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℃-ute七姉妹物語・シーズン2

403 :大きな愛でもてなして(9):2008/06/07(土) 00:09:53 ID:55hPHpfn0

 「そう…、やな…」。家も部屋も、道具も、ついでにプライドもなくなってしまっ
たけど、まだここに自分の命がある。親にはなんだか見離されてしまったような感が
アリアリだけど、こうしてラッキーにも従兄弟たちに会えた。そして、今晩とりあえ
ず寝る場所も…ある。

●寝る場所
 警察の人から、明日になったら事情聴取をするから、と伝えられ、両親のケータイ
番号も教えた。

 とりあえず今晩は、矢島家に泊まることになった晴男。一番最初にシャワーを浴び
て、出てくると、リビングにふとんが敷かれていた。「ごめんね、ここしかあいてる
部屋ないんだ」「全然かまわないよ。このソファでだって十分なくらいだ」「今日は
いろいろあったね。疲れたでしょ」「ああ、わりいな、迷惑かけて」「なに言ってん
のよ、イトコでしょっ!」「フアァ…」思わずあくびが出てしまった。「じゃあね、
オヤスミッ!」。えりかはそう言ってリビングを出て行った。

 照明を消して、布団に入る。リビングのまんなかに、一人。だけどなんだか、この
家はあたたかい。さっきまで7人の女どもが、わぁわぁぎゃあぎゃあと襲い掛かって
きていた。そんな若干デフォルメされた光景を、頭の中で思い返していた。「うまか
ったなあ、チャーハン…」。

 「(ごはんですよー)」えりかの声を思い出す。あの掛け声のような、ワクワクす
るような、一瞬の気持ち。もうずいぶんと経験していなかったような、懐かしい気持
ち…。そんなことを考えていたら、自然と涙が出てきた。「へっ!、バッカでぇ…」
目をつぶったまま、わざと声に出して、独り言を言った。晴男はいつのまにか、眠り
についていた。

おしまい

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