すると、まだビニールに包まれていた制服の封を破った。



376 :94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/15(土) 23:52:37 ID:???
今回から、ちょっとずつ原作のエピソードを省いたり
オリジナルな展開がはさまっていったりするかも。
原作と大幅に立場の違う人が出て来るかもしれません。

ディアッカが戦闘時の極限状況ですごかったのはきっと、
コーディネーター+主人公補正です(笑)

あと、キラの活躍はディアッカから見た補正でちょっと誇張されてしまってます。

それから、今後もディアミリ成分は随時足して行きます!(笑)

377 :373:2007/12/16(日) 00:39:52 ID:???
GJ
そして、投下割り込みスマソ

378 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 01:07:48 ID:???
グレィトゥGJ

379 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 08:47:30 ID:???
炒飯GJ!
ディアッカの今後に大期待!

380 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 23:12:41 ID:???
mamono鯖移行・・・
マジでありえないorz

381 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 23:18:16 ID:???
あら、本当に鯖が変わってる。

俗に言う懲罰鯖(実況荒らし隔離鯖)って奴かよ。
種板作ったら状態……

382 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 20:32:26 ID:???
砲手

383 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 23:39:03 ID:???
もし種の作り直し作品で女キラ(同年齢)がシン(主人公)のヒロインだったら
もし番外編でディアッカの出したチャーハン屋が潰れかけていてそれを凸とシンがヘルプに向かったら
もしキラが浮気してラクスに見つかり、シンがかくまう事になったら

384 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 23:47:24 ID:???
もしラクスがまともなヒロインだったら

385 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 23:47:43 ID:???
もしもキラがあのままヘリオポリスの非難船に乗る道を選んでいたら

遺作がシャトルを撃ったのもストライクとの戦闘を邪魔されたからついカッとなって(ry
であって普通なら目もくれないんじゃないか?

386 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 23:53:32 ID:???
>>385
結局シャトルは地上でAAに回収されて、キラは再びストライクに乗るハメになる、か・・・

387 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 23:54:40 ID:???
もしもキラがカズマや祐希や大門大だったら

388 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 00:01:09 ID:???
>>384
反戦派の旗印になってシーゲルと一緒にクルーゼに暗殺されてたかもね
んで「我らが歌姫、ラクス・クラインは死んだ! なぜだ!!」と(ry

389 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 00:30:58 ID:???
>>384
馬鹿ピンク乙

>>385
それだと、遺作が攻撃隊に加わってAAとハルバートンがさらにボコボコにされて
結局、発進することすら出来ずに艦隊ごと死ぬんじゃね?

390 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 00:37:54 ID:???
ウルトラマンデスティニーもここで再開を希望。
アメリカのテレビドラマじゃあるまいし気掛かりなエピソードの前編で
途切れてるのは辛い…

391 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 00:47:47 ID:???
ウルトラマンスレ復活したぞ

392 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 02:11:32 ID:???
もしシンにまともなライバルがいたら

393 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 04:31:03 ID:???
>>392
ついでに、まともな同僚もあげてくださいw
誤射マリアとしゃべらないレイ、上司は凸とアーサーと有能なのか微妙なタリア…

394 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 13:25:03 ID:???
>>393
スナイパールナマリア(`・ω・´)
クールにきめても(゚д゚)なレイ
Sっ気たっぷりなハイネ(゚∀゚)
人当たりのいい凸(*´∀`)
なんだかんだで有能なタリアやメイリン
いつもどおりなアーサー

シン冷静スレが思い浮かんだ

395 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 13:34:25 ID:???
接近戦しかしないルナマリア
抜けた遠距離レンジの穴を埋めるレイ
シルエットの交換でどこでもいけるシン
近距離の切り込み隊長ハイネ
中〜遠距離をカバーするアスラン
充電ビームを積極的に使うミネルバ

これで戦闘は大体OKか?
せっかくなんでコアスプレンダーを何機か組み込んでもらいたいけど

396 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 15:29:17 ID:???
種・種死をうすた京介先生が書き直したら

嫁補正と思わしき箇所も笑って済ませられるに違いない

397 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 19:32:07 ID:???
総集編があっても(合体に失敗してシルエットを)落としてしまった、で許されるね。

398 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 19:40:18 ID:???
今思うとなぜ種がここまで人気があるのか気になる
って言うかこうやって気にしている事から手のひらで踊らされている気がする

399 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 20:45:08 ID:???
>>398
素材はそれなりだったんだよ
レシピ(脚本)は最悪だったが

400 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 20:55:58 ID:???
地球に降りたのに飛べない機体にサブフライトシステムを与えられない最新鋭の艦とか
ほんと脚本が屑だと素材がどんなに面白そうでもここまで駄目になるという見本だね

401 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 21:08:13 ID:???
地上で飛べない機体の何が悪い?

402 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 21:19:25 ID:???
>>401
とりあえず、脚本が悪い

403 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 21:30:41 ID:???
>>401
飛べない機体はいいけど戦場が海の上が多いのに飛行手段を用意しないのは問題じゃないか?
飛行用ウィザードの開発は不可能じゃなかったはずだし、そもそもSFS自体は前大戦時に既にあった

404 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 21:40:40 ID:???
低空飛行しかできなかったアークエンジェルがどれだけ苦労したかから戦訓読み取れよ

405 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 21:59:09 ID:???
>>403
飛行用ウィザードはジャンク屋ギルドが開発済みだぜ!
そういえばいつの間にかミネルバの武装から魚雷が消えてたな。

406 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 22:16:06 ID:???
>>403
つノクティルーカウィザード
飛べはしないけど、水上スキーと各種センサーで
水中と水上の自在高速移動が出来るようになるウィザード

ちゃんと、それなりに海でもザクが使えるようになる設定はある
負債のバカはつかわないけど

407 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 22:17:45 ID:???
ウィザードが無くったってグゥルがあるのに・・・
どちらにしろ脚本をかえなきゃ

408 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 00:20:36 ID:???
シンが、旧世紀以来のバイク乗りのこと伝統の復活を願えば、種死は名作だった。

409 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 00:30:02 ID:???
ACのように地上を高速滑走したりクイックブーストが使えたらずっと戦いが楽になると思う

410 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 03:30:54 ID:???
ACw

411 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 03:32:26 ID:???
そんな挙動したらもはやMSじゃねぇなw

412 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 09:06:43 ID:???
けど、ユニコーンのプロモとかイグルーのビルドルブとかルウム戦役のザクとか見てると
案外高速戦闘してる気がするがな。2Dアニメが色々限界あるだけで

413 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 09:35:25 ID:???
>>412
ガンダム○○を見たら、MSが全部、遮蔽のない場所で直立不動のまま鉄砲撃ってて絶望したが。

414 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 12:47:45 ID:???
種・種死の戦闘の戦略を見直してみる

415 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 17:56:41 ID:???
もし種・種死を山川純一先生が書き直したら

「う〜シェルターシェルター」
今避難先を求めて全力疾走してる僕はごく一般的なカレッジ生
強いて違うところを挙げるとすればコーディネイターって所かナー
名前はキラ・ヤマト
そんな訳でヘリオポリスにある格納庫へとやって来たのだ
ふと見ると、ハンガーに横たわってるMSがあった
ウホッ!いいMS・・・
そう思っていると、突然そのMSは僕の見ている目の前で
コクピットのハッチを開け始めたのだ

ストライク「乗らないか」

416 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 18:42:33 ID:???
ちょwwwwwwwwwwwwwwwww

417 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 19:17:02 ID:???
ナツカシスwwwwwwwwwwww

418 : ◆ld4xh1oLN2 :2007/12/19(水) 20:27:03 ID:???
第2話 炒飯マイスター(1/3)

スーツ姿の男は、よく見るとどこかで見たような気がする。
とまどっている俺にそいつは言った。

「さあ、車を待たせています。早くお乗りください。」
「乗れって言ったって、どこに連れて行く気だよ!」
「あなたのよく知っている方がお待ちです。」

俺は不安もあったが、”よく知っているヤツ”が待っているってどういう意味だろうかという好奇心が勝った。
俺はしぶしぶと外に止まっていたリムジンに乗ることにした。
スーツの男が後部座席のドアを開けて乗るように促した。

座席に座った俺はその隣に乗っていた男に驚いた。
「貴様ぁ!こんなところで何をしている!」
そいつは俺がよく知っている男だった。
そう、イザーク・ジュールだ。

「イザーク!?お前こそここでなにやってるんだよ。」
「ふん。俺たちをこの世界に送り込んだ張本人の所に案内するっていうから来たまでだ。」

さっきのスーツ男が運転席に乗り込むとサングラスをとって話しかけてきた。
またまた俺はその顔を見て驚いた。
確か、名前はマーチン・ダコスタ。
”砂漠の虎”アンドリュー・バルトフェルドの副官だ。

「さて、それではご案内いたします。」

予想通り俺たちを待っていたのはバルトフェルドだった。

「やあ、よく来たね。まずはコーヒーでも一杯どうかね?」
「その前に説明してもらおうか。」

口火を切ったのはイザークだった。

「俺たちをこんな世界に連れてきて何を考えている!」

連れてきた・・だって!?
なんてこった。
いきなりこんな違う世界にいるのはおかしいと思っていたんだ。
コイツが張本人かよ!

419 : ◆ld4xh1oLN2 :2007/12/19(水) 20:27:54 ID:???
第2話 炒飯マイスター(2/3)

「何なんだよ、そりゃあ!」

思わず俺も叫んだ。
バルトフェルドは俺たちの問いに答えず、コーヒーを手に持ったまま入り口の壁の方を見た。
つられて俺たちもそっちの方を見た。
そこには例の羽クジラのレリーフが飾られていた。

バルトフェルドはしばらくの沈黙のあとで口を開いた。

「・・・君たちはこの羽クジラのレリーフの実物に手を触れたことはあったかね?」
「実はコイツは、異世界へのゲートになっていたんだ。」
「終戦後、僕は引き続きエターナルを任されていたんだがね、」
「あれほど望んでいた平和がどうにも退屈で退屈で仕方がなかった。」
「おそらく僕の中にまだまだ戦い足りない思いがあったんだろう。」
「プラントにあるコイツに触れたとたん、この世界にいた」

「それで、俺たちをどうやってここに連れてきた!」
イザークが問いただす。

「ダコスタ君に頼んで連れてきてもらったんだが、どういう訳だか君たち二人しか来ることが出来なかった。」
「きっと君たちの心の中にも戦いに飢えた思いがあったんじゃないかね。」

俺は・・そんなはずはないと否定したい気持ちはあったが、
最近イザークがどんどん遠くに行ってしまうような気がして、
二人で戦ったあの頃に戻りたいと心の底で思っていたことは事実だ。
しかし、だからといって・・・

狼狽する俺たち二人を横目で見ながらバルトフェルドは席に着いた。

「さて、君たちにお願いしたいのは・・・」
「戦 争 だ !」

「この世界では絶えずどこかしこかで小競り合いがある。」
「僕たちの世界のように全面戦争ってヤツはない。」
「君たちの任務は、ソレスタルビーイングの支援を受けて戦争を叩きのめすことだ」

「ええい!そんなことはどうでもいい!!早く元の世界に戻せ!」
イザークが叫んだ。

420 : ◆ld4xh1oLN2 :2007/12/19(水) 20:28:31 ID:???
第2話 炒飯マイスター(2/3)

「・・・残念だが、君たちを元の世界に戻す方法は知らない。」
「ただ、もしかするとだが、この世界が平和になったら帰れるんじゃないかって、僕はそう思うね。」

「OK。しょうがない・・か。俺たちの乗る機体はあるのかい?」
俺は観念するしかなかった。
「イザーク、さっさと終わらせて帰ろうぜ。」

「フン。やるしかないということか。」

「君たちに用意した機体だが、デュエルとバスターだ。」
「運用艦はレセップスになる。」

「ちょ、おい!待てよ!」
「何だね?」
「せめてもうちょっと上等な機体はないのかよ!」
「これは君たちの願望だよ。この機体に君たちは特別な思い入れがあるはずだ。」

「そう、初めて乗った自分専用機。」
「ともに傷を負い、ともに戦って生き抜いた特別な機体だろう?」
「だからこそ、この機体もこの世界に現れた。」

いくら話を聞いても納得は出来なかった。
だが、俺たちにはもう、今出来ることをやるしかないと言うことだけは分かった。
そう、ジェネシス阻止作戦の時のように・・・

俺たちの戦いはこうして始まった。

421 : ◆ld4xh1oLN2 :2007/12/19(水) 20:30:35 ID:???
第1話は新人スレにあります。
OOとのクロスオーバーものです。
長らくOCN規制に引っかかって投下できませんでしたが、
週1ぐらいのペースで連載していきたいと思います。

今後はこちらのスレでよろしくお願いいたします。

422 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 22:22:49 ID:???
……投下してくれるのは嬉しい。実に嬉しい。が、移籍する旨を新人スレで通知したのか?新人スレのまとめサイトはまだ未修正だが。


以前リアルでの引っ越しでごたごたした俺が言える台詞ではないが、世話になったスレとまとめサイトに通知してから投下した方がいいぞ。それがマナーだと自分は思う。文才がないのでまだ一度も投下したことの無い俺が言うのもなんだが。


新人スレからの移籍はザクレロSEED氏という前例があるが、悪い例として挙げるのは作者に失礼かもしれんが事前の通告がなかったので、確か新人スレのまとめサイトの管理人様が苦言を呈していたと思ったし、このスレの住人からも意見が出されたと記憶している。


とにかく……勝手に移籍していきなり投下するのはヤメレ
言いたいことはそれだけだ。

423 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 22:36:00 ID:???
>>422
新人スレに迷惑だから、勝手にルールを作らないように。

事前通告の義務は、新人スレにはありません。
スレ移転のルールは以下の物だけ。
挨拶のタイミングの指定が無い以上、挨拶は投下後でもかまわない。

Q5
△△スレが出来たんで、其処に移転して投下してもいい?
A5
基本的に職人さんの自由ですが、此処と移転先のスレへの挨拶は忘れずに。

424 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 22:38:18 ID:???
>確か新人スレのまとめサイトの管理人様が苦言を呈していた
これも事実無根じゃないか?
スレ移動によって、保管が無くなるっていう、事務的な話しかしてないぞ。

425 :422:2007/12/19(水) 22:45:58 ID:???
失礼、睡眠不足で回らない頭でいい加減なことを書いてしまったようですね。その点は陳謝します。


ただ確認したところ、新人スレの方に挨拶とかが無かったのが気にかかって。

年齢はともかく頭の中が古い人間なので礼儀とかはどうも過剰反応してしまうのです。以後気をつけますねm(__)m。

426 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 22:49:33 ID:???
>>425
礼儀がどうとか言うなら、事実無根の件で槍玉にあげたザクレロSEED氏に謝っておけば?

427 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 22:58:40 ID:???
 新人スレからちょいと持ってきた。

127 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 2007/12/03(月) 17:29:14 ID:???
if総合出来たんですね。
ディアッカの炒飯日記ですが、今後はifスレの方に移動します。


129 名前: 週刊新人スレ [sage] 投稿日: 2007/12/03(月) 22:18:44 ID:???
真冬に萌えろ! 短編特集号(2/2)
(省略)
お知らせ
・『機動戦士ザクレロSEED』、『炒飯日記』の2作品について、非常に残念ですが今後は
【IF系】もし種・種死の○○が××だったら【統合】 http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1196438301/l50
での連載となります。これからも変わらぬ応援を宜しくお願いします。
(省略)

 編集長と住人は了解済みの様子。まとめが消えていないのは、
新人スレのまとめ管理人さんが移転の終了まで残しておいてくれてるかなんかだと思う。


ってのはおいといて、炒飯日記氏投下乙。
虎が黒幕かよ! ってな感じでサクサクと進んでテンポが良いね。
デュエルやらバスターやらがOO機体と如何戦うのか楽しみにしてますよ。

428 :422:2007/12/19(水) 23:08:38 ID:???
>>425、426

おっしゃるとおりです……
よく調べもせずに迂闊な発言をしてご迷惑をかけ、申し訳ありませんでした。全て冗談抜きに迂闊でそそっかしい自分の不手際です。
いい加減な根拠で非難したお二方にはこの場で改めて謝罪します。
本当に、申し訳ありませんでした。

それと的確な指摘をしていただいた住人の方々に感謝。

429 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 23:11:43 ID:n/YyEMQy
ぎゃー、安価ミスしてる……
携帯から慣れない書き込みなんかするんじゃありませんね……

正しくは>>426>>427ですね……

430 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 23:13:59 ID:???
しかもsage忘れまで……
反省のために半年分ROMってきます。

431 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 23:18:23 ID:???
oo

432 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 23:25:25 ID:???
とりあえずクロス系の統合スレがあるから、
そっちにのせるべきじゃないか?

433 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 23:30:15 ID:???
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1195316083/91-92
新人スレのほうはこれだな。
プロローグにはコテ付いてないから抽出したときになんか変だって思ったw


434 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/20(木) 01:03:04 ID:???
いきなり第二話とあったんで
>>415
もし種・種死を山川純一先生が書き直したら
の続きかと思ったじゃまいかww

435 : ◆ld4xh1oLN2 :2007/12/20(木) 18:21:29 ID:???
いろいろとお気遣いいただきましてありがとうございます。
今のところこちらが一番適切かと思いましてこちらでお世話になります。

実は第2話は別プロットで出来ていたんですが、
規制で投下できない2週間ほどの間に考え直して、
絡みやすいキャラクターもOO世界にいた方がストーリーを広げやすいかなと。

ちなみに種放送当時、ダコスタ日記書いていました。

436 :422:2007/12/20(木) 20:44:58 ID:???
いえいえ、すべては迂闊で残念な自分の落ち度ですm(__)m

しかしこのスレの住人の方々の優しさには何度頭を下げても足りません。



ではザクレロSEED様がいらっしゃるまでは元の名無しに戻りますね。

437 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/20(木) 22:04:43 ID:???
>炒飯日記氏
投下乙です
続きが気になっていた作品だったので再開ウレシス

気になったのは、話し言葉が一行ずつ「」で区切られてしまっているところ
一行ずつ別の人間が話しているように見えてしまいます

続きを期待しています

438 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/20(木) 23:16:47 ID:???
>>415はきっとまだ阿部さん種を知らないんだな
これから楽しめるんだな羨ましい奴めw

439 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/21(金) 00:16:34 ID:???
阿部さんSEEDは前後のレスも読めば面白さ倍増だな

440 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/21(金) 23:13:08 ID:???
もしもキラがイージス戦で無事脱出してAAに回収されてたら

441 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 00:42:00 ID:???
ヘリオポリス襲撃は成功するものの、Gの奪取には失敗していたら
ガンダムに乗って戦うサイやトールの姿が・・・

442 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 01:21:00 ID:???
それで宇宙空間でDO☆GE☆ZAするんだな?

443 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 01:29:22 ID:???
OSはナチュ用をキラが急造
デュエルにサイ
バスターにトールか
ブリッツとイージスには誰を乗せたらいいだろう?
フラガとフレイくらいしかいないが・・・

444 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 01:37:21 ID:???
イージスはフラガじゃないか一応あれ指揮官機だしMA形態もあるのだし
ブリッツはやっぱ影の薄いカズイ?

445 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 01:48:26 ID:???
それでいいか
フレイはスカイグラスパーで支援してもらおう

ザフト製ガンダムにはクルーゼ隊が乗り、AA側には渡らない
アスランは最後まで敵対

446 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 01:55:09 ID:???
連合の開発した五機のMSが全部バスターだったら

447 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 01:57:28 ID:???
それ連ザIIにあるし

448 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 01:59:45 ID:???
>>444
MA形態が主なキュリオスみたいな戦い方するかもな

449 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 07:00:53 ID:???
フレイが46話〜47話の間にロウと出会っていたら


モビルスーツを操縦できるようになり、三隻同盟に帰れそう

450 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 08:29:22 ID:???
輸送中に新型機はちゃんと燃料を空にしていたら


451 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 17:08:24 ID:???
もしシンが本当にオーブを滅ぼしていたら…

以前書いた「カガリを殺していたら」の条件が厳しすぎた(1クール終了まで)反省を
踏まえ、今回は滅亡がエンディングやエピローグでも可です。
首脳陣皆殺しや国土消滅とかでなく、国家システムの“滅亡”でも可……かな?

452 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 17:12:34 ID:???
ジブリール追撃戦の時、暁の腕を切ってた一撃を、コクピット部分にずらせば、ほら。

453 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 18:27:33 ID:???
一介のザフト兵に国を滅ぼす力は無いだろう。ああ、カガリが死んでオーブの
『理念』を継承する人間がいなくなった事を滅びと呼ぶなら、アカツキが落ちた
時点で終わるかも。
オーブ軍人はよく解らないんだよな。空母突出させて自艦隊に大損害与えたり、
専守防衛の筈なのにベルリンで武力介入したり、オペレーション・フューリーで
自国民を守る努力を怠ったり。

454 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 19:26:47 ID:???
凸が脱走時レジェンドをパクってて、追手のシンを撃墜してたら

455 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 19:35:49 ID:???
>>454
正直凸がレジェンドを使いこなせるとは思えんのだが…奴って基本格闘戦以外ダメな子だろ?
ただ、もしディスティニー撃墜→シンMIAとかになってたらラクシズ側に核搭載機が3機も集まるのか…議長オワタな。

456 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 19:39:33 ID:???
レジェンドとデスティニーを欠いた上でヘブンズベース攻略に入るので、ザフトが
攻め切れず撃退されてしまう。そうするとジブリールはオーブに逃げ込まず、
オーブ攻撃も当然不発。勢いに乗った連合軍は「地球の復興手伝ってくんね?」と
プラントや『同盟国』であるオーブに物資やら色々の協力を要求する流れに。

ラクシズの出番は考えてない。

457 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 20:05:56 ID:???
>>454
それなら素直に凸がデスティニーパクってシンを撃墜したら、でいいんじゃね。

458 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 20:15:55 ID:???
これはどうだ?
種のライバル機(いないけど)がガンダムタイプじゃなかったら
平成三部作以降G対Gが定番だったので

459 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 20:18:32 ID:???
シグーやゲイツがライバル機になるのか
いや、普通はそうなんだが

460 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 20:32:19 ID:???
>>459
ディアッカ専用ジン、イザーク専用シグー、凸専用ゲイツとかか…結構イイかもな。
種自体1stのオマージュだし。

461 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 20:32:49 ID:???
00世界は遺作と炒飯に託した!

462 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 22:11:00 ID:???
もしインパルスがミネルバに3機あったら

463 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 22:59:14 ID:???
残りの2機はマーレとリーカが乗ってんじゃね?

464 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 23:00:14 ID:???
>>462
多分、三機あるって事はインパルスバリエーションが開発されてるって事だろうから
本編ではモブと一緒に速攻で退場してスクリーンにすら写らず消えたアビスの正式パイロット事かわいそうなマーレさんが
アビスインパルスの正式パイロットになって喜び勇んでミネルバに乗り込んでいたお陰でステラに怪我を負わされずに済み
なおかつ、シンと共にミネルバ発進して盗まれた三機のガンダムを退けたり
そのうち1機くらいは取り戻してミネルバのエースとして戦果を上げたり
ユニウスセブン落としを文句言いながら防ぐ為に奔走したり
愚かな地上のナチュラルであるカガリに文句言ったり
シンと一緒に裏切ったオーブに憤ってみたり
愚かなナチュラルに頭下げて頼まれて上機嫌になったり

そんなマーレさん大活躍ルートになると予想、マーレさんはコーラサワー的な意味で大活躍をする
勿論普通にエースでもある

465 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 23:13:58 ID:???
それだけじゃないぞ
きっと頭の上の視覚デバイスに気付かず、「眼鏡メガネ」とお約束のボケをかましてくれるリーカの姿も見られるハズだ!

そもそも、インパルスバリエーションが完成していたら、試作機に過ぎない三機は用済みじゃん
取り戻す必要ナシって事でとっとと撃墜するんじゃね?

466 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 23:45:04 ID:???
つまり、インパルスバリエーションが完成していては駄目だ
インパルスバリエーションを開発途上にして、ゾイド/ゼロみたいに話の経過に併せて新たなバリエーションをミネルバに開発納入追加する
そんな話運びにしなければ駄目だと、そういう事ですな!!

そうするとここでいの一番に、後の話運びでいらない子になるのがアビスであり、マーレさんは躍起になってアビス取り戻す事でしょう
でもアビスにこだわりすぎてパイロットのアウルや他の機体は取り逃がす、それがマーレクォリティ

467 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 23:45:47 ID:???
アビスインパルスが開発される事が確定されてんなら、特にアビス自体にはこだわらないんじゃねマーレは?

468 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 23:49:00 ID:???
逆に考えるんだ
「アビスが取り戻されたなら、後のテストで居の一番にアビスインパルスが開発されるのだ」と、そう考えるんだ
奇しくも、ミネルバが地上に降りた後は、長い間海での戦闘が続く
ガイアインパルスが必要なのは、中盤に差し掛かってからなので
アビスを取り戻す事はどの時点でもマイナスには働かない

まあ、それでもマヌケな俺中心言動で周りを沸かせるのもマーレクォリティ
余計な事言って、俺理論により盛大に目立つ事でしょう

469 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 01:01:48 ID:???
この流れ・・・このスレにマーレが潜んでいるのか?

470 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 01:10:56 ID:???
普通に残りの2機はレイとルナマリアが乗ればいいじゃん

471 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 01:57:49 ID:???
レイはともかく、ルナがマーレとリーカより上だとはとても…

472 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 02:06:18 ID:???
レイもルナマリアもガンダムのテストパイロットにすら選ばれていない
専任パイロットの選抜に関しては議長は私情を挟まなかったようだ
レジェンドもアスランが脱走したから仕方なくレイに回っただけだし

473 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 02:25:56 ID:???
リーカは史実でも別にガイアの正式パイロットじゃなくなかったか?
っていうか、リーカ正式パイロットならなんでマーレと一緒に襲撃受けてないんだ?

あくまでアイツってコートニーと同じようにテストパイロットであったような気がするんだ

474 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 09:25:31 ID:???
>>472
レイは選ばれたことあるが・・・・

475 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 11:13:03 ID:???
>>473
じゃああの三機の正式パイロットって誰?って話になる
まだテスト中なんだろ
コートニーにいたってはザフト軍人ですらない外注だぞ
・・・だったらカオスって誰が乗る予定だったんだろ?

476 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 22:19:51 ID:???
アストレイキャラか、それこそキュピーン持ちのレイじゃねえの?

477 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 22:33:08 ID:???
>>475
シンとマーレは正式パイロットになって
外注のコートニーは設計局に戻って、リーカは不明だけど専用のザク乗ってると聞いた
で、ガイアとカオスに乗る予定だったパイロットは知らん

シンとマーレは正式パイロットだからミネルバ赴任が予定だったのは
確実なんだけど・・・・

478 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 22:35:13 ID:???
ヒント:シンが正式パイロットになったのはアーモリーワン襲撃の直前
つまり、実はあの時点で他の二機は正式なパイロットが決まってなかったという説はどうだろう?
その後、明らかに正規の手段で復帰したわけではないアスランがセイバー任されてる位だし
プロトセイバーが地上試験の後、工場レベルで連合側に横流しされてる杜撰さだし

479 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 23:26:17 ID:???
なにせあちこちに「一族」の息のかかった者が入り込んでいるからなー

480 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 23:28:39 ID:???
設定は俺達で考えるからこれで誰か話を書いてくれよ・・・

481 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/24(月) 15:05:46 ID:???
設定考えるだけじゃ意味ねーよ
SS書いても良いけど後から原作者面されたくねーよ

482 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/24(月) 15:27:10 ID:???
それはいくら新たなネタを議論してもムダという事か?

483 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/24(月) 15:31:57 ID:???
自分は使えると思ったらどんどん設定取り入れてるぞ。
役に立ってる。

484 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/24(月) 16:01:56 ID:???
もしもデスティニーにインパルスの分離合体機構が使えたら
中核はコアスプレンダーの発展型で名付けてコアデスティニーなんかあって
インパルスのパーツとも合体できたり

485 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/24(月) 18:33:44 ID:???
むしろその方が自然だ
一応インパルスの発展型なんだぜ?

486 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/24(月) 18:44:17 ID:???
そういやセイバーともくっつくプランもあったのかな

487 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/24(月) 18:51:29 ID:???
Gアーマー的な支援マシン欲しいな。中にインパルスが収容できるような

488 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/24(月) 20:50:17 ID:???
つまりセイバーインパルス=Gアーマー的な支援メカか。

489 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/24(月) 21:25:32 ID:???
航続距離を伸ばし、火力と空戦能力を強化したタイプといえるな
フォースシルエットの出番は無くなるだろう

490 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/25(火) 03:17:04 ID:???
セイバーインパルス=Gアーマー的な支援メカ

1.その代わりMS形態自体が存在せず、MA形態のみのインパルスバリエーション
2.その代わり中盤での機体乗り換えがな区ずっとインパルスのターン!!
 通常形態はデスティニーシルエット用に固定で他はインパルスバリエーション

こうですかわかりませ(ry

491 :Arte(SS倉庫):2007/12/25(火) 06:45:21 ID:???
◆ld4xh1oLN2氏へのご連絡です。 ※OOはダブルオーとお読み下さい。
執筆中の作品ですが、OOを舞台に種キャラが介入するという事で、以下の分類に当てはまります。
『もし種・種氏キャラがOOに来たら』 or 『もしOO世界に種・種氏キャラが来たら』など。

後程OOスレが立つことを前提に編集させて頂きたいので、 『Seed-OO』(SeedキャラがOO世界に介入)に作品を移動し、今後はそちらへ登録させて頂く予定です。
投下スレはこちらで構いません。SS倉庫の分類としては『Seed-OO』として扱わせて頂きたいという事です。

編集上の理由を言いますと、次話リンクの戻り先がSeed総合となっておりまして、例えば20話まで更新してからOO(ダブルオー)に移動すると20箇所の訂正が必要になる為です。
急な申し出ですみませんが、作品移動の件、ご了承ください。

今現在、Seed-OOはありませんので、近日移動予定です。
その際には改めてご連絡します。

492 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/25(火) 14:16:14 ID:???
種氏て

493 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/25(火) 17:58:14 ID:???
もしもシンがアスランを最初から信用してなかったら

494 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/25(火) 19:38:54 ID:???
まるで最初から信用してたかのような。

495 : ◆ld4xh1oLN2 :2007/12/25(火) 19:44:54 ID:???
>491
ご連絡、了解いたしました。
まとめ作業につきましては一任しておりますので、
こちらから注文したり不平を述べたりすることはありません。
いつもまとめ作業、お疲れ様です。

また、皆さんからのご意見、ご感想、励みにしております。

496 :94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/25(火) 22:29:38 ID:???
毎度、暖かい声援ありがとうございます。
現在4話執筆中なのですが、ちょっと、このスレを見ている皆さんの意見を聞きたいです。

1、原作とまったく違う立ち位置、勢力所属になってしまうキャラが出てもいいか?

2、種では未登場で、種死で初登場のキャラが登場してもいいか?

3、設定から何から完全にオリジナルの機体に搭乗してもいいか?

この辺の意見を参考にしたいと思いますので、ご意見お願いします。


497 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/25(火) 23:11:45 ID:???
>>496

タブーなのは、
・完全オリキャラが俺Tueeeee状態
・完全オリMS・戦艦が俺Tueeeee状態
・原作キャラのこわしすぎ&別人だろ常考
・原作MS・戦艦の極端な弱体化&強化

 だと思ってるんで、>>496の123は別にいいんじゃね?



498 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/26(水) 01:14:07 ID:???
>>496
1.気にするな、俺は気にしない。

2.ハイネやデュランダル議長みたいな、種時にアスラン他数名と同年齢以上の人間なら無問題で出せると思うが、
  ただ、奴らより若い人間だと年齢面で説得力という奴が必要になってしまうんじゃ……

3.やり過ぎるとクレームがうるさいから覚悟して。
  強すぎなければ大丈夫だと思うけど。

499 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/26(水) 01:59:14 ID:???
>>496
1は、俺は個人的大好き。ただ、2サイド(視点)が必要になると思うから、テロップを事前に組上げる必要があるね。
3に関しては、撃破or相手との戦力差が激しい状態から改修や追加武装の方が波風は立たないかもね。
オリジナル出すなって事ではないので、どんどん突っ走るのもありかも。

500 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/26(水) 03:34:22 ID:???
>>496
1、2
問題ない、むしろ大好物だ

俺Tueeeを気にしすぎて出番を減らしたりしたら「出す意味はあったのか?」となるからバランスには気をつけて
必然性のあるオリキャラ、オリMSがあると話が深まるので頑張ってほしい

501 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/26(水) 04:27:25 ID:???
俺つえーはギャグっぽい作品じゃないと辛いな。

502 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/26(水) 13:49:29 ID:???
>>496
1,2は強引なもので無い限りおK。
なぜ無印種では出てこなかったのか等のフォローがあればよりGJ。

3はバランスが難しいがそこを考えて設定と伏線を作っておけば気にしない。

503 :94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/26(水) 19:36:49 ID:???
ご意見くださった方ありがとうございました。

この意見を参考に書いていきたいと思います。
なお、第4話は今夜のうちに投下出来そうです。



504 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/26(水) 20:22:40 ID:???
おう。

505 :1/3 94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/27(木) 01:01:50 ID:???

GUNDAM SEED -褐色の破壊者- 第4話-白輝の光芒-

バスターのコクピットはそれ程広いわけではない。
もちろん、バスターとあとストライクのコクピットしか知らないので、
完全に個人的な感想になるわけだが。

『進路クリア。バスターどうぞ』
スピーカーから流れてくるミリィの声。
始めはともかく、最近はある程度慣れて来た。
「了解。ディアッカ・エルスマン。バスター行くぜ」

リニア滑空式のカタパルトで加速された機体が宇宙空間に飛び出す。
先に出たキラのストライクと合流。さらに後からフラガのおっさんのメビウス・ゼロが来て合流する。
今回の仕事は戦闘じゃない。
アークエンジェルが多数の避難民を収容しちまったせいで物資不足の不安が出てきたんで、
この辺の廃コロニーに埋蔵されていると思われる資源を使わせてもらおうってわけだ。

『おい、聞こえてるか。坊主』
「なんだよ。おっさん」
『オッサンじゃねぇ!それよりも一度でいいからよ。お前この機体に乗ってみろって』
「だから、俺はこのバスターが気に入ってるんですって。
それにホントは自分がこれに乗りたいだけなんじゃないんですか?」
『別に俺はそういう意味で言ってんじゃねぇんだけどな。絶対、お前にゃガンバレルの適性があると……』
「はいはい」
おっさんの相手も大変だぜ。
『今、おっさんて言っただろ』
「い、いい言ってないですよ!?」
心の中で思っただけなのに、なんてカンの良さだ。

506 :2/3 94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/27(木) 01:03:00 ID:???
『ディアッカ!救難信号だ』
先行しているキラから通信が入った。
だが、俺のレーダーには別のものが映っていた。
「キラ。ザフトのMSがいるぞ」
2…3……とりあえず、あの奪われた3機じゃないようだ。
ヘリオポリスを出て以降、何度か交戦したが今映ってる光点の動きはあいつらのそれじゃない。
『……うん。こっちでも確認したよ』
『さて、厄介なモン引いちまったな』
「とりあえず、今まで回収した物資で当面は大丈夫だと思う。それをオッサンにアークエンジェルまで運ん

でもらって……」
『オッサンっていうな!』
『じゃあ、ボクがジンを……』
「いや。キラは救難信号の先を追ってくれ。たぶん向こうもあの信号はキャッチしてるはずだ」
自分でも、何となく感じる。
こういった極限状況に追い込まれれば追い込まれるほど、
そして、その場に自分が助けられるかもしれない弱者がいるときほど、
緊張感が増し、逆に頭の中が静かになっていく。

「……だから、長距離砲撃の出来る俺が狙う」
『ディアッカ……もしかしてストライクを囮に使うつもり?』
「言葉を選ばなけりゃそうなるな」
そういいながら、両腰の砲身を接続。超高インパルス長射程狙撃ライフルを構える。
「大丈夫だって。コイツの扱いもそこそこ慣れた」
『そこそこって……』
「言葉のあやだ。友達の命が懸かってんだ。外すかよ」
『……そうだね。わかった』
コンテナを曳いたメビウス・ゼロが離れていく。
それに一機のジンが気付き、追いかけていく。
救難信号を出している脱出ポッドにストライクが近づいていく。
それに気付き、ライフルを構える二機のジン。

漆黒に近い暗い宇宙空間を立て続けに二条、やや遅れて一条の光が走る。

507 :3/3 94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/27(木) 01:04:34 ID:???

『こちらストライク。無事ポッドを回収』
『こっちも問題ねぇ』
ふぅ、と一息つく。
「おうよ。さ、俺らも引き上げるぞ。キラ」

アークエンジェルの整備ドッグ。
脱出ポッドはそれ程大きくない。良くて一人、頑張って二人が精一杯だろう。
注意深くハッチが開けられる。

つんのめるように、そして転がるように飛び出してきたピンク色。

「うわわわっ!!わ、私はもう戻りませんからっ!」
突然の出来事に、その場にいる全ての人たちが凍りつく。

「あーと……ここは一応連合の船って事になるんだけど……お嬢ちゃんはザフトの人って事でいいのか?」
何となく沈黙が続き、結局俺が声をかけた。
なんか、口をパクパクさせながら、キョロキョロして何度か深呼吸した後、

「あ……ああっ! え、えっと…わ、私の名前はミーア・キャンベりゅぢぇしゅ」

思いっきり噛んだ。


508 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 01:09:44 ID:???
おk?いてくるぞ

509 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 01:10:52 ID:???
後書きは宜しいのかな?
登録行くつもりだけど、一応20分くらいまで待ってみる。

510 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 01:12:09 ID:???
乙?

私のGJとは登録することである……って>>509、あんたがやるかい?

511 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 01:13:50 ID:???
>>509
ちなみに、94 ◆4x1/ER9Heoさんは後書き無し投下をする人だ。

終了宣言は有った方が良いと思います。
と思ったが、n/Nってやってるから要らないという考えもありだよな。

512 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 01:13:56 ID:???
509だけど、寝ぼけてたw
wikiだか後で追加できるのに忘れてたよ。登録は済み。

513 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 01:15:21 ID:???
3話の時に後書きあったから、今回もあるのかなーって思ってね。
ここのスレの作品は登録初めてだからまだ勝手が分からんな。

514 :94 ◆4x1/ER9Heo :2007/12/27(木) 01:15:30 ID:???
後書き

と言われても正直な話、何かいていいのやら……

とりあえず、
もしキラとラクスが出会わずにミーアと出会っていたら。
というもう1つのラインも考えてみる事に。
ミーアがここにいる理由は、次の話辺りで明らかになる予定。

キラとラクスが邂逅しないので当然、例の機体もザフトのままになるわけで…
まぁ、登場はまだだいぶ先なんですが。



515 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 01:18:03 ID:???
なーに、無理に後書きは要らないと思いますよ。

嫌なことに「作者の喋りすぎ」と揚げ足を取る奴もいるし。


それと、後書きを登録するな……なら、それなりに処理いたします。
(前書き〜3話までにおいて、話の流れ的に収録した方が混乱しないと判断させていただきました)

516 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 01:20:38 ID:???
いあー、すまんうちの勘違い。
偶々巡回していたら投下に巡り合ったので、3話しか見ずに後書きあると勘違いしちゃった。
後書き強要したようでごめんね。

517 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 01:24:00 ID:???
>>94氏
 投下乙です。面白そうなので一話から読んできます。

518 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 01:35:54 ID:???
うちも今読んでる途中なんだけど、どういう話なのか読む前に分かるように説明付けると良いかもね
もし何々が何々だったらーの部分かな

519 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 01:47:17 ID:???
おもしれーじゃねえかwww
キラの位置にディアッカ、アスランの位置にイザーク。ラクスの位置にミーア。ディアッカ・・・どうなる?

520 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 03:03:48 ID:???
ミリィとミーアでniceboatしませんように・・・

521 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 12:31:04 ID:???
94◆4x1/ER9Heo氏、GJ!
ピンクの悪魔降臨かと思ったら思いっきり噛んだ娘で爆笑でした!
今後も頑張ってください!

522 :101:2007/12/27(木) 21:18:34 ID:???
「シンはジュール隊に入っていれば種死はマシだった」の人です。
一回あたりの投稿数は短いです。今回は四回分。

>>518の意見もありましたので
(前回までのあらすじ)
ザフトレッドのシン・アスカはその操縦技術を買われ、凄腕揃いのジュール隊に配属された。
シンがジュール隊として任務をこなす一方、親友が腕を磨く戦艦ミネルバはテロリストの手により撃沈された。

彼らはテロリストを追いながらも遭遇すらできない焦燥感に襲われるが
当面のザフトの敵である地球連合もまた決して無視のできない存在であった。
そんな折、ザフトに降臨する最強のMSとその乗り手。
新たな機体を得たシンとキラは、連合との最後の戦いに挑む。
(話として軸がぶれているあらすじ終了)

523 :101:2007/12/27(木) 21:19:30 ID:???
 四機めのデストロイが動きを停滞させるまで、そう時間はかからなかった。巨体に貼
り付けた堅牢な装甲の塊も、ブルデュエルとヴェルデバスターを先頭とした集中砲撃の
前に次第に歪み、その動きを鈍くする。ミューディーはかつての自分と相棒の愛機が襲
い来る恐怖にパニックを起こし、がむしゃらに兵器を起動させる。酷使され、敵からも
攻撃を受け続け、最終的に潰れた武器は情けない音を上げた。
 遠距離から狙撃せんとしていたニーベルングをデスティニーのビーム砲が射程に捉え、
空で猛威を振るっていたユークリッドの一翼をストライクノワールの剣が切り裂く。

 徐々に傾いていく戦況を見、ジブリールは爪がすべて白くなるほどに拳を握り締め、
血が滴るほどに唇を噛んだ。物量や兵力、どれをとっても負ける要素などは無かったは
ずだった。たった数機の新型で覆るような差ではなかったはずだった。
 脇で顔色を青くしてモニターを祈るように見つめる老人たちにも吐き気がする。そも
そも彼らが扇動された民衆の暴動などに臆さず、毅然として狸の妄言に反論していれば
追い詰められることもなかったはずだ。実際、ロゴスによる戦争拡大被害などより経済
循環における貢献の方がよほど大きい。そこで逃げに走ったのは、ひとえに彼ら自身が
臆病だったからに他ならない。
 ジブリールは部屋を出、専用の通信機を直属の部下に繋いだ。腰抜けの老害どもと一
蓮托生など、最初から選択肢にない。
 コーディネーターに傅くわけにはいかない。同胞すら敵に回している今であっても、
彼はブルーコスモスだった。

「悪いな小僧!」

 攻めに徹することのできないストライクフリーダムに、アカツキは突然背を向けた。
敵の機体が呼び止めるように腕を伸ばしているのにネオは気付いていたが、彼がそれに
応えることはなかった。ネオ・ロアノークの知人に、キラ・ヤマトという人間は存在し
ない。
 ジブリールのもとへ急ぐ途中、スティングのデストロイの残骸が目に付いた。周囲の
敵は既に他の救援や掃討に回っているらしい。胸部の破損が少なかったことから、恐ら
くはスティング自身は中にいるのだろうとネオは推察する。
 過剰強化によってより好戦的になってしまった彼が、MSの中で無様に生きながらえ
ているとは考えにくい。亡骸は敵の手で葬られることになるのだろうか。それとも、敵
の尖兵だったものとして尊厳さえ踏みにじられる辱めを受けるのだろうか。後者の考え
をふと思いつき、ネオは歯軋りをした。
 赤い翼のMSが金色の流星を察知し、長距離ビーム砲を発射する。金色の装甲は収束
された光全てを反射し、デスティニーの腕を奪った。出力を上げたフラッシュエッジを
残った手に突進するデスティニーに向け、アカツキはオオワシの火力全てを見舞う。

「お前などに躓いていられんのだッ!」

 攻撃した敵機の生死も確かめず、アカツキはデストロイのコクピットをこじ開けた。
握り潰さぬようスティングを手に乗せ、迅速に自分のコクピットに移す。ともすれば隙
だらけの一連の動作が淀みなく行われたのは、デスティニーの撃退に寄る所が大きかっ
た。
 天地から飛んでくる光の嵐をものともせず、アカツキは指示された場所へ飛ぶ。

524 :101:2007/12/27(木) 21:20:29 ID:???
 大勢は決した。折り重なっていた銃声や爆破の音は徐々に数を減らし、酷く耳障りな
和音は鳴りを潜めていく。空を横切る鋼鉄の塊もまた、少しずつ目に見えてその数を減
らしていた。
 ヘブンズベースからは降伏の意思が伝えられ、国際的犯罪者として摘発されたロゴス
の面々が連行されていく。シンは、デスティニーのコクピットの中でぼんやりとその様
子を眺めていた。

『――任務完了のようだ。帰投させて貰う』

 地に落ちたまま浮上しようとしないデスティニーに通信が入る。大量のMAを相手に
してボロボロのMSとは裏腹に、スウェンの声は静謐ささえ漂わせていた。ファントム
ペインの呪縛から解き放たれようと、彼の様子に一切の変化はない。
 声をかけてきたということは、少しでも心を許してくれたということだろうか。そう
思い、シンはスウェンに通信を返す。

「もう戻るのか? MSだってボロボロなのに」
『ザフトとの不要な接触は許されていない。それに――』

 サブモニターの先で、スウェンはちらりと視線を逸らし、

『ここはコーディネーターばかりで息が詰まる』
『なんだと貴様ッ!』

 間髪いれずに声が裏返るほどの怒号を飛ばしてきたのはイザークだ。突然の横槍にシ
ンはヘルメットの上から耳を押さえる。いくらかイザークががなり声をあげ、その合間
にディアッカやシホのなだめる声が入る。せめて自分を介さないでやってもらいたいも
のだ、シンは思った。
 礼を言ってやろうと思ったのにその態度はなんだ! と偉そうに怒鳴るイザークに対
し、スウェンは何も言葉を発しなかった。右から左へ受け流し、一区切りついた所で一
方的にシンとの通信を切断する。口にしかけて飲み込んだが、ストライクノワールには
爆弾が積まれていた。例え被害者であるとはいえ、スウェンが連合兵だった事実に変わ
りはない。敵の身だったのだから当然のことだ。

 もう一度だけ、夢を見たくなった。
 スウェンがDSSDのパイロットに志願したのは、ただそれだけのためだ。一度は弓
を引いたスターゲイザーは、そんな夢を許してはくれないかもしれない。過去の穢れを
全て切り捨てたとて、積み重ねた非道の罪が消えるなどとも思っていない。
 強き意思をもって、己を変えねばならない。平和な国の少年から、ザフトのエースに
までのし上がった少年のように。
 凍てついた表情とは裏腹に、パイロットスーツの中は汗に塗れていた。
 心の中でだけ短く礼を言い、ストライクノワールは戦域を去った。

525 :101:2007/12/27(木) 21:21:21 ID:???
 ロード・ジブリールを除いたロゴスのメンバーは逮捕され、連合との戦いはひとまず
の終焉を迎えた。ロゴスの経済への影響力は甚大なものであり、毎日の経済ニュースは
世界を騒がせている。代わる経済の新体制の構築は急務であったが、デュランダルの考
案していたプランが暫定採用されていた。中には新たなコーディネータの支配という批
判の声もあったが、互いを同格に見据えた体制は概ね受け入れられている。
 経済や政治の駆け引きは軍人の知るところではない。地球圏に本拠地のないジュール
隊は、再びアスラン・ザラ追討の任を受けていた。連合からの目撃情報を得るため、現
在はヘブンズベースが活動の機軸となっている。

「ふざけるなッ!」

 本国との通信を切り上げた直後、イザークは荒々しく言葉を吐き出す。脇に控えてい
たシホも、この時ばかりは宥める気さえも起きないようだった。
 通信の内容は、シン・アスカのFAITHへの推薦に対する返答だった。プラント議
会はシンをFAITHと認定するには不十分と定め、その旨だけを隊長であるイザーク
に告げた。
 シンはトップクラスの成績で赤い制服を勝ち取り、ジュール隊に入隊した。議長自ら
の推薦でインパルスを受領し、この度は最新型のデスティニーの正規パイロットにまで
上り詰めた。異常な速度での成長は誰もが認めるところであり、本国からも異論はない
ものとイザークは踏んでいた。

「シンの経験が浅いことが理由だったんでしょうか?」
「いや、違うな」

 シホの不満そうな一言に、イザークは固めた拳を解かぬまま答える。シンがジュール
隊になぜ配属されたのか、若き隊長はここでようやく察した。
 シンはアカデミー時代から問題児として有名だった。もともと成績が優秀だったため
に赤服を纏うことを許されたが、上層部としては反抗的な兵隊に高い評価を与えたいは
ずがない。そこで押し付けの形で与えられたのがジュール隊だった。いわば裏切りの前
科があり選択権のない部隊への厄介払いだ。予め枷があるために、正当な評価が与えら
れずとも不満は封殺される。
 オーブを嫌っているという点も理由の一つだった。前大戦において、ラクス・クライ
ンはオーブを手を組み戦っている。クライン派が多数を占めるプラントにおいて、オー
ブ嫌いの幹部の存在は都合が悪いのだろう。
 クライン派は平和を歌うラクスの支持者であるという事実を利用し、我が物顔にのさ
ばっている。アスランが反逆した理由も、なんとなく理解できるような気がした。

「議長の仰ったことを理解しようともしていない、そういうことだろうな」

 呟きは失望の色に塗れている。シホは何も答えない。
 全てがデュランダルの言葉に動いたわけではない。コーディネーターの誇りを見つめ
直したのは、ほんの一部に過ぎなかった。

526 :101:2007/12/27(木) 21:22:41 ID:???
「シーン!」

 背後から急に激突され、シンは鼻からダイレクトに床に激突した。赤くなった鼻を押
さえながら、シンは突進してきた物体に向けて声をかける。

「痛……、ステラ、どうしたんだよ」
「ステラ、検査終わった!」

 耳元で元気よく言われ、今度は鼓膜が痺れたような感覚に襲われる。ニヤニヤしなが
ら後から青髪の少年が歩いてくるのが見えた。

「せめて先に止めろって……」
「嬉しいくせに。鼻血なんか垂らしちゃってさ」
「なっ、これは違っ!」

 鼻血を拭ってから背中の柔らかい感触を認識し、シンはますます顔を赤くした。墓穴
を掘ってしまい、同伴していたルナマリアからもスケベ野郎の称号を投げつけられる。
しまいには、無垢なステラも意味も分からず「シン、スケベ」と面白がられ、どんな言
い訳をしても無駄な状況に陥っていた。
 エクステンデッドの二人は、ザフト預かりの身となっていた。本来ならば連合の関連
施設で療養させるべきだったが、彼らは特殊な人体強化のために、極めて精神が不安定
だ。ステラはアウルと同じ場所に置くのがいいだろうと判断され、アウルは最も馴染み
のある元ミネルバのもとへ身を寄せていた。こんな大きい子がいる歳じゃない、とはタ
リア・グラディスの弁である。

 スティングが目を覚ましたのは使い慣れた卵形のベッドではなく、スプリングの硬い
安物のソファの上だった。呼吸は弱く、外気も酷く冷たく感じられる。ゆっくりと手を
こすり合わせたが、僅かな摩擦熱が生じただけですぐに消えた。そもそも手に熱がない
ようで、酷く冷たい。
 揺れている、何かの乗り物の中なのだろうか。連合の輸送艇のどれかに、こういった
部屋があったような気がする。考えて身を起こすと、傍らにいた金髪の男と目が合った。

「気分はどうだ、スティング」
「そんな顔、してたんだな」

 声を聞いて、その人物がネオ・ロアノークだと理解する。ネオは普段のヘルメット型
の仮面を被ってはいなかった。身内にすら頑なに隠していた素顔なだけに、酷い火傷の
痕の張り付いた顔を思わずじっと見てしまう。

「おいおい、男を見つめる趣味なんてあったのか?」
「うるせえ」

 仮面をはずしても変わらない語調で言われ、スティングも変わらない悪態をつく。
 スティングはそのままもう一度身をソファに倒した。寝心地は最悪だが、身体の重さ
はそれを上回っている。
 願わくば、夢の中でくらいもう一度手合わせをしたい。オレンジの装甲のモノアイM
Sを心に描き、スティングの意識は溶けた。

527 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 21:36:42 ID:???
保守

528 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 22:27:27 ID:???
>>101
乙です。
倉庫の分とは1〜2話空いてるのかな?

529 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 23:28:26 ID:???
おーーーーキター!
一度SS倉庫の見て確認とってもらった方がいいかもね

530 :101:2007/12/27(木) 23:30:08 ID:???
>>528
あい。まとめサイトに収録してくださった方が確認なさる前に埋め嵐に遭ったみたいですね。
6投稿分ぶん間があるみたいです。

もともと明確に○話、と区分してなかったのですが
ザッパに解説いたしますと

・シャムス&ミューディーがデストロイで出撃
・キラVSネオ、シンVSスティング
・DSSDの援軍スウェン参戦
・スウェン、シャムスを撃破
・パルマフィオキーナ初発動
・スティング、ステラとともに降伏

という流れになってました。
簡単に説明するとそれぞれ一行で済むらしいです。

531 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/27(木) 23:34:05 ID:???
足りてない分あるなら、保管したいからUPしてくれると助かる。再度ここに書くのもありかな
倉庫の支援UPロダとかでかな。今日だけで作品の目次ページ2000回↑見られてるから、楽しみにしてる人多いと思うよ

532 :528:2007/12/27(木) 23:48:38 ID:???
>>530
dクス。
以外に空いちゃってたんすな。

533 :101:2007/12/28(金) 00:06:17 ID:???
とりあえずまとめサイトのろだをお借りしました。

一つのテキストファイルにまとめて書いてたのを
○○編、という具合に分割してみました。
今やったばっかの作業なんで誤字脱字修正などはありません。
コピペの連続なので見づらいです。
それでもよろしければどうぞ、という具合ですが。

534 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/28(金) 01:34:05 ID:???
UPロダ自体が開けんがな。稀にあるから登録されてなかったら明日でもやってみる

535 :登録した人:2007/12/28(金) 03:12:12 ID:???
あー、ディアッカの4話登録した人へ。
どさくさに紛れてSEED-IFのページの***を**にしないorz


>>530
回収できたのが、1スレ目と2スレ目、避難所の投下分だけでした。

※ありがちな話ですが、作者さんの側で「第○話」と切ってない場合は、
1回の投下ごとに1話と数えることが多いようです。私もそうしました。

今回ダウンロードしたデータを元に、再編集させていただきます。
……ところで、9話のサブタイトルは無いの?

>>534
落とせたが、やたらUPロダが重いなね。

536 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/28(金) 17:00:38 ID:???
ロダは時間帯によって重さが変わるな

掲示板のやつだと思うけど、***を**にするとかの問題は難しいよな。
支障無い限りはどうでもいいとは思うけど。

537 :275:2007/12/28(金) 19:13:59 ID:???
私事だが、いつぞやのシンラスボスがまるで評価無しで(´・ω・`)してたら、
載ってるの知らずに今日まとめサイト開いたらカウンタ1000超えしてて全俺が泣いた

良くも悪くもなにかしら反応があるってやっぱり嬉しいなと思った
しかしSS進まねえ・・・

538 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/28(金) 19:51:36 ID:???
嬉し泣きって事だよな?俺みたいに読んでて感想書かない奴が腐るほどw
倉庫にいる人は各スレにいる訳じゃないからね。
プレデターが避難所で新タイトル1作目だし、所で応援しようぜ。

539 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/28(金) 19:55:23 ID:???
倉庫にいるとどのスレか把握せずに読むからなー。SSがんがれ

540 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/30(日) 08:24:13 ID:???
保守

541 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/31(月) 16:34:29 ID:???
え〜この度、新シャア板におけるSSスレ総合毒吐きスレを立てさせていただきました。
作品に対する文句、暴言、罵詈雑言。全てこちらのスレで吐き出してしまってください。

超・新シャアSS総合毒吐きスレ
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1199084953/

542 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/02(水) 07:05:34 ID:???
ザクレロ…

543 : ◆ld4xh1oLN2 :2008/01/02(水) 11:25:18 ID:???
第3話 変わる炒飯(1/4)(第2話相当)

俺たちの初任務は、ソレスタルビーイングのサポートだった。
セイロン島で多数派のシンハラ人たちの本拠地を叩くという任務だ。
大兵力で最新装備を有する人革連の方は、ソレスタルビーイングが叩くらしい。

「まもなく目的地に着きます。目的地に到着しましたら、
支援砲撃を1分行った後にMS射出します。」

MSで待機していた俺たちにオペレーターのダコスタが話しかけてきた。

「フン。つまらん作戦だ。弱い者達をいたぶるのはオレの趣味じゃないんだがな。」
イザークが毒づく。

「フェイズシフト装甲といえども、高出力の攻撃を連続して受けるのは危険ですから、
十分に気をつけてください。」

「分かってるって。油断は禁物って事だろ?」
俺はダコスタの注意を聞きながら、柄にもなく緊張していた。
何しろ、この世界のMSがどんな性能でどんな武装を持っているのか、
データでは知らされているが、感覚としてはまだ分からない。
そう、ちょうどあの時・・・バスターを奪った時の気持ちに似ていた。

程なくしてレセップスは作戦目的地に着いた。
そこは無数のトーチカが並び、幾重にも防壁が張り巡らされ、要塞と呼ぶにふさわしいものだった。

先制攻撃!
敵がこちらをはかりかねているわずかなスキにつけ込み、砲撃を開始する。
被弾したあちらこちらの施設から煙と炎が立ち上る。

「では、デュエルどうぞ」
「イザーク・ジュール、デュエル行くぞ!」
先陣を切るのはいつもイザークの役目だ。

「では、バスターどうぞ」
「あいよ。ディアッカ、バスター出るぜ」
いつもの調子で答えたものの、俺はうっすらと手に汗をかいていた。

俺たちが射出されたと同時に、敵MSも迎撃のためにぞろぞろと出てきた。

544 : ◆ld4xh1oLN2 :2008/01/02(水) 11:26:46 ID:???
第3話 変わる炒飯(2/4)

俺たちの前にわらわらと現れたのは”アンフ”というMSだった。
数こそ多いものの、かなり鈍重で、いい的にしかならない。
おまけに、少しのダメージで機関部に引火して大破するというお粗末なものだった。
連合のメビウスでももう少し手ごたえはあっただろう。

草を刈り取るようにイザークがライフルを撃ち、ミサイルを放ち、レールガンを撃つ。
すると敵は炎を上げて吹き飛ぶ。

俺もバスターの連結砲を組み立て、対装甲散弾砲で敵MSを散弾でまとめて吹き飛ばす。

「・・・つまらん。つまらんぞ!」
イザークが感じていたいらだちは俺も感じていた。
一方的にただ蹂躙するだけの戦闘。これは戦闘行為ではなくて一方的な虐殺だ。

「だけどさ、今こいつらを叩かなきゃ、誰かが死ぬことになる。だろ?」
「うるさい!!そんなことはお前に言われなくても分かっている!!」

戦闘開始から10分ほどで要塞は沈黙した。
煙とMSだった残骸と建物の瓦礫がそこに満ちていた。

俺たちはいまさらながら、”ガンダム”の力を見せられた。

と、その時レーダーに1個小隊の反応が現れた。
識別コードから判断すると人革連のMSの様だ。

要塞が攻撃されていることを知って、自分たちの友軍が攻撃していると思ってこちらの攻撃に来たんだろう。

「お客さんが来たみたいだぜ、イザーク。」
「フン、少しは骨のある奴らだといいがな。」
「それじゃ、ご挨拶といきましょうかね。」

俺は連結砲を組み立て、超高インパルス長射程狙撃ライフルで敵の中心を狙い撃つ。
高出力のビームが敵MSを次々に貫く。
どこから攻撃されたのかも分からず、敵はあわてて散開する。
そこをイザークが切り込んで1機づつしとめる。
これが俺たちのいつものパターンだった。
そして、今日もそれは見事に決まった。

545 : ◆ld4xh1oLN2 :2008/01/02(水) 11:27:07 ID:???
第3話 変わる炒飯(3/4)
ティエレン1個小隊を沈黙させ、いよいよ俺たちのミッションも終了かと思われたその時、
謎のMSが俺たちの前に現れた。
その機体はこちらのデータにはなく、オレンジ色を基調としたデザインだった。
そう、あとで知ったのだが、ソレスタルビーイングの4機のガンダムの1つ、
キュリオスだとこのときは分からなかった。

俺もイザークも初めて見るデータにない機体にとまどった。
果たして敵なのか、味方なのか。
それは相手も同様のようだ。
こちらの様子を注意深く見守っている。

先に仕掛けたのはイザークだった。
「ええい、このまま戦場でにらめっこしていられるか!!」
「お、おい、待てよイザーク!アイツが味方だったらどうするんだよ!」
「だとしたらちょっと実力を試してやるだけだ!」
相変わらずむちゃくちゃなヤツだ。

イザークがビームライフルを連射するが、相手は物理法則を無視したかのような不条理な動きでかわす。
「なんて機動性だ!あんなMS見たことないぜ!」
俺はイザークを援護することも忘れてその動きに見入ってしまった。

今度は相手が撃ち返す。
ヤツの手持ち武器はビームマシンガンの様で、連射性は高いが威力は弱いように見える。
当然、イザークはこれを難なくシールドで防いだ。

「こざかしい奴め!!」
イザークはミサイルポッドのミサイルを全弾発射する。
当然、相手はそれをシールドで受け止めた。
しかし、ヤツがシールドを構えたスキをとらえて、デュエルが一気に間合いを詰める。
イザークはビームサーベルを抜いて斬りかかった。

「よっし!」
これは当然防げないだろうと、俺もイザークも思っていた。
しかし、完全に回避の間に合わないタイミングだったにも関わらず、
ヤツは真横に水平移動してかわした。
そのスピードと動き方は完全にMSのものではない。

その動きに驚く俺たちを前に、ヤツは飛行形態に変形し、戦場を離脱し、やがて見えなくなった。

546 : ◆ld4xh1oLN2 :2008/01/02(水) 11:28:04 ID:???
第3話 変わる炒飯(4/4)
作戦終了後、レセップスに収容された俺たちは、さっきのMSに衝撃を受けていた。
ダコスタがあの機体のことを説明してくれたものの、釈然としない思いだった。
それはイザークも同様だった。
「GN粒子か・・あの機動性は。」

「ああ、そして、あれが4つのガンダムの1つって訳だ。」

今回のことは、お互いにデータがなかったために起きたニアミスということで、上の方では処理されたようだ。
当然イザークの行動に注意勧告はあったが、罰則を適用されると言うことはなかった。

今後は俺たちの機体にも彼らの使っている暗号通信チャンネルが追加され、
通信をとることが出来るようになるそうだ。

今回のミッションはあまりに手応えのないものだった。
しかし、まだまだ世界は広い。
次のミッションに備えて、今日も俺は中華鍋をふるう。

「だーかーら、俺は中華屋じゃないって。
ラーメンはやってません。炒飯だけです。
・・・あ、ガチャ切りしやがった。やれやれ。」

547 : ◆ld4xh1oLN2 :2008/01/02(水) 11:33:52 ID:???
ちょっと今回はそれぞれのキャラクターが生きていない感じです。
無駄に日数ばかりはかかりましたけど。
次回に要望がありましたらよろしくお願いいたします。

ところで、バスター&デュエルのままで最後まで活躍する方と、
途中で乗り換えとどちらの方がいいでしょうね。

とりあえず、現状の性能としては、4機のガンダムには劣るが、
一般機は圧倒できるレベルではないかと分析しています。
エース専用機体だと互角程度で、PS装甲の分アドバンテージがあると思います。
そのため、本編のストーリー展開で新鋭機が出ない限りは乗り換えの必要はないかも知れません。

548 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/02(水) 11:55:56 ID:???
あけおめ&乙です。
乗り換え無し、バスター&デュエルの連携でガンダムをなんとかする程度がいいかなぁ。
いや、00は見てないんでよく分かんないけどなんとなく。

549 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/02(水) 20:09:17 ID:???
新型つってもブルとヴェルデしか浮かばねえよう

550 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/02(水) 22:09:07 ID:???
自由と正義でいいんじゃね?
砲撃戦主体の機体と白兵戦主体の機体だ
こいつらが乗り換えるのにピッタリじゃないか

551 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/02(水) 23:13:51 ID:???
>>550
そんな俺TUEEEEEEEEE見たいと思うか?

552 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/03(木) 00:44:25 ID:???
>>547
乙!

機体は当分このままのほうがいいんじゃない?
あとはTV展開しだいで・・・・。

553 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/03(木) 17:49:45 ID:???
「キラを助けたのが××だったら」という展開で、他作品とクロス(種メイン)
して、しかも若干オリジナルMSが出てきてしまったりするんですけど
投下してもいいですか?

554 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/03(木) 17:56:58 ID:???
お、おう。阿部さんじゃなければいいぜ

555 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/03(木) 17:59:05 ID:???
では投下させていただきます

556 :553:2008/01/03(木) 18:01:27 ID:???
装甲騎兵ガンダムSEED
―― The Red Shoulder ――

第0話「覚醒」

目が覚めて、そこにあったのは地獄だった。
ぼんやりとした視界に最初に入り込んできたのは、赤い色だった。ただ、それだけしかにんしきできない。
徐々に視界が元に戻って来るにつれて、様々な物が新たに入り込んでくる。
燃える街、林、木々、草。めくれ上がった大地。そして・・・・・粉々に砕け散った家族の姿。
彼は慟哭した。叫び、涙を流し、妹の遺品を握りしめ、地面を搔き毟った。

そんな時、彼は背後から聞こえてくる奇妙な“音楽”を耳にした。

それは、マーチだった。軽快で勇ましい、そして、こんな地獄には似つかわしくない明るいメロディーだった。

彼は振り向き、そして見た。その紅の双眸で。

“そいつら”は人を、家を、車を、街を、焼き、壊し、蹂躙していた。
空に飛ぶヘリコプターは軽快なマーチを奏で、地を駆けるMS群は銃声をかき鳴らした。
音楽と銃声、爆音が交差する中で、“やつら”は次々と死体の山を築き上げていった。
そして、MSの足もとには、まるでゴキブリの様に地面を這いまわる小さな影が幾つも見えた。
“それら”を見ていた“彼”は露知らぬことではあったが、“そいつら”は連合・・特に大西洋連邦で
MS開発以前より研究開発されていた、戦車の、いや歩兵の延長線上にある新兵器、“Armored Trooper”、通称ATであった。
そして、それに乗る男たちは彼らの在り様など、様々な理由からこう呼ばれた。
“ボトムズ”・・・すなわち“最低野郎”、と。


557 :553:2008/01/03(木) 18:04:41 ID:???
赤い死神達が、その死神のマーチを奏でながら踊る死の舞踏。
それを、“彼”は、死神達の右肩と同じ色をした双眸で見ていた。
右手で妹の唯一の形見を握りしめ、左手で地面に爪を立てながら、赤い死神達の狂宴を、
その赤い瞳で睨みつけていた。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

また一機、オレンジ、白、黒の三色で構成されたMSが『彼』の手により爆散した。
MSの名前はMBF-M1アストレイ。今、『彼』が攻め込んでいる国、オーブの主力MSだ。
機動性に主眼を置いたMSであることもあり、装甲が薄く、『彼』が所属する連合軍の物量と、
それを生かした怒涛の攻撃により、まるでカトンボのように次々と落とされていく。
また一機、彼の視界に飛び込んでくる。『彼』は、『彼』の機体の右肩に乗せられた、
バズーカ砲、もとい、ソリッドシューターの砲口を敵に向け、引き金をひく。
弾丸は狙いを外すことなく、目の前のM1に吸い込まれ、M1を粉微塵に吹き飛ばした。
さらに、新たにビルの影から彼の左側に飛び出してきた新手のM1に
『彼』の機体の左手に接続された固定型のマシンガンを向ける。
銃口から飛びした銃弾の胸により、不幸なM1はしばしの間痙攣するようなダンスを踊った後、
先の同僚と同じように爆発した。


558 :553:2008/01/03(木) 18:06:34 ID:???
<ひゅーっ・・・・相変わらずいい動きをしてるな・・・>
<この辺りはあらかた片付いたか?>
<そう、みたいだな>
『彼』の耳に僚機からの通信が入り込んでくる。『彼』の機体の無機質なカメラアイが下を向くと、三機のATが足元にたむろしている。
『彼』の乗るMSは連合のMSの中では小柄なほうの16メートルクラスのものだが、連合軍・・特に大西洋連邦軍で使用されている主力AT、
ATM−09−STスコープドッグはおおよそ4メートル程度の大きさであり、ほとんど大人と子供と言っていいほど大きさに差があるのだ。
『彼』の乗っている機体は大西洋連邦の主力MSであるGAT−01ストライクダガーではなく、GAT―X1―01“スカルガンナー”である。
彼の所属する部隊、全ての機体に施されたその右肩の赤い塗装をシンボルとする“吸血部隊”第24大西洋連邦軍戦略機甲兵団特殊任務班X−1、
通称“レッドショルダー”が彼らの基地において独自に開発、製造したMSである。骸骨を思わせる灰色の大きな頭部が特徴的な機体であり、
両手に取り付けられた100mmマシンガンと、腰に装着された一本のビームサーベルを標準装備とし、
それ以外にもソリッドシュターをはじめとする各種オプション兵器を持つ汎用MSである。
装甲はあまり強固ではない反面、機動性に優れた機体で、使いこなすにはパイロットの技量を必要とする機体である。
<マスドライバーの制圧の方にはいかなくていいもんかねぇ>
<ちゃんと給料分は働いたんだ、文句言われる筋合いはねぇよ>
<全くだ>
足元より、彼の同僚たちの雑談が聞こえてくる。
彼ら3人、グレゴルー=ガロッシュ、バイマン=ハガード、ムーザ=メリメは優秀な兵士ではあるのだが、
いかんせんヤル気が致命的に不足している。無論、彼らが“レッドショルダー”に入隊させられた経緯と、
彼らの性格を知れば仕方の無いことだとはわかるのだが・・・・
「僕はマスドラバー制圧の方へ向かいます。ここの確保はおねがいします」
<おい、『キラ』!俺たちゃもう十分働いてんだぜ・・お前さんがわざわざ行くこともねぇだろ>
<全くだぜ・・・ペールゼンのために俺達が必死になる道理なんて元々ねぇんだ>
グレゴルーが引き留めようと言ってくる。バイマンもそれに同意したようだ。しかし・・・・


559 :553:2008/01/03(木) 18:08:02 ID:???
「でも・・・戦うのが僕の仕事ですから・・・・行きます」
<おい、待て、キラっ!>
ムーザの制止を無視して『彼』のスカルガンナーはその大型のノズルより、
火を噴きだしながら高速で飛びだす。
高機動を誇るスカルガンナーは、その赤い肩を閃かせながら、瞬く間に遠くへと行ってしまう。
残された3人のはその光景を見て、呟いた。
<アイツ・・・随分と変わっちまったな・・・>
<前はただのひ弱な小僧だったってのに>
<ああ・・・・・>
『彼』が飛んで行った方向を見る、三つの無機質なひとみには、どこか、温かみがあるように見えた。

『彼』は、『彼』の機体を駆けさせながら思う。
(戦いはいい・・・・戦っている間は全てを忘れていられる・・・・・)
そう、全てを忘れていられる。
自分が何者であること、自分の過去、かつて殺し合った親友のこと、友人たちのこと、「家族」のこと、全てを・・・・・
(そうだ、余計な事なんて考えなくていい・・・戦っている間だけは・・・)
彼は思いを馳せる、自分の全てが変わり、全てが始まった日の事を。
(あの日以来・・・ずっと僕の心を苛み続けているありとあらゆることを・・・)
彼は、キラ=ヤマトは思い出す。全てが始まった日の事を。
彼が、これまでの「偽り」の生から「覚醒」した日の事を
(そうだ・・・あれは・・・・・)
そう、それは、彼、キラ=ヤマトと、一人の男との出会いから始まったのだ。

To be continued・・・・・

次回予告

昨日の夜、一人傷つき倒れ伏していた。

今日の昼、真実を知って愕然とした。

明日の朝、目の前の死闘に戦慄する。

ここは地獄。闘いの果てにキラがたどり着いた地獄。

次回「真実」
明後日、そんな先の事はわからない。


560 :553:2008/01/03(木) 18:11:52 ID:???
「装甲騎兵ボトムズ」とのクロスもので、ボトムズ世界の人間、ならびにATは
最初から種世界にいる、つまり種世界の住人という設定になっております。
なお、オリMSスカルガンナーの元ネタですが、ボトムズと同じ高橋監督の
「青き流星SPTレイズナー」に登場する無人機スカルガンナーです。
ダガー系統のMSがATと一緒に行動するのは何となく違和感があったので
こういう仕様となりました。
なお、第一話は今晩には投下するつもりです。

561 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/03(木) 18:28:24 ID:???
クロス統合見て浮かんだネタだと思うが、何でわざわざこっちに?

562 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/03(木) 19:39:32 ID:???
【もしも】種・種死の世界に○○が来たら【統合】
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1196339764/

クロスオーバーはこっちかな。作風としては問題ないっすね

563 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/03(木) 19:52:41 ID:???
>>562
ちょい待ち
そこは「○○が来たら」ってタイトルだから、ボトムズの世界からATが来るような展開じゃないとスレ違いじゃね?
この話だと、何一つ種の世界に来ちゃいないわけだし。

ここなら、「大西洋連邦の主力兵器がATだったら」「キラを助けたのがボトムズキャラだったら」で、○○が××だったらのタイトルにはまる。
こっちの方が投下するスレとしては正しいだろ。

564 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/03(木) 19:55:57 ID:???
>>562-563
どっちでもいいと言うかいい加減統一してほしいと思った。
定義がここもあっちも曖昧だし

565 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/03(木) 21:45:24 ID:???
2つ以上の作品が絡むか、単品でやるかの違いじゃないの?
クロスオーバーとIF物って。

566 :561:2008/01/03(木) 21:54:51 ID:???
いや、ちょうど向こうでボトムズの話してるからタイミング的にそうかなって思っただけで
別にスレ違いだとか思ったわけじゃないんだけどね。

567 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/03(木) 22:14:01 ID:??? ?2BP(0)
私的には「ボトムズ世界の人間が(最初から)種世界にいる」でクロスと定義と思うけど。
類似例を上げるなら『種世界にジオン公国が存在したら』みたいな感じ。

おっと、肝心なことを言ってない。

GJ
キラに何があったのか、1話にも期待。


※もし、クロスに移動するようでしたら、こちらのスレに移動報告を1レスしていただければ、見てる人が移動すると思います。

568 :553:2008/01/03(木) 22:25:45 ID:???
>>567
了解です。しかしクロス総合スレでまさかボトムズが話題になってたとは
知りませんでした(見てみたら青騎士でしたけど。青騎士は好きですがボ
トムズっぽくないんですよねぇ)
タイミング的にちょうどいいのでクロスの方へ移動します。


569 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/04(金) 00:28:39 ID:???
>>560
作者さん乙ですー
久々に種世界へのクロスで面白い新作を見たっす。

○○が来たらスレは元々クロス作品統合スレですんでそっちに投稿するのが好ましいとは思います。
他作品の設定を持ってきたりするのはよっぽどネタ扱いじゃない限り、クロス物に分類されるので

と言うかここのスレってそういう設定からあぶれた、作中の設定改変作品を担当するスレだったはずなんですが……
スレ立てたのあっちでクロス以外の作品が投稿されにくい雰囲気だったからだし。

あとSeed-00だけどWikiでクロスに分類されてるのにどうしてこちらに?

570 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/04(金) 00:34:43 ID:???
何処に投下しようが、クロスオーバー倉庫の側で分けるという仕組みっぽい。

571 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/04(金) 01:00:06 ID:???
初心者スレから移動したときに、クロスじゃなくてIF(ここ)に書いてたからかな
何話も書いた後にクロスじゃね?ってなったんだが、長かったからこっちになったっぽい

572 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/04(金) 13:12:35 ID:???
核金スレ落ちたというか止まった
ttp://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1196178300/

これってDAT落ちじゃないと思うけど何でだろう

573 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/04(金) 13:55:36 ID:???
誰かが削除依頼出してそれが通った。

574 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/04(金) 14:03:21 ID:???
スレのカキコから判断するに
重複として削除依頼出る→誘導先のスレ埋め荒らしにあって落ちる→アホな削除人気にせず削除
ってとこか。
なんつうか桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿って感じだな。

575 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/04(金) 20:02:18 ID:???
どうでもいいネタが浮かんできた


・C.E.のMSがファースト(一年戦争)のMSだったら?


これを受信したとき、いや種は速いMSこそふさわしいと考えた。



うん、日本語じゃないね、これ。

576 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/04(金) 23:03:54 ID:???
>>574

>>572ではないが、自分の常駐スレだったの何が起きたのかと思っていたら、なるほどそういうことか。サンクス

しかしおよそ一月前の削除依頼が今になって行われるなんて……他の板がどうなのかも知らないが、この板ではそのくらい時間がかかるもんなの?削除依頼が通るのって。

577 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/04(金) 23:09:35 ID:???
なんかフジリューって作品ごとに絵の描き方試してる感じがする

578 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/04(金) 23:10:35 ID:???
アホな誤爆すまんorz

579 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/05(土) 13:05:25 ID:???
氏ね

580 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/05(土) 17:22:06 ID:???
そしてイキロ

581 :機動戦士ザクレロSEED:2008/01/06(日) 01:11:01 ID:???
 時間は、アークエンジェルがヘリオポリスを出港しようとしていたその前に遡る
 先のコロニー内での戦闘を生き延びたヘリオポリス行政府。豪奢な執務机が据えられた行政官用の執務室。
 執務机の背後、壁一面の窓からはヘリオポリス全域を見渡せる。先の戦いの被害が、爪痕となって残るヘリオポリス市街が。
 そこで、行政官は変事に混乱していた。
 ヘリオポリスの無防備都市宣言……つまりは降伏に際し、オーブ軍ヘリオポリス駐屯地の部隊にも降伏をしてもらわねばならなかった。
 半ば自治権を与えられているヘリオポリスは、本土の了承無しに行政府の判断で無防備都市宣言を行える。
 しかし、領内に占領軍に対する戦力が残っている状態では、無防備都市宣言は認められない。
 もちろん、事前に駐屯地司令とは話し合っており、オーブ軍の降伏は決定していた。
 だが、この期に及んで……オーブ軍は抗戦の意志を一方的に行政府に伝え、後は連絡を拒絶したのである。
「……どういうつもりなんだ」
 行政官は、執務机に座したまま頭を抱え込んだ。
 状況的に、抗戦など有り得ない筈だ。軍事の専門家ではない行政官でも、そんな事くらいわかる。
 MA隊などのMSに対抗しうる兵種は既に全滅しており、このヘリオポリスを守る戦力は失われているのだから。
 では、何がオーブ軍を抗戦に走らせたのか? その答えは、行政官の元を訪ねようとしていた。
 ノックの音が、行政官の意識をドアへと向けさせる。
 直後、遠慮無く開け放たれたドアの向こうに、その姿は見えた。
 先頭に立つ、儀礼用の士官服を着た少女。その背後に続く、戦闘服の兵士達。
 行政官は、少女の姿を見知っていた。
「カガリ様? 何故、このようなところへ……」
 執務机から立上がり、行政官はとりあえず声をかける。
 カガリ・ユラ・アスハ。オーブ連合首長国代表首長及び五大氏族アスハ首長家当主ウズミ・ナラ・アスハの娘。
 とはいえ、本人は何の権力も持たない民間人である。いきなり、行政官の執務室に駆け込んでくる事が許されている筈もない。
 それに、行政官は別の氏族であるセイランに近い。アスハとは関わりはほとんど無い。
 だからこそ、何故かという疑問。VIPの筈の彼女が、何の連絡もなくヘリオポリスにいた事への疑問も混じってはいるが。
「今は火急の時。お相手をしている時間はございません。今は避難を……」
 言いながら、行政官はもう一つの疑問を覚える。
 何故、カガリが兵士を連れているのか? 最初は護衛かと思ったが……違う。
 行政官は思い出す。アスハ家には、つまりはその娘のカガリには、軍の強い支持がある。それも狂信的なほどの……
 そのカガリは、怒りをあらわにし、行政官を問い質した。
「行政官、お前に聞きたい事がある! 降伏を選ぼうとしたというのは事実なのか!?」
「それは……事実です。それが何か?」
 行政官はその問を不可解に感じながら答える。
 政治を任された行政官の権限で決めた事。行政府の議員の賛成も得ている。
 カガリにとやかく言われる事ではないはずだ。
 しかし、カガリは行政官を糾弾した。まるで、その権限を持っているかのように。
「他国の侵略を許さず! このオーブの理念はどうした!」
「そうは言われましても」
 行政官は言葉を濁す。
 他国を侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに介入しない。この三つがオーブの理念である。
 それはまあ素晴らしい事なのかもしれないが、現実的に今の状況で守りきれるものではない。
「戦力が無い以上、敵を追い払う事は出来ません。援軍を呼び寄せる余裕もない」
 今のヘリオポリスに戦力は無いし、本国やアメノミハシラからの援軍に期待するにしても間に合わないだろう。
 よしんば援軍が間に合ったとしても、オーブ軍のメビウス部隊がどれほどの戦力になるというのか。
 結局、秘密裏に行われたMS開発がZAFTに察知された段階で、もはやヘリオポリスには打つ手は無かったのだ。
「今、採り得る手は無防備都市宣言。ヘリオポリスの全面降伏だけです」
 これを出さないと、オーブにはヘリオポリスを戦場として戦う意志があるという事となる。
 だが、カガリはそんな事は理解しようともしなかった。彼女は、目の前にある事しか頭になかったのである。
 すなわち、オーブの理念が侵されようとしている事。

582 :機動戦士ザクレロSEED:2008/01/06(日) 01:11:49 ID:???
「全ての原因は、他国の争いに介入しないというオーブの理念を破り、ヘリオポリスでMSなんか作ったりしたからだろう!?
 自分達でまいた種じゃないか! それなのにお前はまた、オーブの理念を捨てるのか!?」
 ヘリオポリスが悪いと言いたげなカガリに、行政官は頭痛を覚えながら言った。
「……MS開発は国策です。ヘリオポリスは内閣の決定に従い、場所を提供したにすぎません」
「お父様の責任だというのか!?」
 連合との共同でのMS開発は公開情報ではない。
 形としては、オーブ五大氏族のサハク家が秘密裏に請け負った形となっている。
 しかし、国家の長がそれを知らないという事は常識ではかると有り得ない。ウズミ・ナラ・アスハは絶対にそれを知っていたはずである。
 知っていてそれを黙認したのだから、責任が無いとは言えない。だが、ウズミ一人の責任となるかと言えば、それは少々違う。
「国の責任です。オーブは、ウズミ様のものではありませんから。その責任は、政策を承認した内閣や関連省庁、果ては国民に至るまで無数に分割されます」
「責任逃れをするな! お前は、オーブの理念を破っているのに、その責任を他になすり付けるだけじゃないか!」
 ヘリオポリスがオーブの理念を破らざるを得ない状況に追いやったのはオーブ本国の責任だという話をカガリは理解してくれない。
 状況がどうあろうと、オーブの理念を破る事が罪らしい。そして、その責任を行政官に求める。
「では、具体的に何をしろと言うんです? オーブの理念を捨てずに、ZAFTからヘリオポリスを守るにはどうしろと」
「それを考えるのが、お前の役目だろう! 行政官の役職は飾りか!」
 カガリの声に行政官はいらつく。
 飾りであればどれほど良かったか。さぞや、安穏と暮らせた事だろう。
「話になりませんな。苦情は承りました。しかし、この件は行政府で決めた事です。お引き取りください」
 行政官がそう言って退去を促そうとした時、カガリの側に控えていた兵士が口を開いた。
「オーブの理念を守る為、自衛戦闘の許可は出ています。MA隊は全滅しましたが、歩兵部隊や機械化車輌部隊は残っています」
 行政官は、唖然としながらその兵士を見る。その時、襟に見えた階級章から、その兵士の階級が一尉である事を知った。
 基地司令の下、実戦部隊を指揮していた者だろう。その一尉は、行政官の反応に関わらずに言葉を続けた。
「オーブの理念を守る為、オーブ軍ヘリオポリス駐屯地の将兵は、命を賭して戦う事を選びました」
「コロニー内で戦うつもりか!? それも、勝てない戦いを!」
「戦う前から決めつけるな! 諦めたら、そこで終わりだろ!」
 思わず激昂した行政官に、カガリの怒りの声が飛んだ。
「そうやって諦めてしまうから、オーブの理念を捨てる事が出来るんだ!」
 理想と決意に萌える少女の毅然とした眼差しに見据えられ、行政官はできの悪い演劇を見ている気分になった。それもこれはきっとコメディに違いない。
 頭の中が混乱し、言葉が出ず、行政官はへたり込むように椅子に腰を下ろし、執務机に沈み込む。
 保身の為でなかったと言えば嘘になる。ZAFTに恩を売り、亡命する腹づもりではあった。どうせ、残っても詰め腹を切らされるだけなのだから。
 それでも、市民を犠牲にしない為にとれる最善の手だったと考えている。
 占領されれば、市民をZAFTに委ねる事になる。しかし、虐殺されるわけではない。
 オーブ本国との交渉次第で、幾らでも何とか出来るはずだ。
 例えオーブの理念を……法律でも何でもない、ウズミのお題目に過ぎないオーブの理念を破ったとしても、国民を守る事が出来る。
 抗戦すれば、巻き添えでどれほどの人命が失われるかわかったものではない。
「許さないぞ! お前の勝手に、巻き込まれてたまるものか!」
 行政官は執務机から立上がり、カガリに向かって詰め寄ろうと小走りに歩いた。
 直後、一尉がかばうようにカガリを引き寄せ、部屋の外へと出る。そして、残る二人の兵士が前に出て、後ろ手に執務室のドアを閉めた。
 行政官の体は、その二人の兵士に押さえられる。
「何をする。放せ!」
 行政官が二人を押しのけようともがくが、兵士達はそれを許さない。
「……アスハの犬め!」
 ややあって、一言唸るように吐き捨ててから、行政官はカガリを追うのを諦めて兵士から離れた。
 そして、電話に向かって歩き出す。部下に命じて、オーブ軍の暴走を抑制しようと考えていた。が……
 行政官の後ろで、兵士達は懐から拳銃を引き抜いた。
「オーブの理念を汚す者! 天誅!」
「天誅!」
 兵士二人の声が重なり、同時に銃声が響く……

583 :機動戦士ザクレロSEED:2008/01/06(日) 01:12:56 ID:???


 同じ頃。集結したオーブ軍の一部は、残余の宇宙兵器を集めて港湾部にて待機。
 アークエンジェル出港後、即座に陣地を構築し、ZAFTを迎え撃つ第一の壁となる。
 もっとも、ミサイルコンテナで急造の砲座を作るぐらいが限度だが。
 一部は放送局を占拠。
 ヘリオポリス市民に向けた放送を準備中。
 残りは地上用兵器の全てを持って行政府前に集合していた。


「行政官はああ言っていたが……負けるのか?」
 行政府の廊下を歩くカガリは、不安を見せながら傍らの一尉に聞いた。
 一尉はそれに澱み無く答える。
「敗北主義者は負けるとしか言わないものです。それに、これは理念を守る戦い。勝敗は重要ではありません。
 誇りを持って戦い、オーブの理念の気高さを世界に示す事が重要なのです」
「そうか……そうだな。オーブの理念の為だからな」
 カガリは納得した。オーブの理念を守る。その気高い戦いに赴くのだから、勝敗など関係がない。
 自信を取り戻したカガリに、一尉は僅かに喜色を滲ませて言う。
「カガリ様がおられますから、共にオーブを守る為に立ち上がる市民も少なくはないでしょう」
「そうだな。オーブの理念を守る為、オーブの国民ならば理解してくれるはずだ。
 ならば私は、オーブの理念の為、全ての国民と共に戦おう」
 オーブの国に燦然と輝くオーブの理念。その為なら、国民は犠牲を厭わず戦うだろう。正義の為に戦うのは、当然の事。そして崇高な事。
 露程も疑わず、カガリはその美しい戦いに思いを馳せる。
 少女の潔癖性じみた正義感の中で、理念への殉死は美しい理想だった。現実を差し挟む間も無いほどに。
「さすが、若くともオーブの獅子の血を引くお方。まさに救国の姫獅子」
 一尉は、心酔した様子でカガリに言葉と忠誠を捧ぐ。
 歩みを進めていたカガリと兵士は、行政府の玄関から外へと歩み出る。
 待っていたのは、整列したオーブ軍兵士。さらに中継車が回されて放送の用意もされていた。
 玄関前の一段高くなった場所にはマイクが用意されている。
 カガリは緊張に表情を引き締めると、兵士達が注視するマイクの前へと歩み出た。

584 :機動戦士ザクレロSEED:2008/01/06(日) 01:14:11 ID:???


「戦闘中に受信した映像です」
 アークエンジェルとの戦闘後、ガモフの艦橋。メインモニターに、マイクの前で拙い言葉を必死で並べるカガリの姿が映っていた。
 カガリは、オーブの理念を守るべく徹底抗戦を叫んでいる。
『みんな、本当に大事なものが何かを考えて欲しい!
 オーブの理念が失われようとしてる今、私達は何をすべきなのか。
 このまま、オーブの崇高な理念が失われるのを見ていて良いのか!
 心あるオーブ国民のみんな、私達と共に戦おう! オーブの理念を守る為に!』
 カガリの演説を流しながら、映像は次々に集まってくる民衆を映していた。
 オーブの理念を守るという呼びかけに答えた者は驚くほどに多く、銃を配っている兵士の前で長蛇の列を作っている。
 ゼルマンは、その映像を眺めて苦笑した。
「心意気は賞賛するが、勝てぬ戦いだとわかっているのか」
 万に一つでも勝てるならやってみる価値はある。
 身を捨てても果たさねばならない責務というのも理解できる。
 しかし、この暴動に勝ち目はない。
「所詮はナチュラルのやる事か。まあ良い。立ちはだかるならば、打倒しよう」
 ゼルマンは愚行はナチュラルの故なのだと切り捨て、そしてこの反抗を打ち砕く事を決める。
 敵だから叩くという単純な話ではなく、艦の修理が出来るドックを手に入れなければならないという理由もあった。
 ヴェサリウスはもちろん、ガモフも傷を受けており、修理を必要としている。
 宇宙空間で修理するのは限界がある。ちゃんとした設備や道具のあるドックでの修理が望ましい。
 そして、ドックを使用するには、ヘリオポリスのドックを使用するのが一番早い。
 それには、コロニー内の敵戦力は邪魔で、叩く必要がある。
「……ところで、行政官との交信は?」
「個人宛の通信は不通です。行政府に連絡しましたが、行政官は戦死とか何とか……」
 問われた通信士の返答は要領を得ない。
 戦死? 戦闘の起こっていないコロニー内で、どう戦死すると言うのか。
 通信士も疑問に思い聞き返そうとしたが、混乱した通信は切れてしまった。以降の通信は拒絶されている。
「消されたな。有用な人物だったが……」
 ゼルマンは察した。
 行政官は、現状のヘリオポリスには降伏より他に未知がない事を悟っていた。そんな行政官が、今の状況を許すはずがない。
 そんな彼が、不可解な死を遂げたのだ。邪魔者扱いされて殺されたに決まっている。
 行政官からの情報提供は有り難かったし、その労には報いるつもりでもあったが、殺されてしまえば何をしてやる事も出来ない。
 ともかく今は、ヘリオポリスの制圧が先だ。
「まあいい、ヴェサリウスの兵は残っている。ガモフの兵も合わせて、陸戦隊を組織する」
 戦闘能力を失ったナスカ級ヴェサリウスだが、乗員に被害は少なく、兵力はほぼ残っている。ガモフも同じ。
 陸戦隊を組織するに不都合はない。
「両艦の各部署に通達し、1時間以内に陸戦隊をシャトルに搭乗させろ。それから、ジンの出撃準備を。コロニー内の敵はMSで叩き潰す」
 ゼルマンの指示に、艦内はあわただしく動き出した。

585 :機動戦士ザクレロSEED:2008/01/06(日) 01:14:50 ID:???


 最後の記憶は、眼前に迫る魔獣‥‥
「……!」
「よぉ、おはよう」
 悪夢に跳ね起きたミゲル・アイマンを迎えたのは、同僚のオロール・クーデンブルグの声だった。
 見れば、いつものガモフ艦内の二人部屋。ベッドに腰掛けて、こっちを覗き込むオロールの姿もいつもと同じ。
 まるで、全てが悪夢だったかのようだ。だが、幾ら何でもそれは無いだろう。
「どうなった?」
「お前は跳ね飛ばされ、俺が必死で追いかけて回収した。身体に異常なし。俺に感謝しろよ」
 だからガモフの中。ミゲルはそれを知って、自分が生き残ったことを深く実感した。
 それと同時に、オロールの行動へ疑問を抱く。あの時の任務は、ザクレロを引き付ける事だったはずだ。
「戦闘を放り出して、俺の救助を?」
「ジンで、あのMAに追いつけるかよ。追いついたところで、効く武器がないだろうが」
 オロールは憮然として言った。
 確かにその通りで、オロールが追撃しても何の意味もなかったろう。
 逆に、ミゲルの回収を急いだことで、ミゲルの行方不明は避けられた。
 だが、それでも任務放棄をとがめられて叱責を受けたわけで、オロールとしては面白くない。面白くないから、意地悪をと言うわけでもないが‥‥
「悪いニュースと、最悪のニュースがある。どっちを先に聞きたい?」
 オロールは口端を笑みに曲げて言った。
 それに対してミゲルは迷い、そしてどっちでも良いという気になって答える。
「悪いニュースからで頼む」
 本当に悪いニュースなら、こんな冗談交じりの伝え方をする筈がないのだ。だから、どちらから聞いても同じだろうと。
 その予想の通りオロールは、かなり気楽な口調で言った。
「任務を外れて、お前を救出したせいで、俺のボーナスはパァだ」
 もっとも、正式にそう言う罰が下されたわけではないので、冗談の意味の方が多い。
「そりゃ悪かった。で、最悪のニュースは?
 ミゲルは少し笑って、次のニュースを促す。
 それに答え、オロールはニヤリと笑みを見せる。
「出撃だよ。お前が後1時間寝ていたら、俺が出撃だったんだがな」
 今、艦に残っているのはオロールのジンなのだが、艦長のゼルマンはより優秀なパイロットであるミゲルの出撃を望んだ。
 ミゲルが出撃前に目が覚めたらという条件付きだったのだが、目が覚めたので役はミゲルに回ったというわけだ。
「出撃って……アークエンジェルの追撃か?」
 状況を把握できていないミゲルに、オロールは肩をすくめて答える。
「コロニー内のオーブ軍残存戦力と、レジスタンスを殲滅するんだ。MSの敵になりそうな物はない。鴨を撃ちに行くみたいなもんさ」

586 :機動戦士ザクレロSEED:2008/01/06(日) 01:15:45 ID:???


「……あれで良かったか?」
 兵士達が戦闘準備を進める市街地を歩きながらカガリは、歩みを共にする一尉に聞いた。
 演説は、用意された原稿を読んだだけ。父の姿を思い起こしながら、精一杯やった。
 一尉は満足そうに頷き返す。
「もちろんですカガリ様。多くのレジスタンス志願者が現れてくれたではありませんか。カガリ様の演説に、オーブ国民は皆、奮い立った事でしょう」
「そう……か」
 褒められて嬉しいのか、カガリは緊張していた表情を少しほころばせた。
「行政官も、あの演説で心を変えてくれただろうか?」
 意見を違えた行政官だが、心を入れ替え、正義に目覚めてくれないかと夢想する。しかし、
「いえ、彼は逃げたようです」
 一尉がまるで真実のように答える。行政官への侮蔑の感情を込めて。
「戦いが始まると知って怯えたのでしょう。情けない男です。セイランの派閥の者ですから、当然とも言えますが」
「……こんな大事な時に逃げ出しただと! 責任感のない!」
 カガリは一尉の言葉を簡単に信じ、怒りを行政官に向けて発した。そして、
「駐屯地司令も逃げたのだったな。ヘリオポリスは上に立つ者に恵まれてはいないようだ」
 カガリは、ヘリオポリス駐屯地の司令も降伏論者であった事を思い出した。もっとも、カガリとの接見の後、司令もまた逃亡したと一尉に教えられたのだが。
「こうなれば、私達がよりいっそう頑張らないとな!」
「流石ですカガリ様。反抗の準備は着々と整っております」
 一尉はそう言うと、カガリに現況を説明する。
「無重力下での戦闘を行える兵士と、無重力下活動を日常的に行っていた市民には、宇宙港に行ってもらいました。港で、ZAFTの進入を食い止めます」
 自信満々に言う一尉だが、その論に全く勝てる根拠はなかった。
 少数のプロに、アマチュアを混ぜ込んだ戦力で何が出来るというのか。むしろ、混乱を引き起こして戦力を低下させるのでは?
 しかし、一尉はそのような事は考えていない。オーブの理念を守る為、ウズミへの忠誠を尽くして戦う事が大事で、勝ち負けなど考えの外である。
 だから一尉は、勝てる見込みなどは話さなかった。ただ、話を続ける。
「残りの兵士と市民は、オーブ軍がもっとも得意とする市街戦でZAFTを迎え撃つべく、市街地に展開中です」
 オーブ軍の防衛戦術の基本は、都市部に布陣して戦う事となっている。
 また、市民の避難などは、ほとんど考慮に入れない。避難は、市民がそれぞれの責任の範疇で行う。
 だから、軍としては兵士の展開をして準備は終わりだ。
 既に兵士達は戦闘準備を終えて、建物に隠れている。外にいるのは、伝令などの例外を除けば、武器を持った市民達だけ。
 彼らは、戦場を歩くカガリを遠巻きに見ては、黙礼したり、バンザイを叫んだりと、熱狂を素直に現わしている。
 カガリは、軽く手を振るなどして無邪気に応えていた。
 と……そこに、響き渡るサイレンの音が届く。それは、宇宙港の方で鳴っている様だった。
 カガリはその音を知っている。敵襲を知らせる警報に他ならない。
「敵襲……いよいよだな!」
「はい。それでは、カガリ様。司令部に戻りましょう」
 一尉は、カガリに戻るよう示す。
 司令部は、主戦場として設定された市街地より遠く離れたシェルターの中にある。つまり、もっとも安全な場所に。
「何を言う! 私も皆と一緒に戦うぞ!」
 戸惑い気味に声を上げたカガリに、一尉は穏やかに言い聞かせる。
「カガリ様。人にはいるべき場所がございます。カガリ様のいるべき場所は、前線ではありません。
 全ての兵士が安心して戦えるよう、カガリ様は全ての兵士を見渡せる場所においでください」
「ん……そうなのか? それが、戦ってくれる者達の為になるんだな?」
 カガリは納得しなかったが、一尉に諭されて従う事にした。
「だが! もし、前線が危なくなったら、私も戦いに出るぞ!」
「ご随意に。その時は、私もお供しましょう」
 カガリは素直だった……一尉の言う言葉に素直に従ってしまったのだから。

587 :機動戦士ザクレロSEED:2008/01/06(日) 01:16:08 ID:???
 機動戦士ザクレロSEED‥‥以上。

588 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 01:22:59 ID:???
乙!
これはひどいアスハ派w
というかカガリもう少し現実を見ようよ……

589 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 01:45:47 ID:???
やばいなこのオーブ。
本国が自爆するぐらいだし、へリオポリスも崩壊してなきゃこのような末路があり得るのか。

しかしアスハ派の連中は、他派への粛正のやり過ぎで人材が枯渇しても知らんぞ。


GJでした。

590 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 05:09:29 ID:???
なんというホラー…こえぇよ、GJ!

591 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 08:42:45 ID:???
実はアスハ派の失墜を狙ったサハク派の仕業……はないか。
そもそもサハク派が押さえてたコロニー潰してまでやることでも無さそうだし。

592 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 11:25:49 ID:???
これは・・・オーブの理念はもはや狂信の域に達してるな。
国民を使い捨ての道具としか見てないのが良く判る。
某ウィンザー女史そのままだ。

GJです。

593 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 11:37:21 ID:???
ここまで腐ったオーブを見るのはTV以来だ。
ふと思ったのだが、オーブ軍は最初から市民を守らず理念のみを守る馬鹿の集まりだったのか
それとも、ウズミの代になってから腐ったのか、どっちなんだろうか?

594 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 11:49:17 ID:???
>オーブ軍の防衛戦術の基本は、都市部に布陣して戦う事となっている。
ちょwww
て原作どおりじゃねーかwww

595 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 12:43:41 ID:???
これだと、建物としてのヘリオポリスはかろうじて残ったものの
住民はほぼ皆殺しという事になりかねないのか…?
あるいは実際ゴミのように死んでゆくであろう住民を見て少しはカガリも
考え方を改めるという伏線に…なるかなあ、コストがあまりに高過ぎるけど。

596 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 12:50:04 ID:???
>>591
むしろアスハ派にとってはどうせサハク派の(コロニーに住んでる)連中だから使い潰そうぜ!という感覚なんじゃ。

597 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 12:54:55 ID:???
>>594
戦術となっていることから考えるに、以前(おそらく再構築戦争時)にやって何を間違ったか上手くいったことがある悪寒。

598 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 13:01:45 ID:???
作戦終了後に住民の死者の内訳を再確認してみると、
ザフトによる直接制圧分よりも現実の戦闘にパニクって逃げ出しかけたところを
督戦隊よろしくアスハ派オーブ兵に殺害された人数の方が多かったりして。

599 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 13:02:04 ID:???
国民もかなりキテル連中ばっかだな。
サハクもセイランもさっさと亡命したほうがいい。

600 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 13:06:56 ID:???
>>598
そして約半世紀後のオーブ(まだ残ってればだが)で泥沼水掛け論の
歴史教科書論争に…

601 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 14:04:25 ID:???
残された市民の全てがアスハ信者という訳でもあるまいし、
オノゴロ島戦まで行くまでもなく『シン・アスカ』が大量生産されそうだな。

602 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 14:11:03 ID:???
>>601
アスハ信者じゃない市民はみんな『名誉の戦死』ではwww

603 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 17:11:13 ID:???
もしも、種死第1話のカガアスプラント訪問の際にPPの奇襲が起きず、
そのまま数日滞在するなどしてその間に二年前にオーブから技術とともに
プラントに亡命した元国民達と面会する機会でもあったら、帰国を勧めるどころか
感情や口調の差こそあれほぼシンの罵倒と同じニュアンスの批判を異口同音に
突き付けられてたりしたのだろうか?

604 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 17:43:41 ID:???
そりゃそうでしょ。
指導者の我儘で焼け出されたんだし、アスハと心中します、なんてヤツはとっくにオーブに戻ってるだろうし。

605 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 17:54:43 ID:???
プラントが返さないのではなく本人たちがオーブなんぞに帰りたくなってのを理解してないようだったな

606 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 18:47:23 ID:???
もし種の本編が第一期EDの映像の通りだったら

607 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 19:39:21 ID:???
どんなんだっけ?
細かいところはよく覚えていないんだ('・ω・`)

608 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 19:40:11 ID:???
被災者から見たら
国民を守らず国土を荒して自分達だけ逃げ出した。
残った人達がどれほど塗炭の苦しみを味わったか知らずに戦争を終わらせた英雄として凱旋。
コレじゃオーブを見捨てて当然って流れになるさ。

609 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 19:48:02 ID:???
無能なカガリが出てくる種・種死SSは数あれど、
無能ではなく「暗君」のカガリって珍しいな。

610 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 20:00:01 ID:???
>>606
絶望した、第1期EDを覚えてない自分に絶望した

611 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 20:00:40 ID:???
悔しくて涙出そう

612 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 20:14:13 ID:???
確か夜の荒野に幾つか墓標が立ってるところで、キャラ達が佇んでる映像じゃなかったか

613 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 20:19:38 ID:???
ほとんどの機体がズタボロだったヤツね。
種死じゃインパ以外ほぼボロ雑巾でAAが半分沈んでて
自由がエクスカリバー×2で串刺しだった。

614 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 20:26:57 ID:???
>>603-608
シンの怒りの発散とかアンチの溜飲を下げるためとかじゃなく、
他の誰でもなくカガリ自身のためにこそそういう場が設けられるべきだったんだよな…
そうすりゃユウナ初登場時の台詞も少しは理解できただろうに。
あるいはもしG強奪事件がなかったら議長自らセッティングしてたりしたかな?
それとも馬鹿なままのほうが都合がいいとあえて接触させなかったかな。

615 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 20:59:49 ID:???
>>613
ひえー・・・

616 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 21:04:57 ID:???
実際にボロ雑巾になったのはミネルバの方というw

617 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 21:07:34 ID:???
福田のサツバツ思考だったんだな、今思えば

618 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 22:30:08 ID:???
もし最終話後にシンがインパルスでラクシズに突っ込んで行ったら
運命が再起不能でもシンにはまだインパが残ってる。
一度は負けたヒーローが昔の機体を引っ張り出して最後の意地を見せるって燃えないか?

619 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 23:48:39 ID:???
>>618
そういうのは最終話よりも、物語の3/4終わったあたりじゃないか?
何とか今あるパーツでツギハギして魔改造・・・

いや何でもない

620 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 23:54:23 ID:???
>>618

確かエルガイムのラストらへんがそんなんだったと風の噂で聞いた記憶が。
噂なので信憑性にはこれっぽっちの自信もないけど('・ω・`)

621 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/07(月) 00:24:15 ID:???
なんかザクレロ関係なくね。よい意味で。

622 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/07(月) 00:53:33 ID:???
>>620
たしかラスボスと戦ってぼろぼろになった後期主役機を乗り捨てて、
前期主役機に乗り込み、
(乗り込む途中で当初のヒロインとキスしたような記憶がある)
逃げだそうとしていた最後まで生き残っていた中ボスのシャトルを大型砲で撃ちぬいた。

みたいな感じだったかな。


623 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/07(月) 00:56:06 ID:???
>>619
当時、紅白ザクを一瞬期待したんだけどな

624 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/07(月) 04:01:34 ID:???
それは青外道で(ry
紅白じゃないけどさ

625 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/07(月) 08:13:58 ID:???
赤青ジンか
なんで種死でジンやゲイツをもっと売り込もうとしないんだろうか

626 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/07(月) 13:18:02 ID:???
>>592
下手すると某ウィンザー女史の方がナンボかマシかも試練ww

627 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/07(月) 14:03:45 ID:???
ウィンザー夫人を含む当時のサンフォード政権はアムリッツァの惨敗で
いやいやながらも引責総辞職したが、アスハ政権はその責任さえ認めようとしないし
責任取らせる根拠たる法律の規定さえ存在しないだろうからなあ

628 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/07(月) 16:29:39 ID:???
サンフォード政権はアスハ政権並みに支持率が高ければ(万一負けて支持率が下がるのが嫌で)
戦争しないんじゃね?もっとも田中芳樹がらみのスレで書いたけど
同盟軍の兵士血で塗装されたイゼルローンをヤンが無血で陥落させても支持率
があがらない時点で軍事的成功で支持率を上げようとする試みが無駄だと
気がつかないあたり無能さはいい勝負だがw

629 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/07(月) 16:55:29 ID:???
>>628
イゼルローン無血開城は同盟の勝利じゃなく、ヤンの勝利だからな。政府の手柄じゃない、っちゃーないから支持率は上がりにくいさ
そっから停戦交渉でも成功させてたら、政府の支持率大幅上昇と持ってけばいいのに
攻めてっちゃった上に星系1〜2個ぶんどったどー。で止まらず破滅まで前進せよ、とやっちゃったのは無能だが。

しかしこれはいいヘイト…なんだがところどころ本編準拠で困るw
ラクシズは本編どおりに行動させたらヘイト、という名言もあるしなあw

630 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/07(月) 20:02:31 ID:???
>>629
私はその名言に従って、ラクシズを殆どシンと絡ませない種死アフター物を
書きました。評判も悪くなかったので、触らぬラクシズに祟りなしの路線で
進めるのも良いかも知れませんね。

631 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/08(火) 00:28:51 ID:???
カゴリは我侭一杯に育って我慢ができず、他人を煽って戦争したがる。
で、自分だけは特別だと思っていて、最後は狂信者集団の尖兵として再登場。

ウィンザー夫人ってよりアムロの中の人そのままだ…

632 :2/4_94 ◆4x1/ER9Heo :2008/01/08(火) 01:50:50 ID:???
キラが少し考えて口を開く。
「ボクはああいう子、結構好きだよ」
「お!キラはああいうのが好みなのか?」
向こうに視線を移す。天国に上っていきそうな至福の笑顔だった。
「うん。ああいうアホかわいい子って何だか放っておけないんだよね」
物陰で、アホと言う時に潰されて、真っ白に燃え尽きている少女の事は黙っておこう。
「でも、それって私がそのアホな子に負けてるって事よね。ちょっとショックだわ」
「何だよ。フレイはサイじゃ不満なのか?」
アホアホ繰り返されるたびにいちいち物陰でリアクションする辺り、律儀な子だ。
「それはサイと付き合ってるとかとは別の問題なのよ。わかる?」
ああ、それは何となく分かる気がするな。

ミーアが、キラ達に背後から近づいている。
どうやら脅かそうというハラらしいが、俺のほうからはミーアの背後から
さらにミリィが近づいて来ているのが丸見えだ。

「……わ
「あら、ミーアじゃない。どうしたの?」
    …あひゃぁい!?」

アホかわいいというより、アホかわいそうな子に見えてきた。

その時、艦内に警報が響く。
緊急ではないが、戦闘体制だ。
キラと俺はドッグへ。他のみんなはブリッジへ。そしてミーアは与えられた個室に向かう。
さっきまでの日常は一瞬にして戦場となった。

633 :3/4_94 ◆4x1/ER9Heo :2008/01/08(火) 01:51:55 ID:???
結局、先の警報はサフト側からの交渉だった。
要はあのミーアを引き渡せばそれで良し。引き渡さない場合は手段を問わないというもの。
まぁ、良くある口実ってのはこういうやつだね。
で、案の定交渉は決裂。
例の奪われたガンダム3機プラス隊長の4機が現れたってワケだ。こっちは1機少ないんだがな。
隊長機はオッサンが引き受けてくれたんで、俺とキラで残り3機を相手にしてる状態が今。

戦闘開始から少したった時だった。
オレの注意がちょっと逸れた瞬間、青と白の機体が急接近してきたかと思うと、
俺のバスターに取り付き、接触回線を開いてきた。
『おい!これに乗っているんだろう!ディアッカ!』
接触回線のせいで多少くぐもっているが、間違いなくイザークの声だ。
「おいおい。オレ達は敵同士なんだぜ?」
『ええい!そんな事は些事だ。お前は何故そちらの味方をする!お前は本来こちら側の人間だろう!』
まぁ、その辺を突かれると痛いんだけどな。
「なんだろうな。運命のいたずらってヤツかね」
『そんな一言で片付けるな。昔はいつも……あんなに一緒だっただろうが!』
「ああ。でも夕暮れを過ぎたからもう違う色だな」
今のうちに謝っておく。もちろんイザークにではない。
『今ならまだ、オレやアスラン。それにクルーゼ隊長の力で誤魔化せる』
「でもなぁ……オレにもオレでこっちでやるべき事とか事情とかがあってな」
ふと……ミリィの顔が頭に浮かんだ。
『事情だと!そんな事……』
「なぁ、イザーク」
『なんだ?』
「やっぱり、友情よりも愛情だよな」
『な……なんだ……と?』
その時、バスターを押さえつけていた機体がわずかに後ろに退いた。
その隙を見逃さず、蹴り上げて距離を取ると
「じゃーな。出来れば、あまり戦場では会いたくないもんだな」
オープン回線で叫ぶとミサイルをばら撒き、対装甲散弾で誘爆させて煙幕を張り、一気に戦闘空域を離脱した。

634 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/08(火) 01:55:28 ID:???
ちょ、いきなり2/4っすかwww

支援

635 :94 ◆4x1/ER9Heo :2008/01/08(火) 01:55:59 ID:???

とりあえず、今回はちょっとネタ多めで、悪ノリが過ぎました。
4つめとか、実際要らない(笑)
前回から今回と多少コメディ分が増えてしまった感が有りますが、
これから地球降下イベントを挾んで、シリアス分も高めていくつもりです。

今回、最後にああ吐いたイザークですが、そのうち無人島に行く事になるので……

この先は先々のお楽しみに。


なお、ここでセリフの訂正なんですが、第1話の少女のセリフを
「離せ!」から「離してください!」に脳内で変換しておいて頂けるととてもありがたいです。

それからこの辺の後書きはまとめサイトに載せられるにはちょっと恥ずかしかったりするので、
このスレで直接見て頂いてる人たちへの特典映像的な特典レスってことにしてもらいたいなぁ、と。


636 :94 ◆4x1/ER9Heo :2008/01/08(火) 01:59:00 ID:???
すいません。
どうやら、1と3が長すぎて、消えたみたいです。

1-1、1-2と3-1.3-2にして投下しなおします。

637 :1-1/4_94 ◆4x1/ER9Heo :2008/01/08(火) 02:02:14 ID:???


GUNDAM SEED -褐色の破壊者- 第5話-貫く意志-

あれからしばらくして(例の少女を拾ってからって事だ)
一通りの問答や、騒動があって、彼女はこのアークエンジェルで預かる事になった。
まぁ、この艦もいずれ連合の基地に赴く事になるわけで、それまで預かるって事だ。
その間この艦の中である程度の行動が認められた。
これは彼女が信用を得た……というよりは、無害と判断されたといったほうが正しいか。

ラウンジで休んでいると、キラとサイ、それにフレイが話し掛けて来た。
「ディアッカのその軍服も結構見慣れてきたね」
「それって、素直に喜んでいい事じゃねぇよな」

「そう言うなよ。自分で言ってたじゃないか、出来る事をするってさ」
「お前はブリッジに座ってるだけだろが」
サイを捕まえてヘッドロックをかける。
「い、痛い。痛いって。ギブギブ」
そうやってじゃれていると、フレイが口を開いた。
「ところでさ、みんなはあの脱走娘のことどう思ってるの?」
ああ、あの子か。

638 :1-2/4_94 ◆4x1/ER9Heo :2008/01/08(火) 02:03:19 ID:???




というか、他の奴らからは死角になってるみたいだが、影からあの子(ミーアと言ったっけか)が、
物凄い緊張した顔で聞き耳立ててるんだが。
面白いので黙っていよう。

639 :4/4_94 ◆4x1/ER9Heo :2008/01/08(火) 02:04:58 ID:???

(その後ヴェサリウスにて)

帰還ハッチに鮮やかな赤の機体に支えられた青と白の機体が飛び込んできた。
双方とも機体自体にそれほど大きな損傷はない。

すぐに二つの機体からそれぞれパイロットが降りてくる。
「うぐ……い、イタイ。イタイぞ……胸が……心が……」
左胸の辺りを押さえて呻く銀髪の少年。
「どうしたんだ、イザーク。本当に大丈夫なのか?」
そう言って赤い機体から降りてきた少年が駆け寄る。

だが、イザークと呼ばれた少年は、駆け寄ってきたもう一人の少年を突き放した。
「ち、近寄るな!いいか、アスラン!プラントの歌姫を婚約者に持つ貴様には、この痛みは理解出来まいっ!」
その言葉の内容というよりは、言葉の勢いに押された形でアスランはたじろぐ。

「こ、この胸の痛み……そして、俺の知らぬ間に拔け駆けした恨み……忘れんぞ」

イザークは胸の辺りを押さえたまま、搾り出すように呻いた。

640 :94 ◆4x1/ER9Heo :2008/01/08(火) 02:05:41 ID:???
何とか、投下終了。

順番バラバラになってしまって本当に申し訳ない。

641 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/08(火) 02:08:20 ID:???
94 ◆4x1/ER9Heoさん乙でした。

改行規制か何かでしょうかね?


>>635の業務連絡、後書きについて了解しました。
つーか、そのセリフこっそり修正しちゃってもいいんじゃね?


642 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/08(火) 19:13:55 ID:???
離してください
に直しといたぜ

643 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/08(火) 20:25:34 ID:???
>>642
脳内修正って書いてあったから、なんとなく放置したけど
「セリフの訂正」なんだから修正しちゃって問題ないのかな、と言う気もする

644 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/09(水) 00:19:28 ID:???
下手っぴ

645 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/09(水) 14:22:06 ID:???
94 ◆4x1/ER9Heoさん乙です。イザーク、しっとの力に目覚めるか?と思ってしまいました。
……友情が壊れませんように。

646 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/09(水) 19:58:42 ID:???
種・種死を少女漫画風に書き直したら

議長は白血病持ちのテニス部コーチ、レイはテニス部の憧れのエース。
シンはおっちょこちょいだが潜在能力は計り知れぬエース、ルナマリアとバッテリーを組む。
更にタリアは議長とは異母兄妹でシンやレイをライバル視、になると思うんだ。


647 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/09(水) 20:23:11 ID:???
テニス部でバッテリー組んでどうするwww
それはともかくルナマリアと混合ダブルスなんか組んだ日にゃ後頭部にテニスボール襲ってくると思うんだ。

ってシンとルナは別にテニス部じゃないのか、ひょっとして?

648 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/09(水) 21:22:29 ID:???
>>647
リアルに味方から右目に高速で軟式テニスボール喰らった俺がi(ry

649 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/09(水) 23:03:05 ID:???
靴に画鋲を入れるのは誰だ?

650 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/09(水) 23:13:56 ID:???
バーロー!俺なんかサーブを後頭部に受けたぞ!

651 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/09(水) 23:15:35 ID:???
>>649
マーレです

652 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/10(木) 10:00:37 ID:???
>>651
でもうっかり自分で履いちゃうとか
別の人が見ててマーレの靴に移し変えるとか
そんな災難

653 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/10(木) 10:03:19 ID:???
>>648
リアルでキャッチャーやってた時にバッターが放り投げたバットがこめかみを直撃して一時的に失明した俺g(ry

654 :炒飯日記 ◆ld4xh1oLN2 :2008/01/12(土) 11:42:48 ID:???
第4話 「対外折衝」(1/2)(第3話、第4話相当)

俺たちは先回の任務終了後、引き続きエクシアと同じ、セイロン島のお掃除をすることになった。
先回たたきのめしたシンハラ勢力には、もう抵抗する能力はない。
そのため、俺たちも人革連の駐屯地を制圧していく任務だ。

俺がそのミッションを受けたのは開店準備忙しい早朝だった。
ミッションを告げる暗号電話がかかってきた。

「えーと、炒飯出前お願いできますか?」
「え゛!?開店前なんだけど?」
「ちょっと”地獄”まで。餃子も付けて。」
「・・・了解。ちぇー」
「ちょっと、ちぇって何ですか!もう少しまじめにやってくださいよ。
それに何ですか、この暗号?電話。恥ずかしいじゃないですか。」

相変わらずダコスタ君は口うるさいというか、世話焼き女房というか・・・

「あの、聞いてます?時間がないので急いでくださいね!
迎えを送りますからそれまで準備してくださいよ、本当。」

俺は店をみんなに任せて出撃準備をすることになった。
「よし、行ってくるぜ!後はみんなに頼んだ!
”俺”!店をよろしく!」
「よし、任せておけ」
そういうと俺は下げたのれんを取り込んだ。

「”俺男”、”俺女”、いい子にしてるんだぜ?」
”俺女”は「本日臨時休業」と紙に書いて外に貼りだした。

みんなが店を守ってくれるから、俺はこうして安心して出撃・・・
って、おいおい!休業かよ!!

「だって、”俺”含めみんな、お前みたいに中華鍋ふるえないし。」

悲グゥレィト・・・やれやれ仕方ないぜ。

迎えが来ると行っていたが、誰が来るのかとワクワクしていたら、
イザークがバイクに乗って現れた。
「貴様ー!何をぐずぐずしている!さっさと乗れ!!」

655 :炒飯日記 ◆ld4xh1oLN2 :2008/01/12(土) 11:43:16 ID:???
第4話 「対外折衝」(2/2)(第3話、第4話相当)

その数分後、俺たちは警察の車に乗っていた・・・
解放されたのは書類にサインしてからの事だった。

「フン・・・急いでいたとはいえ、ちょっと飛ばしすぎたようだな。」
イザークがつぶやく。しかし、あれはちょっとどころじゃあなかった。
「俺、戦争以外で生命の危険を感じたのは2度目だぜ。」
「うるさい!元はといえば貴様がもたもたしているからだ!!」
イザークが逆ギレした。こうなるともう、手のつけようがない。

路上でそんな言い合いをしていると、案の定、ダコスタが迎えに来てくれた。
「二人とも何をやってるんですか。さ、早く乗ってください。
・・・全く、段取りがむちゃくちゃだ。」

そんなこんなで俺たちの作戦開始時間は当初の予定を一日遅れての開始となった。

俺たちが現地に着くと、前日に4体のガンダムのうちの一つ、
エクシアがあらかた片付けたあとだった。

「・・・帰ろうか?」
「ここまで来て何もしないで帰れるか!」
イザークが吠える。
「いえ、本部から撤退指令が出されました。すぐに撤収をとのことです。」
「やれやれ。今回の出張費はでるかい?ダコスタ君。」
冗談交じりにいたずらっぽく聞いてみたが、帰ってきたのは意外な答えだった。
「今回の作戦は失敗と見なされ、その原因が到着の遅延にあったため、
違約金を払うようにとのことです。」

「おいおいマジかよ!そりゃないぜ」
俺たちのむなしい叫びは砂漠にこだました。

656 :炒飯日記 ◆ld4xh1oLN2 :2008/01/12(土) 11:45:56 ID:???
今回は戦闘なしの小ネタでした。
本編がかなり先に行っちゃってますから、早いところ追いつきたい衝動に駆られます。
皆さんのご意見やご感想、いつも励みにしています。

657 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/12(土) 12:18:23 ID:???
これは良いネタですね。

658 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/12(土) 16:09:03 ID:???
GJ!
笑わせてもらいました!!

659 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/14(月) 17:12:53 ID:???
シンを主役にメロウリンクをやったら

660 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/14(月) 17:21:39 ID:???
>>659
『この者、極悪人』とやった後に残す物が無いっす。
あっちは認識票を脇に置いてったけど。


661 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/14(月) 21:27:21 ID:???
「はーい、マユでーす」


「げぇっ、コイツはマユアスカの着メロッ!」

662 :炒飯日記 ◆ld4xh1oLN2 :2008/01/15(火) 19:23:46 ID:???
第5話 「限界離脱領域」(1/2)(第5話相当)
俺たちは先回の違約金を払うために苦心惨憺していた。
そこで、痔俺会議が開かれた。

「いいか、何とか払うためのグゥレイトアイデアを考えるんだ。」

「じゃ、はい。次回以降のミッション報酬から分割で払うってのは?」
「ダメだ。先回の報酬の10倍以上の請求なんだぜ?とても払いきれない。」

「おいっす。MSを売っちゃうとかどうよ?」
「そんなのダメに決まってるじゃん。次!」

「えーと、そのー、要は請求を出しているところがなくなればいいんですよね?で・・(以下略)」
「お前、顔に似合わず恐ろしいこと考えるなぁ・・・ダメ!絶対ダメ!」

「ウス!金がなかったら働けってばっちゃが言ってたッス!」
「ここがいくら繁盛店だって言ってもなぁ。とても追っつかないぜ?」

こんな感じでしばらくは意見が出されたが、やはり決定的なアイデアは出なかった。

「やっぱ最初の分割案かな・・・イザークはどうしてるんだろう?
アイツは違約金だけじゃなくてスピード違反の反則金に加え、ミッション中のバイク放置の駐車違反まで請求されていたっけな。」

「あ・・はい。ちょっといいアイデアかどうか分かりませんが、いい話がありました。」
おずおずと普段あまり目立たない”俺女”が提案してきた。
「あの、軌道エレベーターってありますよね?あの中にテナントを出店しないかってお話が昨日あったんです。
それで、お話を伺ったんですが、なかなか好条件なのでいいんじゃないかなーって。」

「グゥレイトゥ!それだぜ!」
条件としては、はじめの出店料・設備投資は向こうの一時負担。そして毎月の売り上げの中から支払っていくというものだった。
これなら初期投資が抑えられる!

早速俺たちはテナント出店のための用意をした。
だが、俺は次回のミッションの打ち合わせのためにやむを得なく手続き等を”俺”達に任せるしかなかった。

だが、行政書士”俺”もいるし、炒飯コック”俺”もいるから心配はしていなかった。
そう、あの事件が起こるまでは・・・

663 :炒飯日記 ◆ld4xh1oLN2 :2008/01/15(火) 19:24:15 ID:???
第5話 「限界離脱領域」(1/2)(第5話相当)
その日、俺はミッションの打ち合わせ。”俺”の何人かは軌道エレベーターのテナントの下見に行っていた。
俺がミッションの打ち合わせから店に帰ってきた時、TVで緊急速報が流れた。

「軌道エレベーターで事故が発生し、居住ブロックが宇宙に離脱。地球の重力圏に引き込まれています!」

俺は自分の目を疑った。それはまさに俺たちが出店しようとしたブロックだった。
おそらく下見に行った”俺”達も巻き込まれているに違いがなかった。
俺たちに出来ることは祈ることだけだった。
今からMSを動かしたとしても、絶対に間に合わない事は分かっている。

俺は急いでナスに割り箸を4本突き刺した。
「ディアッカ?それはなんのまねだよ??」
「前にイザークに聞いたことがある。昔、早く帰ってきて欲しいときにこうやってナスに足を付けて飾る風習があったんだと。」
「・・・それ、たぶん違うから。」
「え゛?」
「それさあ、お盆の時に死者を迎える時の風習だぜ?」
「げえっ!」
「そんなことよりさあ、無事を祈るときは頭から冷水をかぶるって習慣があってさ。ちょっとやってみない?」
「・・・否グゥレイト。遠慮しておくぜ。」

そんなこんなで店内は大混乱だった。
通りに向かって塩を撒くもの、炒飯に箸を立てて祈りを捧げるもの、
ギターをかき鳴らし奇声を上げるもの、様々だった。

しばらくして速報がまた流れた。
全員無事救助されたとの事だ。

しかし後日、この一件のためテナント出店の話は流れてしまったことは言うまでもない。

アーイーヲー シラーズー ユーレルーユリーカゴー

とほほほ・・また貧乏だぜ

664 :炒飯日記 ◆ld4xh1oLN2 :2008/01/15(火) 19:26:14 ID:???
やっぱりこれぐらいの分量が自分としては一番無理なく楽しくかけますね。
ああ、痔俺スレが懐かしい・・・
痔悪化オンラインも・・・

次回こそは戦闘シーン入れます。
そろそろ新キャラ追加も考えています。
来週の本編がちょうどそのタイミングかなと。

665 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/15(火) 21:44:31 ID:???



ちくしょう、貧乏は敵だー!(何かリアルで問題になることがあるようだ)

666 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/16(水) 05:04:14 ID:???
唐突だが、こんな情報を見つけたので、職人各位におかれては注意して下さい。

----
627 名無しさん@ピンキー sage 2008/01/15(火) 21:54:50 ID:x6K+J9Jh
あ、知らない新規制を発見したので、既出かもだけど報告。

一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えるそうです。
SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイみたい。

667 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/16(水) 05:24:28 ID:???
48行じゃなくなったんだ・・・
1行128文字のは変わらないのかな?

668 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/16(水) 05:28:57 ID:???
>>667
情報元によると、1行目に改行すると新規制発動らしい。

1行目を空けなければ48行までOK。

669 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/16(水) 05:34:36 ID:???
>>668
なるほど
始めは詰めて書けって事だね
他スレで書いてるんだけど情報が錯綜して困ってたんだ、ありがとう
あと1行128文字は他の書いてる人を参考に検証するしかないですね

670 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/16(水) 21:13:26 ID:???

てst

671 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/16(水) 21:14:48 ID:???
改行するだけなら平気なのか。

672 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/16(水) 22:50:00 ID:???
改行+一定行数以上が問題かもしれないね。
大きいAAって改行多いし。

673 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/16(水) 22:57:40 ID:???
一行目、改行と見せかけてスペース入れとくと規制抜けられるだろうか?

674 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/16(水) 23:11:19 ID:???
 








10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23


675 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/16(水) 23:12:06 ID:???
>>673
できた

676 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/16(水) 23:14:56 ID:???
>>675
ありがと。じゃあ、頭に改行入れたいときは、空白を使うと良いのね。

677 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/16(水) 23:21:39 ID:???
>>674の最初の行を普通に改行にしたらホントに行方不明になったwwwww

678 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/17(木) 06:09:21 ID:???
1234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567
02
03
04
05
06
07
08
09
10
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46
47
48

679 :678:2008/01/17(木) 06:12:14 ID:???
テストさせてもらいました
1行全角127文字の48行ですね

680 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/17(木) 09:19:40 ID:???
なるほど、一文字スペースか。思い付かなかった。ありがとう!

681 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/17(木) 18:26:01 ID:???
捕手あげ

682 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/17(木) 21:52:21 ID:???
ageられていたので、ネタふり

「もし、シンの願い通り(?)オーブが滅んで、世界状況はますます悪化してしまったら?」

過去に書き込んだのは“シンが”滅ぼすことに拘りすぎたので、今回は誰でも

683 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/17(木) 21:53:23 ID:???
こんなの見つけた
http://www5f.biglobe.ne.jp/~sannbiki/gundam110.htm

684 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/17(木) 21:56:10 ID:???
2ch外のサイトはあまり張らない方がよろしいかと。
嫌がる方もいますし、もし厨が特攻したりすると迷惑。

>>682
せっかく悪化するならユニウスセブンの被害でも……って、シンの願いすら関係なくなってしまうか?

685 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/17(木) 21:57:21 ID:???
>>682
「逆に世界状況悪化」にしたのは
『オーブ滅亡&ラクシズ全滅→デスティニープラン全世界実行でめでたしめでたし』
だけじゃ、ちょっと物足りないかなーと思って
え、それでええやん?

686 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/17(木) 22:15:52 ID:???
もし種死最初の時点で三隻同盟のメンバーほとんどが処刑されていたら

シンの復讐設定が無駄になるかな


687 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/17(木) 22:23:22 ID:???
そもそもラクシズとオーブがマジいらねぇ
本編でのあのポジションは、生き延びていた大西洋連邦なりブルーコスモスなりファントムペイン残党なりマーシャンなり
とにかくそういう組織がやるべきだった、前作主人公引っ張ってきてやるこっちゃネーよ

688 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/17(木) 22:51:08 ID:???
>>683
「クローン」って単語で新シャア板検索すれば幸せな気分になれるかもよw


689 :ザクレロSEED:2008/01/17(木) 23:03:09 ID:???
 今朝、家族一緒に朝食を食べたテーブルの上に、重い音を鳴らして自動小銃が置かれる。
 銃の向こう、テーブルに並んで座る両親は、にこやかに微笑みながら言った。
「父さんと母さん、話し合って決めたんだ」
 トール・ケーニヒは、その話を妙に冷静な気持ちで聞く。
 トールの両親は英雄志向なところがあった。それはトールにも引き継がれている。何か戦う理由があって、戦う事が出来るなら、戦う事に躊躇はしない。
 性格は親譲りだとトールにも自覚がある。なら、戦うという選択も有りだろう。トールも、あのカガリ・ユラ・アスハの演説を聴いて、考えてはいたのだから。
 しかし、トールは決断に踏み切る事は出来なかった。フレイとの別れの時、連合兵に聞いた話が引っかかっていたのだ。
 連合兵は、“へリオポリスは降伏する”と言い、“武器を持たず隠れていれば安全”と言った。そして、カガリは“オーブの理念を守る為に武器を取って戦おう”と言った。
 それは、オーブの理念を守る為に、本来なら安全な筈の市民の命を危険にさらそうとしているのでは……と、そんな疑念が湧いたのだ。
 トールは、オーブの理念を守る事は正しいと教えられてきた。ウズミ・ナラ・アスハの政権下、オーブの国民なら誰しもがそうだろう。だから、オーブの理念を守る事は、疑いの余地がないほどに正しい事の筈。
 しかし……トールは、そんな常識的な正義に対し、疑問を持ってしまっていたのだ。
 オーブの姫様であるカガリと、一連合兵の言葉を比べれば、カガリの言葉の方が絶対に信頼がおける筈だというのに。
「危ないよ! 殺されるかもしれない! それに……」
「だからこそ、今こそ、オーブの理念の為に戦う時なんだ」
 トールは、話の組み方を間違えた。本当に言いたい事を言う前に、父親に反論をされてしまったのだ。
 本当は……もっと言いたい事があった。疑問をぶつけたかった。しかし、トール自身も何を言って良いのかわからない。
「でも……!」
「もう、覚悟は決めたんだよ。わかりなさい、トール」
 もっと言葉を尽くそうとしたトールを、父親は穏便な言葉で制する。
 母親は、トールを安心させるように言った。
「私達は大丈夫だから、トールは避難しなさいね」
「本当は、お前も戦うと言い出すのじゃないかと心配していたんだ。でも、そうじゃなくてかえって安心したよ。お前は、避難するんだ」
 父親はそう言って、自動小銃を手に取ると立ち上がった。母親も同じように銃をとって立ち上がる。
 テーブルの上に、一丁の拳銃が残されていた。父親は、トールに真顔で言う。
「危なくなったら使いなさい」


690 :ザクレロSEED:2008/01/17(木) 23:03:32 ID:???
 

 ミゲル・アイマンは、ジンに搭乗して宇宙に居た。
 今回の装備は、MA-M3 重斬刀とMMI-M8A3 76mm重突撃機銃だけだが、予備弾倉は多めに持ってきている。重機銃の弾は榴弾が選ばれていた。敵が艦船やMAではないのと、コロニーの外壁まで破壊しては困るという事情から、貫通力が不要と判断された事がその理由。
 ミゲルと共にガモフを発した、陸戦隊を詰め込んだシャトルは、ヘリオポリスの港湾部へと迂回しつつ接近する。まっすぐ行かないのは、港口の真正面に行けば、内部に設置されたミサイル砲台に攻撃されかねないからだ。
 ガモフからの観測により、外壁には武装の設置がされていない事がわかっている。
 おそらく、露出した場所に設置しても、攻撃されて破壊されるだけだと考えたのだろう。実際、そうなるだろうから、その判断は正解だ。
 邪魔をする者がいないので、ジンとシャトルは容易く港湾部近くの外壁にまでたどり着く。
 そこで、シャトルは停止。中から、パーソナルジェットを装備した陸戦隊が飛び出し、次々にコロニー外壁へと取り付く。
 通常の出入り口は、敵の待ち伏せか罠がある確率が高い。そして、わざわざ、そんなところに飛び込む必要はない。
 ミゲルのジンは重斬刀を構え、外壁に突き立てた。そして、捻るようにしながら抜き取る。
 直後、開いた破口から、猛烈な勢いで空気が噴出する。その空気の流れに巻き込まれて、民間用宇宙服を着た人間が宇宙へと吐き出された。
 しばらく、宙でもがいているのが見えていたが、見る間に遠く離れ宇宙の闇に消えていく……そして、宇宙服が小さく見えなくなった頃、破口からの空気の噴出が弱まった。
 陸戦隊は、破口よりコロニー内へと突入する。これで、有る程度はオーブ軍の不意を突けるだろう。
 ミゲルは、陸戦隊がコロニー内に突入するのを確認した後、ジンを動かした。陸戦隊の突入を支援した後は、コロニー内へと入り、内部の敵を殲滅する。
 目指したのは、先の戦闘でザクレロがコロニーのガラス面に開けた穴だった。
 それほど時間をかけず、ミゲルのジンは目指した場所に到着する。ザクレロが開けたガラス面の穴は既に応急修理がされており、穴を塞ぐようにゴム状の膜が張られていた。
 ミゲルは、その膜をジンで破る。途端にコロニー内から空気が漏れて、突風となってジンを押すが、かまわず強引に機体をコロニー内に入れる。
「……あまり、空気が薄くなるのも悪いしな」
 通り抜けた後、ミゲルはジンに積んできたコロニー補修用のトリモチを用意した。
 ジンの手の平にはいるくらいの金属筒。側面についたスイッチを押し込むと、筒の先端から風船ガムのような物が膨らみ始める。
 それが通り抜けた穴よりも大きくなったところで、さらにスイッチを押し込む。
 巨大な風船ガムは金属筒から切り離され、吸い出される空気の流れに乗って穴を目指して漂う。そして、穴に触れた所で破裂して、穴をべったりと覆って塞いだ。
 これで少し経てば、さきほど穴を覆っていたのと同じゴム状の膜となる。膜はかなり丈夫で、空気漏れはほぼ防ぐ事が可能だ。
「さて……後は」
 ミゲルは、眼下に広がる都市部を目指し、ジンを降下させていく。
 下りるにつれて、ジンは重力に引かれて速度を増していった。

691 :ザクレロSEED:2008/01/17(木) 23:05:47 ID:???
 

 トールは、住宅地を縫う路地を走っていた。
 辺りに鳴り響く警報がトールを急き立てる。それは他の市民も同様で、逃げまどう人々が当てもなく駆け回っていた。
 ヘリオポリスの中は混乱の極みにあった。先の襲撃の時よりも酷い。
 混乱の原因となったのは、都市部に布陣した軍隊。そして、オーブの理念を守る為に武装した市民達。彼らはそこかしこで道路を閉鎖して陣地をもうけており、避難経路をズタズタに引き裂いている。
 完全に道が塞がれた訳では決してないのだが、敵襲という混乱状況の中で道を探すのは困難きわまりなく、パニックが広まりつつあった。
 そんな中、トールはようやく目的の場所へとたどり着く。
 住宅地の公園の片隅、地下への口を開けた、シェルターへの入り口。それが、この辺りの住人が避難するシェルター。
 シェルターの周りには、避難してきたのだろう住人達が、困惑の面持ちで人垣を作っていた。
 そして、その人垣の中心では、何人もが怒鳴りあう怒号が聞こえる。
「どうしてみんなシェルターに入らないんだ?」
 トールは疑問をつぶやきながら、ここまで来た目的の相手を探して頭を回らせた。
 ややあってトールは、住人達の中にミリアリア・ハウの姿を見つける。
「ミリィ!」
「トール!?」
 駆け寄って肩をつかんだトールに、ミリアリアは振り返って驚きの声を上げる。
「どうして? トールの家は、ここのシェルターじゃないでしょ?」
「ミリィが心配で見に来たんだ」
 トールが真顔で言った答えに、ミリアリアは少しだけ嬉しそうにはにかんだが、すぐに表情を半ば無理矢理に怒りへと変えた。
「ば……馬鹿! 危ないじゃないの! 早く避難しなきゃ……」
「それなんだけど、どうしてみんなシェルターに入らないんだ?」
 シェルターの周りの住人達は、諦めたように他へと向かう者を除けば、減って行く様子が見えない。つまり、シェルターへの収容がされてないのだ。
 シェルターが満員になった可能性もあるが、住宅地のシェルターはかなり大きく、周辺住民を収容してまだ余りある容量があった筈。
 その疑問に、ミリアリアは困った様子で顔をしかめ、騒ぎの中心となっているシェルター入り口を振り返った。トールもそれに倣って、同じ方を見る。
 その時、注視の先から、男の声が上がるのが聞こえた。
「ここは、オーブの理念の為、戦う者が集う場所だ! 戦わない者は他のシェルターに行け!」
 シェルターの入り口には、自動小銃を持って声を張り上げる中年男の姿。彼に従う若い男と中年女も手には銃を持っている。
 3人は、周りを囲う住人達に銃を向け、威嚇していた。
「オーブの理念の為に武器を取る同志は、シェルターに入れ! 一緒に戦おう!」
 中年男は上機嫌で声を上げているが、周りを囲む住人達はその声に対して不満をあらわにしていた。
 当たり前だろう。シェルターはあくまでも避難する場所。確かに強固な防御力を持つが、それは避難民を守る為のものだ。
 それを勝手に占拠して、避難民を閉め出すような事をして良い筈がない。
「ここは俺たちのシェルターだ! 勝手に占拠してどういうつもりだ!」
「他へって……何処へ行けばいいのよ!」
 口々に非難しながら、詰め寄る住人達。彼らも命がかかっている。押しのけてでも、シェルターに入ろうとしていた。
 しかし、空に向けて撃ち放たれた銃の音が住人の足を止める。
「オーブの理念が破られようとしている時に、勝手な事を言うな! お前達は、オーブの理念が破られても良いのか!?」
「オーブの理念を脅かす人は、誰であろうとオーブの敵よ!」
 銃を撃った若い男と、中年女が殺気だった声を上げる。銃は、住民達に向けられていた。

692 :ザクレロSEED:2008/01/17(木) 23:06:11 ID:???
 トールはその騒ぎを遠巻きに眺めながら小さく呟く。
「……おかしいだろこんなの」
 オーブの理念が大事だとは、トールも思ってはいた。オーブの理念があるからオーブは平和なのだと、日常的に言い聞かせられてきたのだから。
 しかし、今の状況は常軌を逸して見えた。
 オーブの理念を守るのだと叫ぶ人々の声は何処かおかしい。だが、何がおかしいのか、どうしても思い浮かばない。
 オーブの理念を守る事は、とても正しい事の筈なのだ。そう教えられてきた。
 正しい筈の事が行われている。正しい筈なのに。
 トールが答えを出せないままでいる内に、その思考を止める声がかけられた。
「ミリアリア、それにトール君」
 トールとミリアリアに歩み寄り、声をかけたのはミリアリアの父親。彼は、ミリアリアの母親と共に、この人垣の中を出ようとしていた。
「別のシェルターへ行こう。さあ、急いで」
「え、でも……町の中は何処に逃げたらいいかわからない人であふれてるんですよ? 今から、他のシェルターを探すなんて……」
 混乱した住宅地の中を抜けてきたトールにはわかっていた。他のシェルターを探す事が、非常に危険な試みであるという事が。
 もし、途中で敵襲があれば、確実に巻き込まれる。
 しかし、ミリアリアの父親は、諦めた様子で言った。
「オーブの理念を守る為に戦ってくれるんだ。仕方ない」
「そうね、仕方ないわ。オーブの理念の為ですもの」
 母親もまた、父親に同調して頷く。オーブの理念を守る為だから仕方がない。オーブの理念の為なのだから。
 トールは納得しかけたが、胸の奥で何かに引っかかった。それが何かわからないまま、逃げ出すミリアリアの両親とミリアリアに合わせて足を動かす。
 と……その時、頭上が陰り、人々の悲鳴が聞こえた。
 とっさに頭上を見上げる。トールはそこに、空から落ちてくる巨人……市街地に降下しつつあるMSジンの姿を見つけた。
 ジンは、あろう事かトールの頭上に降りてくる。ジンの足の裏が、どんどんその大きさを増しながら迫ってくる……恐怖に体を強張らせたトールは、それを見守るより他なかった。
「……っ!!」
 誰かが何か叫んだように思えた。直後、トールを突然に襲う衝撃。何か重くて柔らかい物が体に当たって、トールを押し倒す。
 ジンを注視していたトールの視線がそれ、路上で両腕を突き出した姿のミリアリアの父親をとらえる。
 母親は、父親の傍らで、顔を恐怖にゆがめて空を見上げている。先ほどまでのトールと同じように。
 ミリアリアの姿はない。いや、トールの体にぶつかってきた物が……
 激しい振動。トールの視線がまた揺らぐ。
 トールは、この場から少し離れた道路上にジンが落着したのを見た。ジンは、落ちた勢いを殺さないまま、路面を削りながら道の上を滑ってくる。
 その進路上にいた人々が、ジンの足に触れるや砕け散って赤い破片をまき散らした。
 そして、ミリアリアの両親の姿は……
 気づいた時、トールが視界はコロニーの空だった。道路上に倒れて、空を見ている。凍ったように動かない世界の中で、胸の上に暖かい重さを感じていた。

693 :ザクレロSEED:2008/01/17(木) 23:06:42 ID:???
 

 地上から散発的な銃撃が行われている中、ミゲルのジンは降下していた。
 とりあえず、大半を占める小火器類は無視して良いが、対空機関砲の類が少数混じっており、機体に結構な衝撃がある。
 ミゲルは、銃撃の方向から敵の姿を探してジンのカメラアイを動かす。
 ややあって、平屋の民家の中から天井に開けた穴を通して撃ってきているのを確認した。
 すかさず、その民家に重機銃を撃ち込む。榴弾が天井を突き破ってから民家の中で炸裂し、風船のように民家を中から破裂させる。
「一つ!」
 ミゲルは次の対空機関砲を探す。
 公園の木々の合間。そこから火線は伸びていた。姿を確認したわけではないが、ミゲルはそこに重機銃を撃ち込む。
「二つ!」
 まだ、機関砲は残っているが、もう地上が間近になっており、空で迎撃できる時間は無かった。その事を警報で知ったミゲルは、何の気なしに着地点を地上をカメラで確認する。
「……な? 避難が終わってないのか!?」
 ミゲルは言葉を失った。
 着地点となる道路上に、たくさんの人がいる。まさかこの全てがレジスタンスだという事もないだろう。
 しかし、もはや他の場所に着地する余裕はない。
「恨むなよ!」
 ミゲルが声を上げた直後に、ジンは道路の上に足をおろした。
 警報。ジンの足下が滑り、バランスを崩している。何で足を滑らせたのかは、ミゲルは考えない事にした。
 ミゲルはただ、バランスをとる為にバーニアを噴かす。ジンは路上を滑るように進んでからバランスを回復し、そこからは普通に歩き始めた。
 そうなってからミゲルが改めて周りを見てみると、少なくない数の人が逃げまどっているのに気づく。そして、ジンに向けて銃を撃ってくる者も。
「……おいおい、冗談かよ」
 見た目、完全に民間人である。手に銃を持っているだけだ。老若男女関係なく、無駄な銃撃を続けている。
 MSにとっては何の脅威でもないが、今後のへリオポリス占領に当たっては、いろいろと障害となる。故に、任務にはレジスタンスの掃討も含まれていた。
 しかし……だ。
「くそ! 民間人とレジスタンスの区別がつかない!」
 違いといえば銃を持ってるかそうでないかで、見分けなどつくはずもない。
 しかも、レジスタンスは、避難民の群れの中に紛れて攻撃を行っている。
「そんな手を通用させてたまるかよ!」
 ミゲルにわいたのは怒りだった。レジスタンスが、民間人を盾にして戦いを有利にしようとしているかのように思われて。
 だから、ミゲルは容赦なく重機銃を撃った。榴弾の爆発の中に、次々に人影が飲まれては砕かれていく。


694 :ザクレロSEED:2008/01/17(木) 23:07:15 ID:???
 

 トールは身を起こす。
 辺りには血の臭いが満ちていた。
 ジンはもう居ない。辺りを見回すと、ここから少し離れた場所で銃を撃っている後ろ姿が見えた。ここはただの通り道だったらしい。
 その通り道の上にいたミリアリアの両親の姿はなかった。ただ、さっきまで二人がいた場所……というよりも辺り一面がそうなのだが、路面に磨り潰されたような赤い物がこびりついているだけだった。
 ミリアリアはと……ぼんやりと考えた後、胸の上にいるのがミリアリアだと気づく。
「ミリィ!?」
 胸の上から抱え起こしたミリアリアは、小さく呻いた後に目を開いた。
「……何……が、あったの?」
「近くにMSが降りたんだ。でも、もう大丈夫」
 トールはミリアリアを助けながら、一緒に立ち上がる。
「……パパとママは?」
 ミリアリアの続けての問いに、トールは答えを迷った。
 血と肉で舗装されなおした道路。そこに、ミリアリアの両親は居たはずである。いや、今も居るのか……
 トールは、現実を忘れる為にわざと明るい声で言った。
「べ……別のシェルターを探してくるって、先に行ったよ! ほら、ミリィは少し気絶してたから。だから……そうだ、僕らも逃げよう。あ、あのシェルターが開いたみたいだし」
 言いながら、助けを求めるように辺りを見回していたトールは、先ほどまでオーブの理念を守ると言っていた連中が居なくなっているのに気づいた。
 きっと、MSが来たので戦いに行ったのだろうと……なら、シェルターに入れる筈だ。
 そう考えて、トールはミリアリアの手を引いて、シェルターに向かって歩こうとした。
 他にも、同じ考えなのか、シェルターに向かう人がいる。MSの落着で何か巻き込まれたのか、足を引きずった男の人。その人の方がシェルターにかなり近く、先に到着した。
 が……銃声が響く。
 男の人はシェルターの入り口から弾けるように飛び、仰向けになって倒れた。
 トールは目を見開いて足を止める。
「中から……撃たれた?」
 トールは気づく。シェルターの前に、かなりの数の人が倒れている事を。
 MSが蹴り散らしたのではなく、シェルターの中からの銃撃で倒れている。
 シェルターの中、オーブの理念の為に戦うと言っていた者達がいた。彼らは、恐怖におびえながら、手に持った銃をシェルターの外へと向けている。
 恐怖でパニック陥った彼らは、オーブの理念の為に戦っていた。弾は全て、敵ではなく無力な同胞に撃ち込まれるだけだったが。
「……あそこは駄目だミリィ。逃げよう」
「う……うん。そうね。それに、パパとママに追いつかないと」
 ミリアリアの言葉にトールは奥歯を噛みしめる。
 それでも今、本当の事を言うわけにもいかない。
 トールは無言で、ミリアリアの手を引いて走り出した。まずは、MSから遠く離れる為に、MSに背を向けて、道を選んで……

695 :ザクレロSEED:2008/01/17(木) 23:08:13 ID:???
 

「く……これは正規軍の攻撃か」
 ビルが立ち並ぶ一角を見つけ、そこに向かったミゲルのジンは、ビルの内外に布陣したオーブ軍による真正面からの攻撃を受けていた。
 機関砲、ミサイルやロケット弾などが、ジンに対して撃ち放たれている。
 ビルの中や、ビルの陰に機関砲が据え置かれ、あるいはロケットランチャーや携行ミサイルランチャーを装備した兵士、装甲車などが隠れ、撃ってきているのだ。
 MSに対して威力不足は否めないが、相応に威力のある兵器が多く、至近距離でまともに浴び続ければ危険だったろう。
 MSの接近を十分に待ち、半包囲するようにして火線を集中させ、一斉に攻撃を開始すれば戦況は違ったものになったかもしれない。
 しかしオーブ軍は、MSが射程内に入るか入らないかの内に攻撃を開始してしまっていた。
 誇りあるオーブ軍は正面から敵と戦う。包囲とか、挟撃とか、迂回とか、そういった戦術とすら呼べないような事すら、しないのである。
 戦力を並べて撃ってくるだけのオーブ軍に対し、ミゲルは少し距離をとって真正面から撃ち返した。
 連射される榴弾が建ち並ぶビルに当たっては次々に炸裂し、ビルの壁面を砕き、ガラスを粉砕し、破片を路面へとばらまく。
 カメラでとらえた映像では、ここにも民間人が居るように見えた。
 レジスタンスか、それとも民間人かはわからない。何にせよ、榴弾の炸裂と、降り注ぐ破片、舞い散る土煙に紛れてそれらはすぐに見えなくなる。
 ミゲルは、重機銃の弾倉交換しながら撃ち続けた。
 しかし、思ったよりもオーブ軍からの攻撃は弱まらない。曲がりなりにも軍隊だけあって、しっかりと防御を固めている為だろう。
 それに、どうもやられる度に別の場所に温存していた戦力を投入しているようだった。
 潰した筈の場所から、新たに弱々しい火線が引かれるのを度々見ている。
 こういった戦力の逐次投入は、オーブ軍の用兵の基本だった。もてる全戦力で一斉にかかるのではなく、少しずつ小出しに敵に当てていくのだ。
「うっとうしいな」
 ミゲルは、この単調な戦闘にうんざりしていた。
 ビルをの壁面が無くなるぐらいに榴弾を撃ち込んでも、支柱が破壊されない限りはビルはそのまま立ち続けている。そして、ビルにこもるオーブ軍は、前の兵が倒れるたびに後から後から兵が湧いて出て、攻撃をかけてくる。
「ビルがあるから、いつまでも戦闘が続くんだろう!」
 ミゲルは、重機銃をラッチに戻し、代わりに重斬刀を抜くと、ジンを走らせた。
 装甲表面で、次々に砲弾やミサイルが弾ける。それをものともせずに、ジンはバーニアをも併用しながら高速で街を走り抜け、一番近いビルに肉薄する。
 ちょうど目の前のフロアに数人のオーブ兵がいるのが、モニター越しにミゲルに見えた。
 すでに崩壊した壁の向こう。オーブ兵は恐怖に取り乱す事もなく、冷静にロケットランチャーを構えている。彼らが何かを叫んだのをミゲルは見たが、声は聞こえなかった。
 直後、発射されたロケット弾がジンの顔面で炸裂する。同時に、ジンは重斬刀を振った。
 支柱を断たれ、ビルが崩壊する。断線の上がまず崩れ、それに巻き込まれて下側が一気に崩壊していく。
 ミゲルは、その崩壊に巻き込まれないようジンを動かし、新たなビルへと向かう。
 前面のメインモニターが砂嵐へと変わっていた。オーブ兵の最後の一撃は、メインカメラを割ったのだ。
 ミゲルは、ジンを操縦しながら、OSを呼び出してカメラ設定の変更を行った。サブカメラの映像がメインモニターに映され、若干画像が荒いものの映像がほぼ回復する。
 次のビルを断ち割るには、何の支障も無かった。

696 :ザクレロSEED:2008/01/17(木) 23:08:51 ID:???
 

 戦場より遙か後方、シェルター内に設営された司令部。
 カガリ・ユラ・アスハとオーブ軍へリオポリス駐屯地の部隊指揮官であった一尉、一尉の部下である数名の兵士、通信機にとりついている通信兵、それ以外に人はいない。
 部屋に置かれた通信機からは最初、ひっきりなしに通信が来ていたが、今はだいぶ沈黙の時間が多くなってきていた。
「二中隊から通信。『我、最後の突撃をせり。オーブの悠久たるを願う』」
「一中隊返信有りません。繰り返し呼び出します」
「三中隊移動中。ZAFTのMSの前に回り込み、攻撃をかけます」
 通信機間近に用意されたテーブルにつき、通信士達の報告を何一つ動じずに聞いては、テーブル上に広げられた地図の上の駒を動かしている一尉。
 カガリは通信機から遠く離れた椅子に座して、一尉の背中を眺めている。他に役目は与えられなかったのだ。
「なあ、戦況はどうなっている?」
 何度繰り返されたかもわからないカガリの質問に、一尉は全く同じ答えを返す。
「オーブ軍、市民、一丸となってオーブの理念を守る為に奮闘中です」
「さっきから、同じ事しか言わないじゃないか! 敵は倒したのか!? 味方の被害は無いのか!? もっと詳しく教えろ!」
 さすがに痺れを切らして怒鳴りつけるカガリに、一尉は戦いが始まってから初めて振り返った。

697 :ザクレロSEED:2008/01/17(木) 23:09:19 ID:???
「カガリ様、ご安心を。皆、オーブの理念を守る為、勇敢に命を賭して戦っております」
「それはわかっている!」
 苛立ちを見せるカガリ。それに対して、一尉は丁重に敬礼して見せた。
「ご聡明なるカガリ様ならば、必ずやご理解いただけるものと考えておりました。では、自分は指揮に戻らせていただきます」
「待て! 話は終わっていない!」
 カガリは、席を降りて一尉に詰め寄る。その時、通信兵が新たな報告を聞かせた。
「一中隊、二中隊、通信途絶。三中隊、交戦開始」
 戦いは終局に入っている。そう……もう終わりだ。
 一尉は、カガリに改めて体を向け、口を開いた。
「カガリ様。カガリ様には証人となって頂きます。へリオポリスの将兵と民衆が、オーブの理念を守る為、如何に戦ったのかを……」
「私も戦うと言った筈だ! お前も戦わせると約束しただろ!」
 身を拘束する兵士に抗いながら、一尉に怒りにまかせた抗議をするカガリ。そんな彼女の前、一尉は微笑んでいた。
「オーブ将兵は、オーブの理念を守る為、最後の一兵まで戦い、玉砕いたします。そのオーブの理念への献身と忠誠を、オーブ本国へとお届けください」
 玉砕……いわば全滅。だが、犬死にではない。オーブに今日の戦いが伝えられれば。
「オーブの理念を守る為に戦った者の事を知れば、オーブ国民はオーブの理念の尊さを改めて知るでしょう。オーブの理念を守る為に散った命の記憶と共にオーブの理念は永遠に語り継がれ、永遠にオーブを守り続けるのです。それは、カガリ様にしかできない事なのです」
「それが……オーブの理念を守る為になるのか? でも、お前達が犠牲になるなんて!」
 カガリは、自分に与えられた使命の大きさに惑う。
「まさか、最初からこの犠牲を出す為に戦ったのか!?」
 一尉は、カガリに諭すように言った。
「カガリ様。本当に正しい事の為の戦いで、犠牲を恐れてはなりません。ここで最後まで戦う事がオーブ軍、そしてオーブ国民の戦い。そして、その戦いをオーブ本国に伝える事こそが、カガリ様の戦いなのです。オーブの理念を守る為に」
 カガリは、理想に殉じる姿を見せる一尉に素直に感銘して、自信もそうなろうと気負って身を震わせた。
「……わかった。その戦い、私も全うしてみせるぞ。オーブの理念は、必ず守ろう」
 理想に殉じた者達の事を、オーブの全ての民に語り、オーブの理念を守る事の大切さを知らせる。
 MSを作るなどというオーブの理念への裏切りをしていた父ウズミも、きっと心を入れ替えるだろう。
 そしてオーブは、オーブの理念に守られた理想的な平和の国となるのだ。
「さすがはカガリ様です。オーブの理念を守る為、カガリ様も戦いに勝利を」
 使命に燃えて陶然とするカガリに満足げに頷き、一尉は部下に命じる。
「カガリ様を脱出シャトルへとご案内してくれ。道中の警護は頼んだ」
「了解です! ではカガリ様、こちらへ」
 案内を命じられた兵士は、カガリを導いてシェルターの奥へと歩き出す。カガリは、素直にその導きに従って歩き出した。
 その背を見送って一尉は表情を引き締めると、その場に残った者に予言者のように告げる。
「出撃だ。我々の名は、オーブの理念と共に永遠に輝く」

698 :ザクレロSEED:2008/01/17(木) 23:10:47 ID:???
 機動戦士ザクレロSEED‥‥以上。


 なお、今回もザクレロの出番無し。

699 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/17(木) 23:23:29 ID:???
GJ!
ゲーーーー!
オーブが凄すぎるwwww

700 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/17(木) 23:29:07 ID:???
オーブオワリスギ\(^o^)/

701 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/17(木) 23:36:12 ID:???
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

702 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/17(木) 23:39:04 ID:???
GJ! でも・・・下手なホラーよりよっぽど怖い。

703 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 00:06:34 ID:???
やべぇぇぇw
ってかウズミが本編とは逆方向に心を入れ替えそうだwww

704 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 01:11:56 ID:???
オーブが…
このオーブは、なんて、おそろしい…
オーブの本国は、どうなってるんだろうか? 想像するのがこわい…

705 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 01:13:29 ID:???
>>704
おお素晴しきオーブ人民共和国風味になってるんじゃないのか?

706 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 01:52:07 ID:???
理念のために死ぬことは幸福です。理念を守ることは国民の義務です。親愛なるアスハ様。
降服や逃亡、理念に背くことは反逆です。

707 :ZAPZAPZAP:2008/01/18(金) 03:29:25 ID:???
市民、幸福ですか?

708 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 05:21:13 ID:???
乙ー!

オーブ側が意図したかどうかはわかりませんけど、便衣兵ですね。
記録映像があったら(というか、カガリに持たせてるでしょ?)民間人虐殺と騒ぎ立てることでしょう。

ミゲルの行動が陣営が違えどちゃんとコロニー居住者してるな。
しかし、アスハ派とそうでない者の間には、未来永劫埋まることのない亀裂がありそうです。

709 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 07:12:34 ID:???
このままで行くと、アスターテ戦没者慰霊祭の再現か……

710 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 08:57:02 ID:???
あっちは一応正規軍のみで包囲戦術を取ろうとしてなかったか?
戦術もなく市民は巻き込む今回のオーブと比べちゃかわいそうだ。


711 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 09:19:54 ID:???
住民皆シンみたくなりそうだな
カガリがコロニーに居たのを知ったら
怒りが爆発かな?

712 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 09:25:48 ID:???
>>711
アスハ派は殉じない奴にレッテルを貼るでしょう。
売国奴と。

713 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 10:19:44 ID:???
>>707
疑いようもなく幸福です!

714 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 10:28:17 ID:???
ザクレロ氏のお話でも試作機回収を目的としたサハク家の部隊がいるのなら
アスハ派の暴走の一部始終を記録した上で今後の取引材料にするんだろうな・・・
外道も当初は全部持ち出す予定だったけどコロニー崩壊が近かったから金枠だけ持ち出したって流れだったから
バラバラのパーツはともかく組みあがってる3機はギナが持っていくんかね?

715 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 12:56:59 ID:???
いやトールが乗る可能性もある

もしかしてトール=アムロ、ミリアリア=フラウみたいに話が展開?

716 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 13:01:23 ID:???
ハヤト役は誰だ

717 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 13:03:27 ID:???
キラじゃね?

718 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 15:42:58 ID:???
カイはカズイ

719 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 17:11:33 ID:???
乙です。
描写だけ見るなら、原作とさほど変わらないのが怖いw

720 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 17:53:32 ID:???
なんというリアルオーブ…

721 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 17:58:14 ID:???
こんなの全然オーブじゃない。作者は解ってないよ。要するに後でカガリを叩く為に
作ったヘイトSSじゃねーか。マジ読んでて不愉快。


って、種と種死を見た事がない人なら思うだろうな。でも、悲しいけどこれ……

722 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 18:30:44 ID:???
なんという状況www
さて、アスターテ戦没者慰霊祭の時のジェシカ・エドワーズ役は誰になるやらwwwww

723 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 19:03:21 ID:???
>>721
なんせ原作を参考にするとヘイトだからな・・・
キャラ崩壊を起こすか完全なマンセー物じゃないと
種序盤のキララクスぐらいならなんとかなるが・・・

724 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 19:18:38 ID:???
カガリは世界を見てこいと言われて、再登場時にいきなり反ザフトのゲリラ活動に参加する斜め上っぷりだったからな。

725 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 19:25:19 ID:???
この報告をカガリからされたウズミがどういう反応に出るかwktk

726 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/18(金) 20:05:22 ID:???
ザクレロSEED、面白いけど怖いな((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル


727 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/19(土) 09:43:57 ID:???
だがそこがいい
オーブと言う国と国民をここまでリアリティ溢れる描写で描いたSSはみたことがねーっ!
TVで見た代表とそれを支持した国民……って考えるとこうでもちっとも変じゃない
強硬派とそうじゃない人がいるのがまた凄い、まるで戦中の日本人みたいだ、怖くて、呆れて、それでいて納得できる
つまり作者GJ!


そして俺もいつトールの前に「V」と書かれたMS操縦マニュアルが落ちてくるか……とDokiDokiしてたw

728 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/19(土) 10:47:51 ID:???
「一尉」達が、カガリを現実から遠ざけてスポイルさせてるのが
ホントに「オーブの理念」への狂信からくる歪んだ善意や忠誠や愛国心に
基いてるらしいのが怖い。
いやそれとも最後の台詞は、世継ぎを救いようのない馬鹿に仕立て上げて
いずれオーブの首長制を破綻せしめた革命の士としてという意味かも…うがち過ぎかな。

729 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/19(土) 13:54:09 ID:???
人民の海に隠れよ……これなんてチャイナゲリラ?
ザフトがMS乗って攻めてたからまだマシだけど、歩兵で攻めてたらザフトにも被害が出て、方針を殲滅戦に移行させられてるぞ…
市街地に陣地構築が基本なところから、原作準拠といえなくもないのがワロスw

戦力の逐次投入がセオリーなのはさすがにどうよw
原作では防衛戦なので、予備戦力を確保しといて、穴のあいた戦線に投入していったってのは、そこだけに限ればそう悪くないと思うけどね
でも種世界全体の戦術の基本といわれたら、否定できねえw

覚醒しかけてるトールを作者さんがどう使うのかwktk

730 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/19(土) 22:00:50 ID:???
MSが意思を持ったら

731 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/19(土) 22:10:20 ID:???
>>730
勇者シリーズになる


732 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/19(土) 22:24:08 ID:???
ビスタ買え

733 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/19(土) 23:24:52 ID:???
ザクレロ乙ですー
しかし、すごいな、オーブは。
てか、今回の反抗って、オーブにとってマイナスしかないよなぁ。
現在の状況は
・中立とかいっておいて連合用のMSを開発している(実質的に連合の味方)
・証拠のMSはザフトに持って行かれたので、誤魔化せない。
そんな状況だからこそ
・連合のMS造ってましたけど、貴方達の敵にもなりません、無条件降伏するので勘弁してください。
という手を打って、後は口八丁手八丁の政治的取引で凌ぐ、中立を維持させる。
てな所なのに、反抗で全部パァ。 オーブは連合の味方だとザフトに宣言したも同然だもんなぁ。

さらに、行政官との通信は勿論、カガリの煽動演説も記録しているだろうから、アスハ政権もピンチか?
カガリ、勘当されたりして。 さすがに。

734 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/19(土) 23:38:23 ID:???
>>730
スペリオルガンダムになる

735 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/20(日) 00:01:54 ID:PlPYIqU6
突然だが……

 @シン・アスカ
 →ザラ派残党のパイロット。元はオーブ国の生まれだが、CE71年における
  オーブ防衛戦によって家族を失い、その仇を討つためにZ.A.F.Tへ入隊。
  ヤキン・ドゥーエ戦後はプラントの新体制に反発し、サトーと共にテロ活動
  へとその身を投じることに……

↑というアナザーストーリーで種死を書き直してみてもいいだろうか?

736 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/20(日) 00:09:18 ID:???
つか個人的に、シンはあの境遇で何故テロリストにならなかったか?
一歩間違えればなっていても全くおかしくないと思う
それが何故今のような方向に進んだのか、そのあたりを描けばキャラに深みが出たのだが

737 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/20(日) 01:18:56 ID:???
シンは割と戦争から遠かったオーブで生きて来た甘ちゃんだったので
そんな怖そうなトコとコネクション結べる才覚がなかったのですよ?
連合傘下の地はブルコスでおっかないトコって教育されてただろうし
コーディのテロリスト共はコーディとしては特別でもなんでもなかった
何も知らないような子供を引き込んで一から育てようとは思わない
そんなシンがテロリストになる為には
「いい目だ、少年。私についてくればその想いを果たす為の力をあげよう」とか
言い出すようなおじさんと出会うか、
もしくはシンがちゃんとフリーダムを目撃、かつそれが英雄として持ち上げられることで
「ふざけんな。俺の家族はあいつに殺された! 何が英雄だ!」状態になるか、かな?
ああ、でも
「休戦? ははっ、何言ってんだよ? お前ら、散々殺してきたんだろ?
 父さんを、母さんを、マユを、皆を! 今更、そんな都合のいいこと言えると思うな!!」
で、軍人キラーになるって道もあるのか…

そういう訳で、さあ、>>735
やる気の出たその時に投下を始めて、最後まで突っ走るんだ!!

738 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/20(日) 08:56:44 ID:???
連合の侵攻作戦で家族を失ったわけだから、まあ連合に入隊しようとは思わない
だろうな。で、ウズミの決断が連合の攻撃をもたらした訳だから、オーブ軍にも
入りたくない。結果、『力が無いのが悔しかった』シンの行く先は、実力主義で
命令に殆ど束縛されないザフトが最も適当だったかもしれん。

コネさえあれば、勿論テロリストになった可能性もある。という事で有り得ない
話じゃないな、>>735案は。で、そうなるとインパルスにはレイが乗るんだろか。

739 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/20(日) 09:14:42 ID:???
種はガンダムの名を関するくせに『綺麗な戦争』を描いてしまった。
オーブ侵攻作戦時のウズミらの狂信者ぶりと、復興後の姿を見ると、国民もこの位汚染されていてもおかしくないのが悲しい。
……逆に汚染されたカガリの未来が怖い。

740 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/20(日) 09:50:36 ID:???
>>735
まあ、多少の矛盾は勢いでなんとかなるものだ。

期待する

741 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/20(日) 10:13:40 ID:???
 妹の携帯電話を拾いに行ったシンが、突然の炎と衝撃によって吹き飛ばされ仰向けに
転んだ時、それは見えた。青と白の翼を持ったMS。肩の砲口に光を残しつつ、自分達に
背中を向ける。
「ぁあ……?」
 空を忙しなく飛びまわりながら、敵の機体と交戦するそのMSを見上げていたシンは
我に返り、携帯電話を握り締めて家族の元に駆け戻る。行く手には炎が上がっていた。
超高熱のビームが地を抉り、森を一舐めしただけで辺りは地獄絵図となっている。
「父さん! 母さん! マユ!……ヒッ」
 家族を呼びながら闇雲に走っていたその時、シンの喉の奥が鳴った。燃える木に、黒く
焼け焦げた人型の物体がもたれかかっている。MSのビーム兵器だった。直撃しなくとも、
傍を通り抜けるだけで人は死ぬ。黒く焦げたオブジェが散らばっており、シンの歯が鳴る。
「父さあぁん! 母さぁん! マユーッ! 置いてかないでよおぉ!」
 恐怖で、煤と泥にまみれた頬に涙が伝う。視線を巡らせても、水分を失い乾いた地面と、
焼ける木々と、炭化した死体しかない。だがシンの身体は動いていた。怯えて竦むだけで
なく、生き延びようと足掻いていた。何かに躓き、シンは顔から地面に倒れ込む。
「い、つっ……」
 身体を起こし、擦れて血を滲ませる頬に手を当てるシン。何に転んだか確かめようと、
足を引っ掛けた物体に視線をやる。紅の眼が見開かれた。
 折り重なる、男女。ビームの圏内から後一歩逃げられなかったのか、顔や指先など、
細部のパーツを残して燃え残っていた。勿論生きてはいない。服装によって、女性の上に
庇うようにして折り重なる男性の姿だと解る。そしてその服は、一緒に避難する自分の
両親が身に着けていたものだ。何かが切れる音が、シンの鼻から眉間へと抜ける。
「良かった。父さんじゃない。母さんでもない」
 抑揚の無い声と共に、震える脚を叱咤して立ち上がった。
「父さんじゃない、母さんじゃない、父さんじゃない! 母さんじゃない! アハハハッ!
なんだよ酷いなあ! こんな大変な時なのに! 待っててくれたって良いだろ!?」
 涙を流し、狂ったように笑いながら炭と炎の世界を走る。手足の震えが止まった。全身
に力が漲ってくる。視界もはっきりしてきた。だから、ビームの直撃を受け、融解して
崩れ落ちた崖から突き出す白い手も見えた。傍に、見知った小さな靴が転がっている。
「……マユ! マユ!?」
 しっかりした足取りで駆け寄るシン。融けた岩に触れかけ、掌にかいた汗が音を立てて
蒸発する。誰が見ても手遅れだったが、シンは白い手を握り締めた。
「待ってろ! 今そこから出してやる! 大丈夫だから、大丈夫だから……」
 枯枝が折れるような音と共に、白い手が持ち上がった。言葉を止め、シンがそれを凝視
する。腕だけが抜けた。断面は炭化している。
「あれっ」

742 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/20(日) 10:14:15 ID:???
 人が焼ける独特の臭気に包まれる中、シンが首を捻る。
「おかしいな、マユだと思ったんだけど……ま良いや、疲れた」
 地面にへたり込む。真っ白な腕を胸に抱いて、額の汗を拭った。周囲を見渡し、倒れて
きそうな物が無いか確かめる。
「何でこんな事になったんだろうなあ。父さん母さんもマユも、何処行ったんだろうなあ。
誰が、こんな酷い事をやったんだろうなあ……オーブは平和の国なのに」
 再び高い空を見上げる。遠くで爆音や、ゴムが擦れるような音を何十倍にも増幅させた
ビーム兵器の発射音が聞こえる。風に乗って、悲鳴も流れてきた。
「何で、こんな……ああ、あれか?」
 シンの瞳が、空に浮かんでいたMSの幻影を描き出す。青と、白。
「アレが……これを、全部……」
 目を閉じる。疲れ過ぎていた。少し休んだ後で家族を探さねばならない。考えるのは
後回しだった。焦げ付いた死臭の中で、シンは身体を横たえる。瞼の裏に、1機のMSが
焼きついて離れなかった。

 戦場から避難する民間人の一団を襲ったのは、MSから放たれた1発のビームだった。
現場空域では当時、キラ=ヤマトの駆るフリーダムが連合軍と戦闘中であったが、勿論
彼は罪に問われなかったし、罪の意識など欠片も無かった。完全な流れ弾であり、空から
撃たれた事以外は解らなかったし、キラは平和の歌姫ラクス=クラインと共に戦った英雄
だった。加えて、オーブに戻り実権を握り直したカガリ=ユラ=アスハの弟、言うなれば
王弟殿下だった事も理由に入る。
 現場調査の結果、担当者だったトダカ一尉は生存者を発見できなかった。戦闘終了直前、
連合軍の地上部隊が当該エリアを偵察していたという情報を報告書に添えて、彼の任務は完了した。その後2年間、本件についての記憶は頭の隅で眠り続ける事になる。

 宇宙。4機のジン・ハイマニューバが、デブリ海に身を潜めている。比較的密度の薄い
エリアを確保するよう、周囲に突撃銃を向けて警戒を怠らない。大きく横に走った傷を
持つ、ザフトのパイロットスーツを着たサトーの正面モニターに光が灯った。
『協力に感謝するよ、テロリスト諸君。君達のお陰で仕事がぐっと楽になった』
「今回に限り目的が一致しただけだ。本来ならばお前達も、敵」
 仮面の男の言葉に対し、サトーはぶっきらぼうに答え通信を切った。漂うデブリが、
巨大な不可視の物体に押し退けられるかのように周辺へと拡がり、散らばっていく。
「各員、手筈は了解しているな? アーモリーワン周辺は警備が厚い。気を引き締めろ」
 フットペダルを踏み込み、僅かにスラスターを吹かして加速するMS隊。
「……綺麗だな」
 最後尾のジンHMに乗る黒髪赤眼の少年が、彼方に浮かぶ砂時計を見上げて呟いた。

743 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/20(日) 10:15:14 ID:???
>>735じゃないが、SS書きなんでさわりの所を書いてみた

744 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/20(日) 13:28:16 ID:???
つ・づ・き!つ・づ・き!

745 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/20(日) 19:00:19 ID:???
>>739
>ガンダムの名を関するくせに
Gとか∀好きだからそういう偏見的な言い方って嫌なんだけど
>743
面白いと思うよ、続きは書くの?

746 :743:2008/01/20(日) 19:10:17 ID:???
書くとしたら新キャラメインだろうなあと考えてる。いわゆる歌姫の騎士団好きの
人へのフォローが思いつかないので、其処をどうしたもんか、というのが悩み。

747 :743:2008/01/20(日) 19:11:24 ID:???
ごめん、新キャラってのは種死キャラって意味ね。オリキャラじゃなくて

748 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/20(日) 19:38:32 ID:???
(笑)

749 :735:2008/01/20(日) 21:13:51 ID:???
ぬをぁ!!>>743さんに先を越されてしまったか><
まぁ、考えてる案としては……

@シンの所属以外はほぼ本編通り
Aインパルスに乗るのはルナマリア
Bシンは新型G奪取のためにアーモリーワンへ侵入する

ですかね。インパルスの人選についてはガナーザクウォーリアーには
ディアッカが乗ってるからルナじゃなくていいやという単純な理由です^^;

750 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/20(日) 22:43:26 ID:???
>>735
まあ、原作の補正を入れ替えただけ
にならなければフォロー無しでも
良いと思うよ、続きまってる

751 :735:2008/01/21(月) 00:28:37 ID:???
 走っていた。
 とにかく走っていた。
 ただ人が踏み固めただけでしかない山道を。
 何も考えずに、ただひたすらに走っていた。
 震える妹の手を取り、先を行く両親の後を追って……

「はぁ……はぁ……」

 煌めく閃光。
 轟く爆音。
 揺れる大地。
 そんな非日常的な空間において、自らの吐息だけはやけにはっきりと聞こえて。

「……大丈夫か、マユ」

 痛いほどに酸素を求める肺に空気を吸い込み、シンは後ろに目を向ける。
 そう。
 つながった手の先。最愛の妹へと。

「だい……じょうぶ…………まだ……がんば……れるから……」

「あぁ、もう少しの辛抱だからな」

「……うん」

 だが、それは精一杯の嘘だということにシンは気づいている。
 妹よりも三つも年上で、しかも男の子である自分がこうまで疲労しているのだ。
慣れない山道、そこは人が快適に通れるにはほど遠い。
 運動の苦手な妹は、今すぐにでも座り込みたい気持ちだろう。
 座り込んで、もう一歩だって歩きたくないだろう。
 だけど、

「急げ! シェルターまではもう少しだ!!」

「二人ともがんばるのよ!!」

 止むことのない爆音に掻き消されながらも、先を走る両親の叱咤が飛ぶ。
 確かに、この山を越えた先にかなり大規模なシェルターはある。
 戦闘は市街地を中心に展開されていたから、そこから離れた山間部は大丈夫なはずだった。
 それが、混乱した思考の中で下された両親の決断。
 だからシンは走った。
 妹と、両親と。

752 :735:2008/01/21(月) 00:30:35 ID:???
(くそぉ……なんでこんな…………なんでオーブが……!!)

 家の近くのシェルターは安全な場所などではなかった。
 たった数発の爆弾が近くで破裂しただけで半壊してしまったのだ。
 泣き叫ぶ声と崩れ落ちる肢体。
 世界は一変してしまったのだ。
 人々の笑顔は悲しみと絶望へと変わり。
 整然とした町並みは、遊びに飽きた子どもによって散らかされたかのようで。

(ウズミ・ナラ・アスハ……)

 それは全て、ひとりの男の決断がもたらした結果だった。
 絶対に安全で、戦争とは無関係で。
 だからオーブにはたくさんの人がいたのだ。
 ナチュラルも、コーディネーターも、そんなの分け隔て無く。

(それを……! あの一家が…………!!)

 果たしてあいつらはこうなることをちゃんと考えていたのだろうか?
 自分たちだけ完全に安全な場所にいて、だからこんな愚かな決断を下したのではないか。
 この判断が正しくないことなど、火を見るより明らかなのに……
 
 ―と

「……あ!?」

 突然後方から聞こえた悲鳴に、シンの思考はその歩みと共に中断されて。

「マユ!?」

 振り向けば、マユの足が完全に止まっていた。
 もちろん、シェルターはまだ見えていない。

「わたしの……携帯…………」

 マユは、今にも泣き出しそうな顔で辺りを見回していた。
 こんな時に……普通なら、誰もがそう思うだろう。
 
「そんなもの、後でいくらでも買ってあげるから!!」

「そうよ! 今はそんなことより早くシェルターに!!」

753 :735:2008/01/21(月) 00:32:20 ID:???
 後方の異変に気づいたのか、少し距離が開いてしまった両親が叫ぶ。
 だけど、マユは聞かなかった。

「いや! ほんとにすぐそこにあるから…………ほら、あそこに……!!」

「バカ!! そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」

「でも、でもすぐそこに……!」

「シン! 早くマユを連れて来なさい!」

 両親の怒声に、シンは思わずつながった手を引っ張ろうとする。
 が、

「……マユ」

「お兄ちゃん……」

 返ってきた思いのほか強い力にシンは戸惑う。
 甘えん坊だけど、兄や両親を困らせるようなことをしない妹。
 その妹が、こうまで頑なな態度を取る。
 おまけにこんな危機的な状況の中で。

「シン!」
「お兄ちゃん!」

 だからシンは両親の声に逆らっていた。

「すぐ戻る!!」

 そうマユに言い残して、地肌がむき出しの斜面を駆け下りる。
 マユの携帯は軽い傾斜のすぐ下、そこから突き出た岩石に引っかかっていて。

「…………よし、これで……」

 それはほんの数秒ほどのことだったに違いない。
 わずか5、6メートル先に落ちた携帯を拾って戻る。
 ほんとに、何でもないこと。
 すぐに走り始めれば、なんでもないと思えるぐらいの時間。
 
 その、はずだった。

「……やった! 後は……」

 ピンク色の携帯を拾い上げ、来た道を戻ろうとしたその瞬間。


754 :735:2008/01/21(月) 00:34:47 ID:???
「うわぁああああああああ!!」

 世界が暗転する。
 ひときわ激しい轟音が耳を劈き、全身を突き抜ける灼熱のごとき烈風。
 身体は宙を舞い、かと思えば地面に叩き付けられて。

 そうして―
 そうして、いったいどれほどの時が経ったのか。
 痛む身体を無理に起こし、開いた眼(まなこ)の先に。

「ぁぁ…………」

 そこは、明らかに自分がいる所より高い場所だった。
 なぜなら、自分はそこを下ってここに来たのだから。
 なのに……

「ぁぁ……」

 巨人の手で抉られたかのように陥没した大地。
 今や自分の方が見下ろす位置に立っている、そこから見たモノ。

 木々は燃え、薙ぎ払われ。
 嗅いだことのない異臭が辺りに立ちこめる。
 そして、それはあった。

「……ま……ゆ……?」

 受け入れたくない現実。
 嘘だと、そう信じたい光景。
 認めたくないのに……
 両目は、シンの意志に反して涙を流していて。

「ぅぁぁ…………ぁああ…………」

 小さな身体の半分は炭化していた。
 昨日買って貰ったばかりで、喜んで何度も見せてくれたその服は引きちぎられていた。
 赤いはずの血は、ひどく黒ずんでいた。
 それでも。

755 :735:2008/01/21(月) 00:36:55 ID:???
「ぁぁぁぁぁ……」

 それでも、見間違えるはずがない。
 ついさっきまで一緒にいて。
 ついさっきまで手を繋いでいて。
 ついさっきまで二人で走っていて。

 なのに、今はもういない。

「ぅをぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 絶望の咆吼はしかし、上空を舞うMSの音に掻き消された……

 
          *   *   *


「…………」

 目が覚めると、その先にあったのはいつもの天井だった。
 何の飾り気もない、ベッドと椅子だけがある小さな空間。
 本当にただ「休むため」だけの部屋の、その天井だ。

「……ふぅ」

 一度深く息を吐き出す。
 そうしてから、シンは堅いベッドから身を起こした。

「マユ……」

 すると真っ先に目をやるのは、椅子の上においたピンク色の携帯だった。
 およそ年頃の男の子が持つに相応しくない、おまけにボロボロの携帯。
 けれどそれが、唯一の形見なのだ。

 二年前のあの日。
 全てを失ったあの時。
 それは一度でも忘れたことなどない。

「だけど、それも今日で終わる……」

 グッと両の手の拳を握りしめる。
 
 迷いなどなかった。
 否、そんな気持ちのある方がおかしい。
 全ては家族の仇である連合を滅ぼすため。
 その思いを糧に生き、己を鍛え、ここまで来たのだ。

756 :735:2008/01/21(月) 00:39:28 ID:???
「そうだ……俺のこの手で、すべてを終わらせる……」
 
 プラントに渡った後、直ぐさま士官学校へ入った。
 以前はしなかった勉強も、そこでは全然苦にはならなかった。
 やったことのないMSの操縦も、必死になって練習した。

『ナチュラル全てを滅ぼせば、戦争は終わる!』

 その時に、パトリック・ザラの唱えた主張に共感した。
 自分も、一日でも早く戦場に立とうと決意した。
 
 なのに戦争は終わった。
 
 どちらが勝ったというわけではない。
 どちらもが敗者だった。
 人々は憎しみを忘れ、差し出された安息に飛びついた。
 けれど、それに馴染めない人間もいた。
 
 どうしても憎しみを忘れられなかった。
 シンもその一人だった。

『ナチュラル全てを滅ぼせば、戦争は終わる!』

 そして、計画は実行を迎える。
 細々と続き、けれどもしっかりとした意志の下で進められたひとつの計画。

「……マユ」

 もう一度、その名を呼んだ。
 あるはずのない迷いを、それでも消し去るために。
 
 そしてもう次の瞬間には。
 赤い瞳の少年はゆっくりと、だがしっかりとベッドから立ち上がっていた。


↑と、長々しいプロローグですまんです……
改めて書くこともないなぁと思いつつ、でもまぁシンの動機だし物語の根幹に
関わるしなぁとも思い、つい……

 

757 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 00:46:01 ID:???


だが家族を殺されたシンにナチュラルでも一般人殺しができるのかー?

758 :ザクレロSEED:2008/01/21(月) 18:21:55 ID:???
 戦火の中を避難する人々は、いつしか幾つかの流れとなって街の外を目指していた。
 戦いの最中にある街の中でシェルターを探すより、街の外へ逃れる方が安全と思われたからだろう。傷つき疲れ果てた人々が列をなして、街路を無言のまま歩き続ける。そんな中に、トールとミリアリアの姿もあった。
「大丈夫か?」
 顔を青ざめさせるミリアリアを気遣い、トールは聞いた。繋いだ手から、ミリアリアが震えているのが感じ取れる。ミリアリアは、努力して微笑んでみせた。
「大丈夫……まだ、歩けるから」
 ミリアリアの足は、震えに時折もつれ、転びかける時もある。疲れからではなく、恐怖からくる震えだった。
 無理もない。ここに来るまでに多くの死と狂気を見たのだ。
 トールも、恐怖に叫びながら全てを投げ出してしまいたいという衝動に駆られてはいた。それでも、ミリアリアを……誰よりも大事な人を守りたいという純粋な意志が、恐怖と狂気をかろうじて抑え込んでいた。
 しかし……それでも少しずつ、蝕まれていたのかもしれない。へリオポリスに蔓延した死と、全てを滅ぼしていく狂気に。
 そして、トールはそれを見る。
 人々が足を止めていた。もう少しで街の外へと出られる筈なのだから、足を止める理由など無いはずだ。それなのに、人々はある線を越えて前に出ようとはせず、そこに溜まっている。
 怪訝に思いつつトールが、その人溜まりに歩み寄った時、その声が聞こえた。
「戻れ! 戻って戦え!」
 叫ぶ男の声。人々の向こうから聞こえる声。それを聞いた瞬間、トールは耳を塞ぎ、しゃがみ込んだ。吐き気がしていた。
「トール!?」
 ミリアリアが、突然しゃがみ込んだトールに声をかける。
 その声すら、トールには遠く聞こえた。今は、男の叫び声だけが耳に響く。
「オーブの理念を守れ! 守って戦え!」
 その狂気に満ちた声は、トールの良く知る声だった。
 トールは跳ね上がるようにして立ち上がると、声を目指して走り出した。立ち止まる人々の間に強引に割り込み、押しのけ、声の上がる方向を目指す。
 そして、トールは人々の間を抜けた。
 見えたのは街路に立ち塞がる一人の男。何処で拾ったのか軍用エレカを道を塞ぐように置き、車体に装備された軽機関銃の引き金に手を置いて、人々に銃口を向けている。
 男は、人垣から飛び出してきたトールを見ると、うっすらと微笑んだ。

759 :ザクレロSEED:2008/01/21(月) 18:22:13 ID:???
「トール……無事だったか」
「……父さん」
 トールの目の前にいたのは、トールの父親だった。
「何……やってるんだよ」
 軍用エレカに歩み寄りつつ、トールは泣き出しそうな顔で父親に聞く。
 父親は、笑顔を浮かべた。トールが恐怖を感じるほどに、場違いな明るい笑顔を。
「死んだ……皆、死んだ! 母さんも死んだ!」
 それを楽しそうに語る。
「オーブの理念を守らなければならない! でも、皆死んだ! 死んだんだ。でも、オーブの理念を守るんだ。だから、戦う。戦うんだ! どうして戦わない! 戦え! オーブの理念を守ろう! 戦おう! どうした! どうして戦わない!」
 父親の叫びは、いつしかトールに向けたものではなく、周囲の人々に向けられたものとなっていた。
 見開いた目を血走らせ、口だけは笑みに歪めながら、楽しげに声を弾ませ、それでも怒りを溢れさせる父親の姿は、トールの知る父親の姿ではない。
 父親は、狂気に駆られた見知らぬ男の姿で、人々に銃を向ける。
「オーブの理念を守ろうと思わないのか!? 何故だ!? 何故、オーブの理念を守ろうとしないんだ! 皆が死んでまで守ろうとしたんだぞ! 皆、死んだ! なのに何故、お前達は生きている……オーブの理念を守らずに何故生きている!? 何故死なない!?」
 狂気の叫び。そして、引き金が引かれた。
 父親は、軽機関銃を人々に撃ち込む。撃ち出される銃弾が、人々を次々に物言わぬ骸へと変えていく。人々の悲鳴さえ掻き消して、銃声が高らかに鳴り響く。
「オーブの理念を守って戦った者は死んだ! オーブの理念を守らない者は生きている! 死んだ者だけが、オーブの理念を守って戦う! 死ね! 死んでオーブの理念を守れ!」
 父親は哄笑しながら機関銃を撃ち続ける。逃げまどう人々の背中に向けて。
 銃撃を止めようと駆け寄ろうとした若い男の胸を貫き、弾から守ろうと子をかばうように抱きしめている母の頭を砕き、逃げ出す人々に押し倒され踏み砕かれた老爺の身体を弾けさせ、泣いて逃げ惑う少女の身体に幾発も撃ち込んで朱に染める。
 人が倒れる。次々に倒れる。瞬く間に、そこにあった命が消えていく。軽機関銃から排莢された薬莢が地面で跳ねる度、幾人もの人が死んでいく。死ねば死ぬほどに、父親は嬉しそうに声を上げる。
「死ね! 死んだ者だけがオーブを守って戦った者だ! 死ね! 皆死ね! 死んでオーブの理念を守れ! オーブの理念を守れ! オーブの理念を守れ!」
「…………父さん!」
 トールは、その男をそう呼ぶのは最後だと悟っていた。
 その手には、父親から渡された拳銃。それを父親に向け、トールは引き金を引く。
 あっけないほどの軽い音と同時に、機関銃は止まった。


760 :ザクレロSEED:2008/01/21(月) 18:22:39 ID:???
 

 一尉は、部下を伴ってシェルターの外に出た。
 シェルターがあるのは、オーブ軍の訓練場として使われていた小高い丘。ここから遠く、燃える街とZAFTのMSジンが見える。
 シェルターの出入り口からそう遠くない場所に、対MS用ホバークラフトが用意されていた。これが、このへリオポリスに残された最後の戦力である。
 ツインローターを回しながら離陸を待つそれに、一尉は歩み寄る。途中、整備の兵からヘルメットを受け取った。
「我々も必ずや後を追います」
「先に行かせてもらうぞ」
 整備兵の敬礼に笑顔で答え、一尉は対MS用ホバークラフトのパイロットシートに座る。ガンナーシートに座るパイロットは、少し笑って言った。
「一尉。オーブの理念を守る為の戦いに同道できて光栄です」
「うむ……一緒に、ZAFTにオーブ軍の意地を見せてやろう」
 一尉は表情を引き締め、操縦桿を握りしめる。
 すでに命は捨てていた。オーブの理念の為に、ウズミ・ナラ・アスハへの忠誠の為に……

761 :ザクレロSEED:2008/01/21(月) 18:23:00 ID:???
 

 へリオポリスの外。宇宙空間。
 戦闘が始まって以降、メインの港湾部以外の場所にあるドックから、何隻かシャトルや宇宙船が脱出をしていた。
 港湾部の外で待つZAFTのローラシア級モビルスーツ搭載艦ガモフでは、それを確認してはいたが、一応の警戒をするにとどめ手を出さずに放置している。
 いちいち臨検して回るには手が足りないという単純な理由からだ。
 しかし、それが姿を現した時、ガモフの艦橋は騒然となった。
「大型艦がへリオポリスから脱出しています」
 新たに、へリオポリスから出航した大型輸送船がモニターに映る。そして……
「艦に随伴する物有り! MSです!」
 モニターには、大型輸送船に随伴するMSが見えた。奪取した連合製MSに似た機体が3機、輸送船を守るように飛行している。
「……手を出すな! 行かせろ!」
 ゼルマンは素早く命令を下す。
「艦長、行かせて良いのですか?」
「今戦える戦力はないからな。見逃すしか無いだろう」
 ゼルマンは、部下からの問いに、わずかに迷いながらもそう答えた。
 本来なら、戦いたいところだ。しかし、稼働するMSは1機だけで、しかも出撃中。これ以上の作戦行動はとれるものではない。
 一応、奪取した連合MSを出撃させる手はある。しかし、せっかく奪取した連合MSを破壊される危険を考えれば、それは最後の手段として以外は使えない。
 謎のMSを擁する輸送船が攻めてこないのは、へリオポリスを奪還するよりも輸送船の脱出を優先させた結果だろう。
 MSは、いわば見せ札だ。MSの存在がなければ、あの規模の輸送船なら必ずや中を怪しみ、砲を使って足を止めて戦闘終了後にでも臨検して、中身を確認しただろう。だから輸送船側は、戦力がある事を見せて、こちらの動きを封じに来た。
「今は、オーブがMSを所有するという情報だけで十分だ。出来る限り、観測しておけ。貴重な情報となる」
 ゼルマンのその命令で、艦橋のクルーはある限りの観測機器を輸送船に向ける。
 その観測下、輸送船はMSと共に悠々と地球方面へ消えていった。

762 :ザクレロSEED:2008/01/21(月) 18:23:20 ID:???
 

 死体の折り重なる街路。
 トールは、自らの手で殺した相手を見下ろしていた。不思議と、何も感じない。
「……トール」
 ミリアリアが沈黙を破って声をかける。その声に、トールは何事もなかったかのように振り返った。
「ああ……行こうかミリィ」
「あ……あの、お父さんの事……」
 ミリアリアは軽機関銃にもたれるように死んでいる男の顔を見て口をつぐんだ。男は、死の後も狂気に歪んだ笑顔で居る。
 トールは、それら全てを背に歩き出していた。
「行こう」
「……うん」
 先に立つトールの後を追って、ミリアリアは歩き始める。
 無言で歩く二人の前に、ようやく街を抜けた先の平原が広がった。二人の他にも、生き残った避難民達が、同じように平原へと歩み出していく。
 この先は開発地域とやらで、何もない平原や森が続き、外壁に当たるまでは何の施設もない。もちろん、シェルターも無い。今は誰もが当てもなく、歩いているだけだ。
「オーブは平和な国だと思ってた」
 ふと……ミリアリアが独り言のように言う。
「連合とプラントが戦争になっても、自分には関係ないって思ってた。毎日、いつも通りに平和があるって思ってた」
「でも、違った。それに、もう一つ間違ってた事がある」
 トールは自嘲気味に笑う。
「オーブの理念は何も守ってくれない。大人は、オーブの理念があるからオーブは平和なんだって教えてたけど……全部、嘘だ」
「な……何もそこまで。オーブの理念は素晴らしい事よ?」
 ミリアリアは、トールの達観を認められなかった。
 オーブの理念の素晴らしさは、オーブの国民にとって常識だった筈だ。トールが、それを否定するなど、ミリアリアには信じる事すら出来なかった。
 だが、トールは既に悟っていた。自分の中にあった疑問と、その答えを。
「その素晴らしい理念が何を起こした!? みんなを殺しただけじゃないか!」
「それは……みんなが死んだのは戦争だから! オーブの理念は間違ってない! また平和に暮らせる日が来るわよ!」
 トールの言葉を必死で打ち消し、そしてミリアリアは悲しげに声を落とす。
「……トール。落ち着いてよ。トールまでおかしくなっちゃったら、私……」
「落ち着いてるよ……父さんを殺しても何も感じないくらい」
 トールは苦しげに言葉を吐き出し、そして黙り込む。
 ミリアリアは、そんなトールに涙を落とした。
「トール……」
 ミリアリアは、歩くトールの前に回り込み、抱きつくようにして彼を止める。そして、背伸びするとトールと唇を重ねた。
「…………」
「……トール」
 唇を離し、ミリアリアはトールの顔をまっすぐに見つめて言う。
「好きよ、トール。こんな時だけど……こんな時だから言わせて。好き……トールがどんな時でも、私がずっと一緒にいてあげるから」
 ミリアリアは、トールの冷たく凍った表情を暖めようとでもするかのように、トールの頬にそっと手を添える。
 トールは、ミリアリアのその手に、自分の手を重ねた。
「いきなり、何だよ」
 そう言った後、トールは少しだけ笑う。ミリアリアは、その笑みを見て安心したように微笑み、トールの顔から手を離した。
「今、言わないとならない気がしたの」
「後でも良いじゃないか。安全になった後でも」
 トールは少し呆れたように言って再び歩き出す。その背に、ミリアリアは呟く。
「ううん……今なのよ」

763 :ザクレロSEED:2008/01/21(月) 18:23:51 ID:???
 その後、二人は黙ったまま当てもなく平原を歩いた。
 他の避難民達も同様、当てもなく歩いている。おそらく、このまま戦闘が終わるまで逃げまどうのだろう。
 と……トールは、道から外れた場所にある森の側に何かがあるのに気づいた。目をこらすと、どうもそれはエレカらしい。そのエレカの側で、何かが動いていた。
「……何だろう」
「どうしたの?」
 トールは道を外れ、そのエレカを目指す。ミリアリアも、トールの後をついてきた。
 近づくにつれて、動いていたのは幼い女の子だとわかる。女の子は、エレカの運転席の側で、中に向かって必死で呼びかけていた。
「ママ! ママぁ!」
 その声を聞いてトールは、エレカに向かって走りだす。
 エレカの中には女性が一人、ハンドルにもたれて倒れていた。おそらく、女の子の母親だろう。彼女は、まだ息があったが、右肩から下が鮮血に赤く染まっている。
 車の事故ではない。見れば、エレカの表面にかなりの数の弾痕が穿たれている。
「大丈夫ですか!?」
 トールは運転席に駆け寄って女性に声をかけた。
「私、お医者さんを探してくる!」
 ミリアリアは、トールにそう言うと避難民の達の方へと走って戻る。
 一瞬、トールはミリアリアを呼び戻そうとした。しかし、そうする理由はない。何かを言わなければならない気がした。だが、それが何かわからない。
 この女性を助けた後で考えようと……トールはそう考えてしまった。
「今、医者を呼びに行きましたから!」
 女性に声をかけながら、トールはエレカのドアを開けようとする。その時、女性が掠れがちな声でトールに言った。
「お願い……娘を……この子を……シェルターへ…………」
「ママ!」
 母親の声に、少女は涙声で叫ぶ。その声を聞いてか、女性は少しだけ顔を上げ、少女に向けて微笑んだ。そして、トールの瞳を見据える。
「大事な物は……この子に……地図も…………」
「大事なって……この鞄ですか?」
 少女はが背負った小さなリュック。それをトールは指さす。女性は微かに頷いた。
「そう……お願い。この子だけでも……助けてください」
「しっかりしてください! 貴方も今、助けますから!」
 トールは言うが、何かできるというわけでもない。止血くらいは出来るかと、ドアを開けようとするが、銃撃を受けた時に歪んだのか運転席側のドアは開かなかった。
 女性は、泣いてドアにすがる少女に語りかける。
「エル……ママは、パパのところに行くのよ……パパと一緒に……見守ってるから……ずっと一緒だから……泣かないで、元気に…………」
 そして、女性は糸を切られた操り人形のようにパタリと倒れ伏した。
「ママぁ! いやぁあああああっ! 起きてぇ!」
 少女の悲鳴のような声。そして同時に、トールは空に爆音を聞いた。

764 :ザクレロSEED:2008/01/21(月) 18:24:16 ID:???
 

 街が燃え始めていた。砲火により始まった火災は消し止める者もなく……燃え広がり、手をつなぎ合うように一つの巨大な炎となり、天を焦がす勢いで燃え盛る。
 街路に倒れた骸の上に火の粉が降り落ちていき、弔いの灯の様に燃えていた。
 オーブ軍、そしてレジスタンスも、さすがにもうミゲルのジンに攻撃を仕掛けてはこない。もう、戦う意志のある者は、ほとんど全滅したのだろう。
 それでも掃討戦の意味も込めて、残敵を探して地上を探るミゲル。
 今までの敵は全て地上から。だから地上を警戒する……しかし、敵は空から攻撃を仕掛けてきていた。
 敵の接近を知らせる警報が鳴った直後、ジンは背中に撃ち込まれたミサイルに吹っ飛ばされる。
「……何ぃ!?」
 ミゲルは、衝撃に揺れるコックピットの中、素早くジンを操作して転倒を防いだ。だが、肩の付け根にミサイルの直撃を受けた右腕が重機銃を握ったまま外れ落ちる。
「ちぃ……ラッキーだ! 背中からコックピット直撃なら死んでいた!」
 ミゲルは恨み節を語る事はせず、今の不意の一撃で死ななかった事を喜んだ。
 振り仰いだ空に見えるのは対MS用ホバークラフト。ジンにまっすぐ突っ込んできたそれは、再びミサイルを放つ。
 ミサイルは、地面に落ちていた重機銃に突き刺さり、炸裂して、装填されていた榴弾の誘爆を誘った。
 至近で起きた爆発に、ミゲルのジンは再びその姿勢を崩す。そこに、20mmガトリングガンが撃ち込まれ、ジンの装甲表面で無数の火花を散らせた。
 装甲で弾いた分はダメージにならないが、関節などの装甲の薄い部分に食らうと障害が出る。
 たちまち、異常を知らせる警報が幾つも鳴り始めた。
「うるさい、拙いのはわかってる!」
 機体が壊れたわけではない。ミゲルは、バーニアを噴かしてジンを飛び上がらせた。
 ほぼ同時に、ジンが先ほどいた場所にミサイルが着弾する。
 それを確認してすぐに着地。そしてミゲルは、左手で重斬刀を抜いた。
 対MS用ホバークラフトは、ジンが射撃武器を失ったのを見て取ったか、高度を上げて距離をとろうとしている。上空から、ミサイル攻撃を一方的にしかけるつもりだろう。
 格闘武器では、上空を攻撃できない。常識的な判断だ。だが、
「あんた、腕は良いけどMSって物をわかっていないな」
 ミゲルは余裕を見せて笑い……ジンに重斬刀を構えさせる。
「MSってのは、汎用性。使い方次第なんだよ!」
 そしてジンは、おもむろに重斬刀を投げた。
 投げるに向いた形をしてるわけではないので、ただの棒を投げたのと大差はなかったが、堅くて質量のある物をぶつければ、十分にダメージにはなる。
 遠距離攻撃はないと高をくくっていた対MS用ホバークラフトの反応は一瞬だけ遅れた。すぐに回避に移ったが時遅く、重斬刀の剣先が横殴りに対MS用ホバークラフトを襲う。
 この一撃を受け、対MS用ホバークラフトは機体側面の一部を爆発させて黒煙を上げ、空中でバランスを崩し、その機首を地上に向けて落下を始める……
 そんな対MS用ホバークラフトの中、一尉はまだ意志を保っていた。
 操縦桿を握りなおし、落ちていく対MS用ホバークラフトの姿勢を立て直す。
「まだだ……オーブの理念を……」
 もう、MSを倒す事は無理だろう。では、どうするか?
 一尉は地表に目をやる。そして、平原に人が集まっている場所を見つけた。間違いなく、オーブの理念の為に戦わず逃げた者達だ。
 最後に倒すべき敵を見つけた一尉は微笑んだ。
「オーブの理念を汚す者……」
 一尉は、操縦桿を握って進路を敵に向けた。

765 :ザクレロSEED:2008/01/21(月) 18:24:37 ID:???
 

 空に響く爆音に、トールはとっさに空を見上げた。
 見えたのは、黒煙を上げながら落ちてくる対MS用ホバークラフト。
 それは、落下途中でコントロールを回復して機首を上げる。これで落下は免れたとトールは思った。
 だが……対MS用ホバークラフトは、再び地上に機首を向ける。明確な意志の元に。
 落ち行く先にあるのは避難民の群れ。そして、トールはそこにミリアリアの姿を見た。
「やめろおおおおおおおおおっ!」
 絶叫。そして、トールは走る。
 遠く見えるミリアリアも、トールに向かって走っていた。
 祈る。一刻も早く逃げてくれと。しかし、遅い。
 トールは、ミリアリアに向けて手を伸ばした。遠い。届かない。
「ミリィ……!」
 トールの思考が凍る。世界の全てが止まる。無限の長さに伸ばされた一瞬の中で、トールの思考は叫ぶ。
 言いたい言葉があったはずだ……何故、言わなかった? 後で良いと……
 手を伸ばす。届かない。
 ミリアリアの顔に恐怖はなかった。不思議と笑顔に見えた……
 ……ミリアリアの背後に対MS用ホバークラフトが落ちる。爆発。
 爆風に煽られてミリアリアが飛ぶ。破片が彼女の身体を斬り裂き、貫いていく。彼女の形が崩れる前に、追いついてきた炎が彼女の身体を包み込んだ。
 言いたい言葉はもう届かない。ただ一言で良かったのに。
「……僕も君の事が……」
 言葉が形になる前に、爆風の残滓がトールを押し倒し、轟く爆音が残りの言葉を掻き消した。

766 :ザクレロSEED:2008/01/21(月) 18:25:03 ID:???
 

 ミゲルは、対MS用ホバークラフトの墜落を確認した。
 それから、ミゲルは再び残る敵を探す。
 1台の軍用トラックが突っ込んでくるのが見えた。荷台の上にまで人を乗せ、こちらに銃を撃ってきている。
 見た目、つなぎの作業服を着る彼らは整備兵のようだった。なのに何故、戦場に出てきたのかは、ミゲルには理解も出来なかったが。
 とりあえず、ミゲルも警戒しながらジンを近寄らせていく。軍用トラックから、ロケット弾やミサイルの攻撃はない。銃も景気付けに撃ってるだけの様に見える。
 瞬間、ミゲルは敵の意図を察した。
「またか!」
 今日の戦いで、何度かやられている。今までは重機銃で離れている内に破壊できたが、今は武器がない。
 ミゲルは、バーニアを噴かせて軍用トラックに急接近した。そして、思い切りそれを蹴り飛ばす。
 上空高く蹴り上げられた軍用トラック。それは空で大爆発し、炎と破片を地上に降らした。
 爆薬を満載して、ジンに近づいて爆発させるつもりだったのだ。もちろん、乗っていた連中が死ぬ事など、最初から織り込み済みだろう。
「……オーブ軍は正気じゃない」
 舌打ちしながらミゲルは言う。
 と……その時、通信機が鳴った。
「はい、こちらミゲル」
『こちらガモフ。状況はどうか?』
 連絡してきたガモフの通信兵に、ミゲルは冷静に報告を返した。
「へリオポリス内の主戦力の掃討を完了。当方の被害ですが、ジンは中破。武装も失いました」
『自力での帰還は可能ですか?』
 問われたので、ミゲルは機体をチェックする。色々と故障が出ているが、足とバーニアは無事だ。
「歩行に支障なし」
『了解。陸戦隊が、港湾部の敵の掃討を完了。奪取に成功した。港湾部からヘリオポリスを脱出せよ。ガモフが回収する』
「了解。これより帰還します」
 返答し、通信を切ってから、ミゲルは深く溜息をついた。
 何か、酷く疲れた気がする。
「これで……ヘリオポリスの制圧は完了か。何か、酷く無駄な戦いをした気分だ」
 そもそも、どうしてヘリオポリスのオーブ軍やレジスタンスが戦いを選んだのか? 今日、戦場に出てきた兵器を見れば、戦う前から結果がわかりそうなものだ。
 それに、オーブ軍やレジスタンスは、躊躇無く市民を巻き込んでいた。
 ミゲルはそれを苦々しく思う。
 一応、軍人として市民を守るという心得は教えられてきた。ZAFTの軍人は、英雄志向が強い。英雄は弱い者を守るのだという単純な教えである。
 当然の様に個人差は大きく、弱者の保護よりも戦果をとる者も少なくはない。
 ミゲルはというと、どちらかというと中道。個人的に戦果を上げて給料を稼がねばならない事情があるが、かといって心が痛まぬほど非道でもない。
 今日、何人、武器を持たない市民を殺したのだろうか?
 ナチュラルを殺しただけならまだ良いが、ここがオーブ領である事を考えると、少なくない数のコーディネーターも殺した事だろう。敵国人とは言え、同胞殺しはさすがに気がとがめる。
「こんな狂った戦いはもうたくさんだ……帰ったら、オロールの奴にたかり尽くしてやる! 本来ならあいつの任務だったんだからな!」
 無理に気合いを入れながら帰還の途につくミゲル。
 彼が去った後には、砲火に砕かれ炎に焼き尽くされた廃墟と、無数の屍のみが残されていた。

767 :ザクレロSEED:2008/01/21(月) 18:25:27 ID:???
 

 トールは、這う様に歩いて、黒い欠片を拾う。指がないが、たぶん手。
 その部品を大事そうに手に取り、トールは既に並べられている部品の所に付け足す。
「手だよミリィ。指がないけど……ごめん、まだ右足が見つからないんだ。見つけないと、歩けないよね。……うん、君のお父さんとお母さんも待ってるよ。僕の父さんも、母さんもね。ちょっと待ってて……」
 トールは、黒こげの部品を集めていた。また這い回り、今度は足を見つけてくる。遠くに飛ばされていたので、ちょっと時間がかかった。
「お待たせ……足だよ。これで、行けるだろう?」
 部品は、かろうじて人とわかるくらいにはそろっていた。
 でも、ミリアリアの顔が見つからない。
 もう一度、ミリアリアの笑顔が見たかった。見る事が出来たら、言いたい言葉がある様な気がしていた。
「……お兄ちゃん」
 少女が、怯えながらトールに話しかける。人の物とも思えない死体に優しく話しているトールの姿は怖かったが、少女には他に頼る人はいなかった。
 少女の名前はエルと言った。トールは、エルを見ると虚ろな笑顔を見せる。
「ああ、そこにいたんだ。探したよ……ミリィ」
 トールは怯えるエルに歩み寄って、優しく彼女を抱きしめた。
「探したんだ……居なくなったかと思った。でも、そんな事無いよねミリィ」
「ち……違うよ、私、ミリィじゃ……」
 エルは言いかけたが、トールの焦点を結ばない目が怖くて黙り込んだ。
 トールは、エルの声が聞こえていなかった様子で、何の反応も見せないままエルの背負うリュックに手をやる。
 中を探ると、数枚のディスクと地図が出てきた。地図には、この先の森の中にある森の管理小屋の位置と、何やらパスワードらしき英数字の羅列が書かれている。
「ここがシェルター?」
「うん……ママが、パパが作った秘密の場所なんだって」
 エルの記憶に、今日の出かけがけにママの言っていた言葉がよみがえる。そして、移動中にあった出来事……怖い人達に追いかけられ、ママが怪我をし、死んでしまった事が……
「ママと……逃げる筈だったの」
 涙を溢れさせるエルを、トールはまた優しく抱きしめる。
「泣かないでよミリィ。僕が守るから。必ず……必ず守るから。ずっと一緒にいるから。だから、笑ってよ」
「……私、エルだもん」
 守ると言ってくれる事、ずっと一緒にいてくれる事、優しく抱きしめてくれる事は嬉しい。でも、やっぱりトールは怖い。
 エルは、涙を拭ったが、笑顔を見せる事は出来なかった。
「笑って……駄目かな? じゃあ」
 トールは少し困った様子で考え込んだ後……少し照れた様に微笑む。
「恥ずかしいけど、さっきミリィもしてくれたから」
「え?」
 トールは、驚き戸惑うエルの唇に唇を重ねた。

768 :ザクレロSEED:2008/01/21(月) 18:26:06 ID:???
 

 シャトルの窓の向こう、ヘリオポリスはどんどん小さくなっていく。
 カガリは、あふれ出す涙が水滴となってシャトル内に漂うのもかまわず、ヘリオポリスを見つめながら涙を流していた。
「……お前達の死は無駄にしないぞ。約束する」
 決意の言葉を、繰り返し、繰り返し、カガリは呟く。
 ヘリオポリスで流された尊い血は、オーブの理念を守る為に必ずや貢献するだろう。カガリは、その事に確信を持っていた。
 シャトルは緩やかに地球を目指す。数日後には、カガリはオーブ本国に着くだろう。
 そして、国民はヘリオポリスの悲劇を知り、涙し、英雄達をたたえ、そして改めて理解するのだ。オーブの理念の大切さを。
 オーブは、今以上にオーブの理念を大切にするだろう。そして、オーブの理念に背く者は、改心の涙を流す事となるだろう。
 カガリは、オーブの理念が絶対となる理想的国家を思い、その礎となったヘリオポリスの英雄達を思って涙する。
「オーブの理念の為に……私も、私の戦いを全うし、お前達に報いる。約束だ」
 ヘリオポリスは遠く見えなくなりつつある。
 そして地球は、きわめてゆっくりとだが、その姿を次第に大きくしていた。

769 :ザクレロSEED:2008/01/21(月) 18:26:28 ID:???
 

 二人が歩いた時間は、そう長くはなかった。
 なおキスの事は、エルがあまり良くわかってなかったので、特に問題とはなってない。エルにしてみれば、それでトールが少し怖くなくなったので、それで良かったのだ。
 二人は仲良く歩いて、地図にあった管理小屋に入り、そこに置き捨てられていた様な古いコンピューターを起動させた。
 コンピューターが管理者のパスワードを要求してくるので、地図にあったパスワードを入力する。と、管理小屋の床の一部が開き、中へ降りていく階段が現れた。
 二人は素直にそこを降りていく。かなりの深さまで続く階段を下りきり、頑丈な気密扉をくぐって中に入る。中には、シェルターらしからぬ豪邸の様な空間が広がっていた。
「これは……凄いな」
 トールはさすがに驚きながら、つややかに磨かれた廊下の上を歩いていく。エルの方は、こういった場所に慣れている様で、驚いては居なかった。
 二人は、手を繋いで歩きながら、シェルターの中を見て回る。
 家族用の寝室や居間。保存食を満載した食料庫。何やら金目の物がたくさん積まれた部屋。ちょっとした会議室やコンピューター室。超長距離通信の設備まである。
 トールには知るよしも無かったが、ここはヘリオポリス行政官が密かに作り上げた、彼と彼の家族の為のシェルターだった。
 不正に蓄財した財産の隠し場所と言っても良い。
 ただ、入り口が遠いという理由だけとってみても、緊急避難には全く役に立たない事がわかる。実際、先の連合MS奪取の為のZAFT襲撃の時、エルと母親は別のシェルターを利用していた。
 ともあれ行政官は、彼自身とその家族を守る事を夢想しながらここを作り上げ、それを果たすことなく散ったわけだ。
 そして、ここはセイラン派の極秘の拠点としての意味も持っていた。行政官の私財のみならず、セイラン派にとって重要な物も隠し置かれている。
 トールとエルの二人は、シェルターの中を回った後、最後に格納庫を開けた。
 そこでトールは、それに出会う。連合のブルーコスモス派閥に親しいセイラン派が、そのつてを使って手に入れた物と。
 格納庫にあったのは、緊急脱出用のシャトルと……それ。
 それを見た時、エルは怯えてトールの背に隠れた。
 一方トールは、魅せられた様に、それに向かって歩みを進めた。

 それ……シャトル並みの大きさの機体。単眼が幾つかついた蜘蛛の様な姿。後方に長く伸びる2本の大型スラスター。巨大な鎌になっているマニピュレーター。正面に向けて搭載された2門のビーム砲と左右に4連ずつで計8連のミサイル発射口。

 明らかに兵器であり、無機的な威圧感を冷ややかに放っている。
 トールはふらりとそれの前に立った。
 機体に、ネームプレートが貼り付けてある。
 その名はこう読めた。

 TS-MA-04X ZAKRELLO testtype code:mystere1

「ミステール1……」
 その名を呟くトールは、滲む様な狂気をまとっていた。

770 :ザクレロSEED:2008/01/21(月) 18:27:17 ID:???
 機動戦士ザクレロSEED‥‥以上。

 マリュー姉さんの乗ってるのは先行量産機で、正式のザクレロ。
 トールが見つけたのはそれ以前に作られた試作機で、外見や性能が正式の物と違います。何が違うって、顔がついて無くて、虫っぽい。元ネタは、近藤ガンダム版ザクレロです。

771 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 18:55:45 ID:???
すげえ……
リアルでこんな状況遭遇したら
;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
しか選択肢ないような希ガス

772 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 19:13:14 ID:???
ちょっと今からビグロ乗ってヘリオポリス行ってくる

773 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 19:34:17 ID:???
こえぇぇぇぇぇ
理念のへの狂信こえぇぇぇぇぇ((((゚Д゚;))))

774 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 20:17:13 ID:???
これ、アンチ物じゃないの?

775 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 20:18:22 ID:???
カガリは理念が強化されたようで結構。
アストレイの行方も気になるな。
もし、サハクでなくアスハが回収していたりすると((((;゜д゜)))ガクガクブルブル


トール君、セイラン派に、そしてブルーコスモスにようこそ?

776 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 20:40:34 ID:???
GJ!
このシリアスさとザクレロのギャップがたまらないZE!

777 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 21:08:35 ID:???
>>774
ちょーっとヘイト臭が漂ってきたかなあとは思う
今後のカガリが改心するか、このまま死狂いっちゃうかで変わるけどね

SSとしてのレベルは高いのがまた何とも…

778 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 21:12:58 ID:???
ザクレロはFG本編でも敵討ちの為に使用された機体だという事を忘れてもらっては困る
ガンダムに手傷を負わせた事もな

779 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 21:15:20 ID:???
>>774
しかし、原作のオーブ軍もトチ狂った連中しかいないからなぁ・・・

今後トールがどういう道を歩むことになるか楽しみですな。

780 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 21:20:03 ID:???
トールどうなっちゃうんだろうな…なんかシンより酷い状況だ…

781 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 21:27:17 ID:???
このザクレロでミリィたちを殺したオーブの軍人や高官どもを殺して回るとか

782 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 21:29:38 ID:???
原作からしてカガリがいるからって理由で部下をテロリストに合流させる指揮官が居たり、カガリが命令したからって現在の上司をフルボッコする連中だし>オーブ軍


783 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 21:34:36 ID:???
正直ミリィまで死ぬとは思わんかった。

784 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 21:56:23 ID:???
>>774
オーブのアスハ派なんてこんなもんだよ。

785 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 22:10:31 ID:???
本編どう見ても、セイラン親子の方がまともに見えるんだがな。
彼等が大西洋連邦やブルコスと地道に交渉や協力を得たから短期間でオーブ復興したんだろ?
それをまるっきり無視してアスハマンセーだからなぁ。

786 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 22:10:41 ID:???
アニメに映らないところで似たような事が起きていたと確信できる程、オーブ狂信者の腐敗ぶりが凄い。

787 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 22:12:45 ID:???
本編通りの表現をするとヘイト

ってことですかね

788 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 22:25:21 ID:???
上司が気に入らないからという理由で軍隊がサボタージュするもんな。

789 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 23:08:38 ID:???
この丸めこまれっぷりとその後の爆走が実にカガリらしい。

790 :735:2008/01/21(月) 23:17:22 ID:VOBFHvhm
第一話「うごめく宇宙」

 血のバレンタイン……
 プラントに住む者なら誰しもが知っていることだ。
 元はひとつであるはずのナチュラルとコーディネーターの確執。
 それが決定的となり、地球圏を巻き込んだ全面戦争へと発展したその最たる事件である。

 24万人以上が犠牲となったそのコロニーの名はユニウスセブン。
 核攻撃によって半壊した砂時計は現在、地球から遠く離れたところで安定軌道にあった。
 誰にも邪魔されることなく。
 ただひっそりと暗闇の中で死した者達の墓標となり続けるはずだった。

「……ん?」

「どうした?」

 ユニウスセブンからやや離れたところ。
 この巨大な遺骸で、ようやく哨戒任務の半分が終わるという二機のMSがいて。
 ―ZGMF−600―
 前大戦の末期になってようやくロールアウトした“ゲイツ”だ。
 その内の一機が、何かを見つけたようで僚機に通信を送っていた。

「いや、今なんか光ったような……」

「気のせいだろ。こっちじゃ何も確認しちゃいないぜ?」

「そうか?」

「そうだよ。疲れてデブリの反射を見間違えたんだろ」

「……まぁ、ここんとこ働き詰めだしなぁ」

「ああ。平和になった途端忙しくなるってどういうことだろうな」

「まったく、『訓練の一環だ』なんて言って下っ端の俺達に何でも押しつけるんだからよ」

「自分たちが楽したいだけだろ、結局」 
 
 そうやって日頃の不満を愚痴る彼らは、見落としていたことに気づかない。
 デブリに隠れてユニウスセブンへと接近する複数の機影のことを。


791 :735:2008/01/21(月) 23:19:07 ID:???
 だがそれも無理のないことだ。
 いったい誰が、この巨大な質量を「地球へ落とす」などと考えるだろうか。
 ジェネシスという兵器はあっても、この最も直接的で確実な手段はとられなかったのだ。
 だから哨戒任務中の彼らが、いつも通りだとして小さな異変を見過ごしたのも無理はない。

「甘いな。そしてその甘さが、我らを敗北へと導いたのだ」

 徐々に離れていくテールノズルの光を見ながら、サトーはひとり苦々しく呟いた。
 見つかれば計画の露見も十分にあり得た。
 よって見つからなかったのは喜ぶべきことだろう。
 しかし曲がりなりにも同胞である者達の、怠慢とも言えるその姿勢に苛立ちは隠せない。
 いや、むしろこの矛盾にサトーは苛立っていた。
  
「……申し訳ありませんでした、隊長」

 と、ミスを犯した部下から通信が入る。

「いや、いい。あぁしなければより大事になっていただろうからな」

 慣性移動中にスラスターを噴かしてしまったのは、接近するデブリを避けるため。
 本来ならば編隊を組んでいる周りの機体がフォローすべきところだが、間が悪かった。
 それに作戦の要である装置を持った機体が、慎重に慎重を重ねるのは当然でもある。

「だが作戦時間に変更はきかん」

 そしてこれもまた当然で。

「シン達の回収が上手くいくかどうかはこちらの動きにかかってるからな」

 こちらとは別に動いている仲間がいるのだ。
 どちらもが陽動であり、またどちらもが本命でもある。
 すなわち、どちらが欠けてもこの作戦は成立しない。

「よし、各機警戒を怠らず引き続き任務を続行しろ」

『はっ!』

 目標であるユニウスセブンは、もう目の前だった。


                *   *   *

792 :735:2008/01/21(月) 23:21:10 ID:???
 タリア・グラゥディスは“新しいモノ”というのがどうも好きになれなかった。
 その独特の匂いや雰囲気もそうなのだが、何より汚れがないというのが気に入らない。
 いや、気に入らないというのは言い過ぎか。
 しかしとにかく、生理的に受け付けられるものではなかった。
 それはもちろん、戦争の道具たる鉄の船であろうと例外ではない。

 磨き上げられた外装。
 まったく使い込まれていない内装。
 たとえばブリッジのディスプレイやコンソールパネルには傷一つ無く。
 効率性と利便性を追求した艦内はしかし、どうしてか美しい。

「もしかしたら、その矛盾のためかもね……」

 一段高い位置に作られた艦長席からブリッジを見下ろしながら、タリアは呟いた。

 式典を控えた今、現在ブリッジはタリアを含めた四人を残したのみで閑散としている。
 それはブリッジだけに限らず、艦内クルーには半舷上陸が許可されていた。
 むろんタリア自身の判断だ。
 クルーの半数以上は新米であり、そのため大きな式典を前に緊張はやむを得なかった。
 だがそんな状態を、タリアはよしとしない。

「それにしても平和ですねぇ……」

 と、四人の内のひとり、アーサー・トライン副長の呑気な声が静かなブリッジに響き渡る。
 ベテランとも新米ともつかない凡庸な人物……というのがタリアの正直な評価だ。
 もっとも、副官にそういう人間が就いてくれたことは喜ばしい。
 うまい具合に温度差のあるクルーの緩衝材となってくれることだろう。
 少しおしゃべりなのが玉に瑕ではあるが。

「まったく、兵の士気もあったもんじゃないですよ」

「えぇ……」

「まぁ、ピリピリとした雰囲気よりは全然いいんでしょうが……」

「好きこのんで戦争を望む者なんてそうはいないわ」

793 :735:2008/01/21(月) 23:23:52 ID:???
 そう、ある一部を除いて大方の人間の意見は一致している。

「……そのための式典ですか、やはり」

「牽制には、なるわね……」

 戦争終結から早二年。
 プラント新体制の下、世界は確かに変わっていた。
 あまりに深い傷跡は、ほんの少しずつではあるが埋められていて。
 だが、それでも残り火は燻り続けている。
 その証拠がこの式典だ。

「力が争いを収める……か」

 ギルバート・デュランダルのその言葉に嘘はないだろう。
 過去の歴史から鑑みても、強すぎる力は抑止力となり得る。   
 あくまで強い手綱によってしっかりと引き絞られるのが前提の話ではあるが……

「武力で話をつけるというのは、穏やかな話じゃないですけどね」

「そうも言ってられないでしょう。相手は普通の話し合いが通じる相手じゃないのだから」

「ブルーコスモス……まだあんな組織がのさばっているのが不思議でなりませんよ」

 表舞台で堂々と主張はしないものの、コーディネーター排斥を謳うかの組織の根は深い。
 あの青い地球の至る所に、彼らは存在するのだ。
 明らかな火種でありながら、こちらにはそれを摘みとる手段はなかった。
 何より一度凝り固まった人の心というのは、中々溶きほぐせるものではない。



794 :735:2008/01/21(月) 23:26:05 ID:???
「違うところなんて何もないんですけどねぇ……」 

「どうしても受け入れられないモノは誰しもあるものよ」

「え?」

「だけど、それを我慢するのが大人でしょう?」

「はぁ……まぁ……」

 思わず口を突いて出た言葉に、タリア自身も驚いていた。
 やはりこの男と一緒にいると少々おしゃべりが伝染してしまうようだ。
 と同時に、そんな考えで納得してしまう自分に、タリアは苦笑する。
 結局、寂しがり屋なのかもしれない。
 確かにひとりで大丈夫だとの自信はあった。
 だけど心のどこかではそうじゃないと叫ぶ自分がいて。
 嘘は好きではないけど、下手ではなかったから。
 そういえば、あの子は今年でもう7歳になるのだ……
 
 突然生まれたあまりに私的な感情。
 しかし、次の瞬間には新造戦艦の艦長として相応しい表情へと切り替わっていて。

「式典まであと一時間を切ったわ。総員には引き続き警戒怠らないよう徹底させて」

「は、はっ!」  
 
 その時ふと、脳裏を過ぎった嫌な予感にタリアの表情が曇る。
 二年前のあの時と、この状況が重なるのだ。
 五機の新型MS。
 コロニーで進宙式を迎える新造戦艦。

「何事もなければいいのだけれど……」


と、第一話終了です。案外短くなってびっくり……
ていうか主人公が出てない第一話って^^;

795 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/21(月) 23:39:29 ID:???
この出番のなさ!さすがシン!

796 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 08:11:16 ID:???


シンの登場マダー?

797 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 11:10:19 ID:???
>>ザクレロSEED氏
 狂気の理念が人を殺すってのに震えました、最早洗脳だよ、何処の将軍様だよ、すげぇ、ここまで書けるなんて!!
 トールには是非試作型ザクレロでオーブを潰してもらいたい……と思うぐらいに圧倒的な描写でした、GJ!
 てか、ザクレロ作ってたのにアストレイ存在!?

>>735
 シンがMS奪ってコロニー落し!?
 うはっ、これは続きが気になります、GJ!

798 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 11:48:12 ID:???
>>797
よく読め。ザクレロとGは開発が別口だ。

799 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 13:30:46 ID:???
アストレイって連合のMSパクってる部分多いけどそれでも出来たのだろうかと言う意味
まぁ、ビームライフルとかビームサーベルとかの技術以外はオーブでも完成できたって事でOK?

800 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 13:39:40 ID:???
>>799
ハルバートンのGは5機全部盗まれました。

強奪されるまでにデータ盗む余裕はいくらでもありそうです。

801 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 14:06:05 ID:???
ああスマン、ヘリオポリスの内の狂気に当てられて失念していた、Gは五機存在していたんだった
もうヘリオポリスの中にはザクレロしかない物だと思い込んでたw
ザクレロと言うインパクトとオーブの狂信に飲み込まれていた、言い訳じゃないがザクレロSEED氏のSSにすっかり飲まれてたんだな
失礼しました、半年ROMってます  <m(_ _)m>

802 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 14:58:27 ID:???
ザクレロを見直して、状況をまとめてみた。

・連合
アズラエル:ザクレロを開発させた人(#1)
マリュー:パイロット不足によりザクレロのパイロットをすることになる(#3)
ナタル:マリューとフラガの同意を得てAAの艦長に(#3)
AAは第6話でへリオポリス脱出に成功

・へリオポリス組(第3話初登場)
キラ:史実通りアスランに会っていたらしい(#3)。「アスランは敵じゃない」と言ってカズイに「それは言わない方が良い」と言われていた(#4)
カズイ:キラに忠告することを諦めていた(#4)
フレイ:連合国籍なのでAAに乗り脱出することに(#3)
サイ:フレイがAAに乗ったため、連合軍に志願(#4)。新兵と勘違いされた結果出撃(#5)、1機撃墜(#6)
トール:ミリミリアが死んだことで、壊れた(#9)
ミリミリア:避難中にオーブ軍一尉の攻撃で死亡(#9)

・ザフト
ミゲル:オロールのジンで出撃中(#7〜9)。愛機は降伏しなかったオーブ軍の攻撃で失ってる(#6)
クルーゼ:ザクレロに撃破される(#2)。行方不明、捜索打ちきり(#4)
アデス:第2話でウェザリウスの艦橋を破壊されたときに死亡したらしい(#4)
ゼルマン:上記の事情で、ガモフ艦長の彼が指揮継承している(#4)

803 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 15:12:58 ID:???
>>801
まあ気持ちはわからんでもないw
G以外が強烈すぎる上にGはほとんど活躍してないからな
それにしても地味にラスティ生きてんだよなwww

804 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 18:55:36 ID:???
ザクレロSEED鬱………じゃなかった乙

805 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 20:26:56 ID:???
少なくともタイトルだけ見て、この内容を想像できる奴はいないだろうなw>ザクレロSEED

806 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 20:45:22 ID:???
>802
まとめ乙。だが抜けているのが一つある。

つ「マリュー:おもらし(#2)」

>805
そこで惨苦烈露(ザクレロ)SEEDと改名をば・・・

807 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 20:52:50 ID:???
個人的には座苦麗露を推す

808 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 21:26:41 ID:???
>>802
オーブの状況はまとめられてないのは悲惨すぎるからかw

809 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 21:59:07 ID:???
>805
私も最初はタイトルだけ見て出オチのネタSSだと思い込んでいたクチです。
読んだらハードすぎて『これ、種だっけ?』と小首を傾げるほど衝撃を受けましたが。

810 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/22(火) 23:31:40 ID:???
>>806
それを入れるとなると、フラガとマリューの喧嘩(#3)もあるな。

>>808
個人を主にした関係だと思うけど、言われてみれば避けていたのかもしれない。

※見直した結果を書かないと気が済まないのかと突っ込まれそうな、まとめ2

・オーブ
行政官:ザフト軍に無条件降伏を行う予定と伝える(#4)。継戦を主張するアスハ派に殺される(#7)。セイラン派
エル:行政官の娘。母親はオーブ軍の一尉の攻撃で死亡(#9)

・オーブ軍
一尉:理念に殉じない上官と行政官を部下に始末させる(#7)。『オーブの理念を汚す者』と差し違える(#9)
カガリ:「行政官と駐屯地指令が逃亡」という一尉の言葉を信じる(#7)。理念の闘いを伝えるため、本国へ(#8,#9)

・ザフト
ヴェサリウス:艦橋大破、推進器損傷で動けず(#2)(#4)
ラスティ:地味に無事にストライクを奪取(#2)
アスラン:イージスを奪取(#2)。描写が少ない為、キラに会ったかどうか不明だが、キラ側に描写有り。
イザーク:クルーゼの仇を取ると言い出すもミゲルに止められる(#3)。
ディアッカ:↑を止める側(#3)
ニコル:実は未登場。でも、Gは5機盗まれたので居るはず。ブリッツもあるはず。

ニコルは地味だから仕方ないよなw

811 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/23(水) 00:33:03 ID:???
正直今回のを読むまで、一尉は臭い芝居で丸め込んでカガリを逃亡させて
「理念をさんざん唱えて多くの民間人に犠牲を出させときながら自分だけ逃げるとは」型の
印象操作というか世論誘導を狙ってるんじゃないかと疑ってたんだが…
ガチでホンモノさんだったとは…
また、軍人がのぼせやすいのはまだわかるとしても、衣食はじめ物質的に
十分満たされていると得てして市民はノンポリ化が進行するものと思っていたが
(オーブがかなり現実の日本をモデルにしてるとすればなおさらのこと)
ああも容易に狂信的に熱狂してしまうものなのかねえ。

812 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/23(水) 01:44:34 ID:???
>>811
これはひょっとしてサハク家あたりの策略かなー、そんな風に考えていた時期が俺にもありました(AAry

813 :単発おじさん:2008/01/23(水) 15:22:54 ID:???
ちょっと無性に書きたくなったので単発モノを投下。

【単発】もしパトリック・ザラがMSに乗ったとしたら

――誰が青き清浄なる世界の為に、だろうか!
皆様はそもそも地球を今まで汚し続けたのが誰か忘れたわけでも無いだろうと思う。
他ならぬナチュラルその者共ではないか!
それが私達を滅ぼさんとするならば、
私は戦う!”前へ進むしかない”のだ!!!――

公共電波を使い全"プラント"国民へ流されるその映像を、キラとアスランは共にアークエンジェル内のモニターで見ていた。
「"私は戦う"…?前と言い方が変わったよね?昔は"我々は―"って言ってたけど」
「考えすぎだ、キラ。どちらにせよ、私たちはこの戦いを止めなければならないのだから…」
「カガリ…」
アスランは黙る。自らの父が言うことは最もだ。しかし、だからといって戦って良い筈が無い。
――その時、CICに座るミリアリアが叫んだ。
「―本艦に対し暗号電文!恐らく地球軍のものが流れ込んできたものだと思われます!」
「解読できる?」
「複合鍵が全て使えれば可能です!」
「お願い!」
「了解―これは…」
「どうしたの?」
「地球軍宇宙艦隊は全てヤキン・ドゥーエ侵攻作戦の為集結…戦術核使用もあり得るとの事です!!」
周囲は事態を飲み込みきれない。そこへエターナルから通信が入る。
「ザフトがヤキンに集結してる!これはデカくなるぞ!」
バルトフェルドが叫ぶ。モニターの後ろに移るダゴスタの様子も珈琲臭ではなく事の大きさに顔を歪めている。
「―行きましょう、戦いを終わらせる為に。」
ラクスは小さな、しかしはっきりとその決意を口にした。

814 :単発おじさん:2008/01/23(水) 15:24:33 ID:???
ヤキンでの最終決戦は幕を開け、フリーダム、ジャスティス、ルージュ、バスター、M1部隊は戦いを止めるべく戦線へと向かった。
フリーダムはバラエーナ、レールガン、ビームライフルを巧みに使い、ワンロックで5機を確実に戦闘能力を奪っていった。
そこへ、聞きなれた、しかし明らかに敵対心ともとれる声―
<我らが勇敢なるザフト軍兵士諸君――>
戦闘宙域に、パトリック・ザラの声が響き渡った。
<これ以上ナチュラルどもの暴挙を、これ以上許してはいけない>
<ラミアス艦長!これ以上私たちがここに居るとかえって危ない!一度退いて体勢を立て直さねば!モビルスーツ全機、帰投せよ>
マリューは慌てて頷き、ミリアリアに指示した。
「僕はまだ戦えます!今のうちにみなさんは!」
「俺も戦える!キラを一人で戦わせるわけには行かない!!」
刹那、ムウが叫ぶ。
「キラ!避けろ!!」
「え?」
疑問の声と回避行動は同時だった。さっきまでフリーダムが存在していた宙域をビームが掠める。
「ほう、やはり君は創られたもの、なのかな?君が存在すること自体が間違っていると何故わからん!!」
「あなたは…どうしてそう言い切る!」
「人類のエゴの塊を見るのが私は堪えれんのだよ、私は!」
プロヴィデンス―ラウの新しい機体、背中に背負う巨大な円盤からは突起物があり、それは後光をさしているようにも見える。
と、辺りを良く見るともう一機――
「アスラン。貴様には失望を通り越した別の感情が芽生えているよ」
「父…いや、パトリック・ザラ、どうして貴方が!そんなものに!!」
そんなもの―パトリック・ザラの駆る機体は漆黒に塗れ、機体の胸部には何やらスキュラを思わせる砲口がある。しかし、イージスのそれとは比較が出来ない。なぜならその胸に大きく―胸のぽっかりあいた空虚さのような―穴があるように思えたからだ。
「我々を滅ぼさんとす者から身を守るには、敵を滅ぼすしかなかろう!!そして貴様とて例外ではない!私は…私は、貴様を落とす!このドロケスタガンダムで!!!」
落とすといったって…赤服のアスランは数多の死線を越えてきたのだ。
たかが一介の政治家がMSに乗ったところで―
「ゆくぞッ!!」
宣言した瞬間、アスランは想定外の打撃によるGによって吹き飛ばされた。
バーニアを吹かし、姿勢を整える。
皆の予想は裏切られた。あのアスランが動けないほどの敏捷性を示した機体は、アスランに向かって突撃する。
アスランは仕方なく迎撃体制に入った。
ジャスティスがビームライフルを撃つ。突っ込んでくる敵機に向かって背中のファトゥムを打ち出す。
ドロケスタと呼ばれたガンダムはその全てを回避、するとイージスのような形に変形する。
「変形した?!」
格好こそ似てはいるが、全く違う。
イージスのような鉤爪は無く、どこかで見たア○サ○スのような砲口を見せた。
「我が息子よ、しかしもう、裏切りの一兵士。最後の情け、その身朽ち果てよ―」
言い切るや否や、砲口から光が漏れ始める。
「アスラン!避けるんだ!!」
「くっ!」
まばゆい光が、しかしどす黒い何かを携えて、アスランを包み込んでゆく…

815 :単発おじさん:2008/01/23(水) 15:25:50 ID:???
読み返してラウの口調がおかしいことに気づいた。すまない。
これで終わりなんだ。この後のことは適当に妄想でもしてくれ

816 : ◆mGmRyCfjPw :2008/01/23(水) 16:22:29 ID:???
test

817 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/23(水) 21:27:28 ID:???
>>ザクレロSEED
 オーブの狂いっぷりやら、戦争に只巻き込まれたトールの悲劇やらが
とても面白かったです。投下ありがとです。

818 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/23(水) 21:35:03 ID:???
よそでやってる長編だがシーゲル(の姿の者)をフリーダムに乗せる予定

819 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/23(水) 21:44:19 ID:???
>813-815
GJ。妻を失い、息子に裏切られ、祖国が危機に瀕した男の絶望がありますね。
アスランに、父の屍を越えていく覚悟があるのか・・・!?

820 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/23(水) 23:23:47 ID:???
735氏の作品ってwiki二登録する場合はSin's Counter Attack(逆襲のシン・アスカ)の方がいいのかね?
それともIF?

821 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/23(水) 23:37:58 ID:???
一応逆シンはスレのほうでシン主役の種死アフターってことになってるからねぇ。
とりあえずIFでいいんじゃね?

822 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/24(木) 08:27:53 ID:???
>>820-821
ごめん、「キャラ配置(陣営・立場等)変更」って名目で22日昼に登録済みなんだ。サーセン

823 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/24(木) 13:35:40 ID:???
パトリックもなあ…もう少し演出での使い方がなあ…
何で最後の最後で、あんなふうになっちゃったのかなあ…
感動も何もなし。ご都合主義のニオイだけ残して逝っちゃったんだよなあ…

824 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/24(木) 17:24:15 ID:???
もしシンの性格が大人しかったら

825 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/24(木) 17:57:28 ID:???
私、アスカ・シン子。おとなしくて内気な女の子。

826 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/24(木) 17:58:25 ID:???
ここのスレもすっかり盛り上がりを取り戻したようで良かったな。

827 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/24(木) 18:43:30 ID:???
>825
シ・・シンコ君?

828 :735:2008/01/24(木) 21:32:45 ID:???
>>820-821さん
ご苦労をおかけします^^;
で、カテゴライズですがIF系でよいのではないかと……

829 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/24(木) 21:41:31 ID:???
>>828
しつこいけど登録済みなんだサーセン。

1スレ目の735って事で1-735氏として登録させて貰いました。

830 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/24(木) 21:57:08 ID:???
スレの歴史が行っても番号重複は起きないと思うけど、これは念のためと言う奴なのです。

※トリップ付けるとか、作品にタイトルを付ける、お名前を変える等ありましたら、対応いたします。



831 :ザクレロSEED:2008/01/24(木) 22:30:08 ID:???
>>810
まとめ乙です

ニコルは居ますが、赤服全員の出番が無いので出てきてません。
せっかく生き残ったんだから、ラスティ辺りはもっと出したいのだけど、どんなキャラなのかわからないと言う。
ラスティって、どんなキャラだったんでしょうかね?

832 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/25(金) 23:47:31 ID:???
判明している情報は「アスランたちとアカデミー同期の赤服」という事らしいです>ラスティ
その他の情報は無いですね。
まあ、赤服という事を考えれば評議員の息子とかだろうから、アスランたちと同じで「良いとこのボンボン」ってな感じじゃないんでしょうか?

833 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 00:00:21 ID:???
ぶっちゃけ、どんなキャラか判らないという事は、好きに設定していいって事だよ!
種に足りないキャラ分を補うんだ!

834 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 00:03:38 ID:???
だが欲しいのは壮中年あたりの渋いポジションだったりする。

835 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 00:08:45 ID:???
ラスティの父親は評議会委員らしいよ
離婚してラスティは母親の方いったらしいけど

836 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 00:12:43 ID:???
フランセ語でママンママン連発するキャラなのか

837 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 00:16:00 ID:???
つまり、ラスティに求められるのはいぶし銀のようなキャラクターなのか

838 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 00:24:10 ID:???
リウの小説だと赤服の中で一番明るいひょうきんな奴だったらしい。
凸・二コルと遺作・痔の緩衝材っぽい立場だったっぽい。

839 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 00:32:47 ID:???
そのポジションは痔に持っていかれた訳か・・・

840 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 03:37:22 ID:???
むしろ、そいつがいなかったから痔が迂闊で残念な奴になってしまったのではあるまいか?

841 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 07:26:18 ID:???
ラスティ

実は体が成長しない病気にかかっている、失敗した真のファーストコーディネイターで実年齢は70歳
趣味は詰め将棋と盆栽

842 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 07:56:17 ID:???
ラスティって男なの?

843 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 10:47:23 ID:???
そ の 手 が あ っ た か ! !

844 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 11:12:47 ID:???
あれが最後のラスティだったとは思えない。何時か第二、第三のラスティが……

845 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 14:37:31 ID:???
まとめサイトからザクレロSEED見て飛んで来ました
この作品はタイトルで8割方損してると思います
ソースは俺


846 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 15:12:47 ID:???
例えばヴァル・ヴァロSEEDだったらカッコ良かったって?
それはザクレロにカッコ悪いイメージを持っているからそう思うんだ。
逆に考えるんだ。
タイトルから受けるイメージと内容のギャップが、より衝撃を強めてくれているんだと、そう考えるんだ。

847 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 15:34:31 ID:???
ザクレロSEEDのおかげで
GジェネPではマリューさんは常にザクレロ搭乗中

848 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 16:16:04 ID:???
あれ、スピリットにはザクレロ出てなかったっけ、と一瞬考えてしまったw

849 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/26(土) 17:43:19 ID:???
>>845
よう俺w最初はネタSSだと思ってスルーしてたのに・・・
レスの反応で気になって読んだら度肝抜かれましたwww

850 :ザクレロSEED:2008/01/27(日) 10:58:36 ID:???
 ラウ・ル・クルーゼは、狭い空間に閉じこめられていた。
 そこは、非常灯を残して明かりの消えたコックピットの中。
 MSシグーは全機能を停止しており、残されたエネルギーは全て生命維持に回されていた。とは言え、そのエネルギーすら尽きて久しい。無敵の巨人であるMSも、こうなっては棺桶と何ら変わりなかった。
 ノーマルスーツが供給する酸素は既につきており、クルーゼは息苦しさからヘルメットと仮面を脱ぎ捨てている。出撃時に、わずかにコックピット内に残った空気が最後の綱……しかし、それも最早、失われようとしていた。
「死なない……私が死ねば……私の存在は何だったというのだ……」
 失われていく意識をつなぎ止めていたのは、クルーゼの中にある憎悪。クルーゼの人生で最も大きい部分を占めてきた憎悪。その為に全てをなげうってさえ来た。その憎悪を、残り火の様に燃やして生命と意思を繋ぐ。
 しかし、それとて燃え尽きて、命と共に消えようとしていた。
「嫌だ! 死なないぞ! まだ何も成していない……何も成さず、ゴミの様に、ここで死んでいくなど……」
 最後の力を振り絞った叫びも、最後には掠れる様に消えていく。
 荒ぐ息でクルーゼは、闇の中を見据えた。わずかに灯る非常灯が、クルーゼの素顔を、灯の落ちたモニターへ鏡の様に映し込ませている。
 その素顔は、憎悪の根本にいる男の顔に重なった。モニターに映るあの男は、死んでいくクルーゼを嘲笑う。失敗作が無為に朽ちていく事を笑う。
「……ゃめろぉ! ……笑うなぁ……」
 クルーゼは思わず、モニターの上を掻きむしった。嘲笑う男の幻影は消えはしない。
「消えろ……消えろぉ……」
 酸欠に喉を鳴らしてあえぎながら、クルーゼは泣きむせぶ。そこに、ZAFT英雄、世界の破滅を望む陰謀者の姿はない。狂気に陥った、死にゆく男がいるだけだ。
 クルーゼは、モニターを掻いても叩いても男が消えない事を悟ると、せめて見ないようにと顔を手で覆った。
 と……モニターに映る男の顔が消える。手で隠した為、映っていた顔が消えただけだが、クルーゼには別の意味を持って理解出来た。
「これだ……これがあるから」
 クルーゼは、顔を掻きむしった。モニターに映るあの男の顔に、傷が刻まれる。あの男の顔が消える。
 肉を掴み、皮膚に爪を突き立て、肉を引き裂き、皮を剥ぎ取り、クルーゼは自分の顔を引き裂き続けた。コックピット内に、血の飛沫が玉になって舞う。
「くぁ……はは……はははははははははははっ」
 顔を鮮血で赤く塗らして、クルーゼは笑い始める。
 心を壊し、顔を失った男は、酸欠に息を切らせながら、意識を失うその時まで笑い続ける。

851 :ザクレロSEED:2008/01/27(日) 10:59:16 ID:???
 

 プラント船籍の民間船シルバーウィンドは、暗礁宙域に眠るユニウスセブンでの追悼式典に参加する要人を移送中、微弱な救難信号を受信した。
 シルバーウィンドは、ただちに船を止め、周辺の探索を開始する。
「ラクス様。申し訳ありません。遭難者の救助の為、若干のお時間をいただきます」
 宇宙船の中にしては広く、豪華な調度に飾られたVIP用の船室に、船長が直接やってきて詫びた。
 部屋に一人いた、プラントの歌姫にして議長シーゲル・クラインの娘、ラクス・クラインは穏やかに微笑んで答えた。
「わかりました……一刻も早く、その人を助けてあげてください。式典まではまだ時間がありますから、私の事は気にしなくても大丈夫ですよ?」
「はい、わかりました。かえってお気遣い頂き、ありがとうございます。では、失礼させて頂きます」
 一礼して退室した船長を見送り、ラクスは足下を転がっていたピンクのボールの様な物を拾い上げた。
「ピンクちゃん。遭難した方が見つかったようですよ? ご無事だとよろしいのですが」
「ハロ! ソーナンダ!?」
 ピンク色のボール……ハロ。ロボットであるそれは、相手に合わせて非常に適切な返答をする会話機能を備えている。
 人間を感知してその側に付き従ったり、鍵を開けてしまったりと、無駄に高性能。
 ラクスにとっては、大切な友人であった。
「そうなんですの、遭難です……ピンクちゃんも心配なんですのね」
 ラクスは、ハロを抱きしめながら遭難者の無事を願う。


 シルバーウィンドは、慣性で飛行中のシグーを発見、即座に搭載していた作業用MAを使って救助活動を行った。
 まず作業用MAが、シグーの飛行予定コース上に捕獲ネットを設置。シグーが突っ込んだところを、作業用MAとシルバーウィンドがネットを引いて停止させる。
 その後、シグーはシルバーウィンドの貨物スペースに収容された。
 足の無いシグーが床に寝かされ、船の整備員がコックピットの開放作業に当たる。定められた緊急解放の手順を踏んで作業をすると、コックピットは大きくその口を開いた。
 コックピットからは澱んだ空気が溢れだし、その臭気が人々を遠ざける。
 すぐさま、コックピットに換気用のチューブが差し込まれた。送風機からチューブを通して送り込まれる風が中の空気を追い出し、まともな空気と入れ替える。
 その作業はすぐに終わり、それからこの船の船医がコックピットの中に飛び込んでいった。
 そして船医は、コックピットの中に一人の男を発見する。
 薄く開かれた目は虚ろで何も見てはいない。半開きになった口からは糸を引いて涎が垂れ落ちていた。
 船医を驚かせたのはその男の顔。顔はボロボロで、原形をとどめていない。顔は自分で傷つけたのだろう……手が、血や皮膚や肉片で汚れている。
 船医は、男のノーマルスーツの首の部分を開き、血管を探った。脈有り。
「……生きてるぞ! だが、酸素欠乏症と二酸化炭素中毒の可能性が高い、すぐに医務室へ運んでくれ!」
 船医がそう言いながらコックピットを出る。入れ替わりに、何人かの整備員がコックピットに入り、中から男を引っ張り出す作業を始めた。
 その作業を見守る船医に、状況をうかがっていた船長が聞く。
「助かりそうかね?」
 船医は、正直に答えた。
「……命だけは。ですが、酸素欠乏症は脳がやられます。回復は難しいでしょう」

852 :ザクレロSEED:2008/01/27(日) 10:59:50 ID:???
 

 ヘリオポリスを脱出したアークエンジェルは、地球方面を目指して飛行していた。
 戦闘終了後の今は、整備兵達が最も忙しい時間となる。損傷を受けた艦の各箇所を、移動中に出来る範囲で修理していた。また、出撃したMAも急ぎ修理が行われている。
 人手が足りないので、整備以外の部署……陸戦隊や事務員までが手伝いにかり出された。重要度の低いところは民間委託と称して避難民の技術者の手まで借りている始末だ。
 一方、MAパイロット達はそんな状況とは無縁だった。敵の追撃がない事が確認されると待機命令を解かれ、各自休養をとるように命令されている。次の襲撃の時に、万全の体調で出撃する為に。
 マリュー・ラミアスは休養をとる前に、栄養ドリンクのボトルを片手に艦橋へと立ち寄る。
「バジルール艦長、月と連絡は付いたぁ?」
 艦橋に入ってすぐ、マリューは艦長席のナタル・バジルールに質問を投げた。
 ナタルは、オペレーター席で何やらマニュアルを片手に苦労している通信士を見てから、マリューに振り返って首を横に振る。
「まだです」
「へー」
 マリューはいい加減な返事をすると、オペレーター席まで行って、後ろから覗き込んだ。
「どうしたのぉ? 通信士なんでしょ?」
 聞きながらマリューは、ドリンクのボトルから伸びるストローをくわえ、中身を喉に流し込んだ。疲労した身体に、冷たいドリンクが行き渡っていくようで、ほっと息をつく。
 そんなマリューに、通信士は相手をしたくもないとでも言いたげな様子で、マニュアルをにらみながら苛立たしげに答える。
「自分は、陸戦隊の通信兵です。艦の通信機は専門外だし、こんな超長距離通信なんて!」
 本来、背中に通信機を背負って戦場を走り回るのが役目の通信兵が困った様子で振り返り、ナタルを睨む様に見据えた。
 こういう、欠けてしまった人員を補うための本来は有り得ない人員配置は、アークエンジェルの各所で行われている。
「出来なくてもやってもらわないと困る。艦の生死がかかってるんだ。続けてくれ」
「そうよぉ、愚痴をいわなぁい! 私だってパイロットじゃないのにパイロットやってるし、バジルール艦長だって艦長じゃないのに立派に艦長してるのよ?」
 冷徹に言って聞かせるナタルと、通信士の肩を揉んでやりながら笑い飛ばす様に言うマリュー。二人に言われて、通信士はとりあえず愚痴を言う事は止めた。
「了解です。奮闘努力します」
 言って、またマニュアル片手の作業に戻る通信士。それを見てから、マリューはナタルの側へと戻り、改めて別の話題を持ち出す。
「ねぇ、聞いたんだけど……サイ・アーガイルはどうするの?」
「ああ……彼は元々民間人だったそうですね」
 ナタルは、マリューの問いに心当たりがあった。

853 :ザクレロSEED:2008/01/27(日) 11:00:07 ID:???
 ヘリオポリス脱出戦でMAミストラルに乗って出撃したサイ・アーガイル。
 てっきりMAパイロットだと思いこんでいたが、戦闘終了後に入隊願書がナタルの手元に届いた事で、彼がただの民間人だった事が判明した。
 しかし、だからどうしたと言うわけでもない。
「MAパイロットは続けてもらいます。貴重な実戦経験者ですから」
 書類には、所属をMA部隊として、立場をMAパイロットと記載して受理している。
 サイは、名実共にパイロットになったのだ。
「本気? 子供でしかも初心者なのよ?」
 マリューは少し嫌悪を感じた様子で、眉をひそめながらナタルに聞く。
 ナタルは、マリューがそういった情を大事にするばかりか、時に仕事にまで持ち込む事を知っていたので、その反応は見越していた。
「わかってます。ですが、戦力になるなら何でも使わないと艦が落ちます。そうなれば、MAに乗っていなくても彼も死ぬ事になります。この艦に乗っている以上、仮に事務方に回したとしても危険の度合いに大差ありません」
「……それはぁ……そうだけど」
 マリューも、ナタルの言い分を聞いて理解はする。納得がいかないだけで。
 まあ、マリューが納得いって無くとも、艦長のナタルと、MA隊の実質的隊長であるムゥ・ラ・フラガが納得していれば何一つ問題は無いのだが。
 まだ若干、不服そうなマリューにナタルは、サイをパイロットにする結論を下した最大の理由を話した。
「それに、本人の意思でもあるんです」
「本人が? まあ、MAパイロットは花形だから、あこがれるのはわかるけど……」
「いえ、そうではなく」
 子供のあこがれを素直に聞いてやるのかと非難がましく言おうとしたマリューを、ナタルは手を挙げて制止した。
「婚約者が避難民として、この艦に乗って居るそうで。彼女を守りたいとの強い要望があったんです」

854 :ザクレロSEED:2008/01/27(日) 11:04:59 ID:???
「馬鹿!」
 少女の涙声混じりの声と、頬を叩く音が、パイロットにあてがわれた部屋の中に響いた。
 サイ・アーガイルは、ベッドに腰掛けたまま俯いている。少女……フレイ・アルスターは、先ほどからずっとサイを叱り続けていた。
「どうしてよ! どうして軍になんて……それに、MAで出撃しただなんて!」
 戦闘終了後、サイとフレイは面会を許され、そして事の顛末をフレイは聞く事となり……現在に至る。
 安全なヘリオポリスで自分を待ってくれていると信じ、だからこそ安心していたフレイにとって、サイの行動は裏切りだった。どうして、わざわざ危険な事をするのかと。
「だから、僕はフレイを守りたかったんだ。どんなに危険だったとしても」
 サイは俯き、異様に静かな声で答える。それは、少年の理屈。
「そんな事して欲しくなかった! サイが危ない事をするくらいなら、私は守って欲しくなんか無い!」
 フレイは涙をこぼしながら叫ぶ。それは、少女の激情。
 平行線を辿り、決して交わらない。互いを大事に思う故に、妥協する事も出来ない。
「どうするの!? 死んじゃうかもしれないのに!」
 フレイは叫ぶ。サイの翻意を願って。しかし……
「……もう大丈夫だよ」
 サイは震える声でフレイに言った。そして、訥々と話していた言葉は、次第に激しくなっていく。
「もう、敵を一人殺した。あっけなかったさ! さっきまで勝手な事言ってたのに、気付いたらもう死んでた! 僕は、敵を殺せる! 大丈夫だ!」
「サイ……」
 俯いたまま床に向かって怒鳴るサイ。フレイは戸惑いながらサイの名を呟く。まるで、目の前にいるのが、見知らぬ誰かの様に思えて。
 その名を呼ぶ時にこもった疑問の響きに反応し、サイは顔を上げて立ち上がると、フレイの間近まで歩み寄って浴びせかける様に言葉を並べだした。
「疑うのかい? そうかもね。ああそうだ! 僕が殺したジンが格納庫にあるから、見に行ってくると良いよ。コックピットの中に、あいつのミンチが詰まってる! あいつ、砲弾でグチャグチャになったって整備の人が……」
「サイ!」
 サイの頬が、再び高く音を立てて叩かれる。
 その一撃で、サイは冷静さを取り戻した。目の前にいるのは、怯えて、涙を流して……それでもサイを心配するフレイ。
「やめてよ……そんなの、サイらしくない」
 フレイの声は、恐怖に震えていた。
 サイは、フレイの前で晒してしまった自らの狂態を自覚する。そして、暗澹たる思いに打ち拉がれながら、再びベッドの上に腰を下ろした。
「僕は……何をやっているんだ」
 錯乱していたのだろう。
 敵とはいえ、人を殺したという現実が怖くて仕方なかったのだ。自分は人殺し。この事実が怖い。わき上がる罪の意識に、押し潰されそうになる。
 それは、慣れれば消えてしまう、感傷に過ぎないのかもしれない。しかし、敵を殺す事に躊躇しない兵士となるには、時間と経験が必要なのが事実だった。
 サイは、この人を殺したという重圧も、いつかは慣れて感じなくなるのだろうと考え……それはそれで、人としての大事な物が壊れている様な気がして、嫌悪の思いが湧く。
 それでも、サイは決めていた。
「フレイは僕が守るから。絶対に地球まで届けるよ」
 決意は曲がらない。例えこの事でフレイに嫌われてもかまわないと、サイは自信を持って言えた。フレイさえ生きていて、幸せになれるのなら、自分はどうなろうとかまわないと。
 フレイは、そんなサイを理解できなかった。
 もし仮に、戦争で自分が死ぬ事になっても、サイには安全なところで生き延びていて欲しかった。決して、危険な戦いになど出て欲しくはなかった。
「サイの馬鹿……馬鹿……」
 フレイは、言いながらベッドに座るサイに歩み寄り、その身体を抱きしめようとする。少しでもサイの存在を感じたかったのと、抱きしめて何処にも行かない事を確認したかったから。
 だが、サイは手を突き出す様にしてそれを拒んだ。
「フレイ。少し、一人にしておいて欲しい。今の僕は……君に触れる資格なんて無いんだ」

855 :ザクレロSEED:2008/01/27(日) 11:05:33 ID:???
 

『こちらプトレマイオス基地通信管制。所属不明艦アークエンジェル、どうぞ』
「通信、つながりました」
 アークエンジェル艦橋、先ほどから超長距離通信を試みて苦労していた通信士が、安堵の混じった声でナタルに報告してきた。
 なお、所属不明艦と呼ばれたのは、アークエンジェルが秘匿されて開発されていた為、未だに連合軍に登録されていない事情による。とはいえ、民間船どころか、ZAFT艦からでも通信は出来るわけで、未登録である事はさほど障害にはならない。
「用意しておいた通信データを送ります」
 通信士は、事前に用意してあった、報告書、戦闘記録、救援要請などを一纏めにした物を送りつける。緊急かつ特秘指定。
『通信データを受け取りました』
 通信管制からの返答。送ったデータはこの後、幾つかの厳重なチェックを受けた後、正式な報告として扱われる事だろう。
「やっぱり、第8艦隊のハルバートン准将個人宛にした方が良かったんじゃない?」
 マリューが、今更ながらにナタルに聞いた。
 この報告がハルバートンにとって不利な事を知っているからこその配慮である。
 ナタルもその辺りは考えてはいたが、理由があって連合軍宛としていた。
「ですが、ザクレロは第8艦隊所属ではありません。他の部隊の兵器を勝手に使った上に、その事実を隠匿していたと疑われては、大問題になります」
 これが一つの理由。もう一つの理由は、保身の為。
 それは、さすがにクルーに教えるわけに行かないので、ナタルは黙っていた。
 すなわち……ハルバートンに情報を握りつぶされた場合、アークエンジェルは孤立無援となると言う事である。
 ハルバートンは、そのような事をする人間ではない。とは言え、MS全機が強奪されたという事件は、彼を持ってしても御しがたいほどに大きいだろう。
 ナタルの危惧は、それほど外れていなかった事が後で明らかとなる。
 一方、そんなナタルの深慮など知らずにマリューは。
「そっか〜、ザクレロのせいじゃ仕方ないわよね。ハルバートン准将閣下も、ザクレロの為ならきっとわかってくれるわん」
 マリューは何故か親バカ全開で幸せそうだった。

856 :ザクレロSEED:2008/01/27(日) 11:05:58 ID:???
 

「馬鹿な……一機残らずか!?」
 アークエンジェルよりもたらされた、連合製MSが全機奪取されたとの報告は、ハルバートン准将を凍り付かせた。プトレマイオス基地、第8艦隊司令部の奥。執務室の机についたまま、ハルバートンは氷水を浴びたかの様に身体を震わせる。
 その姿を見て僅かばかり気の毒に思いながら、連絡を持ってきた部下は、送られてきたデータの全てを執務机の上に置いた。
「報告では全機です。また、同時に届けられた戦闘記録に、ZAFTのMSと行動を共にする連合製MSの姿がありました。今のところ、報告を否定する材料はありません」
 幾枚かプリントアウトされた写真の中、一枚を資料の一番上に置く。そこには、ZAFTのジンと共に飛行する連合製MS5機の姿があった。ザクレロのカメラで捉えられたものだ。
 その写真をみて、ハルバートンは絶望に呻いた。
「これでは……MSを失っては、連合は負ける」
「……しかし、戦闘記録によりますと、新型MAはかなりの高性能を発揮したそうですが? アークエンジェルの脱出にも、大きな貢献を……」
「時代はMSに移ったのだ! 時代遅れのMAでは、この戦争には勝てない!」
 MAの話を持ち出した部下の言葉を遮り、ハルバートンは声を荒げた。
 連合がMSで武装する事が勝利の鍵となると信じていたハルバートンにとって、MSが失われた事は敗戦の予兆と捉えられたのである。それはハルバートンにとって確信であり、別の見方をすれば妄執と言えただろう。
「……新型MAの戦闘記録がありますが、御覧にはなりませんか?」
「軍産複合体ロゴスの御用聞き共が持ち込んだ、ガラクタに興味はないよ」
 部下に勧められたが、ハルバートンは戦闘記録を見ようともしなかった。
 そんなハルバートンを見て、部下は心中で「思い込みの激しい男だ」と、密かに見下す。
 英雄を欲した軍の広報には知将ハルバートンと呼ばれてはいるが、実際の評価はさほど高くない。特に、ハルバートンと対立する派閥の中では。
 戦術戦略ともに見る所無し。いや、昔は確かに知将だったのだが。
 酷くなったのはMSとの戦いを経験してからだ。MSを無敵の万能兵器と思い込んでいる節があり、MSを敵にすると攻撃が及び腰となる弱点が出来てしまっている。
 また、麾下の艦隊を私物と考える傾向が有った。思い込みの激しさと合わされば、艦隊特攻などでも喜んでしかねない。ハルバートンが死ぬ時は、艦隊全部を道連れにする事だろう。
 何にせよハルバートンは想定通りの男と言える。このままなら、想定を大きく外れた結果にはならないだろう。そんな事を考えている部下の前で、ハルバートンは結論を下した。
「ZAFTから、MSを取り返すしかない」
 もう、新しくMSの開発は出来ない。
 連合軍では、ハルバートン主導のMS開発と、ブルーコスモス派閥主導の新型MA開発の二つの方向から、次世代兵器の開発を行っていた。ここでハルバートンのMSが無くなれば、ブルーコスモスの新型MAが次世代兵器と決まるだろう。MSの開発は停止させられる。
 MSを復権させるには、奪われたMSを奪還して、当初の予定通り新型MAとの評価試験に持ち込むしかない。評価試験まで行けば、連合の技術の粋を集めたMSが、新型とはいえMAに負けるはずがない。少なくとも、ハルバートンはそう思っていた。
「第8艦隊に出撃命令だ。ヘリオポリスへ向かうぞ! ここで取り返さねば、連合の勝利は無くなる! MSをプラントに持ち帰られては手が出せなくなる。状況は一刻を争う!」
「……了解。直ちに、第8艦隊全部隊に出撃命令を通達します」
 部下は一礼して下がった。そして、ハルバートンの執務室を後にする。
 各艦に出撃準備をさせ、艦長や参謀を集めてハルバートンとの作戦会議を設定し……と、やる事はたくさんある。しかしその前に、部下は途中の通信端末に寄った。
 幾つかの特殊な操作をしてから、つながった通信の向こうに囁く。
「第8監視員。シナリオA−3。状況想定内」

857 :ザクレロSEED:2008/01/27(日) 11:06:24 ID:???
 

 部屋の壁一面を占めるモニターに、ローラシア級モビルスーツ搭載艦に肉薄して、その手につけられたヒートナタで艦底を切り裂くザクレロの姿が映される。
 その映像を見た、部屋の中の連合兵士達は歓喜にどよめいた。
 部屋は会議室で、大型モニターの前に椅子が隙間無く並べられている。そこに座るのは、普通の兵士はむしろ少なく、技術者や科学者、MAパイロット、士官などが多い。
 彼らは、アークエンジェルがもたらした戦闘記録を何度も見返していた。
「我々の作ったザクレロの初陣の姿だ。感動するな」
 技術者らしき男が、喜色満面で言う。
「ザクレロは凄いが、パイロットがな……俺なら百倍は上手く動かせる」
「機体に振り回されてるよな、これ」
 MAパイロット達が、ザクレロの動きを批評しだす。
 ここに集まっていたのは、新型MAの開発に携わっている者達だった。
 やがて、戦闘記録をだいたい見終わった頃、映像に見入る者よりも、そこかしこで始まった議論に花を咲かせる者が増えてくる。
 と……そこへ、一人の士官が駆け込んできて、映像を切った。
「ここまでだ。さっさと退出して仕事へ戻れ! 続きを見たい者は各自申告しろ! それから士官は残れ。今後の対応を協議する!」
 声を上げる士官の顔には、口元以外を隠す仮面が付けられている。どうも、この部隊にとって、それが習わしであるらしい。
 彼は、士官以外の全員が退出するのを確認すると、改めてその口を開いた。
「アークエンジェルからの連絡以降、幾つかの状況を想定してきたが、最も可能性が高い状況となる事が確実となった。ハルバートンは第8艦隊の出撃を選んだ」
 その言葉に、士官達は薄く嘲笑を浮かべて目配せしあう。
 想定された状況では今後、ハルバートンと第8艦隊は酷い目に遭う事だろう。こちらから手を出すわけではない。ハルバートンの自滅の様なものだ。
「第8艦隊はやり遂げますでしょうか?」
 手を挙げて聞いた士官に、仮面の男はどうでも良い事のように答える。
「可能性は極めて低い。我々ならやり遂げただろう。何年か前のハルバートンでも出来たかもだ。だが、今の奴はMS教でも開いて祈祷のダンスでもしてた方がましな男だ」
 その答えに、士官達は笑った。その笑いが静まってから、仮面の男は話を続ける。
「さて、我々の次の行動は、第8艦隊が忘れていった連中を回収する事だ。死にに行く艦隊に、新造艦と新型MAは不要だろうからな。では、今後の行動と作業分担について話し合おう」
 話が本題に入ったと悟って、士官達は姿勢を正す。
 とるべき行動は、多くが事務手続きについて。そして一部部隊の出撃を含んでいた。

858 :ザクレロSEED:2008/01/27(日) 11:06:46 ID:???
 

 先の通信より一日経ったアークエンジェル。
 その艦橋で、ナタルは苛立ちを抑え込もうと努力していた。
 緊急で救援要請をしたにも関わらず、プトレマイオス基地からは何の音沙汰もないのである。
 通信士の報告は、ここしばらく何も変わらない。
「連絡は無し。こちらから連絡しましたが、指示無しです」
「同じ事しか言わないのね」
 訓練前に艦橋に寄ったマリューが、少し残念そうに言う。
 アークエンジェルは、状況的には“すっかり忘れ去られた”状態にあった。
 まず元より関係がなかった他の艦隊は関わる必要は無い。
 関係がある第8艦隊は出撃準備に忙しかった為、アークエンジェルは二の次としていた。
 第8艦隊も職務怠慢でいるわけではないので、出撃が終わり次第、留守を守る事務方から、アークエンジェルにも何らかの指示が出されただろう。
 だが、その前に、ある事情によって第8艦隊はアークエンジェルの管轄から離れていた。
 それは、突然鳴り響いた通信により明らかとなる。
『こちら、連合軍第81独立機動群。アークエンジェル、聞こえるか?』
「は……はい! こちらアークエンジェル、どうぞ!」
 いきなり艦橋に鳴り響いた声に、通信士が慌てて返答をする。それを半ば無視するように、通信は続いた。
『まずは脱出おめでとう。以降、アークエンジェルへの指示は、第81独立機動群が担当する』

859 :ザクレロSEED:2008/01/27(日) 11:09:17 ID:???
 機動戦士ザクレロSEED‥‥以上。

>>854で、段落分けの改行を入れることが出来ませんでした。
段落が分かれる物とお考えください。

>>842
オリキャラでやるなら、ラスティは女の子でも良いかも知れませんね。

860 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 11:21:13 ID:???
GJ
クルーゼ終了のお知らせ

861 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 11:33:37 ID:???
見所が多いのに次回クルーゼが登場する際従来の仮面か包帯ぐるぐる巻きかが一番気になる俺

862 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 11:56:54 ID:???
乙!!

クルーゼ、酸素欠乏症になって……

ハルバートンは本編見る限りMS教徒だよねw
いくら何でも助けが少なすぎることにこういう解釈もありかぁ。
さて、ここで彼が死ぬことで放棄したMS開発が、アズラエル側で次の戦争のためだったはずの次期GAT-Xになるのか、
はたまたザクレロの系譜で常夏のMAが出てくるのか……可変機体とかもありで色々と妄想が膨らみます。

そして第81独立機動群キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
アズラエルさんのお仕事でしょうか?ロゴス的な意味で。

>>859
了解です。

863 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 12:04:27 ID:???
連合に仮面ktkr

誰?

864 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 12:41:35 ID:???
フラガマン
リジェネイトのパイロットだった人
オリキャラ

どーれだ

865 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 12:49:19 ID:???
差し当たって連合仮面と呼ぶことを提唱する。

866 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 12:50:11 ID:???
クルーゼ一応生き残ったか・・・今後どうなるのかまったく予想できんけど

867 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 12:52:05 ID:???
変態仮面ならぬ包帯仮面になっちまったけどな……

868 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 13:12:03 ID:???
>>853の一文
>声を上げる士官の顔には、口元以外を隠す仮面が付けられている。どうも、この部隊にとって、それが習わしであるらしい。
どうやら連合仮面(仮)はファントムペインの習わしらしいぞwww

連合仮面(仮)は代々、ネオ・ロアノークって名乗ってるんじゃね?

869 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 13:13:50 ID:???
×853
○857

3と7はテンキーで逆の位置なのにorz

870 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 13:42:09 ID:???
GJ!
クルーゼwww

871 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 14:10:19 ID:???
クルーゼの酸欠の程度が気になる。
寝たきり廃人で再起不能なのか、基礎的な日常生活はできても肝心の思考、行動が
決定的にズレちゃってるテムパパ状態か、戦列に復帰できて、かつ狂気と憎悪を
更に思い切り増幅してる程度のものなのか…

872 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 14:27:08 ID:???
クルーゼがこんなになったら、デュランダルとレイが出しやすくなるではないか

873 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 14:38:53 ID:???
>>871
クルーゼの行動が世界への復讐のつもりで、すべて善意の方向に行くようになったらワロス

874 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 15:19:31 ID:???
綺麗なクルーゼになったらどうしようw

875 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 16:00:41 ID:???
GJ!
この後クルーゼが「ラウ・ル・クルーゼの回路」を作らないことを祈るZE!
まあ、冗談はさておき、彼の状態がテムパパ状態になるとするなら、ある意味幸せかもしれませんね。
復讐と嫉妬に生きなくて済むし。

そしてお春さん。
これまた原作に忠実な出来だぁ。
まあ、彼が本当に池沼、もとい知将だとしたのならどんなハードを使ってても一定の戦果を上げることはできた筈ですし。
まして艦隊特攻なんかしないでしょう。
それにしても副官(?)有能だなぁ。

最後に出てきた気になる名前。
>第81独立機動群
彼らはまさか?

876 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 19:16:30 ID:???
得意満面自己陶酔で帰国するだろうカガリだが、住民ほぼ全滅させて帰ってきた娘に
本作でのウズミがどんな言葉をかけるのかが気になる。
ヘリオポリスのような狂信がまかり通ってるのだとすれば、ミハシラに居るだろう
サハク家はともかく、セイラン家はそもそも既に滅ぼされてても不思議じゃないし。
また、サイとフレイ、トールとミリィ、そしてクルーゼの顛末もさることながら

キ  ラ  と  カ  ズ  イ  は  ど  こ  に  い  っ  た  ?



877 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 21:19:14 ID:???
仮面無しフラグ立った?

878 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 22:00:10 ID:???
自分でズタザタにしたからもう仮面無しでもシワが目立たなくなっただろうしな

879 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 22:03:55 ID:???
キラとカズイは、アストレイ組と一緒にサハク側かもね。

クルーゼはあれだ。すべて失った後、桃色に汚染されるんだよきっと。
(そのほうが幸せかもしれないけれど)

880 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 22:47:06 ID:moiAtS4H
レイと幸せな老後を過ごすに一票
車椅子のクルーゼを献身的に看病するレイ
金はありそうだし隠居しても老後の資金にゃ困らんでしょ

881 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 22:47:52 ID:???
そりゃまぁ短い老後になるだろうからなぁ……

882 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 23:27:37 ID:???
一方ミゲルは気の重い殲滅戦から帰った所で、事実上リアル戦場を知らない
ガンダムボンボン5人組に民間人も巻き込んだと偉そうに批判されたり、
特に凸からは「キラを何故殺たし」などとわけのわからない絡まれ方をして
さらにストレスが…という電波を受信した。

883 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/27(日) 23:31:43 ID:???
第81独立機動群か。マリューはザクレロへの愛ゆえにブルコス派閥に転身したりするのかw

884 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/28(月) 00:48:03 ID:???
しかし巨乳の女は頭が悪いという説を信じたくなるようなマリューさんだなあw
おバカなおかげで、逆に生き残れそうだが。

885 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/28(月) 11:43:58 ID:???
どうもマリューが葛城ミサトっぽく見える。
まあ、中の人は同じなんだけど。

886 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/28(月) 16:44:04 ID:???
マリューのコーディネイターを超える白兵戦能力はブルコスのいい宣伝になる。

887 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/28(月) 16:53:27 ID:???
宣伝といえば競合してるMS開発のスタッフがザクレロにべたぼれってこれ以上はない性能の証明になるな。
お春さんはMS開発したいなら、まずマリューを消すべきだと思う。

888 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/28(月) 22:20:16 ID:???
むしろ軍人の皮を被った「月野うさぎ」にしか見えな(ZAP!ZAP!ZAP!

889 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/28(月) 22:39:27 ID:???
>>879
サハクと言えば、アストレイ持って逃げ出したみたいだけど、
もしそれがハルバートン艦隊とぶち当たったりしたら……

この際連合Gでなく、盗用技術のGでもおkとかやりかねないんじゃ。

890 :735改めCIA:2008/01/29(火) 14:36:23 ID:kEHQVmGa
第二話「戦火、再び」


薄暗いコックピットの中で、ステラはシートにもたれかかってぼんやりとしていた。
起動システムは既に立ち上がり、周囲の機器は明滅を繰り返していて。
見たことない文字の羅列が膝元のパネルに流れては消え、流れては消えていく。
ただ、さきほど入れたデータディスクによるOSの書き換えにはもうしばらく時間がかかるということ。
それだけがなんとなく分かる。
だから、ステラは思い出していた。
さきほどの刹那の出会いのことを。

「俺はシン。シン・アスカ」

そう微笑みながら手を差し出した少年。
紅い瞳の、少年。
ひどく悲しげで、ひどく優しい感じがした。
けど、それ以上に脆い気がして。
だからこそ、ステラはその少年に惹かれる。

「シン……」

その名を呼んだのは何度目だろうか。
もう二度と会うはずがなく。
でも何となく会えるような気がする少年のことを。

「シン……」

心に思い浮かべる。
それははっきりと、すみずみまで再現できる。
ほんの少しの間の出来事だったというのに、それほどまでに強く印象に残っていた。
偶然に街角で出会い。
偶然にお互いぶつかって。
偶然に目があってしまった。
ただそれだけのことなのに……

なぜ、こんなにも気にしてしまうのだろう。
慣れないその気持ちにステラは戸惑う。
こんな気持ちは、ネオ以外に感じたことなどなかったのだ。
いや、もう少し突き詰めて見ればそれとも違うことに気づく。

『おいステラ、そっちは準備OKか?』

と、聞き慣れた声にステラは現実に引き戻される。
見れば、膝元のコンソールパネルにはOS書き換え完了のメッセージが表示されていた。
目の前のモニターには頭部のメインカメラによる格納庫内の様子が映し出されていて。

891 :735改めCIA:2008/01/29(火) 14:41:00 ID:???
「……うん、大丈夫」

声の主、スティングに通信を返す。
ステラ達三人の中で一番年上で、ちょっとだけ優しい。

『おいステラ、お前が乗ったやつの名前は?』

そしてもうひとつの声。

「え……」

『名前だよ、機体の名前。ミーティングの時に確認したろ』

「あ……えっと……」

『はい終了〜。答えはガイア。で、俺のがアビスでスティングのがカオス』

「うん……そんなだった気がする……」

『ったく、足引っ張るんじゃねーぞステラ』

こっちはちょっと意地悪だけどいつも一緒にいてくれるアウルだ。
だけどつい喧嘩してしまって、ネオによく怒られている。

そう。
いつだってこの二人と一緒にステラはいる。
ネオの言いつけを守って、三人で行動する。
嫌だなんて思ったことはない。
第一ネオの言うことは絶対だし、スティングもアウルも暖かだ。

だから今日も一緒にいる。
一緒にMSに乗っている。

「そんなことないもん……アウルこそはしゃぎすぎてネオが言ったこと忘れないでね」

『はっ、そりゃご丁寧にどうも!』

そこでようやく思考が追いつく。
今、自分が何をしているのか。
この後に何をやらなければいけないのか。

『おしゃべりはそこまでだ……二人とも、さっさとガティ・ルーに帰還するぞ』

『りょーかい』

「うん、わかった……」


892 :735改めCIA:2008/01/29(火) 14:45:11 ID:???
ネオが「敵だ」と言うコーディネーターの基地で。
さっき三人で奪ったMSで。

『先頭はアウル、殿は俺がやる。ステラはアウルの援護を頼む』

『まっかされました!』

「うん」

『どうも俺達以外にもこいつを狙って来ていた奴らがいるらしいからな……気をつけろ』

そう言えば、ここに来た時にはもう戦闘が始まっていた気がする。
ステラ達が行動を起こす前に、既に警備の者が何人か倒れていたのだ。

『かんけーねーよ。そいつらもまとめて俺が倒してやるっての』

『馬鹿、機体の奪取が最優先だ。無駄な戦闘は極力避ける』

『えーなんでだよ、つまんねー!』

『ネオも待っている。作戦時間に余裕はない…………それとも、ひとりでここに残りたいか?』

『……ちぇっ……分かったよ』

さすがはスティングだとステラは思う。
自分ではアウルに言うことを聞かせるなんてできないのに。
そして。

『よし、発進だ』

スティングの声にステラはゆっくりと駆動ペダルを踏み込み機体を前進させる。
黒を基調とした、細身のシルエットのMS。
それは他の二機に比べてどこか女性的で、だから一目見た時に自分が乗ると決めていた。

893 :735改めCIA:2008/01/29(火) 14:48:34 ID:???
―ゴウン―

拘束具を引きちぎった僅かな揺れと、操縦桿から伝わる確かな感触。
まず問題はないようだった。
ディスプレイにも機体の異常は表示されていない。

『それじゃぁ行くぜぇ!!』

そして先頭を行くアウルの機体から放たれる赤い光。
暗い空間を引き裂き、格納庫の天井を突き抜けた光の後にはコロニーの空が見えて。

『いくぞ!』

続くスティングの合図と同時にバーニアを噴かし、機体を飛び立たせる。

「……シン」

軽いGに身体をシートに押さえつけられながら、ステラはもう一度少年の顔を思い出していた。



               *   *   *


「はぁあああああ!!」

コックピット内に木霊する咆吼。
同時に、重い音を立てて崩れ落ちる緑の鉄の巨人。
両脚と両腕を切断されたそのMSのモノアイが消え、機能を停止させたことが分かる。
だが、シンはそれに目もくれず既に次なる標的に狙いを定めていて。

「そんなものに……!」

ロックオンされたことを知らせるアラートよりも早く。
シンは自らが駆るZGMF−X23S“セイバー”に回避行動を取らせる。
それによって、行き場を失ったビームはまたひとつ何らかの建物を瓦礫と化した。
しかし次の瞬間にはビームを放った機体もまた、セイバーの持つビームサーベルによって瓦礫の一部となる。

「……ふぅ」

ようやく静かになったコックピットの中で、シンは息を吐き出した。

894 :735改めCSA:2008/01/29(火) 14:50:51 ID:???
今のザクで倒したMSの数は6機。
リークされた情報が確かなら、このアーモリーワンに駐屯していたMSの半分を撃破したことになる。
といっても全ての機体で急所は外していて、ただ自立行動を出来なくしただけだったが。

「悪く思わないでくれよ、お前ら……」

シンはコックピットから這々の体で逃げ出す緑服のパイロットを見下ろしながら、複雑な心境で呟く。
殺してはいないとはいえ元仲間に刃を向ける。
覚悟してはいたが中々に堪える行為だった。
おまけに彼らは皆、ほぼシンの同期の者達で。
共に競い、共に学び、共に笑い合った者達。
それが偶然なんかではなく、ある者の意図して集められていたのだ。
普通に考えればあり得ない話である。
Z.A.F.Tの新たなMSと戦艦。
そのお披露目式が行われるコロニーの護衛が、新米パイロットに任されるなどというのはあり得ない。
何より、こんなにも簡単に賊の侵入を許し、あまつさえ新型機まで奪取される……
本来ならあり得ないのだ。

そう。
それはあるひとつの計画のためだった。

―オペレーション・真スピットブレイク―

全ての元凶であるナチュラルに制裁を下すため。
二度と戦争など起こさせないため。
元はパトリック・ザラが発案し、評議会によって否決された計画。
よって計画は当初の予定を修正し、そして地球のアラスカ基地強襲は失敗に終わったのは誰もが知っている。
そんな歴史の裏に隠された、真なるオペレーション・スピットブレイク……
安定軌道に乗っているユニウスセブンを地上へと落下させる、これがその内容だった。
目標は地球連合軍の最高司令部があるヘブンズベース。
ここを消滅させれば、地球における連合の指揮系統は大きく混乱する。
残る月基地も、さしたる問題ではない。
ユニウスセブンの落下によってナチュラルの対コーディネーター感情は大いに湧き上がるだろう。
そうなれば地球とプラントの間での戦争は必然となる。
果たして事態がそうなった時、勝つのはどちらか。
答えは既に見えている。
今度こそ、世界は正しい在るべき姿へと向かうのだ。


895 :735改めCSA:2008/01/29(火) 14:52:22 ID:???
「……にしても、ローエン達は遅いな」

陽動であり、同時に部隊の切り札となる新型MSの奪取。
その作戦に就いているのはシンだけではない。
予定では別の格納庫に眠る三機もほぼ同じ時間にいただくことになっている。
そうしてシンの乗るセイバーと合流し、アーモリーワンから離脱する手はずなのだ。
事前に格納庫の警備は手薄になっており、奪取にそこまで時間がかかるはずがない。
まさか……という考えが脳裏を過ぎる。

「いや、大丈夫……サトー隊長だって……」

十時間前に時計を合わせて以来、情報漏洩を防ぐために別動班と連絡は取り合っていない。
それがまたシンを不安にさせて。
仲間を疑うなど、あってはならないことだ。
そう自分に言い聞かせる。
少し、ほんの少しだけ機体の起動に手間取っているだけなのだ。

―と。

「……来た!?」

頭部のメインカメラが捉えた映像。
そこに映った三機のMSにシンは目を輝かせる。
自らの心配が杞憂に終わったことを嬉しく思い、またそれを恥ずかしく感じた。

「おいローエン、聞こえるか!」

事前に指定していたチャンネルで呼びかける。
とにかく早く、仲間の声が聞きたかった。
が。

「おい、聞こえないのか! サンダース、ジョッシュ!!

シンの通信を無視するように、三機は徐々にその機影を大きくしていく。
もしかしてと思い確認するがチャンネルに間違いはない。

896 :735改めCSA:2008/01/29(火) 14:55:28 ID:???
それでもシンはまだ諦めなかった。
この光景が導き出すひとつの結論を、認めたくはなかった。

「なら、直接……!!」

セイバーが動く。
スラスターを噴射させ、三機に向かって飛び立った。
通信がダメでも、直接機体を触れさせれば話はできる。
きっと通信機能が故障しているに違いない。
しかし、現実はシンの甘い考えを否定する。

「くっ……!」

シンを敵と見なしたのか、三機の内、先頭を行く一機が攻撃を仕掛けてきて。

「ちくしょぉぉぉぉぉ!!」

けたたましく鳴り響くアラームに、完全にシンは頭を切り換えた。
機体を上昇させて、放たれた大出力のビームの波をかわし。
回避と同時に、アムフォルタスプラズマ収束ビーム砲で先ずは三機を散開させる。

「やらせるかよ!」

すぐさま三機はフォーメショーンを立て直そうとするが、そうはさせない。
機体を高機動のMA形態へと変形させ、一番近くの青い機体に接近する。
もちろん後ろの二機への牽制も忘れない。

眼前に迫る敵はZGMF−31S“アビス”だ。
水中戦と遠距離戦に特化したその機体への対処方はすなわち接近戦。
四機のMSのデータは全て頭にたたき込んでいる。
こういった形でそれが活かされるというのは皮肉なことだが。

「もらったぁああああああ!!」

MA形態による加速をそのままに機体を再度変形させ、肩部から抜きはなったヴァジュラビームサーベルでアビスへと斬りかかる。
が。

「なにっ!?」

絶対の自信を持って打ち込んだ一撃は、あまりにあっさりと裏切られて。


897 :735改めCSA:2008/01/29(火) 14:57:31 ID:???
『はっ、そっちの考えなんてお見通しなんだよ!』

ビームランスの柄でセイバーのビームの刃を受け止めたアビス。
さらに、オープンチャンネルで向こうから勝ち誇った声が響き渡る。
若い声だった。
おそらく、シンとそう変わらない年頃の。
だがシンにそんなことを考えている暇などなくて。

『とっとと沈じまいな!』

「うわぁあああああああ」

ほぼ密着した状態から放たれるアビスの連装砲。
VPSに守られた装甲には実弾によるダメージはほぼ皆無だが、その衝撃までは消しきれない。
セイバーは大きく体制を崩して地上へと落下していく。

『はぁっ!』

アビスは追い打ちを掛けるべく、カリドゥス複装ビーム砲を放つ。
全てを薙ぎ払う赤いエネルギーの奔流がセイバーへと向かうが、

「……調子に…………乗るなぁ!」

すんでのところで、シンはセイバーに盾を構えさせて難を逃れた。
そして瞬時に機体チェックのため計器類に目を走らせ。
機体も制御し、次なる行動へと準備させる。

「くそ、何なんだよあいつは……」

幸い、損傷箇所はなかった。
しかし状況はかなりマズイ。
三機は完全にフォーメーションを取り直している。
さらにレーダーを見れば残りの守備隊がこちらに向かって来ているのが分かる。
何より、相手が手強いのが一番の問題だ。
それが三機。普通に考えて、最初の一機より残りの二機が極端に弱いなどというのは考えられない。

898 :735改めCSA:2008/01/29(火) 14:59:08 ID:???
「早くここから脱出しないといけないっていうのに……」

時間が経てば経つほど、状況はこちらに不利になる。
下手をすれば、ミネルバに登載されているMSの出撃もあり得るのだ。
彼らにしてみれば何であろうとこちらは全て敵である。
三つ巴の乱戦の中、無事に脱出できる確証をシンは持てなかった。

その八方ふさがりの状況の中で。

『あぁ……聞こえているかい、なぞのパイロット君?』

突然の通信。
それはさきほどのオープンチャンネルではなく、しかもコロニーの外からの通信だった。


で、二話は終わりです。
CSAというのは「Counter Sin Asuka」の略です。
もちろんCCAのもろパクリですが……

899 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/29(火) 17:07:14 ID:???
乙です

シンはセイバーか
原作ではアスランのせいで不遇な機体だったが、本来は優秀な機体だという事を証明できるように活躍させてやってくれ

900 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/29(火) 18:00:48 ID:???
乙です

謎の通信相手の正体がwktkです。
インパルスの乗り手は一体誰に?
それと、サンダースとジョッシュという言葉に反応した僕はスパロボ厨だろうか

901 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/29(火) 19:04:17 ID:???
それはネオだろ、jk
しかし、セイバーか…
原作では変形して達磨にされたイメージしかなかったからなぁ
是非頑張ってほしいところだ乙!

902 :炒飯日記 ◆ld4xh1oLN2 :2008/01/29(火) 21:04:29 ID:???
第6話 「セブン・チャーハン」(1/4)(第6話、7話相当)
俺たちに新しく与えられたミッションは、ソレスタルビーイングとの共同作戦だ。
モラリアでAEUとPMCトラストの合同軍事演習が行われるため、それに「介入」する。
で、俺たちはソレスタルビーイングが仕掛けたときに、洋上に展開する空母からの援軍を合流させないというハイレベルなミッションだ。
まさに俺たちスペシャリストにふさわしいミッションだ。

「・・・気に入らんな」
「イザーク?何が気に入らないって言うんだ?」
「バルトフェルドの事だ。最初に会ったっきり顔を見せないではないか!」
「まあ、あちらさんにはいろいろとあるんじゃないの?
それよりさあ、今回のお相手さんの機体、素早いらしいぜ?」
「イナクトってヤツが最新型だが、数は少ない。大半はヘリオンってヤツだな」
「何だ、知ってんじゃんか。」

俺たちがブリーフィングルームでそんな雑談をしているうちに、レセップスは目的地に着いたようだ。
「お二人とも、準備はよろしいですか?ひとまず開始時間まで待機となります。
作戦開始とともに出撃して下さい。今回のミッションではグウルを使用します。
レセップスには護衛能力がないので、出撃後に安全圏まで後退します。
支援攻撃は出来ませんので、そのつもりでお願いします。
敵空母の位置、また作戦プランは戦闘回線から指示します。」

「・・フン。要するに敵を上陸させなければいいのだろう?」

「いえ、場合によってはモラリア側から空母の救援部隊が来る可能性もあります。
その場合、挟み撃ちにされる危険だけは覚えておいてください。」

「やれやれ。二人だけでやらなきゃいけない仕事の割には大変だぜ。」
「文句があるなら帰れ!臆病風に吹かれたヤツの助けなど要らん!」
「それだけ大変なミッションって事だよ。」

予定の作戦開始時間になった時、モラリアの方から砲火が立ち上った。
いよいよ奴らが仕掛けたらしい。
俺たちも出撃しなきゃな。

「それでは、お二人とも出撃してください。
・・・幸運を祈ります。」

「やれやれ。幸運より増援が欲しいところだけどな。」
「ディアッカ!無駄口をきいてる暇はないぞ!
イザーク・ジュール!出撃する!!」

903 :炒飯日記 ◆ld4xh1oLN2 :2008/01/29(火) 21:05:17 ID:???
第6話 「セブン・チャーハン」(2/4)(第6話、7話相当)
・・・実は俺、飛行機相手は苦手なんだよな。
オッサンに撃墜されたし。
ま、戦場に出ればそうも言ってられないか。
俺は気を取り直して出撃した。

「左前方方向海上に小型空母が3隻展開しています。
それぞれ艦載機としてMSが15機程度搭載されているものと思われます。」
ダコスタから指示が飛ぶ。

「相手が気づかないうちに先制攻撃を仕掛けるぞ!ついてこいディアッカ!!」

イザークが上空からビームライフルで空母を撃つ。
ビームの槍が空母を貫き、煙を上げ、緩やかに沈み始める船体。

気の毒だとは思いつつも、俺は連結砲を遠距離狙撃ライフルに組み立てる。
なるべく戦死者を出さないように願いつつ、機関部周辺をねらい打つ。
さらに連結砲を組み替え、今度は対装甲散弾でカタパルト周辺を破壊する。

俺たちは破壊の使者の化身のように、相手に反撃を許さずにたちまち空母を沈めた。

「ここまでは上出来だ。だが、奴らのSOS信号を受けて反撃が来るぞ!
ダコスタ!次の空母の位置はどこだ!?」

「は、はい。現在地より12時の方向に大型空母が2隻展開しています。
艦載MSはそれぞれ50機程度。」

「ヒュ〜。メインディッシュはずいぶんと豪華だぜ。」

「あ・・・敵編隊来ます。12時方向から距離200。数40!」

「こっちのレーダーでも確認した。・・・思っていたよりも早いな。
気を引き締めろよ、ディアッカ!」

まもなく敵編隊が俺たちを撃墜するために現れた。

イザークはミサイルを全弾発射する。何機かには命中したが、かわされてしまう。
しかし、かわしたところをすかさずビームライフルで狙い撃つ。
炎上し、墜落する敵機。
さらに残った相手に対し、一気に間合いを詰めるとビームサーベルで切って落とす。

相変わらず切り込み戦は見事な腕前だぜ。

904 :炒飯日記 ◆ld4xh1oLN2 :2008/01/29(火) 21:05:43 ID:???
第6話 「セブン・チャーハン」(3/4)(第6話、7話相当)

俺はあえて連結砲を使わず、両脇の砲を駆使し、牽制攻撃を織り交ぜ1機ずつ打ち落とす。
撃ち漏らした敵はミサイルでしとめる。
敵の数が多いときには連結砲はスキが大きすぎるので使わない。
俺も一応これで、いろいろと考えているんだぜ?
(・・・まあ、いろいろとあったしな)

しかしこいつら、前回相手をした人革連と比べると、
機体が素早いことは素早いのだが、連携が今ひとつうまくいっていない。
各国から集められた寄せ集め集団といった雰囲気だ。
まあ、俺たちはそこにつけ込ませてもらいましょう。

俺たちは敵編隊を片付けると、指示のあった敵大型空母に攻撃を仕掛ける。
護衛として残っていた敵MSが次々と迎撃に来る。

「ディアッカ!MSは引き受ける。お前は船を落とせ!」
「そうは言ってもこれだけ数が多いと半端じゃないぜ!」
「この腰抜けがぁ!」
「・・・へいへい。やりますよっと。」

イザークは次々と武装を駆使して敵MSを打ち落とす。
その開いたスペースにバスターをねじ込み、敵空母を狙い撃つ。
俺は機関部をねらって連結砲を組み替え、遠距離射撃ライフルで攻撃する。
被弾、炎上はしたものの、これだけ大きいと有効な打撃が与えられたのか分かりづらい。

こういう場合、ブリッジをねらうのがセオリーなんだけどな、
だけど、さすがにそれやっちゃったら、ある意味俺たちの敗北だろそれは。

俺は迎撃してくる敵を減らすために、さらにカタパルト周辺を攻撃する。
攻撃を浴びせること数度、ようやく1隻を沈黙させることが出来た。

次にもう1隻落とさなきゃなんないんだが、さすがに敵機が多くて近づくこともままならない。
「イザーク、これじゃ近づけないぜ?」
「分かっている!今やっているところだろうが!!」

次々に押し寄せる無数の敵機、激しい対空砲火。バスターは近づくこともままならない。
そこで俺はある妙案を思いついた。

905 :炒飯日記 ◆ld4xh1oLN2 :2008/01/29(火) 21:06:14 ID:???
第6話 「セブン・チャーハン」(4/4)(第6話、7話相当)

俺は海面ぎりぎりまで降下する。
ここには対空砲火は届かないし、迎撃機の目を一時くらませることが出来る。
土手っ腹に一撃食らわせてやるぜ!

見事俺の攻撃は船体を貫通し、浸水した船体は傾き始めた。
その時、イザークが叫んだ。
「ディアッカ!キャワセェ!!」

俺には何のことか分からなかった。
しかしその時、上空から敵の爆弾が俺の近くに落ちてきた。
それがバスターに当たったところでどうということはなかったが、
海上に落ちたものが炸裂したときに、いくつもの水柱をあげた。

俺はその水柱に突き上げられて大きくバランスを崩し、
グウルから振り落とされ海中に真っ逆さまに落ちた。
あとはよく覚えていない。

・・・それからしばらくして・・・

作戦終了後、バスターが海面に顔を出したところをイザークに拾ってもらって
無事帰投することが出来た。
イザークにはあきれられるやら怒鳴られるやら
ダコスタには吹き出されるわでさんざんだった。

今回の活躍は「俺」達には内緒にしておこう。

906 :炒飯日記 ◆ld4xh1oLN2 :2008/01/29(火) 21:08:24 ID:???
以上になります。
最近このスレもにぎわってきたようでよかったですね。
その分、まとめの作業も増えるかもしれませんが。

遅筆ではありますが、おいおい投稿いたします。

907 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/29(火) 21:43:24 ID:???
乙ー。登録おわた
終わる前に読みてえよw

908 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/29(火) 22:27:55 ID:???
以前、こちらでC.E.78というSSを投下していた者です。
所用も片付き、一段落したので執筆を再開したのですが、
投下は元スレで再開させていただきました。
こちらにお世話になっていたのに、挨拶が遅れて申し訳御座いませんでした。
今後はあちらの方で投下を完遂する所存です。

909 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/29(火) 22:54:06 ID:???
SCAだよね。がんばってくださ

910 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/29(火) 23:12:34 ID:???
炒飯は相変わらず下手っぴだけど面白いなw

911 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/30(水) 00:36:09 ID:???
元スレってどこ?

912 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/30(水) 02:36:04 ID:???
ガンダムSEED 逆襲のシン EPISODE]W
ttp://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1196938056/

913 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/30(水) 04:14:41 ID:???
>>873
クルーゼの行動が世界への復讐がなぜか良い結果を生み続ける愛と笑いのストーリー
というのはどうだろう?

914 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/30(水) 16:26:54 ID:???
>>913
良いコメディになりそう。
なんかものすごく見てみたい。
ラストは、結果的に助けた奴らに囲まれて大往生で。

915 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/30(水) 21:39:39 ID:???
クルーゼ救済コメディか。いいかもしれんな。

916 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 01:03:44 ID:???
C.E.133年

「まさか、世界に復讐を望んでいた私の最期がこれとはな……」

彼は自分の波乱に満ちた生涯の終わりとしては余りにも似つかわしくない光景に皮肉を言う。
そもそも自分はこんな穏やかな場所で誰かに看取られながら死ぬようなことが許されて良い男ではないのだ。

「君の真の願いは叶ったのではないかな?」
「真の願い? 私はただ世界の終末を望んだだけさ、それは今でも変わらない」
「ははは、相変わらず素直ではないね君は」
「何がおかしいのか分からないよ、私は本当にそれ以外は望んでいなかったのだからね」
「分かったよ、そういう事にしておこう」

その言葉は嘘ではない、彼は実に一世紀近くも世界を滅ぼそうと暗躍し続けていたのだ。

「しかし、この歳まで生きられるとは思わなかったよ」
「いや、別に意外でもないよ」
「私のテロメアは短いのだぞ?」
「君のオリジナルよりは確かに短い、でも君のテロメアの長さは常人並だからね」
「は?」
「アル・ダ・フラガ氏のテロメアがやたらに長かったという事だ」
「ギル…、一発殴っていいかい?」
「い…いや、君が聞かないから言わなかっただけで」


(余りも暴力的描写によりカット)


翌日の世界各国の新聞にはこう書かれていた『仮面の英雄死す』と……

「素直でない君は嫌がるだろうね、でも世界は君に感謝しているよ」
「ギル、そんな傷だらけの顔で言っても格好がつきません」
「あれだよ、真の友情は拳でだね…」
「生涯最後の日にそんな告白をされれば誰でも怒ります」
「ラウ、恨んでないよな?」

917 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 04:21:25 ID:???
UC系作品とのクロスもので、
「ジェネレーターのパワーソースが核融合であるのでバッテリーや核分裂よりもハイパワーだ」
的なクロス設定が良くあるんだけど
UCのMSってジェネレターのパワーソースに核融合を使ってる割には
出力があまりにもショボすぎないかって思うんだが……

ザク1で899kW ガンダムで1,380kW、νガンダムで2,980kW
リアル世界じゃ自動車用の燃料電池で100kw、90戦車のエンジンで1110kw、アパッチは1490kw×2
って事になって未来世界のバッテリーや原子炉やどころか現用のモノよりもパワー不足で
云々かんぬんという事になってしまうのだけど、その辺の補足?設定詳しく知ってる人いない?

918 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 07:53:21 ID:???
モビルスーツという『兵器』に搭載し、格闘線さえこなすとなれば相当の安全措置を取らなければならない、ということなのでしょう。
核融合炉が実は殆どが安全装置で、本体は極めて小さく出力も低い、という可能性があるんじゃないでしょうか。

919 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 11:10:27 ID:???
>>917
単位が違うと思うしか


920 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 11:12:26 ID:???
>>917
最近はそういうのも随分減ってきたとは思うけどね
核分裂どころか、明らかにそれ以下っぽい動力でもMSなんか屁でもないパワーを持つロボなんてザラにあるっていう指摘がなされてから、核融合マンセーしてた奴も随分頭冷えてきたみたいだし
あと初期でUCとのクロス系だと、CEのトップクラスはUCのトップクラスどころか一般兵にすら劣るみたいなヘイト地味たSSが大流行りしたが、こっちも大分流行らなくなってきたように見える

921 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 12:19:45 ID:???
もし種・種死の監督脚本を禿がやったら

922 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 12:22:50 ID:???
種・種死のシナリオライターを鋼屋ジンに変更。
……シン・アスカのシスコンがレッドゾーンの遥か向こうになってしまう?!

923 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 12:36:58 ID:???
>>917
大昔の設定によると
ガンダム 65000馬力(48470kw)現在設定1,380kW
ガンキャノン 75000馬力(56000kw)現在設定1380kw
ガンタンク 85000馬力(63400kw)現在設定878kw
シャア専用ゲルググ 82000馬力(61100kw)現在設定1440kw
アッガイ 80000馬力(60000kw)現在設定1870kw

ちなみにガンタンクの動力は核融合じゃなくて原子炉とガスタービンのハイブリッドらしいね

924 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 15:40:26 ID:???
アガーイたんがゲルググより何気に上なんだよな。水陸両用は伊達じゃない!

925 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 15:43:31 ID:???
アッガイつええw昔の設定だとターンシリーズの倍以上の出力じゃないかwww

926 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 16:08:10 ID:???
>>923
ガンダムが弱すぎるwww

927 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 21:41:23 ID:???
ガンダム=強いみたいな言われ方してるけど、所詮試作機だからな
……こういうこというと叩かれるか?

928 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 22:02:27 ID:???
>>927
別にいいだろ、じゃなきゃ量産されているゲルググとかジム・カスタムとかジェガンとかダガーLとかが不自然な存在になる

929 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 22:02:49 ID:???
>>916
も少しはやく気付けよw

930 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 22:11:12 ID:???
いや、いいんじゃないか? 
UCファンには『ハードとしての』ガンダムマンセー人間はかなり少ないと思うぞ。
試作機が強いはずだと言う不思議な思考回路を持ってる人間も少ないし

931 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 22:15:47 ID:???
RX78は主力機を作るためのちゃんとした試作機だから(少なくともカタログスペックでは)
ジムと大差ないよ。

主な違いはコアブロック(脱出しない分にはデッドウェイト)と
部品の品質と装甲材質とスプレーガン←→ライフルとアムロくらいじゃない?


ガンダムが主力量産機からはかけ離れたオーバースペックになったのはZから

932 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 22:36:42 ID:???
確かνだってハードはジェガンと似たようなもんだしなぁ

933 :94 ◆4x1/ER9Heo :2008/01/31(木) 22:39:29 ID:???
すいません

現在、自宅ネット環境の断絶により、
更新をお待たせしております

復帰次第、貯まったぶんを更新したいと思います


もうしばらくお待ちください


934 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 22:48:26 ID:???
>>931
ジムって設定上だと普通にドムより性能高いしな。
つーか宇宙用なのに地上でも何の問題も無く運用出来る1st時代の連邦MSは異常。

935 :916:2008/01/31(木) 22:50:33 ID:???
なんかネタスレにしていじるのに向いたネタとは思うけどとりあえず投下してみました
続編をやるなら遡ってアラスカからやる予定です

936 :通常の名無しさんの3倍:2008/01/31(木) 23:01:40 ID:???
おk

937 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/01(金) 07:55:59 ID:???
1st時代に宇宙専用なんて連邦にはGSくらいでは?
ジムの事を言ってるなら06Fまでのザクも同じだろ。

938 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/01(金) 09:37:28 ID:???
>>916
これ面白い!!
俺もこのネタでなんか書いてみたい衝動に駆られたZE!

939 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/01(金) 11:48:08 ID:???
>>938
元ネタに自由度があるから色々な展開を楽しめていいんじゃないか?
これを敢えて思いっきりシリアスな展開だけで通してみたりもできそう

940 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/01(金) 18:29:29 ID:tkAkaaPl
>917&918
10年ぐらい前の過去の雑誌で、原作者かソレに携わっていた人が誌上インタヴューで言っていたが
数多の設定資料集に載ってるジェネレーター出力は、最低出力の数値だそうで。

ですから >923 が仰ってた設定は今も生きてるはずです。
まさに隠れた真実と言う奴でしょうか。

>923のデータを参考にして一年戦争以降のジェネレーター最大出力を
計算するのも一つの楽しみ方でしょうね。




941 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/02(土) 00:10:19 ID:???
>>940
マジかYO!

942 :735改めCSA:2008/02/02(土) 01:10:45 ID:???
第三話「亡霊たち」


アーモリーワンから少し離れた宙域。
警備隊の網に引っかかるか引っかからないかの微妙なラインで。

『言っておくけど、俺はお前らなんかと協力するつもりはないからな』

「あぁ、それでかまわないさ。大切なのはお互いの利益を優先させることだしな」

『お互いの利益か、ふん……』

「気に食わないのは分かるがね。それじゃ、作戦開始ということで……」

だが、ネオが全てを言うより早く通信は切られて。
その態度に思わずネオは仮面の下で苦笑する。
どことなく、自分が受け持っている部隊の子達に似ていたからだ。

「……しかし、よくこちらの話に乗ってきましたな」

と、後ろに控えていたイアン・リーが声を掛けてくる。
寡黙で任務に忠実な生粋の軍人タイプの男だ。

「普通であるなら、とても信用できるものではありますまい」

その言葉の裏に、彼がブルーコスモスであることを窺わせる。
彼らにとってコーディネーターとの間に約束事など成立しないのだ。

「まぁ、彼にしてみれば渡りに舟だったろうからな」

「敵の敵は味方、ですか……」

「彼はそうは思ってないみたいだけどね」

「もちろん、我々もそうですが」

ただ、お互いに争って共倒れをするような馬鹿なことを避ける。
それが先程の少年と交わした約束だった。
しかし、考えようによってはこちらが少年を助けることになる。
だからだろう、イアンは腑に落ちない様子で尋ねてきた。

「ですが良いので?」

「何がだい?」


943 :735改めCSA:2008/02/02(土) 01:12:27 ID:???
「あの機体……あれもセカンドシリーズの一種のようですがスティング達に捕獲させた方が……」

「別にいいだろう。元々こちらの予定にそれはないわけだし」

「ジブリール卿への報告はどうするおつもりで?」

「ありのままを話すさ。欲の皮を突っ張らせて良いことそうはない……ってのが俺のポリシーなんだが不満かい?」

「いえ。それがあなたの判断ならそれに従うのが私の役目ですから」

この“ガーティー・ルー”の艦長は実に理想的な部下と言えるだろう。
きちんと進言することはしておき、上の判断には大人しく従う。
共に仕事をするようになって日は浅かったが、ネオはこの男を信頼していた。

(まっ、誰かに似て少し小言が多いのが玉に瑕かな?)

と、その時ふと思い浮かんだ見覚えのない顔にネオは戸惑う。
まったく自分の記憶にない人物なのだ。
地球連合の制帽をしていることからして軍人になってから出会っているはずなのだが思い出せない。
ひどく、ひどく懐かしい気がするのに……

(……って、思い出すだけ無駄か……)

毎度の如く、そう言って自らを納得させる。
軍医によれば「酸素欠乏症」の後遺症らしい。
命が助かっただけでも儲けものだそうだ。

「よぉし、それじゃあこちらも動くとするか」

なら、やることはひとつだった。
頭のスイッチを切り換え、ネオは本来の任務に取りかかる。

「微速前進と共にミラージュコロイドを解除、後にミサイル発射管1番から16番まで発射」

「目標は?」

「何だっていい。ただし、コロニーには当てるなよ。敵さんの注意をこちらに引きつけるだけだ」

目標は、あくまでも「Z.A.F.Tの新型MSを奪う」こと。
非戦闘員を巻き込めという指令は頂戴してはいないのだ。
何より、「なにごともスマートに」、それもネオのポリシーのひとつだった。
無駄に戦火を広げる必要はない。
少なくとも「今」は。

944 :735改めCSA:2008/02/02(土) 01:14:01 ID:???
「了解。微速前進、ミラージュコロイド解除。続いてミサイル発射管1番から16番まで開け」

ネオの指示をイアンが復唱し、一気にブリッジ内に緊張が走る。

「おそらく噂の新造戦艦が出てくるぞ。本艦は対艦戦の準備、MS隊もスタンバっておけ」

それは全くの予想だったが、ネオには確信があった。
優秀な艦長であるなら、この事態にはそう動くはずだ。
少なくとも自分なら、MSを強奪した者達を回収する母艦があると判断してそれを叩く。

「それと各宙域を哨戒中の船に何か異変がないかを調べさせてくれ」

その中でひとつ気がかりなのはあの少年の存在だった。
セオリーからすればこの付近に彼の仲間がいるはずなのだ。
だがその気配は今のところない。

(だからきな臭いんだよなぁ……)

そのために、少年を泳がせることに決めたのだ。

(さてさて……蛇が出るか鬼が出るか……)


                    *     *     *


『レイ・ザ・バレル機とシホ・ハーネンフース機、共に敵戦艦登載のMS部隊と交戦に入りました!』

『イザーク・ジュール機、ディアッカ・エルスマン機、カオス、アビス、ガイアとまもなく交戦に入ります!』

「まったく、いったい何だっていうのよ!!」

次々と入るリアルタイムの戦況報告に、ルナマリアは堪らず悪態をついた。

そんなに気負うほどの任務じゃなかったはずなのだ。
かなり退屈なぐらいの、平凡な任務。
それは新型MSと新造戦艦の単なるお披露目式になるはずだった。
もちろん、ルナマリアも馬鹿ではない。
このイベントが持つ軍事的・政治的な意味合いは分かっていた。
だとしても、こうなることを誰が予想しえただろうか。
四機もの新型MSの強奪。
合わせて、コロニーへの敵戦艦による強襲。

945 :735改めCSA:2008/02/02(土) 01:16:20 ID:???
「こっちの都合なんてお構いなしに……!」

半舷上陸で浮かれていた気分もすっかり吹き飛んでいた。
しかも、こんな形での新型機による実戦。
Z.A.F.Tのエリートたる証、赤服のひとりとして新型MSのテストパイロットに選ばれた嬉しさも今はない。

『ルナマリア機、あと二十秒後ほどでセイバーと接触します』

「分かってるわよ、そんなこと!」

『ご、ごめんなさい……』

だから、ミネルバで通信士を務める妹に対してもつい当たってしまう。

『……でも、気をつけて下さい…………相手は既に駐屯部隊のMSを八機撃墜していますから……』

「……」

心配してくれる妹に、「ごめん」の一言を言う余裕もなくて。

「……まもなく敵MSと交戦に入ります。こちらかの通信は以上……」

意識を戦闘に集中させるために通信を切る。
なのに、身体は言うことを聞かない。
操縦桿を握る手には、いつになく力が入ってしまって。

「大丈夫よ……きっと大丈夫…………そうよ、模擬戦を思い出しなさい……」

こんな状態で、果たして自分は生き残れるのだろうか。
ついついそんなネガティブな疑問に支配されてしまう。
だけど、時は待ってはくれない。

「来たわね……!」

インパルスのカメラがついに“敵”を捉えた。
ひときわ目立つ赤い戦闘機が、徐々に大きくなっていく。
間違いない。
ZGMF−X23S“セイバー”。
カテゴライズ的に、その性能特性はフォースシルエットを装備したこのフォースインパルスと同じ機体だ。
いや、宇宙空間に限定すればこちらの方が機動性は僅かに上のはずである。
その証拠がこの会合なのだし、それを見越してのタリア艦長の判断だった。

「こんのぉおおおおお!!」

先に仕掛けたのはインパルスの方。
腰部にマウントさせていたビームライフルを右手に構え、四、五発撃ち込む。
射程は明らかにセイバーが上だから、牽制の意味を込めての先手だった。

946 :735改めCSA:2008/02/02(土) 01:19:09 ID:???
だが緑の光は闇にむなしく吸い込まれて。
セイバーの方は全く意に介していないようで、そのままの加速を保ったままインパルスへと近付く。

そして二機はすれ違う。
インパルスは闇雲にビームをまき散らしながら。
セイバーは一発も弾を使うことなく。
傍目からすれば、その力の差は歴然だった。
機体の特性を上手く扱えているかどうかも大きい。
インパルスは、機体の反転にアポジやスラスターを使って一度動きを止めてしまう。
逆にセイバーの方はMA形態からMS形態への変形を上手く活かして一瞬で回頭を終える。
そうして生まれたタイムラグは、セイバーがインパルスの背後を取るのには十分過ぎて。

「きゃぁ!?」

パイロットスーツとシートで緩和されたとはいえ、それでも激しい衝撃にルナマリアは悲鳴を上げる。
セイバーがインパルスに組み付いたのだ。

『……勝負はついた。おとなしくコアスプレンダーに分離しろ』

と、いわゆる「お肌の触れ合い回線」でセイバーのパイロットの声がインパルスのコックピットに響く。
低く、ドスの効いた声だった。
だけども若い。それに……

「何よ、余裕のつもり? 変な哀れみなんかかけないでさっさと殺せばいいじゃない!」

が、今のルナマリアに僅かにわいた疑念を突き止める余裕などなかった。
あまりにもあっさりと着いてしまった決着。
その上、MSを奪った泥棒に情けをかけられたのだ。
エリートである赤服として、これ以上の辱めなどない。

『…………』

なのに、相手は中々動かなかった。
のど元にナイフを突きつけているというのに、あとほんの少しを動かさないのだ。
もちろん、敵パイロットのその態度にルナマリアは切れた。

「はん! あたしが女だからって躊躇ってるの!? そんな時代遅れの価値観持ってるなんて馬鹿じゃないの?」

死ぬのが怖くないわけじゃない。
ただ、プライドを傷付けられるのが我慢ならなかった。
特に「女だから、女のクセに」という理由を付けられるのが一番嫌いだった。
アカデミーにいた頃からそういった偏見は存在した。
今自分が乗艦しているタリア艦長に対しての悪口も聞いている。

947 :735改めCSA:2008/02/02(土) 01:21:06 ID:???
だから精一杯努力した。
男なんかに負けないように、だけど女らしさを失わないように。
そうやって掴み取った赤服なのだ。
なのに、それが今壊されようとしている。

「ほら、さっさと殺さないとあたしがあんたを殺すわ!」

泣きたい気持ちだった。
泣けば認めてしまうようで嫌なのに、泣いてしまいそうで……

『…………ルナ?』

「え……」

聞き慣れた声。
それはさっき聞いた声と同じはずなのに、どこか懐かしい。

『その機体に乗っているのは、ルナマリア・ホークなのか……』

「……シン?」

そこで、初めて分かった。
消えていた疑念が蘇り、しかも一本の糸としてつながる。

「シン…………それに乗っているのはシン・アスカなの!?」

思い出す。
紅い瞳の少年。
人見知りで、全然明るくなくて、いつも斜に構えていた生意気な男の子。
いつも自分より成績が上で、模擬戦でも一回も勝ったことはなかった。
たまに笑った表情が可愛くて、でもそれ以上に垣間見せる深い憎しみが印象的だった奴……


948 :735改めCSA:2008/02/02(土) 01:22:44 ID:???
『あぁ……俺だよ、シン・アスカだよ……』

「なんで……なんであんたがそんな……!」

あまりの衝撃に、言葉が上手く紡ぎ出せない。
MSを奪った犯人がシン?
アーモリーワンの駐屯部隊を撃墜したのがシン?
さっき自分がその命を奪おうとしていた相手がシン?
が、

『ルナ、ごめん……!』

「えっ…………きゃっ!?」

再度の激しい衝撃にルナマリアの思考は停止させられる。
セイバーが組み付いていたのを解き、インパルスをその脚で蹴り飛ばしたのだ。
そのままセイバーは変形し、その場を離脱して。

「ちょっ……シン……!!」

何とかインパルスが体制を立て直した時には遅い。
モニターに映ったのは、既に遠く伸びたテールノズルからもれる光の尾。

「……いったい何なのよ……」

うつろな瞳でルナマリアは呟く。
まだ、頭が混乱していた。
こんな状態で追いかけることなど無理だった。

と―

『……こ、交戦中のMSは全機本艦へ帰投して下さい! 繰り返します……』

『ユニウスセブンが地球へ向け軌道を変化、これより本艦は……』

『……よってMS隊は速やかに帰投し補給を受けて下さい……』


……で、第三話は終わりです。

949 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/02(土) 03:36:13 ID:???
GJ!
アカデミーに通ってはいたのか…
いつ頃離反したのか、また同級生と過ごしても執念が和らぐまでには至らなかったのか
続きが楽しみです。

950 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/02(土) 09:01:08 ID:???
GJです。
セイバーに乗るシン強いな。
CSA氏の作品って分類的にはどれになるんだろう?SS倉庫にないみたいなんで気になったんですが

951 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/02(土) 10:38:32 ID:???
>>950
SEED-IF_1-735氏

どっかのバカが焦って1話の時に735(初回投下時レス番号)で登録して、
新しい名前を名乗ってもそのまま踏襲してるようだな。

952 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/02(土) 10:40:48 ID:???
訂正
>>950
>SS倉庫にないみたいなんで気になったんですが
既に分類SEED統合(IF), SEED-IF_1-735氏_(話数) で登録されてる。

改名が面倒なのはわかるが、CSA氏を名乗り始めた2話から SEED-IF_CSA氏_(話数) で登録すれば良かったのに。

953 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/03(日) 10:45:53 ID:???
チミタチ、もしシンが女だったと言うのはありかね?

954 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/03(日) 11:04:55 ID:???


955 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/03(日) 11:06:24 ID:???


956 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/03(日) 11:20:42 ID:???
実は女スレがあるじゃんw

957 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/03(日) 13:18:24 ID:???
>>956
>>953はシンが女で長編を書くってことじゃないのかな

958 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/03(日) 13:47:17 ID:???
ぶっちゃけ男キャラとくっつけたいだけと違うんかと

959 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/03(日) 14:06:02 ID:???
全員の性別変えればいいさ

960 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/03(日) 14:09:16 ID:???
まぁ、エースをねらえ、トップをねらえなど一部スポ根系を除き
女主人公と言うのは苦難に直面した時歪むのが良い。
男の場合、うじうじしてないで気合や根性努力修行、後は友情とかで
何とかするがセオリーだが女だと色々寄り道出来て楽しいからの


っと大抵、エログロが混じってたSS書いてた俺が言ってみるテスト

961 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/03(日) 14:16:57 ID:???
なるほど、つまり種死をスポ根物ののりで改変すると……
凸がコーチ?

962 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/03(日) 16:07:18 ID:???
>>958
いーえ、女キャラとくっつけたいだけなのですが。

963 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 03:27:24 ID:???
TSで百合とか腹壊しそうな食い合わせだな

964 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 03:32:06 ID:???
魔改造か、別人オリキャラ化よりひでえ発想だな

965 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 04:10:59 ID:???
>>962
そこまで来るとむしろ安心して読めそうだ
是非書いてみてくれ

966 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 04:28:38 ID:???
百合がいいなら801もおkってことになる

967 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 04:51:47 ID:???
ならねぇから、腐女子はどっか逝け

968 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 05:34:52 ID:63BswCBN
古い話を引っ張ってしまって話の邪魔をしてしまいスイマセン。

>>941
はい。マジです。
 
私が記事に関して憶えているのは
『νやZ、F91等ガンダム系列の機体の(ジェネレーター)出力がその時代の他の同列機より
 低い意味は、それだけの出力で起動状態を維持可能なエネルギー効率の良さと
 その機体に於いて戦闘機動を低出力で表現出来ると言う事を表している』
…位です。
恐らく、C.E.系の、特にG系の武装はエネルギー効率はとても良いのではないか?
と思われます。
そうでなければ核エンジン系MSのエネルギーがほぼ無限なんて設定は全く持って
成り立たない筈です。
フリーダムのバラエーナ砲も、その世界ではエネルギー転換効率が悪いとありますが
U.C.では良いと見られる可能性も無きにしも非ずですよね。
そんなC.E.の機体にU.C.のエンジンを積み込んだら、一体どんな事になるのやら。
そして、だからこそ
U.C.の安定した高出力の核融合エンジンは凄い!!
その出力で撃たれるビームは凄い!!!
…みたいに、余り細かな設定を考慮してない方々は思われるのではないでしょうか?

…なんて、スレ違いな長い文章で失礼しました。
自重します。


969 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 11:48:21 ID:???
武器がまだ未発達だったためか、ファーストガンダムは攻撃を受けてもあまり破壊されなかったように思う。
Wのアナザーガンダムは材質による物か、むやみやたらと頑丈だったと思う。
SEEDは武器の性能が高いのか、それとも装甲が脆弱なのか、特殊装甲を使っていなければ一撃で落ちる事がままある。

種のPS装甲はガンダムを特殊な存在に仕立て上げるための『演出』に過ぎなかったのではないだろうか。
そして脚本家の頭の中が空想読本レベルだったのではないだろうか。

970 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 13:05:16 ID:???
>>969
UCもCEもガンダリウム、ルナチタニウム、PS装甲は、戦車や航空機やMSが使えるレベルの実弾兵器にはある程度耐えられるけど
ビームには無力ってあたりで同じだろ。
何が言いたいかわからん。


あとWの機体は同じガンダニウムを使ってても装甲の堅さが天て地ほども違うから注意な

971 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 13:33:32 ID:???
>>970
PSは後付けで、ビームにもある程度耐えられるようになってる

972 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 13:42:43 ID:???
>>970
ガンダニウム合金は無茶苦茶種類があるから差があるのは当然だぞ、同じじゃない。

973 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 15:31:43 ID:???
種はPS装甲のダウンやバッテリー切れなど、うまく扱えば燃える展開に出来る設定だったのに
ほとんど生かされなかったからなぁ・・・

装甲といえば00のガンダムも頑丈じゃないか?未だどのガンダムも小破すらしてないし

974 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 16:27:09 ID:???
>>970
UCのはガンダリウム合金だけど、Wのはガンダニュウム合金だ。
結構別物で特性なんかが違ってるよ。

975 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 19:15:09 ID:???
>>973

00のガンダムは、どうやらGN複合装甲とか言う物だそうで
00Fだかに話が出ていた様な

976 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 20:23:00 ID:???
あれ?CSA氏の第1話って「うごめく宇宙」だよな?
Wiki見たらまったく別の話になってるんだが・・・


977 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 20:43:31 ID:???
>>976
ちゃんと「うごめく宇宙」で中身もあってるけど

978 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 22:08:05 ID:???
いや、第T話のタイトルが「シン、その瞳にうつして」になってるんだが…
PCの故障かな

979 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 22:11:23 ID:???
>>978
それは逆シンスレのCSA氏ではないかと言ってみる

980 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 22:24:30 ID:???
作者名だけで混同して2話以降をSCA-SeedのSCA ◆ZiprQ.wXH6氏ものとして登録した奴が居るようだな

981 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 22:24:40 ID:Sr9aHGDk
いや、第U話からはちゃんとこっちのCSA氏の話になってんだよ
というか二人いるのかCSA氏

982 :976:2008/02/04(月) 22:30:01 ID:Sr9aHGDk
>980
なるほど そういうことか
じゃあこっちのCSA氏の第T話は何処に?

983 :976:2008/02/04(月) 22:36:50 ID:Sr9aHGDk
第T話みつかりました
すいませんでした

984 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 22:38:46 ID:???
>>952に書いてあるよ

985 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 22:44:18 ID:???

SCA ◆ZiprQ.wXH6氏は逆シンスレの作者、1話だけ。
2話以降は登録者の勘違い。1話を書き換えなかったのが唯一の救いといえる。

SCA氏はここの作者。
初回投下時735であったため、SEED-IF_1-735氏で登録されている。


それとそろそろ新スレだが、テンプレとかどうする?

986 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 22:47:17 ID:???
どうしよう?

987 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 22:48:17 ID:???
このままでいいんじゃねーの。
あとは連載中のSSと作者一覧なんかがあると便利だが。

988 :979:2008/02/04(月) 22:59:40 ID:???
とりあえず俺がCSA氏とSCA氏を混同して考えてたって事はよくわかった

989 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/04(月) 23:36:38 ID:???
>>988
よくある事だから気にするなよ!

990 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/05(火) 02:40:22 ID:???
気のせいか、最近ヤフオク等でザクレロ玩具の落札率が上がってるような。
高機動ゲルググとセットのMIAはもともと高めの値段で推移しているが、
プライズのMAコレクションという大きめのソフビ版など回転寿司の
常連だったのに、同シリーズのビグロ、エルメス、ビグザムを放置する形で
ザクレロだけがどんどん見かけなくなりつつあるのだが…

991 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/05(火) 10:56:04 ID:???
どうしてだろ。
やっぱ人気あるのかな、ザクレロ。ビグロの方が俺は好きなんだが。


ところで次スレってまだ立ってない?
無いんだったら誰か立ててくれないか、俺は携帯だから無理。

992 :テンプレこんな感じ?:2008/02/05(火) 11:15:49 ID:???
このスレは種系SSスレのうち、まとめサイトにあるIF系統スレの統合を目的としています。
種作品内でのIF作品を種別問わず投下してください。
種以外とのクロスオーバーは兄弟スレにお願いします。

まとめサイト
ttp://arte.wikiwiki.jp/

兄弟スレ
【もしも】種・種死の世界に○○が来たら【統合】
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1196339764/l50

993 :ちと修正:2008/02/05(火) 11:17:41 ID:???
このスレは種系SSスレのうち、まとめサイトのカテゴリでIF物とされるスレの統合を目的としています。
種作品内でのIF作品を種別問わず投下してください。
種以外とのクロスオーバーは兄弟スレにお願いします。

前スレ
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1196438301/l50

まとめサイト
ttp://arte.wikiwiki.jp/

兄弟スレ
【もしも】種・種死の世界に○○が来たら【統合】
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1196339764/l50

994 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/05(火) 18:21:05 ID:???
もしソレスタが種・種死世界に存在してたら・・・

青森湾でエクシア、ファントムペインが強奪した3機のGを破壊→デュナメス、エクシアを追撃するMS部隊を狙撃する
→キュリオスとバーチェ、コロニー外にいたガーティルーのMS部隊を攻撃→離反したサトー率いるザラ派ザフトが
起こしたユニウスセブン落としを阻止→バーチェのGNバズーカ・バーストモードにてユニウスセブンを破壊→
大気圏突入の最中、エクシアがアスランのザクウォーリア、シンのインパルスと戦闘になる

995 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/05(火) 21:15:13 ID:???
>>994
妄想乙w

996 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/05(火) 22:59:17 ID:???
せいぜい・・・

青森湾でエクシア、ファントムペインが強奪した3機のGに破壊、あるいは鹵獲される
デュナメス、ミネルバかガーティルーのMS部隊と戦闘、双方致命的なことにならずに撤退
離反したサトー率いるザラ派ザフトが 起こしたユニウスセブン落としを阻止できない
ヴァーチェのGNバズーカ・バーストモードにてユニウスセブンをさらに細かくする


どこかの洋上で無敵フリーダムに全員ダルマにされる



997 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/05(火) 23:02:01 ID:???
アスカ一家が避難中にOガンダム降臨
フリーダムとカラミティを破壊する

・・・2年後、シンがエクシアのマイスターに

998 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/05(火) 23:03:24 ID:???
>>996
不覚にも最後の行で吹いたw

999 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/05(火) 23:42:23 ID:???
今のスレタイだと長すぎるので次スレタイはこんなんでヨロ
【IF系統合】もし種・種死の○○が××だったら 2

ちなみに俺は立てられなかったんで>>1000までに立たなかったら
クロス総合のほうにでも報告お願い。

1000 :通常の名無しさんの3倍:2008/02/05(火) 23:46:01 ID:???
【IF系統合】もし種・種死の○○が××だったら 2
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1202222711/

1001 :1001:Over 1000 Thread
゚・ *:.。. * ゚
      +゚
 。 .:゚* +     このスレッドは1000を超えました。
     ゚      新しいスレッドを立ててくださいです。。。
    ゚  /ヾー、
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